JPS60178013A - モノマ−注型法による摺動部品およびその製造方法 - Google Patents
モノマ−注型法による摺動部品およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS60178013A JPS60178013A JP3555484A JP3555484A JPS60178013A JP S60178013 A JPS60178013 A JP S60178013A JP 3555484 A JP3555484 A JP 3555484A JP 3555484 A JP3555484 A JP 3555484A JP S60178013 A JPS60178013 A JP S60178013A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- shaft
- monomer
- resin lining
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、互いに嵌合し合う軸とその軸受、例えばジャ
ーナルとジャーナル軸受、スプライン軸とその軸受など
より成る摺動部品およびその製造方法に係シ、よシ詳し
くは、樹脂ライニングを軸受の軸受面に形成するモノマ
ー注型法による摺動部品およびその製造方法に関する。
ーナルとジャーナル軸受、スプライン軸とその軸受など
より成る摺動部品およびその製造方法に係シ、よシ詳し
くは、樹脂ライニングを軸受の軸受面に形成するモノマ
ー注型法による摺動部品およびその製造方法に関する。
(従来技術)
樹脂ライニングを施した摺動部品は、従来より自動車等
において数多く利用されている。そして、この種の従来
の摺動部品を大別するに、(イ)樹脂を金属平板の表面
に被覆し、該平板を切断、カーリング等によって2イニ
ングの形状に加工し、これをテフロンブシュの如く軸受
の軸受面上に嵌め込ませ、そして軸を嵌合させてなる摺
動部品、および(ロ)樹脂を直接軸受の軸受面に被覆し
、−刃軸に機械加工を行なって軸径等を調整し、しかる
後該軸を前記の軸受に嵌合させてなる摺動部品に分類さ
れる。しかし、一般に、(イ)の摺動部品では、■適当
な摺動部品を構成するためには、ライニングおよび軸は
共に相当に高い寸法精度が要求され、場合によっては寸
法が精度良く適合するもの同士を互いに選択して嵌合す
る所謂選択嵌合全行なう必要があること、■軸受面の形
状によってはライニングを嵌め込むのが困蕪な場合があ
ること、■ライニング自体の製造コストが高いことなど
の欠点を有していた。一方、(ロ)の摺動部品では、■
軸の機械加工が不可欠であり、製造摺動部品のコストが
高いこと、■性能の良い摺動部品を構成するには、軸の
機械加工が高精度であることがめられ、場合によっては
同様に選択嵌合を行なう必要がるることなどの欠点を有
していた。
において数多く利用されている。そして、この種の従来
の摺動部品を大別するに、(イ)樹脂を金属平板の表面
に被覆し、該平板を切断、カーリング等によって2イニ
ングの形状に加工し、これをテフロンブシュの如く軸受
の軸受面上に嵌め込ませ、そして軸を嵌合させてなる摺
動部品、および(ロ)樹脂を直接軸受の軸受面に被覆し
、−刃軸に機械加工を行なって軸径等を調整し、しかる
後該軸を前記の軸受に嵌合させてなる摺動部品に分類さ
れる。しかし、一般に、(イ)の摺動部品では、■適当
な摺動部品を構成するためには、ライニングおよび軸は
共に相当に高い寸法精度が要求され、場合によっては寸
法が精度良く適合するもの同士を互いに選択して嵌合す
る所謂選択嵌合全行なう必要があること、■軸受面の形
状によってはライニングを嵌め込むのが困蕪な場合があ
ること、■ライニング自体の製造コストが高いことなど
の欠点を有していた。一方、(ロ)の摺動部品では、■
軸の機械加工が不可欠であり、製造摺動部品のコストが
高いこと、■性能の良い摺動部品を構成するには、軸の
機械加工が高精度であることがめられ、場合によっては
同様に選択嵌合を行なう必要がるることなどの欠点を有
していた。
(発明の目的)
本発明の−の目的は、前記の欠点を全く生じず、高精度
のクリアランスをル成しかつ摺動特性に優れた摺動部品
を提供することにあり、本発明の他の目的は、軸受およ
び軸の寸法精度に左右されることなく、高精度、高性能
の摺動部品を確実かつ容易に製造することができる摺動
部品の製造方法を提供することにある。
のクリアランスをル成しかつ摺動特性に優れた摺動部品
を提供することにあり、本発明の他の目的は、軸受およ
び軸の寸法精度に左右されることなく、高精度、高性能
の摺動部品を確実かつ容易に製造することができる摺動
部品の製造方法を提供することにある。
(発明の構成)
