JPS60173785A - クリ−ニングヘツド - Google Patents

クリ−ニングヘツド

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JPS60173785A
JPS60173785A JP2734884A JP2734884A JPS60173785A JP S60173785 A JPS60173785 A JP S60173785A JP 2734884 A JP2734884 A JP 2734884A JP 2734884 A JP2734884 A JP 2734884A JP S60173785 A JPS60173785 A JP S60173785A
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JP
Japan
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flexible body
head
cleaning head
slope
cut
Prior art date
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Application number
JP2734884A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Iijima
飯島 哲生
Shigefumi Hosokawa
細川 茂文
Makoto Mizukawa
真 水川
Katsunori Ishii
克典 石井
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、磁気記録に於いて再生信号の欠落、即ちエラ
ーの原因となる磁気テープ、フレキシブル磁気ディスク
等の可撓性磁気記録媒体又はその基板上の突起・異物等
の被切削物を除去する可撓体の表面処理装置のクリーニ
ングヘッドに関するものである。
〔従来技術〕
従来、磁気テープ、フレキシブル磁気ディスク等の表面
処理装置としては、その目的に応じてテープの突起オー
ダのものを除去する所謂ラッピング及びバニッシュ装置
と、主にテープ表面に付着又は固着した異物等を除去す
る所謂ナイフェツジ形、ブラシ形の表面処理装置、及び
空気流を使用した表面処理装置がある。これら装置の対
象とする被切削物、即ち突起あるいは異物の大きさは前
者がサブミクロンから10数μmオーダ、後者が数ミク
ロンから数lと大きく異なるのが通例でらる。
前者の方法のうち、ラッピングにおいては磁性層の厚さ
が薄くなってくると該ラッピング処理によって厚さむら
が生じたり、被処理対象物が可撓体であるため所謂裏面
写シ現象が生じ、実用上の障害となっている。またこの
裏面写シを避けるため可撓体を挾み込んで行う所謂両面
同時ラッピングも行なわれているが、この場合には可撓
体にはある程度以上の剛性、即ち少なくともその基体で
あるPET (ポリエチレンテレフタレート)そのもの
が70μm以上と十分厚い磁気テープ又は磁気テープ用
基体に限定されるという欠点があった。
一方、バニンシュ装置においては、例えば特公昭58−
34007号に開示されている如く、専らノ・−ド磁気
ディスク用でおり可撓体には以下の理由で適用できない
。磁気ディスクの場合のバニツシュヘッドハ浮動へラド
スライダ面で発生する圧力によって支持されており、媒
体は発生する圧力に対して剛であるため変形しない。言
い換えればヘッド・媒体間すきまは浮動へラドスライダ
形状が支配要因となる機構形態である。この機構に於い
ては、スライダは該スライダ両側の浮上面で発生する圧
力によって支持される。この磁気ヘッド用スライダに付
属して設けられたバニッシュ刃は浮上すきまに影響を及
ぼさないか又は殆ど影響を及ぼきない大きき、形状とな
っておシ、所望の高さ以上の突起を切削するために媒体
と対向するスライダ面から媒体面に突き出して構成され
ている。
これに対し、可撓体の場合の浮上ヘッドのヘッド・媒体
間のサブミクロン以下のすきまを形成する技術に於いて
、一般に該浮上ヘッドは媒体に数10ミクロン押し込ま
