JPS6017741B2 - エレベ−タの群管理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は複数台のェレベータかごを一群として管理す
る装置の改良に関するものである。

ェレベータの運転効率を上げ、秦場の待時間を短縮する
ために、種々の群管理理万式が考えられてきた。割当方
式と呼ばれるものもこの一つであり、秦湯呼びに対して
最適なかご、例えばその呼びに最も早く応答できると予
側れるかごを選択して、その秦場呼びに割り当てるもの
である。このような割当方式の群管理では、秦場呼びが
発生したときに最適と判断したかご、その後新たな割当
やかご呼びの増加等のた、上記秦場呼びに対して最適で
なることが起こり得る。この場合上・詮索場の待寺間が
長くなり、待客は焦燥感を招くことになる。上記の点を
改良するため、所定時間（例えば１秒）ごとに未割当呼
びに対する割当を行なうとともに、既に割り当てられて
いる秦場呼びについても割当演算をし直し、結果が以前
に割り当てたかごと異なる場合には割り当てを変えるよ
うにすることがある。

しかし、この場合、所定時間ごとに割当の有無に関係な
く全秦場呼びにに対して割当演算を行なうので、演算時
間が非常に長くなり好ましくない。この発明は上記下具
合を改良するもので、特待客の焦燥感を除去するととも
に割当のための演算時間が比較的短くて済むェレベー夕
の群管理装置を提供することを目的とする。

以下、第１図〜第７図によりこの発明の−実施例を説明
する。

第１図中、１〜６はそれぞれ１階から６階、Ａ，Ｂはそ
れぞれ２階２及び１階１を上昇中のかご、Ｃは４階４を
下降中のかご、７はかごＡ内で登録された５階かご呼び
、８は同じくかごＢの３階かご呼び、９，１川まそれぞ
れ６階６，３階３の秦湯降り呼びである。

第２図中、１１‘ま発生している秦場呼び登録する装置
、１２はどのかごにも割り当てられていない素堺呼びを
検出する未割当呼び検出装置、１３は禾割当呼びに対し
て各かごの予測応答時間を演算して最も早く到着できる
かごを割り当てる割当装置、１４はかごＡ〜Ｃのいずれ
かに割当てられた秦場呼びの予測応答時間が所定値より
も短かし、とき秦場に応答することを表示する予報装置
「１５はＳ端子の入力によって各かごＡ〜Ｃごとに割当
案湯呼びを記憶し「Ｓ端子の入力によって指定された割
当秦場呼びの記憶を解消する割当記憶装置、１６は秦場
呼びが発出してから５秒ごとにその秦場呼びを調べ、上
記秦場呼びに応答するかごが予報されていない場合に割
当記憶装置１５の上記案場呼びの割当記憶を解消する信
号１６ａを発する割当解消装置である。

第３図中「１３Ａａは割当装置１３の出力でかごＡが割
り当てられたとき「１」になる割当記憶指令信号で、以
後、各かごに対応する装置、信号等にはそれぞれＡ〜Ｃ
に付して区別する。

角６ａは割当解消装置】６の出力で割当を解消するとき
「１」となる信号、１７はＯＲゲート、１８はＡＮＤゲ
ートで入力に小丸印のあるのはそこで入力が反転するこ
とを示す。１９は直列入力「直列出力のシフトレジスタ
で、１０ビット（１〜５階の秦場昇り呼び、６〜２階の
秦場降り呼び）で構成され、Ｔ点に入力するクロックパ
ルス列信号ＣＬが「１」になると各ビットの内容を右方
に１ビット移動させるとともに、ＡＮＤゲート亀８の出
力１８畑を最左端のビットに記憶する。

したがって、割り当てられている秦場呼びに対応するビ
ットは「１」になって移動する。

１５凶はシフトレジスター９の出力で割当記憶信号であ
る。

第４図中「 ｌａ〜５ａ，６ａ〜２ｂはそれぞれ１階〜
５階の秦湯昇り呼び信号及び６階〜２階の秦場降り呼び
信号、２０は直列入力、並列出力の１０ビットのシフト
レジ．スタで、１０ビット中の１ビットだけが「１」に
なっており、Ｔ点に入力するクロックパルス列信号ＣＬ
が「１」になると、各ビットの内容を右方に１ビット移
動させる。