本発明は、モノマーキャスティングナイロンの製法のよ
うにモノマーを注型し重合硬化して成形する所謂モノマ
ー注型法を利用するもので、本発明のモノマー注型法に
よる摺動部品は、軸受と、該軸受に嵌合し回転または往
復動自在に支持される軸と、前記軸受の軸受面上に、該
軸受面と前記軸のクリアランスに注入した低粘度のモノ
マーまたはプレポリマーを重合硬化して成形した樹脂2
イニングを備えてなり、前記軸が前記樹脂ライニング上
を摺動するようになっていることを特徴とし、また本発
明のモノマー注型法による製造方法は、軸を軸受に嵌合
し回転または往復動自在に支持し、次いで低粘度のモノ
マーまたはプレポリマーを前記軸受の軸受面と前記軸と
のクリアランスに注入し重合硬化して、樹脂ライニング
を前記軸受面上に成形し、前記軸が前記樹脂ライニング
上を摺動するようにしたことを特徴とするものである。
うにモノマーを注型し重合硬化して成形する所謂モノマ
ー注型法を利用するもので、本発明のモノマー注型法に
よる摺動部品は、軸受と、該軸受に嵌合し回転または往
復動自在に支持される軸と、前記軸受の軸受面上に、該
軸受面と前記軸のクリアランスに注入した低粘度のモノ
マーまたはプレポリマーを重合硬化して成形した樹脂2
イニングを備えてなり、前記軸が前記樹脂ライニング上
を摺動するようになっていることを特徴とし、また本発
明のモノマー注型法による製造方法は、軸を軸受に嵌合
し回転または往復動自在に支持し、次いで低粘度のモノ
マーまたはプレポリマーを前記軸受の軸受面と前記軸と
のクリアランスに注入し重合硬化して、樹脂ライニング
を前記軸受面上に成形し、前記軸が前記樹脂ライニング
上を摺動するようにしたことを特徴とするものである。
さらに本発明を詳述するに、本発明の摺動部品およびそ
の製造方法は、まず丸軸、角軸等の軸を適当な軸受(こ
こでの軸受け、単独分離のものの他、機器本体と一体に
なった軸受部を含む。)に嵌合して回転自在または多く
は軸方向に往復動自在に支持し、次いで所要によシ反応
開始剤等を混合、攪拌したモノマー(例えば、ポリアミ
ド樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、およびポリエス
テル樹脂などの七ツマ−)またはある程度重合化してい
るプレポリマーの低粘度溶液を、軸受の軸受面と軸との
クリアランスに注入し、モノマーまたはプレポリマーを
加熱、光照射等により重合硬化して、樹脂ライニングを
軸受面上に成形したものである。即ち、現に嵌合してい
る軸と軸受のクリアランスに直接樹脂ライニングを形成
する所謂現金加工によるものである。この場合、重合後
に樹脂ライニングを除去することは困難であるので、予
め軸受には、軸受の機能を持たせたい部位(軸受面)を
除いて、適当なシールを施しておくのが好ましい。また
、モノマー等の重合反応を均一かつ円滑に進めるために
、必要によシ軸および軸受をモノマー等の注入以前から
予備加熱して重合に適する湿度に保持しておくのが好ま
しい。さらに、モノマー等の注入の前に、軸受の軸受面
には適当なプライマーをかつ軸には適当な離型剤を塗布
することにより、樹脂ライニングを軸受面上に強固に固
着させることもできる。また、この場合における反応開
始剤は、適当なものを選択して使用するとよい。例えば
、注入モノマーとしてカプロラクタム(ナイロン乙のモ
ノマー)ヲ使用する場合には、ラクタムアニオンおよび
アシルラクタムを用いるとよい。
の製造方法は、まず丸軸、角軸等の軸を適当な軸受(こ
こでの軸受け、単独分離のものの他、機器本体と一体に
なった軸受部を含む。)に嵌合して回転自在または多く
は軸方向に往復動自在に支持し、次いで所要によシ反応
開始剤等を混合、攪拌したモノマー(例えば、ポリアミ
ド樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、およびポリエス
テル樹脂などの七ツマ−)またはある程度重合化してい
るプレポリマーの低粘度溶液を、軸受の軸受面と軸との
クリアランスに注入し、モノマーまたはプレポリマーを
加熱、光照射等により重合硬化して、樹脂ライニングを
軸受面上に成形したものである。即ち、現に嵌合してい
る軸と軸受のクリアランスに直接樹脂ライニングを形成
する所謂現金加工によるものである。この場合、重合後
に樹脂ライニングを除去することは困難であるので、予
め軸受には、軸受の機能を持たせたい部位(軸受面)を
除いて、適当なシールを施しておくのが好ましい。また
、モノマー等の重合反応を均一かつ円滑に進めるために
、必要によシ軸および軸受をモノマー等の注入以前から
予備加熱して重合に適する湿度に保持しておくのが好ま
しい。さらに、モノマー等の注入の前に、軸受の軸受面
には適当なプライマーをかつ軸には適当な離型剤を塗布