れて走査し、この押し込み量と同程度のテープ変形量と
の差としてヘッド−媒体間すきまが決定される。即ち、
可撓体は浮上ヘッド状支持体の形状に概ね倣って変形す
ることが不可欠の条件であり、磁気ディスク用バニッシ
ュヘッドのようにバニッシュ刃が浮上面よシ突き出して
いると可撓体を損傷するので、上記開示の磁気ディスク
用バニッシュヘッドを可撓体のバニッシュ用ヘッドとし
て用いることは不可能である。
又、可撓体に用いられる浮上形ヘッドに関しては、例え
ば特公昭58−15845号、特開昭56−10535
9号に開示されているヘッドがある。しかし、これらの
浮上形ヘッドはいずれも以下の問題点があυ、本発明の
目的である表面処理効果が高くしかも簡単な構造のクリ
ーニングヘッドに適用するには困難性を有していた。
即ち、可撓体に用いられる浮上形ヘッドの後端部は所謂
可撓体・ヘッド間すきまが最小となる位置の近傍で角度
90 をもって切り取られた構造を有し、後述する本発
明による第1の負圧発生用斜面(上記開示例ではこの第
1の負圧の影響について同等言及していない)と類似の
構造を持つ。この構造を利用しても可撓体面の突起等の
切削は可能であるが、この場合には被切削物は前記角度
90 をもって切9取られた斜面の周辺に飛散するか又
は該斜面の下部に広く分布して堆積する。しかも、この
ような浮上形ヘッドを回転するロータに搭載した場合に
は、堆積した被切削物も回転に伴う遠心力等で飛散して
ヘッド・可撓体すきまに侵入し、ヘッド及び可撓体を著
しく摩耗・損傷する。また、固定形バニッシュヘッドと
して用いたとしても、被切削物の回収手段がないため、
たびたび清掃することを要し、長期の使用に供しえない
。即ち、可撓体に用いられる浮上形ヘッドをクリーニン
グヘッドとして用いる場合には被切削物の収容・回収手
段がないためヘッド及び可撓体の決定的な摩耗・損傷を
招くか頻繁に清掃の必要が生じるという問題点があった
一方、後者の方法−一一ナイフエッジ形、ブラシ形、又
は空気形−m=では小さな異物や強く固着した異物に対
してはそのクリーニング効果は小さく、特にナイフェツ
ジ形又はブラシ形の場合はテープ表面を著しく損傷した
シプラシの寿命や被切削物の回収法等保守上の問題があ
った。また、空気形の場合は強く固着した異物に対して
はその効果がないばかりか、通常専用の空気ポンプを必
要とするため装置が大型化するという欠点があった。
〔発明の概要〕
本発明は、上述したような点に鑑みてなされたもので、
磁気テープ等の可撓体表面に対向して球面又は擬球面を
有する可撓体支持体面と、この可撓体支持体面の可撓体
の移動方向後端部に該球面又は擬似球面の接向面に対し
切り取られる如く第1の角度を持って形成された第1の
斜面と、この第1の斜面の可撓体走査方向後端部に設け
られた被切削物収容部とを備えることにより、磁気記録
媒体のエラーの発生源となる突起又は異物、ゴミ等を確
実に除去し得るようにしたクリーニングヘッドを提供す
るものである。以下実施例について詳細に説明する。
〔実施例〕
まず、本発明になるクリーニングヘッドの構造と可撓体
との相対的位置関係について説明する。
第1図は本発明によるクリーニングヘッドの斜視図、第
2図はその側面図である。また、第3図はクリーニング
ヘッドを回転へラドロータに取りつけた場合の側面図で
ある。なお、第3図では簡単のためクリーニングヘッド
を1個しか図示していないが複数個設けてもよい。これ
らの図において、クリーニングヘッド1は長さ5〜10
間2幅4〜8110Iの矩形をなし、直径R1幅Wの回
転ヘッドロータTに約数10μm突き出して設置されて
いる。
前記クリーニングヘッド1の可撓体支持体面2は曲率半
径5〜100m5で、望ましくは20〜60W程度の球
面又は擬似球面形状をなしている。前記回転へラドロー
タTの直径Rは処理しようとする可撓体10の幅によっ
て異なるが、例えば2インチ幅の可撓体に対してはR=
3υ〜100m、ロータの幅は8〜20圓程度に選ばれ
る。2aは前記クリーニングヘッド1の球面又は擬似球
面の頂点である。
3は該球面又は擬似球面の接向面2bに対し、第1の角
度θ、をもって切シ取られる如く、前記支持体面2の可