したがって「現在演算中の秦場に対応するビットだけが
「１」で、他のビットは「０」になっている。Ｇ１ａ〜
Ｇ６ａ，Ｇ６ｂ〜Ｇ２ｂはシフトレジスタ２０の各ビッ
トの出力で、１〜５階昇り呼び及び６階〜２階降り呼び
に対応する基本パルス信号、２ １ ａ〜２ １ ｅ，
２ ２ ｆ〜２ ２ｂはＡＮＤゲート、２４はＮＯＲゲ
ート、２５はＯＲゲート、２６はＡＮＤゲート、１２ａ
はＡＮＤゲート２６の出力で未割当秦場呼び信号「 １
５Ｂａ，１５Ｃａか第３図の出力１５舷と同様のかごＢ
及びかごＣの割当記憶信号である。第５図中、２Ａａは
かごＡの位置を表わす２階かご位置信号、２７は現在演
算中の秦場とかご位置との差（階床数）を演算する減算
器、２８‘ま減算器２７の出力をかごの走行時間に変換
するデーコーダ、ＤはかごＡの割当秦場呼び又はかご呼
びによる停止予定階床を表わす停止階信号、２９はかご
Ａが現在演算中の秦場に到着するまでに停止する階床数
を教える計数器、３０は計数器２９の出力をかごＡの停
止寺間に変換するデコーダ、３１Ａは走行時間と停止時
間を加えて予測応答時間を算出する加算器、３！軸は加
算器３１の出力で現在演算中の秦場へのかごＡの予測応
答時間を表わす。

なおｔ以上の回路は各かごごとに設けられ「 ３１Ｂａ
はかごＢの回路の出力、３１ＣａはかごＣの回路の出力
である。３２は未割当秦場呼び信号亀２ａが「１」のと
き動作し、翼３Ａａ〜１３Ｃａを比較し数値（予測応答
寺間）の最小であるかごに対応する割当信号１３舷〜１
３Ｃａのいずれかを「１」とし他を「０」とし、更に割
当信号１３Ａａ〜ｉ３Ｃａのうちの数値が最小であるも
のが所定値以下である場合に予報信号１３ａを「１」と
する比較器である。

第６図中、３３Ａ〜３３ＣはＡＮＤゲート「 ３３Ａａ
〜３３ＣａはそれぞれＡＮＤゲート３３Ａ〜３３Ｃの出
力、３３ＸはＯＲゲート、１４ａはＯＲゲート３３×の
出力で予報信号「 ３４は入力信号３３Ａａ〜３３Ｃａ
のいずれかが「１」のとき、基本パルス列信号ＧＩａ〜
Ｇ５ａ，Ｇ６ｂ〜Ｇ２ｂのいずれかが「１」になること
によって表わされる乗場に信号３３Ａａ〜３３Ｃａのう
ち「１」である信号に対応するかごを応答かごとして予
報する予報灯点灯装置である。第７図中ｔ ３５〜４４
はそれぞれ入力信号である秦場昇り呼び信号ｌａ〜５ａ
及び秦場降り呼び信号６ｂ〜２ｂが「０」から「１」に
なったとき、すなわち秦場呼びが発生したときから５秒
経過するごとに一定時間「１コとなるパルス信号を発く
るタイミング回路、４５〜５４はＡＮＤゲート、５５〜
６ ４はＯＲゲート、６ ５〜７４はＡＮＤゲート、７
５はＯＲゲートである。

ただし、入力に小丸印のあるものは、そこで入力が反転
することを示す。なお、この割当処理は１秒ごとに行な
われるものとする。

次に、この実施例の動作を説明する。

今、６階の秦場降り呼び９が発生したものとする。

乗場呼び鍵装涜１１１こ秦場降呼び９が登録され、６階
乗場降り呼び信号６ｂが「１」となる。また、秦場降り
呼び９は未だ割当がされていないので、クロックパルス
列信号ＣＬ‘こより演算の対象となる秦場が６階の降り
方向になっても、以前に割当がなされていないのでシフ
トレジスタ１９のシフト前の最右端、すなわち６階６の
降り秦揚に対応するビットは「０」である。したがって
、割当記憶信号１５Ａａは「０」となる。かごＢ，Ｃに
ついても同様なので、割当記憶信号１５＆，１５Ｃａも
「０」である。このとき、基本パルス列信号のＧ６ｂが
「１」となるので、ＡＮＤゲート２２ｆの出力が「１」
となり、ＯＲゲート２５の出力が「１」となる。

