JPS60178188A - クライミングクレ−ンのマストせり上げ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、地上せり上げ式のクライミングウィンチ〉′
におけるワイヤロープ使用のマストせり上げ装置に関す
る。

（背景技術） １自」−せり」二げ式のクライミングクレーンにおいて
、ワイヤロープによるマスＩ・せり上げ装置を有するも
のの一例を第１図ないし第７図により説明する。第１図
に示すように、クレーン本体１０を搭載するマスト１は
複数本の単位マストｌａ〜１ｎを地上のマストせり上げ
装置１１を利用して継足すことにより構成される。マス
トせり上げ装置１１は、第２図、第３図に示すように、
支持マスト２と、該支持マスト２に設けたガイドレール
１２に沿って転動するガイドレール１３を有する昇降フ
レーム４とを有する。該昇降フレーム４の昇降装置は、
第４図にも示されているように、クライミングウィンチ
３により巻取り繰出しされるワイヤーロープ５を前記支
持マスト２の頂部の上枠２Ａに数句けたシーブブロック
−１４，１６と昇降フレーム４に数句けたシーププロ、
り１５，１７との間に掛は回わすことにより構成される
。第５図ないし第７図に示すように、Ａ降フレーム４に
装着されているかんぬきピン６を単位マスト１１に設け
であるかんぬき穴１８に挿入すればマスト１をシＺ降フ
レーム４に固定することかできる。

マスト１のせり」−げは、最−ｒ部の中位マスト１１の
かんぬき穴」８にかんぬきピン６を挿入してマスト１を
Ａ降フレーム４に固定し、クライミングウィンチ３によ
りワイヤーロープ５を巻取ってマストｌを昇降フレーム
４と共に上昇させる。第２図および第３図に示すように
、荷降フレーム４が１−分上昇してマス）ｌの下に継足
し用単位マスト１ｊが入る空間ができたらその単位マス
ト１ｊを挿入して昇降フ１／−ム４に固定されている単
位マストｌｉと連結する。このようにして次の単位マス
トｌｊが連結されてクレーン本体ｌＯがマストｌにより
支えられるようになったらかんぬきピン６を引き抜いて
マスト１と渭降フレーム４とを９ノリ離す。次に昇降フ
レーム４を空荷のまま下降させ、最下端まで降りたら再
びかんぬきピン６を次の単位マストのかんぬき穴に差し
込む。この動作を縁辺えしてクライミングを続ける。

このようなマストせり」二げ装置１１においては、クラ
イミングウィンチ３として、従来より１速のものが用い
られている。従ってマスト１をせりＬげる状態、即ち積
荷状態においても、また、マストｌのせり上げが完了し
て第２図および第３図に示す次の単位マスト１ｊを取付
けるために昇降フレーム４を下降させてくる状態、即ち
空荷状態においてもクライミングウィンチ３を同一の速
度でしか運転できず、マストせり上げ（クライミング）
に要する時間が長くなるという問題があった。また、１
速のクライミングウィンチ３を使用してせリヒげの時間
を短縮しようとすると、該クライミングウィンチ３駆動
用のモータの容量を大きくしなければならず、不経済で
ある。

一方、前記クライミングウィンチ３の出力状態を見ると
、＋ＡＶＩｆ：フレーム４にマスト１全固定している１
１４？　（積荷時）は定格出力に近い状態となっている
が、８ｊ７降フレーム４にマスト１を固定していない時
は定格出力よりはるかに小さいイ［小しかしておらず、
効−トが悪い。

（本発明の１」的） 本発明の目的は、Ｉ−記の問題点に鋸１み、クライミン
グに要する時間を短縮することかで５、かつクライミン
グウィンチの駆動用モータの容量を小さくすることので
きる構成のクライミングクレーンのマストせり１−げ装
置を提供することを目的とする。