撓体移動方向後端部に隣接して形成された第1の負圧を
発生させる第1の斜面である。
3aは前記球面又は擬似球面と前記第1の斜面3との交
線であり、この部分が切削刃を構成している。5は同様
に前記第1の斜面3の接平面に対し、第2の角度θ、を
もって切り取られる如く形成され被切削物の収容部を構
成する面である。そして、この面5には、被切削物の収
容溜6が設けられている。前記収容溜6は前記クリーニ
ングヘッド1の支持体面2と対向する面に開口する孔6
aを有し、これによって負圧圧力による被切削物回収手
段を構成している。前記第1の角度θ、は概ね5概ね6
0〜5であればよい。クリーニングヘッド1、 は単独
でクリーニングヘッド支持体(図示せず)に取9つけら
れるか、おるいは前記回転ヘッドロータ7に搭載され、
矢印A方間に速度Vで回転するよう構成される。表面処
理の対象である可撓体10は概ね第3図の円内Bの領域
では空気膜潤滑理論に従ってサブミクロン以下の隙間を
もって支持されている。
第3図のB部の拡大図を第4図に示す。第4図に従って
、従来形可続体用浮上形ヘッドと本発明によるクリーニ
ングヘッド1との浮上特性の違いを説明し、これによっ
てバニッシュの動作を説明する。
可撓体10は数10μmの押し込み量(第4図で基板面
又はロータ面12からクリーニングヘッド頂点21Lま
での高さhで定義)の条件で、クリーニングヘッド1の
支持体面2に倣って変形して微少すきまを形成する。こ
の微少すきまの形成技術は公知である。即ち、可撓体支
持体面2の曲率半径20順、可撓体厚40μm、ヘッド
・媒体量相対速度25m/i 、ヘッド押し込み置数1
0μmの場合、可撓体10は該支持体面2と接触するこ
となくおよそ0.2μmの最小すきまをもって浮上・支
持される。
このように、本発明においては第1の角度θlを持って
切り取られる如く形成された第1の斜面3の存在により
ヘッド後端方向に広がった負圧分布とヘッド押し込み量
に対する可撓体変形に伴う反力の作用で可撓体10を広
範囲にわたって大きく変形させることができる。これは
、前記開示の浮上形ヘッドに比べ、例えば押し込み量の
値が60μm以上と大きくてもまた相対速度が変化して
もまたヘッド曲率半径が変わってもバニツシュヘラドと
して使用可能であることを意味し、使用間−囲が飛躍的
に拡大する。また、前記第1の角度θ、は5〜100、
好ましくは30〜90の範囲で所望の値に加工でき、し
かも所謂欠けの問題も必然的に回避できるため、動作及
び設計余裕度が飛躍的に拡大でき、ヘッド実作が容易と
なる。
次に、最も基本的な問題である被切削物収容部と被切削
物の回収手段についての改良点をさらに説明する。第4
図で14は上記の原理に従って切削された突起を示す。
突起14は切削後学気流にしたがって下流に移動し被切
削物収容部5、この場合は第2の負圧発生部(斜面)に
堆積する。但し、この第2の負圧は上記可撓体・ヘッド
間すきまに影響を及ぼさない程度に小さいことは公知で
ある。即ち、第20負圧発生部は言わば吹き溜りに相当
し被切削物を収容する機能のみを有する。
従って、強い遠心力が作用しない場合には被切削物は飛
散することなく前記第2の負圧発生部下部に堆積する。
第2の負圧発生部は平面であってもよいが、第2図、第
4図に示したように収容溜6を設けた構造が望ましい。
しかもこの収容溜6には空気等で回収するだめの孔6a
が設けられている。また、前記孔6&には被切削物を回
収するため、空気を導く管(図示していない)が接続さ
れてお9、これを通して第3の負圧を前記第1及び第2
の負圧発生部又は収容溜6の上部に生じさせることがで
きる。この第3の負圧の存在意義は大きいことに注目す
べきである。即ち、該第3の負圧は第1及び@2の負圧
に比べて通常大きいので、この第3の負圧の圧力を制御
することによシ可撓体10の変形をも制御できる。例え
ば可撓体10の剛性の大小に応じて前記第3の負圧力を
変えればクリーニングヘッド1の押し込み量を変えるこ
となく、同一のバニッシュ状態を保つことができる。ま
た、前記クリーニングヘッド1の曲率半径。
速度、押し込み量等の条件が変化しても、この変化に対