することにより、樹脂ライニングを軸受面上に強固に固
着させることもできる。また、この場合における反応開
始剤は、適当なものを選択して使用するとよい。例えば
、注入モノマーとしてカプロラクタム(ナイロン乙のモ
ノマー)ヲ使用する場合には、ラクタムアニオンおよび
アシルラクタムを用いるとよい。
而して、前記のモノマー等の重合においては、通常ある
程度の成形収縮を生じる。したがって、本発明の摺動部
品は、樹脂ライニングの成形と同時に軸と樹脂ライニン
グとの間に適当な微小クリアランスが形成されることと
なる。例えば、ナイロン6のモノマーキャスティングを
行なった場合、ナイロン6の体積収縮は14〜16%あ
シ、ナイロン6を薄膜に成形したときには膜部方向に4
〜5%の線収縮がある。したがって、軸と軸受のクリア
ランスを約0.2閣程度に定め、前述のようにしてナイ
ロン6の樹脂ライニングを成形すると、ナイロン6の収
縮景が約8〜10μめシ、結果として軸と軸受の間に約
8〜10μの微小クリアランスが形成されることとなる
。
程度の成形収縮を生じる。したがって、本発明の摺動部
品は、樹脂ライニングの成形と同時に軸と樹脂ライニン
グとの間に適当な微小クリアランスが形成されることと
なる。例えば、ナイロン6のモノマーキャスティングを
行なった場合、ナイロン6の体積収縮は14〜16%あ
シ、ナイロン6を薄膜に成形したときには膜部方向に4
〜5%の線収縮がある。したがって、軸と軸受のクリア
ランスを約0.2閣程度に定め、前述のようにしてナイ
ロン6の樹脂ライニングを成形すると、ナイロン6の収
縮景が約8〜10μめシ、結果として軸と軸受の間に約
8〜10μの微小クリアランスが形成されることとなる
。
このような微小クリアランスを機械加工によシ得ようと
すると極めて高精度の加工が必要となるが、本発明によ
れば、軸および軸受の寸法精度が相当に低くても、高精
度のクリアランス金谷易に形成できる。
すると極めて高精度の加工が必要となるが、本発明によ
れば、軸および軸受の寸法精度が相当に低くても、高精
度のクリアランス金谷易に形成できる。
また一般に、樹脂は、優れた摺動特性を有するにも拘ら
ず、■高温で大きくクリープし、熱変形し易いこと、お
よび■熱伝辱率が小さく、熱がこもり易く限界PV値が
低いことなどの欠点がワシ、このため従来、樹脂ライニ
ングを有する摺動部品は、摺動頻度が多く大きな摩擦熱
が発生する虞れがある部品には有効に利用できなかった
。しかるに、本発明では、軸と軸受のクリアランスを調
節して樹脂ライニングを適当な薄膜に整えると、樹脂ラ
イニングの圧縮強度が軸受金属のバックアップなどによ
って格段に増大する。例えば、第1図に示すように、樹
脂ライニングがナイロン6よシなる場合には、ライニン
グの膜厚を約0.6■以下に調整すると、圧縮強度がナ
イロン6自体の場合と比較して著しく増大する。これと
共に、樹脂ライニングを適当な薄膜にすると、熱放散が
迅速に進み熱がこもることなく限界PV値が向上する。
ず、■高温で大きくクリープし、熱変形し易いこと、お
よび■熱伝辱率が小さく、熱がこもり易く限界PV値が
低いことなどの欠点がワシ、このため従来、樹脂ライニ
ングを有する摺動部品は、摺動頻度が多く大きな摩擦熱
が発生する虞れがある部品には有効に利用できなかった
。しかるに、本発明では、軸と軸受のクリアランスを調
節して樹脂ライニングを適当な薄膜に整えると、樹脂ラ
イニングの圧縮強度が軸受金属のバックアップなどによ
って格段に増大する。例えば、第1図に示すように、樹
脂ライニングがナイロン6よシなる場合には、ライニン
グの膜厚を約0.6■以下に調整すると、圧縮強度がナ
イロン6自体の場合と比較して著しく増大する。これと
共に、樹脂ライニングを適当な薄膜にすると、熱放散が
迅速に進み熱がこもることなく限界PV値が向上する。
本発明の摺動部品は、このように性能が格段に向上し、
摺動頻度が多い部品にも有効に利用できる。
摺動頻度が多い部品にも有効に利用できる。
(実施例)
以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1
第2図および第3図において、1はアウタースプライン
の軸受、2は軸受1に嵌合し往復動自在に支持されたイ
ンナースプラインの軸を示し、iた6は軸受2の軸受面
4上に形成したナイロン6よりなる樹脂ライニングを示
す。5および6は、芯出し用センタである。
の軸受、2は軸受1に嵌合し往復動自在に支持されたイ
ンナースプラインの軸を示し、iた6は軸受2の軸受面
4上に形成したナイロン6よりなる樹脂ライニングを示
す。5および6は、芯出し用センタである。
この実施例の摺動部品は、まず軸受1にはプライマーを
軸には離型剤を塗布し、次に軸受1および軸2を予備加