（本発明の要旨） この目的を達成するため、本発明によるクライミングク
レーンのマストせり上げ装置は、クライミングウィンチ
の駆動装置としてインバータ制御により回転速度が変え
られる誘導電動機を備えると共にインバータの周波数設
定用の複数個のポテンショメータを有し、マストせり七
げ用１降フし・−ムには、昇降フレームにマストを固定
したか否かを検出する状態検出スイッチを設け、前記誘
導電動機の操作回路に該状態検出スイッチを組込み、該
状態検出スイッチか昇降フレームにマストを固定してい
る状態を検出している場合は低速設定用ポテンショメー
タに設定された低速度による５Ａ陣のみがＴＪｆ能で、
反対に非固定状態を検出している場合は高速あるいは低
速設定用ポテンショメータに設定ネれた高速、低速の選
択が可能となるように回路構成したことを特徴とする。

（実施例） 以下本発明を第８図ないし第１０図に示す実施例により
説明する。７は本発明により昇降フレーム４に数句けた
リミ・ントスイッチであり、第８図に実線で示すように
、単位マストｌｉのかんぬき穴１８に昇降フレーム４に
数句けられているかんぬきピン６を挿入してマストｌを
荷降フレーム４に固定している場合には、該リミタＩ・
スイッチ７の作動杆７ａはイ゛作動状態にあって、該リ
ミタトン・（ンチ７の接点は開であり、一方、仮想線で
示すように、かんぬきピン６を引き抜いてマスト１をＡ
隆フレーム４に固定していない場合には　該リミットス
イッチ７の作動杆７ａはかんぬきピン６に押されて作動
状態となり、該リミットスイッチ７の接点は閉じるよう
に構成されている。

第１０図は該リミットスイッチアを組み込んだクライミ
ングウィンチ３駆動用電気モータ９の操作回路であり、
該゛電気モータ９はインバータ制御により回転速度が変
えられる誘導電動機でなる。

インバータ装置９Ａは、入力端子Ｒ’、Ｓ、Ｔから人力
される３相交流を一口整流し、周波数可変の交流出力を
出力☆：ｌトｒ　Ｕ　、Ｖ　、　Ｗから電動機９に出力
するものであり、Ｅはアース端子、ａ、ｂ、ｃは制御用
屯源端子、ｄ、ｅは回転方向指令用入力端子、ｆ＋オ周
周波数設定呼号入力端子ｇ、ｈは゛市源人しＪ（Ａ吋用
入力端子である。

また、８は操作スイッチであり、電動機９をワイヤーロ
ープ５の巻取り方向、繰出し方向（即ちそれぞれ昇降フ
レーム４の上昇方向、下降方向）に回転させることを指
令するための操作スイッチＦＢＩ、ＰＢ２と、それぞれ
高速回転、低速回転を指令するだめの操作スイッチＦＢ
３．ＦＢ４とからなる。ＣＦ、ＣＲ，ＣＨ，Ｃ’Ｌはリ
レー、これらのアルファベントの小文字でなる符号にａ
またはｂを付した符号は各リレーの接点、ＰＭＩ。

ＰＭ２はそれぞれ高速用ポテンショメータおよび低速用
ポテンショメータである。

この回路において、前記かんぬきピン６を差し込ンでマ
スト１を昇降フレーム４に固定してマストｌのせり」二
げを行なう場合、前記リミットスイッチ７の作動杆７ａ
は不作動状態にあって、該リミットスイッチアの接点は
開であるから、リレーＣＨは高速回転指令用の操作の如
何に拘らず励磁されず、そのａ接点ｃｈａは開いたまま
であり、ｂ接点ｃｈｂは閉じたままである。この状態に
おいて、低速回転指令用操作スイッチＦＢ４を操作すれ
ば、リレーＣＬは前記す接点ｃｈｂを介して通ｔｙされ
励磁されるため、該リレーＣＬのａ接点ｃｌａは閉し、
低速用ポテンショメータＰＭ２に設定された電圧に相当
する出力周波数が設定される。この状ｙハ；、で操作ス
イッチＦＢＩまたはＰＨ１を操１′１すれば、リレーＣ
ＦまたはＣＲは励磁され（これらのａ接点ｃｒａまたＣ
ｒａが閉し、回転方向指令用入力端ｆｄまたはｅに信吋
が加えられて回転方向か指令され、かつ、゛ｔＬ源人ν
Ｊ信は用入力端＋′ｇ　、　ｈに作動信−）が加えられ
て電動機９はワイヤローブ巻取りまたは繰出し方向に低
速で回転する。即ち、ｙ１降フレーム４にマスト１が固
定されている場合にはＡ隆フレーＬ、４は低速でしか昇
降させることはできない。