応して前記第3の負圧を制御するだけでよりことも容易
に類推できる。この被切削物回収手段を用いれば、従来
適用できなかった厚みの大幅に異なる可撓体、40μm
以上の厚い可撓体、20μm以下の薄い可撓体をも対象
とすることが可能となる。
第5図に被切削物収容部5をコの字又はL字形のコアで
囲った構成例を示す。この場合、生産性を考慮して第1
の斜面3は第2の斜面を兼ね、しかも該斜面30角度を
概ね90 にしている。被切削物収容部5の頂部と交1
113aとの高低差tは10μm以上あればよい。この
場合には、第1の斜面3に続く第2の負圧発生用斜面が
ないため、被切削物を積極的に回収するための手段が必
要で、例えば第3の負圧を生ずるだめの吸引空気と空気
を導く孔6aは不可欠な構成要素である。
尚、クリーニングヘッド1の可撓体支持体面2の形状は
球面又は擬似球面状であればよく、例えば前述の特公昭
58−15845号に開示されているように可撓体が走
査する方向に溝を設けた球面構造であってもよい。また
前述の特開昭56−105359号に開示されているよ
うに球面の可撓体が走査する方向の一部に溝を設け、か
つ溝の深さをヘッドの前・後端部で変えた構造であって
もよい。即ち、これらの技術は可撓体との浮上すきまを
制御する手段の1つでアシ、その意味でこれらに制限さ
れることはない。また、クリーニングヘッドの材料は可
撓体表面よシ硬いものであればなんでもよく、例えばセ
ラミックス、フェライト、ダイヤモンド等であってもよ
い。
以下に、上記した本発明のクリーニングヘッドを有する
可撓体の表面処理装置の実施例について説明する。
第6&図はクリーニングヘッド1を可撓体長手方向に概
ね平行に取りつけた所謂固定ヘッド型の表面処理装置の
概略図を示す。前記クリーニングヘッド1を有する表面
処理装置支持架は図示されていない。Dは可撓体10の
移動方向である。
第6b IEはクリーニングヘッド1を回転ヘッドロー
タ1に搭載して、可撓体10の幅方向に走査するよう構
成した表面処理装置17の概略図を示す。表面処理装置
17の支持体は図示されていない。Eは回転ヘッドロー
タ7の回転方向を示す。
本実施例では回転ヘッドロータ7を可撓体10の幅方向
に回転するよう構成したが、斜め方向であってもまたV
TR等で既に公知のように斜めでマンドレル(図示せず
)に巻き付ける構成であってもよい。
第6C図はクリーニングヘッドを回転ヘッドロータに搭
載した場合における前述の第3の負圧を生じせしめる構
成例を示す斜視図である。15は、第30負圧を発生す
るために設けられた空気吸引用パイプ16と共用せしめ
た回転ロータ軸でめυ(軸の留め具等は図示されていな
い)、回転ヘンドロータフの内部において、複数の小孔
20が設けられている。これらの小孔20はクリーニン
グヘッド1(但し、第6C図には2個しか示されていな
い)に設けられた空気吸引用孔5a (第4図。
第5図参照)とパイプ21によって接続されている。2
2は被切削物を回収するだめの容器を具備した空気吸引
ポンプである。前記クリーニングヘッド1で切削した可
撓体の突起・ゴミ等の被切削物はパイプ21.小孔20
を通って回転ロータ軸15と共用にされた空気吸引用パ
イプ16を通シ前記空気吸引ポンプ22の被切削物回収
容器に堆積し本発明になるクリーニング動作が完了する
第7図は可撓体10の幅方向に走査する表面処理装置1
7を前記可撓体10の幅方向に複数個(ここでは簡単の
ため2個の場合を例示している)ならべた場合を示す。
並べる個数は処理したい可撓体10の幅と処理回数に応
じて何個でも組み合わせることができる。即ち、本発明
によるクリーニングヘッドを積載した回転へソドロータ
を複数組み合わせて構成できる可撓体の表面処理装置に
は、可撓体の幅の大小に応じてまた処理回数に応じて該
回転ヘッドロータ7を直列、並列、及びそれらの組合せ
等いずれもとり得る。
第8a図は別の実施例でスピンドルモータ23に取りつ
けられた回転するフレキシブル磁気ディスク24に対し
てクリーニングヘッド1を基板25側と反対の方向から
押しつけることによって構成された表面処理装置の概略
図である。尚、りIJ−ニングヘッド1の支持体は図示