熱してナイロン6の重合湿度である130〜160℃に
保持した。その後、反応開始剤ラクタムアニオンおよび
アシルラクタムを含むナイロン6のモノマーを軸受1内
に適量注ぎ次いで4112を軸受1に嵌合することによ
り、当該モノマーを軸受1と軸2のクリアランスt(約
0.2ヨ)に注入し、1?40〜160℃で重合硬化し
て、樹脂ライニング3を軸受1の軸受面4上に形成して
製造したものである。この摺動部品は、軸2が全くがた
つきがなく極脂ライニング3上を摺動するものであった
。
軸には離型剤を塗布し、次に軸受1および軸2を予備加
熱してナイロン6の重合湿度である130〜160℃に
保持した。その後、反応開始剤ラクタムアニオンおよび
アシルラクタムを含むナイロン6のモノマーを軸受1内
に適量注ぎ次いで4112を軸受1に嵌合することによ
り、当該モノマーを軸受1と軸2のクリアランスt(約
0.2ヨ)に注入し、1?40〜160℃で重合硬化し
て、樹脂ライニング3を軸受1の軸受面4上に形成して
製造したものである。この摺動部品は、軸2が全くがた
つきがなく極脂ライニング3上を摺動するものであった
。
′A施何例
2の実施例は、マニュマルトランスミッションギャに適
用したものである。第4図に示すように、この摺動部品
は、軸受1′と、これに嵌合し回転自在に支持される軸
2′と、軸受1′の軸受面4′上に実施例1と同様にし
て成形したナイロン6の樹脂ライニング3からなる。こ
の摺動部品も、全くがたつきがなく優れた摺動特性を有
していた。
用したものである。第4図に示すように、この摺動部品
は、軸受1′と、これに嵌合し回転自在に支持される軸
2′と、軸受1′の軸受面4′上に実施例1と同様にし
て成形したナイロン6の樹脂ライニング3からなる。こ
の摺動部品も、全くがたつきがなく優れた摺動特性を有
していた。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明のモノマー成型法による摺
動部品は、低粘度のモ゛ツマ−等を軸と軸受のクリアラ
ンスに注入し重合硬化して成るものとしたことによシ、
樹脂ライニングの成形と同時に軸と樹脂ライニングの間
に適当な微小クリアランスを形成してなシ、極めて精度
の高い摺動部品となる7、また、本発明の摺動部品は、
現金加工によるものであり、寸法が適合する軸および軸
受を互いに選択する必要性が全く無く、選択の手間が省
ける。また、高精度に適合させるための機械加工等も一
切行なう必要がない。さらに、本発明の摺動部品は、樹
脂ライニングを適当な薄膜になるように調整すると、樹
脂自体の優れた摺動特性を活かせるだけでなく、樹脂ラ
イニングの圧縮強度が大幅に向上して極めて変形し難く
なりかつ熱放散が迅連に進み限界PV(iαが向上し、
高性能の摺動部品となる。さらに1だ、本発明の摺動部
品は、モノマー等を注入し重合するたけでよく、製造コ
ストが安価に済む。したがって、本発明の摺動部品は、
摺動頻度が多く機能的な部品、例えばクランク軸とクラ
ンクジャーナル軸受、カムンヤ7トとカムシャフトジャ
ーナル軸受、およびトランスミノンヨンなどに特に有用
である。
動部品は、低粘度のモ゛ツマ−等を軸と軸受のクリアラ
ンスに注入し重合硬化して成るものとしたことによシ、
樹脂ライニングの成形と同時に軸と樹脂ライニングの間
に適当な微小クリアランスを形成してなシ、極めて精度
の高い摺動部品となる7、また、本発明の摺動部品は、
現金加工によるものであり、寸法が適合する軸および軸
受を互いに選択する必要性が全く無く、選択の手間が省
ける。また、高精度に適合させるための機械加工等も一
切行なう必要がない。さらに、本発明の摺動部品は、樹
脂ライニングを適当な薄膜になるように調整すると、樹
脂自体の優れた摺動特性を活かせるだけでなく、樹脂ラ
イニングの圧縮強度が大幅に向上して極めて変形し難く
なりかつ熱放散が迅連に進み限界PV(iαが向上し、
高性能の摺動部品となる。さらに1だ、本発明の摺動部
品は、モノマー等を注入し重合するたけでよく、製造コ
ストが安価に済む。したがって、本発明の摺動部品は、
摺動頻度が多く機能的な部品、例えばクランク軸とクラ
ンクジャーナル軸受、カムンヤ7トとカムシャフトジャ
ーナル軸受、およびトランスミノンヨンなどに特に有用
である。
また、本発明のモノマー注型法による摺動部品の製造方
法は、&脂シイニング全現合加工により均一に、必要に
応じて適当な薄層に杉成できる製法としたことにより、
tl’J記の高精度、高4?:+4能の枯動部品全、i
f#I+および軸受の寸法粘度に左右されることなく、
確実に製造できる。また、製造の際圧力等を負荷する必
要がなく、容易かつ安価にt3iJ記の摺動部品を製造
できる。
法は、&脂シイニング全現合加工により均一に、必要に
応じて適当な薄層に杉成できる製法としたことにより、
