JPS6017806A - 絶縁被覆電線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面をニューセラミックで被覆して成る絶縁被
覆電線に関するものである。

従来、例えば耐１へランキング用電線や高圧引下げ線等
のトラッキングにおける電線の破損、海岸部等における
塩害、都心部や工場地帯における大気汚染等々によって
、電線の絶縁被覆が電気的に導通し易い状態になり、閃
絡を誘発し、しかも一度閃絡するとその後は閃絡によっ
て生じた炭化物を辿り再三通電し遂には電線を炎上破損
することがあった。

本発明はこのような電線の絶縁被覆表面にニューセラミ
ックの粒子または粉末を溶射して皮膜を形成し、このニ
ューセラミック皮膜により保護させて前記の如き従来欠
点を一掃して安定に使用できる絶縁波ｒＩ！電線を提供
せんとするものである。

以下に本発明の詳細な説明するに、本発明において使用
されるニューセラミックとしてはアルミナ、チタニア、
アルミナチタニア、酸化クロｌい酸化ニッケル、酸化コ
バ用１〜．酸化セリウム、スピネル、チタン酸バリウム
、ジル：Ｉニア、ジル：１ン酸マグネシウム、硫化亜鉛
、窒化珪素、チタンティ１〜ライド、シリコンカーバイ
ド、チタンカーバイド、ボロンナイｌ−ライドなどが挙
げられる。

そして、溶射皮膜の形成方法としては溶融状態或いはこ
れに近い状態に加熱したニューセラミックの粒子または
粉末を絶縁被覆の表面に高速度にて衝突させて皮膜とす
るガス式溶射法、電気式溶射法があるが、特に被溶射体
たる絶縁被覆の樹脂を高温にせぬ点でプラズマ法などの
電気式溶射法が適している。

このようにして絶縁被覆の表面にプラズマ溶射法等によ
ってニューセラミック皮膜を形成した本発明の絶縁被覆
電線はニューセラミック皮膜によって耐磨耗性、耐湿性
、耐薬品性、耐熱性等の耐久性向」二が達成できるため
に、前記の如き従来欠点たる破損や大気汚染によって絶
縁被覆が電気的に導通し易い状態を現出するようなこと
はなく、従って、閃絡を誘発するのを無くすることがで
きる。

また、本発明の絶縁被覆電線は絶縁被覆の全体にニュー
セラミック皮膜を形成したものに限られることなく、例
えば電線の長手方向に断続的にニューセラミック皮膜を
設けたものでもよい。このように長手方向に断続的にニ
ューセラミック皮膜を設けたものは屈撓性を損ねること
が無いから複雑に屈曲させて使用するような場合に具合
よく使用することができる。

以上に述べたように本発明の絶縁被覆電線は合成樹脂等
により形成された絶縁被覆の表面に対してニューセラミ
ックの粒子または粉末をプラズマ溶射法等の手段を用い
て衝突させてニューセラミック皮膜を形成させ、無機質
化し、該絶縁被覆の＝３− 各種の耐久性を向−Ｉニさせたものであり、このニュー
セラミック皮膜によって従来のトランキングにおける電
線の破損、塩害や大気汚染等に起因した閃絡を誘発し易
い状態となる欠点を解消することができ、電線の長期間
にわたる安定使用を可能にする利点を有するものである
。

特許出願人　近畿電機株式会社 ４−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 合成樹脂等により表面に絶縁被覆を設けた電線において
   、該絶縁被覆の表面にニューセラミック皮膜を形成した
   ことを特徴とする絶縁被覆電線。