されていない。第8b図は同様に基板25側からクリー
ニングヘッド1を突き出すよう構成された表面処理装置
の概略図である。クリーニングヘッド1は磁気ディスク
24の半径方向、即ち矢印Fの方向に移動することがで
きる。このような移動するクリーニングヘッド1は基板
25の直径方向に複数設けられてもよい。第8b図の場
合のクリーニングヘッド1の基板25面からの突出し量
は、磁気ディスク24の剛性と該クリーニングヘッド1
上での周速によって変わるが概ね数10μm〜数闘であ
る。同様に第8a図の場合のクリーニングヘッド1の磁
気ディスク24に対する押し込み童は概ね数10μmで
ある。これらの場合、他の条件が同一ならば周速が大き
い程表面処理効果は大きいことは云うまでもない。
第8C図はスピンドルモータ23に取9つけられた回転
するフレキシブル磁気ディスク24に対してクリーニン
グヘッド1を有する表面処理装置17を取りつけた概略
図であり、その平面図を第9図に示す。ここで、クリー
ニングヘッド1は簡単のため図示されていない。表面処
理装置1Tの支持体30(第8c図には示していない)
は支点31を回転中心として矢印G方向に回動する。フ
レキシブル磁気ディスク24は基板25に沿って回転す
る系であってもよい。表面処理装置17は前記磁気ディ
スク24に対して高い相対速度を得んがため導入したも
のであるが、その目的とするところはサブミクロン以下
の微少な突起を効果的にバニッシュすることにある。そ
の相対速度の値は高い程良く、少なくとも数−8以上が
必要である。
以上の実施例に示した如く、本発明になるクリーニング
ヘッドを単独で又は回転するロータ上に搭載し、テープ
状可撓体の場合はこれを長手・幅・斜め走査となるよう
に、同様にディスク状可撓体の場合には回転するディス
ク状可撓体に対して相対速度を持つように構成すること
にょシ、前述した空気膜潤滑理論に従って可撓体を損傷
することなく、かつ有効なバニッシュ効果を持った高能
率可撓体の表面処理装置が実現できることは明らかであ
る。
次に、本発明になるクリーニングヘッドを有する回転ヘ
ッドロータを実際の記録再生機構に取りつけ、情報処理
中オンラインで記録媒体上の突起。
ゴミ等を除去するように構成した実施例を以下に述べる
第10図は超大容量記憶装置等に用いられる幅走査回転
ヘッド記録再生機構の概略図である。磁気ヘッド40は
記録再生用回転ヘッドロータ41に取9つけられ、モー
タ42で回転する回転ヘッドアッセンブリを構成してい
る。可撓体10はテープ送り用モータ43によシ供給リ
ール44より繰シ出され、一対のエアベアリングガイド
45a。
45bを通って巻き取りリール46に巻き取られる。
47は巻き取り用キャプスタンモータである。前記エア
ベアリングガイド45a、45bには各々空気供給用バ
イブ49a、49bが接続されている。エアベアリング
ガイド45a 、 45bの拡大斜視図を第11図に示
す。可撓体10は固定ガイド50と板バネガイド51の
間を磁性面をエアベアリングガイド45a(45b)側
に向けて移動する。エアベアリングガイ)’ 45a(
45b) には多数のクリーニングヘッド1を搭載した
回転ヘッドロータ7が組み込まれ、該回転へラドロータ
7を覆うような形で空気吹き出し孔53を持ったガイド
面54a 、 54bが形成されている。この場合、前
記クリーニングヘッド1は前記回転ヘッドロータ1の軸
線方向に並設され、周方向にずれたクリーニングヘッド
1とは千鳥状に配列されている。前記空気吹き出し孔5
3がらは静圧−−−0,05〜0.1 Kf/cm 程
度−一一カ供給すレテお9、可撓体10の非接触走行を
可能にしている。
前記ガイド面54a、54bの間には切シ欠き55が設
けられ、ここから複数のクリーニングヘッド1又は複数
のクリーニングヘッド1を搭載した回転ヘッドロータ7
が可撓体10に突き出るような形で構成される。
この場合には、可撓体10の移動速度はクリーニングヘ
ッド1を搭載した回転へラドロータIの速度に比べ十分
小さいので可撓体10の運動方向にかかわらず第3図及
び第4図で説明した状況が実現でき、可撓体面の微少な
突起にいたるまで除去できる。