−・力、かんぬきピン６が引き抜かれている場合には、
リミットスイッチ７の作動杆７ａは作動状態にあって、
該リミットスイッチ７の接点は閉である。この状ｊハ；
で低速回転指令用の操作スイッチゝＰＢ４を操作して上
昇用または下降用の操作スイ・ンチＦＢＩまたはＰＨ１
を操作した時の動作は前述の通りである。高速回転指令
用の操作スイッチＰＢ３を操作すると、リレーＣＨが励
磁されてそのａ接点ｃｈａは閉じ、高速用ポテンショメ
ータＰＭ２に設定された電圧に相当する出力周波数か設
定ごれる。従ってこの状１床で操作スイッチＰＢｌまた
はＰＨ１を操作すれば、電動機９は高速で回転する。即
ち、Ａ降フレーム４にマストｌが固定されていない時、
即ち空荷の場合には、高速、低速のいずれも選択できる
。

従って、空荷状態である昇降フレーム４の下降動作では
クライミングウィンチ３を高速で運転してクライミング
時間の短縮を達成することができ、しかもこのためのク
ライミングウィンチ駆動用電動機９の容量を必要最小限
に選ぶことができる。ｓＩｉ位マストを順次分離し引き
抜いてクレーンをド降させる場合には、丁度この逆の作
業になり、やはり昇降フレーム４の空荷巻上げの時間が
短縮できる。また、ポテンショメータＰＭＩ、ＰＭ２に
より、電動機９の回転速度は任意に設定できるため、積
荷、空荷のいずれにおいても作業能率ト好ましい速度が
選択できる。

なお、昇降フレーム４に対してマスト１が固定されてい
るか否かを検出する状態検出スイ・ソチとしては、前記
リミントスイッチのみならず、磁気式、電磁式、光電式
、静電誘導我等、他の方式のものを用いることも可能で
ある。また、実施例においては、ポテンショメータを２
個備えて高低２速で運転しているが、ポテンショメータ
を増加させれば速１隻選択範囲をさらに拡げられる。ま
た、インバータ制ｉＪ’ｐ　Ｌこよる速度制御を行なう
場合、電動機に対する出力周波数のみならず、出力電圧
の波＋Ｗ＋　イｌＮを変える場合もある。また、第１０
図において、例えば低速回転指令用操作スイッチＰＢ４
と、リレーｐＨに接続されたリレーＣＬのｂ接点ｃｌｂ
　とを無くしてこれらを設けていた部分を短絡すれば、
高速昇降を行なわせる場合にのみ操作スイッチＦＢ３を
押せばよく、低速ア降の場合には速度選択用の操作スイ
ッチを押す必要を無くすることができる等、具体的な操
作回路の構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
に変更可能であることはハラまでもない。