tl’J記の高精度、高4?:+4能の枯動部品全、i
f#I+および軸受の寸法粘度に左右されることなく、
確実に製造できる。また、製造の際圧力等を負荷する必
要がなく、容易かつ安価にt3iJ記の摺動部品を製造
できる。
8i41図は本発明における樹脂ライニングの膜厚とそ
の圧縮強度の関係を示す図、 第2図は本発明の一実施例の摺動部品を示す断面図、 第6図は第2図の摺動部品を示す平面図、第4図は本発
明の他の実施例の摺動部品を示す断1+i図である。 図中、 1.1′・・・軸受 2,2′・・・軸6・・・樹脂ラ
イニング 4,4′・・・軸受面持 許出願人 トヨタ
自動車株式会社 (/j*1+名〕 第1図 第31X1 tぎ2 二1 ’+−4ニーi
の圧縮強度の関係を示す図、 第2図は本発明の一実施例の摺動部品を示す断面図、 第6図は第2図の摺動部品を示す平面図、第4図は本発
明の他の実施例の摺動部品を示す断1+i図である。 図中、 1.1′・・・軸受 2,2′・・・軸6・・・樹脂ラ
イニング 4,4′・・・軸受面持 許出願人 トヨタ
自動車株式会社 (/j*1+名〕 第1図 第31X1 tぎ2 二1 ’+−4ニーi
Claims (2)
- (1)軸受と、該軸受に嵌合し回転または往復動自在に
支持される軸と、前記軸受の軸受面上に、該軸受面と前
記軸のクリアランスに注入した低粘度のモノマーまたは
プレポリマーを重合硬化して成形した樹脂ライニングを
備えてな9、前記軸が前記樹脂ライニング上を摺動する
ようになっているモノマー注型法による摺動部品。 - (2)軸を軸受に嵌合して回転または往復動自在に支持
し、次いで低粘度のモノマーまたはプレポリマーを口り
記軸受の軸受面と前記軸とのクリアランスに注入し重合
硬化して、樹脂ライニングを前記軸受面上に成形し、前
記軸が前記樹脂ライニング上を摺動するようにしたこと
を特徴とするモノマー注型法による摺動部品の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3555484A JPH0235646B2 (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | Monomaachukeihonyorushudobuhinoyobisonoseizohoho |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3555484A JPH0235646B2 (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | Monomaachukeihonyorushudobuhinoyobisonoseizohoho |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60178013A true JPS60178013A (ja) | 1985-09-12 |
JPH0235646B2 JPH0235646B2 (ja) | 1990-08-13 |
Family
ID=12444940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3555484A Expired - Lifetime JPH0235646B2 (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | Monomaachukeihonyorushudobuhinoyobisonoseizohoho |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0235646B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2230306A (en) * | 1989-04-10 | 1990-10-17 | Mitsubishi Monsanto Chem | Producing a sliding coupling by a monomer casting method |
US5042153A (en) * | 1988-02-16 | 1991-08-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for producing a sliding part |
-
1984
- 1984-02-27 JP JP3555484A patent/JPH0235646B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5042153A (en) * | 1988-02-16 | 1991-08-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for producing a sliding part |