本実施例では、幅走査形回転ヘッド記録機構の場合を例
にとって説明したが、本発明はこの実施例に限定される
ものではない。即ち、長手走査でも斜め走査でも、また
斜め走査でマンドレルに巻き付けられる記録再生i構に
も適用できる。又、本実施例では記録再生用ヘッドロー
タ41とクリーニングヘッド1を搭載した回転ヘッドロ
ータ1とを別個独立に構成したが、同一ロータ上に構成
してもよいことは当該業者ならば容易に類推できる。こ
のように、本発明になるクリーニングヘッド又は該クリ
ーニングヘッドを回転ロータ上に搭載し、これを記録再
生機構に付随して設ければ、情報処理中でもバニッシュ
とゴミ等の除去が可能となることは明らかである。
以上説明したように、空気力学的にバランスをに隣接し
て可撓体の移動方向後端に設けられた被切削物収容部(
又は第2の斜面)とを備えた本発明によるクリーニング
ヘッドにおいては、可撓体支持体面は可撓体との非接触
空気膜潤滑作用によシ可撓体を損傷することなく高い相
対速度を実現して可撓体面を走査でき、また第1の斜面
は可撓体に対するクリーニングヘッド押し込み量に対す
る可撓体変形に伴う反力とにより可撓体を該クリーニン
グヘッド側に大きく変形させる作用をするので、前記第
1の斜面で生じた負圧及び前記反力による可撓体押しつ
け力と可撓体支持体面で発生する正圧による可撓体浮上
刃とのバランスの結果として支持体と第1の斜面との交
線近傍に於いてサブミクロン以下の微小すきま領域が容
易に実現できる。また、クリーニングヘッドを搭載した
回転ロータの速度は可撓体の移動速度に対して十分に速
くできるので前述した微小すき葦の実現と併せてその微
小すきま以上の高さの可撓体面上の微小突起までもが極
めて高速に切削可能となる。
また、被切削物収容部(又は第2の斜面)に負圧圧力に
よる被切削物の回収手段を設けると、被切削物は飛散す
ることなく空気力学理論に従って被切削物収容部(又は
第2の斜面)に堆積し、すみやかに回収される。即ち、
これらの構成要素はすべて空気力学法則に従った形状を
有するため構造が簡単なうえ、バニッシュ効率も極めて
高い。
また収容部に生じる負圧はバニッシュ効果ノコントロー
ルと被切削物の回収手段として機能するため、−これを
制御する手段を導入することにより処理しようとする対
象が拡大するとともに表面処理装置の無保守化が可能と
なる。
さらに、クリーニングヘッドまたは該クリーニングヘッ
ドを搭載した回転ロータをエアベアリングガイド中又は
記録再圧用回転ロータ中に設けることによりデータの記
録再生中にオンラインで突起、ゴミ等の除去・回収が可
能となる等の利点がある。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によるクリーニングヘッドは
その構造が極めて簡単で、可撓体の突起。
ゴミ等を確実に除去、回収でき、また動作余裕度も大き
いため、第1の斜面と収容部の角度の設計自由度を大き
くとれる。従って、ヘッドの製作にあたって加工も容易
性と自由度が大きく歩留り等測を示す斜視図、第2図は
同ヘッドの側面図、第3図はクリーニングヘッドを回転
ヘッドロータに取シつけ、可撓体を空気膜潤滑している
状態を示す側面図、第4図は可撓体−クリーニングヘッ
ド部の拡大図、第5図はクリーニングヘッドにコの字又
はL字形の被切削物収容部及び該被切削物を回収するだ
めの空気孔を設けた例を示す側面図、第6a図、第6b
図、第6c図および第7図はそれぞれクリー二/グヘッ
ドをテープ状可撓体に設置した例を示す図、第8a図、
第8b図、第8c図および第9図はそれぞれクリーニン
グヘッドをフレキシブル磁気ディスクの表面処理装置と
して適用した例を示す図、第10図は超大容量記憶装置
の記録再生機構部の概略図、第11図は該超大容量記憶
装置の記録再生機構部に用いられるエアベアリングガイ
ドの拡大斜視図である。
1・・・・クリーニングヘッド、2・・・・クリーニン
グヘッドの可撓体支持体面、3・・・・第1の斜面、5
・・・・収容部(第2の斜面)、6・・・・第2の斜面
に設けられた被切削物の収容溜、6a ・・・・負圧を
発生すべく設けられた空気吸引用孔、1・・・・回転ヘ