一方、ＮＯＲゲート２４は入力がすべて「０」なので、
出力は「１」となり未割当案場呼び信号１２ａが「１」
となる。割当装置１３では各かごＡ〜Ｃの秦楊降り呼び
９への予測応答時間が演算される。

列えば、かごＡの場合は、６階６の位置を表わす信号Ｇ
６ｂと２階のかご位置を表わす２Ａａから、減算器２７
で階床差を「４」を算出し、デコーダ２８でこれを時間
に変換する。また停止階信号Ｄは、かごＡが５階のかご
呼び７に答えるため停止することを示し、計数器２９で
は停止数も「１」とカウントし、デコーダ３０でこれを
時間に変える。更に、加算器３１Ａでデコーダ２８，３
０の出力が加算されかごＡの予測応答時間３１畑を出力
する。他かごＢ，Ｃについても同様である。次に、禾割
当案場呼び信号１２ａが「１」になっているので、比較
器３２では各かごの予測応答時間に相当する出力３１Ａ
ａ〜３１Ｃａを比較して、最短であるかごＡに対応する
割当信号１３Ａａを「１」としかごＢ，Ｃに対応する割
当信号１３Ｂａ，１３Ｃａを「０」とする。また、かご
Ａの予測応答時間が所定値よりも長いとすれば、予報信
号１３ａは「０」となる。予報信号１３ａが「０」であ
るので、ＡＮＤゲート３３Ａ〜３３Ｃの出力はすべて「
０」となり、予報灯点灯装置３４は動作しない。

また、ＯＲゲート３３×の出力１４ａは「０」である。
割当解消装置１６では、秦場降り呼び信号６ｂが「１」
になったときに、タイミング回路４０が動作し、５秒ご
とに一定時間「１」となるパルス信号を発する。しかし
、呼び発生直後の割当処理のときはタイミング回路４０
の出力は「０」であり、ＡＮＤゲート５０、ＯＲゲート
６０の出力が「０」になるので信号Ｇ６ｂが「１」であ
っても信号７０ａは「１」とならず、割当解消信号１６
ａは「０」となる。先に説明したように、現在割当信号
１３Ａａが「１」となっているので、ＯＲゲート１７の
出力は「１」となる。

また、割当解消信号１６ａが「０」なので、ＡＮＤゲー
ト１８の出力信号１ ８Ａａが「１」となり、シフトレ
ジスタ１９の最左端、すなわち６階６の秦場に対応する
ビットが「１」となる。したがって、１秒経過後の割り
当て処理で信号Ｇ６ｂが「１」のときは割当記憶信号１
５Ａａが「１」であるので、ＮＯＲゲート２４の出力は
「０」となり、禾割当呼び信号１２ａが０」となるので
、秦湯降り呼び９は未割当呼びとして検出されず割当処
理はなされず。以前の割当結果が保持される。次に、秦
場降り呼び９の発生後５秒経過したときの割当処理では
、タイミング回路４０の出力が「１」になるので、上記
呼び９がまだ予報されていなければ、予報信号１４ａが
「０」でり、ＡＮＤゲート５０、ＯＲゲート６０の出力
が「１」となり、信号Ｇ６ｂが「１」になったとき信号
７０ａが「１」になり割当解消信号１６３が「１」にな
る。

割当解消信号１６ａが「１」になると「出力信号１８Ａ
ａが「０」になるので、シフトレジスタ１９の６階６の
降り秦湯に対応するビットの「０」が入るとともに、次
の割当処理で信号Ｇ６ｂが「１」のときに割当記憶信号
１５Ａａが「０」となるので、未割当呼び検出装置１２
において素顔降り呼び９が禾割当呼びとして検出され、
割当処理がなされる。以後、秦場降り呼び９が応答され
るか予報されるまで上記動作を操り返す。割当かご６階
６に接近し「その予測応答時間が所定時間以下になると
、比較器３２の出力の一つである予報信号１３ａが「１
」になる。したがって、ＡＮＤゲート３３Ａ〜３３Ｃの
いずれかの出力が「１」になって信号１４ａが「１」と
なるとともに、予報灯点灯装覆３４にて秦場降り呼び９
に対していずれかのかごが予報される。また、信号１４
ａが「１」になるとＡＮＤゲート５０の出力が「０」と
なって、タイミング回路４０の出力パルス信号が「１」
になっても割当解消信号１６ａは「１」とならず、割当
は保持される。更に「秦場降り呼び９が応答されて呼び
が消えると、秦場降り呼び信号６ｂが「０」となり、タ
イミング回賂４８が動作しなくなるとともに、ＯＲゲー
ト６０の出力が「１」となるので、信号Ｇ２ｂがｒｌ」
のとき信号７０ａ、更に割当解消信号１６ａが「１」に
なり、割当記憶装鷹１５の秦場降り呼び９の割当の記憶
が消される。