GB2230306A (en) * | 1989-04-10 | 1990-10-17 | Mitsubishi Monsanto Chem | Producing a sliding coupling by a monomer casting method |
US5114521A (en) * | 1989-04-10 | 1992-05-19 | Mitsubishi Monsanto Chemical Company | Method for producing a sliding coupling by a monomer casting method |
AU630941B2 (en) * | 1989-04-10 | 1992-11-12 | Mitsubishi Chemical Corporation | A method for producing a sliding coupling by a monomer casting method |
GB2230306B (en) * | 1989-04-10 | 1993-06-30 | Mitsubishi Monsanto Chem | A method of producing a sliding coupling by a monomer casting method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0235646B2 (ja) | 1990-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5042153A (en) | Method for producing a sliding part | |
US5114632A (en) | Controlled casting of a shrinkable material | |
NL8202774A (nl) | Werkwijze voor het vervaardigen van een kogelscharnier. | |
JPS60178013A (ja) | モノマ−注型法による摺動部品およびその製造方法 | |
AU600985B2 (en) | Comolded polymer composites | |
JP4071022B2 (ja) | 微細加工型の製造方法及び微細パターンを有する成形体の製造方法 | |
JPS586901A (ja) | 新規な金属粉末成形品及びその製造法 | |
JP4739558B2 (ja) | シリコーンゴムシートの製造方法 | |
JPH0673863B2 (ja) | スプラインの製造方法 | |
JP2004324875A (ja) | 樹脂製ないし金属製歯車の製造法 | |
CA1285723C (en) | Sliding part formed by monomer casting and method for producing the same | |
JPH05318499A (ja) | 樹脂ライニングを有する摺動部品の製造方法 | |
KR910012275A (ko) | 철로부터 고주파 경화된 토오크 전달 축을 형성하는 방법 | |
JPH02206342A (ja) | ロータ体の製造方法 | |
JPH04308708A (ja) | 樹脂ライニングを有する摺動部品の製造方法 | |
JP2004322629A (ja) | 繊維強化樹脂成形体及びその製造法 | |
JPH07306B2 (ja) | 硬化型樹脂成形品の製造法 | |
SU1291369A1 (ru) | Способ изготовлени брусков дл натирки поверхностей гильз цилиндров | |
JPS61184222A (ja) | スライドスプライン装置及びその製造方法 | |
TWI314972B (en) | Hydrodynamic bearing and shaft and method of producing the same | |
JP2002144178A (ja) | すべりスライド及びその製造方法 | |
JPS5844891B2 (ja) | 屈曲、回転軸承けの製造方法 | |
JPS61102221A (ja) | 複合基板の製造方法 | |
TWI313735B (en) | Hydrodynamic bearing and shaft and method of producing the same | |
JPH0647198B2 (ja) | 複合部材の製造方法 |