ッドロータ、1゜・・・・可撓体、17・・・・表面処
理装置、24e−・拳フレキシブル磁気ディスク、45
a、45b 参・・・エアベアリングガイド、θ1 ・
・・・第1の角度、θ2 ・・・・第2の角度。
特許出願人 日本′亀信市話公社 代 理 人 山 川 政 樹 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 ワ 第7図 第6a図 第6b図 第6C図 手続補正書(1幻 特許庁長官殿 1“1 バ9,4.J0681、事件の
表示 昭和59年 特 許願第27348号 2、発明の名称 クリーニングヘッド 3、補正をする者 事件との関係 特 許出願人 名称(氏名) (422)日本電信電話公社5、補正の
対象 (2)同上第10頁第11行目と第12行目の間に次の
文章を挿入する。
[本発明による負圧発生用の第1の斜面3がなく浮上面
が第4図鎖線で示す接向面2cの如き形状の場合にはこ
の接向面2cによシ可撓体10は破線10aの如く変形
するため、数10μmの押し込み量ではある値、例えば
0.2μm以下のすきまを実現することは不可能であり
、また有効なバニッシュ効果も得られない。バニッシュ
効果を得るためには、(1)100μm以上押し込む、
(2)例えば特公昭58−15845号、特開昭56−
105359号に開示されている如く、後述する本発明
になる第1の斜面3と類似の構造をとる2つの方法があ
る。しかし、第1の方法は前記接向面2cの部分に切削
ぐずが堆積し可撓体クラッシュの原因となるため適当で
はない。
一方、第2の方法になる該浮上ヘッド形状の場合には、
記録再生ギャップ部を形成する必要から後述する第1の
角鼓はおよそ90°であることが必要不可欠であシ、こ
の場合には押し込み量の設定余裕度が小さいこと、さら
には前述したように被切削物の回収手段を具備していな
いため、実用には供し得なかった。本発明はこの欠点を
解決するためには以下に述べる第1.第2さらには第3
の負圧発生部を設けることが有効であることを見いだし
たものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁気テープ、フレキシブル磁気ディスク等の可撓
    体の表面の突起、異物等の被切削物を除去するクリーニ
    ングヘッドでろって、該ヘッドは前記可撓体の表面に対
    向して設けた球面または擬似球面を有する可撓体支持面
    と、この可撓体支持面の前記可撓体の移動方向後端部に
    隣接して形成された第1の斜面と、この第1の斜面に隣
    接して前記可撓体の移動方図後端部に設けられた被切削
    物の収容部とを備えていることを特徴とするクリーニン
    グヘッド。
  2. (2)被切削物の収容部が第1の斜面に続いて形成され
    た第2の斜面で構成されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のクリーニングヘッド。
  3. (3)被切削物の収容部は負圧圧力による被切削物回収
    手段を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項記載のクリーニングヘラ
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990012398A1 (en) * 1989-04-04 1990-10-18 Eastman Kodak Company Magnetic head contour utilizing facets for air film skiving

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1990012398A1 (en) * 1989-04-04 1990-10-18 Eastman Kodak Company Magnetic head contour utilizing facets for air film skiving

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