（本発明の効果） 本発明によれば、昇降フレームの空荷状態では高速荷降
を行なうことができるから、クライミング時間および空
荷巻下げの時間が短縮できる。また、本発明においては
、空荷状態でのみ高速昇降か可能となるようになし、割
に高効率でクライミングウィンチ駆動用電動機を作動さ
せることができるようにしたから、電動機の容量は必要
最小限の容３１ですむ。また、本発明によれば、ポテン
ショメータにより、クライミングウィンチ駆動用゛市動
機の回転速度を任意に設定できるため、積荷、空荷のい
ずれにおいても作業能率−ヒ好ましい速度が選択できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は地上せり上げ式クライミングクレーンの一例を
示す全体図、第２図は第１図のクレーンのマストせり」
二げ装置を示す正面図、第３図は第２図のＡ−Ａ矢視図
、第４図は該マストせり−にげ装置のワイヤリングの一
例を示す図、第５図は該マストせり上げ装置の昇降フレ
ームとマストとの連結構造を示す平面図、第６図は第５
図のＢ−Ｂ矢視図、第７図は第６図のＣ−Ｃ断面図、第
８図は本発明における状態検出スイッチの取付は構造の
一例を示す図、第９図は第８図のＤ−Ｄ矢視図、第１Ｏ
図は本発明におけるクライミングウィンチ駆動用電動機
の操作回路の一例図である。 １・・・マスト、２・・・支持マスト、３・・・クライ
ミングウィンチ、４・・・ｙ１降フレーム、５・・・ワ
イヤーロープ、６・・・かんぬきピン、７・・・リミン
トスイッ１チ、８・・・操作スイッチ、９・・・クライ
ミ／グウインチ駆動用誘導電動機、９Ａ・・・インへ−
タ装置、ＰＭｌ　、ＰＭ２・・・ポテンショメータ特許
出願人　１＝ｌ　ｓ’ｌ建機株式会社代理人　弁理士　
秋本市実 代理人　弁理士　若ＦＢ勝− 第３図 第８図 第９図 手続補市占（自発） 昭和５９年５　Ｊｉ　２１　Ｂ 特許庁長官　若杉和夫殿 １・１１ヂ１の表示 ｌ　ｌＩｉ和５８年特５１願第３１５２８号２、発明の
名称 クライミングクレーンのマストせり−にげ装置３、桶１
１−をする者 ・１）件との関係　特許出願人 住　所　東京都千代田区大手町二丁「１６番２号名　称
　（５５２）　Ｆｌ立建機株式会社代表渚　西　元　文
　平 ４　代　理　人　〒１０５ 住　所　東京都港メ−西新橋１’ｌ’Ｆ１６番１４号（
１）明細書中、７頁１６行のｆａ、ｂ、ｃＪを！’ｆ、
ｇ、Ｉ　と訂ＩＦする。 （２）同書中、７Ｊ１ｇ１８行（７）Ｆｆｊをｉｂｊ　
、！＝訂正する。 （３）同書中、７頁１８行ないし同頁１９行のｆｆｇ　
、　ｈ〜である。ｊを「ａは起動信号自己保持リレ一端
子、Ｃは制御回路用コモン端子、ｈは起動信号入力端子
である。Ｊと訂正する。 （４）同書中、９頁８行ないし同頁９行の「電源入切信
号入力端子ｇ、ｈＪを「起動信号入力端子りおよび起動
信号自己保持リレ一端子ａｊと訂正する。 （５）第１０図を添付図面のように訂正する。 以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 地上に設置と０、する支持マストにクライミングライ、
   ・・チによりワイヤロープを介してｙ１降される昇降フ
   レートを取利け、該荷降フレームにクライミングクレー
   ンのマストを固定してマストせり」二げをイラなうクラ
   イミングクレーンのマストせり−［−げ装置６において
   、クライミングウィンチの駆動装置として・インバータ
   制ｊ）１１により回転速度か変えられる誘導電動機をｑ
   ｌｊえると共に、インバータの周波数設定用の複数個の
   ポテンショメータを右”し、マストせリドげ用ｙ１降フ
   レームには、眉降フレームにマストを固定したか否かを
   検出する状態検出スイフチを設け、前記：Ａ導電動機の
   操作回路に該状態検出スイフチを組込み、該状態検出ス
   イッチか、ｌｒｌ降フシフレ−１マストを固定している
   状態を検出している場合は低速設定用ポテンショメータ
   に設定された低速度による昇降のみが可能で、反対に非
   固定状態を検出している場合は高速あるいは低。 速設定用ポテンショメータに設定された高速、低速の選
   択が可能となるように回路構成したことを特徴とするク
   ライミングクレーンのマストせリートげ装置。