上記実施例は６階床の建物に３台のかごＡ〜Ｃを設ける
ものについて説明したが、この発明は階床数、かごの台
数に関係なく適用できることは言うまでもない。

また「実施例では各タイミングの割当処理で１階昇り秦
場〜５階昇り秦湯、６階降り秦場〜２階降り秦湯の順で
割当を行なうようにしたが、どのような順で割当を行な
うものであってもよい。割当は、予測応答時間の最短で
あるかごを選ぶものでなくてもよい。また、予報装置は
実施例では５秒ごとに予報条件を調べるようにしたが、
これに限らず、例えば１秒ごとに予報条件を調べるよう
にしてもよい。また、割当処理は２秒ごとや３秒ごと等
で行なうものであってもよい。また、割当解消信号１６
ａを発するのは呼び登録後５秒ごととは限らず、２秒や
３秒また１筋段等としてもよいし、交通状態等によって
間隔を変えるようにしてもよい。更に、上記実施例にお
いては所定の条件を予報されていない呼びとしたが、こ
れ以外の条件であってもよい。

例えば、予測応答時間が所定値を越える場合、又は２番
目に到着可能なかごとの予測応答時間の差が所定値より
も小さい場合等に、呼び割当を解消するようにしてもよ
い。以上説明したとおりこの発明では、秦湯呼びが登録
されると所定の周期で割当演算を行って、これに複数台
のかごのいずれかを割り当て、このかごの案場呼びに対
する予測応答時間が所定条件を満たすと、かごの応答を
予報するェレベータにおいて、割り当てられた秦湯呼び
状態を上記周期よりも長い周期で検出し、この素場呼び
に対するかごの予報が行われていなければ、割当を解消
し「新たな割当演算を行なうようにしたので「好適な割
当ができ「長待ちによる待客の焦燥感を除去できる。

また、割当演算が長くならずェレベータの群管理の性能
を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１〜７図はこの発明によるェレベータの群管理装置の
一実施例を示し、第１図はかごと各呼びの関係説明図、
第２図全体の構成を示すブロック図「第３図は第２図の
割当記憶装置、第４図は同じく禾割当呼び検出装置、第
５図は同じく割当装層、第６図は同じく予報装置、７図
は同じく割当解消装置のそれぞれ論理回路図である。 Ａ〜Ｃ…ェレベータのかご、○・・・停止階信号、ｌａ
〜５ａ，６ｂ〜２ｂ…１階〜５階〜 ６階〜２階の秦場
降り呼び信号も２Ａが・２階かご位置信号、？…かごＡ
の５階のかご呼び、８…かごＢの３階のかご呼び、９，
１０・・・６階及び３階の秦湯降り呼び「 １１…秦場
呼び登録装置、１２・・・未割当呼び検出装橿、１３・
・・割当装置、１４…予報装置、１５…割当記憶装置「
１６…割当解消装置。 なおも図中同一部分は同一符号により示す。第１図第２
図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 乗場で乗場呼びが登録されると所定の周期で割当演
   算を行つて、上記乗場呼び複数台のかごのいずれかを割
   り当て、この割り当てられたかごの上記乗場呼びに対す
   る予測応答時間が所定条件を満たすと上記かごの応答を
   上記乗場に予報し、割当解消信号が発せられると上記割
   当ては解消され新たな割当演算が行われるようにしたも
   のにおいて、上記割り当てられた乗場呼びの状態を上記
   周期よりも長い周期で検出し、上記割り当てられた乗場
   呼びに応答するかごに対する予報が行われていなければ
   、上記割当消信号を発する割当解消装置を備えたことを
   特徴とするエレベータの群管理装置。