JPS6017336B2 - 顆粒状水溶性セルロ−ズ誘導体の製造方法 - Google Patents

顆粒状水溶性セルロ−ズ誘導体の製造方法

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JPS6017336B2
JPS6017336B2 JP6911878A JP6911878A JPS6017336B2 JP S6017336 B2 JPS6017336 B2 JP S6017336B2 JP 6911878 A JP6911878 A JP 6911878A JP 6911878 A JP6911878 A JP 6911878A JP S6017336 B2 JPS6017336 B2 JP S6017336B2
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JP
Japan
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cellulose derivative
water
flakes
soluble cellulose
moisture content
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JP6911878A
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JPS54160460A (en
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浩一 母里
隆 粕谷
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水溶性セルローズ誘導体、例えばカルボキシメ
チルセルローズ(CMC)、ヒドロキシエチルセルロー
ズ(HEC)、メチルセルローズ(MC)などの単独又
はこれらの混合物の顎粒化方法に関するものである。
一般に水溶性セルローズ誘導体は粒子自身の溶解速度が
極めて早いので、粉末状のまま水中に溶解させた場合粒
子同志の集合粘着現象(ママコと呼ばれている)が発生
し、ママコ内部へ水の浸透が著しく阻害され見かけの溶
解速度が非常に遅くなる。
従釆から水溶性セルローズ誘導体のママコを防止し熔解
速度を早める方法は種々提案されている。
例えば水溶性セルローズ誘導体の表面に疎水性又は非膨
潤性物質をコーティングする方法や、発泡剤を添加し溶
解時の拡散を容易にする方法などであるが、これらの方
法は製品の純度に悪い影響を与えるため使用上の制約が
ある。このような制約がないママコ防止法として粉末の
粒子径を大きくするいわゆる額粒化の方法がとられてお
り、一般的にはセルローズ誘導体に水を散布しながら縄
拝混合し粒状化する方法がある(溢式造粒法)。しかし
この方法は、造粒後乾燥を必要とするため製品が着色し
、製造工程も複雑になる。又造粒、乾燥を同一装置で行
なう流動造粒乾燥装置を用いた場合には粒子の高比重が
低くなりすぎて、溶解時水面に浮きママコになり易く、
且つ乾燥に要する費用も高くつくという欠点がある。こ
れらの欠点を改改良すべく本発明者は種々検討の結果、
水溶性セルローズ誘導体を額粒化するにあたり、含水率
を平衡水分の0.5〜1.“音に調節した粉末状セルロ
ーズ誘導体を供給装置としてホツパーとホッパー内部に
フィードスクリューを備え、微小間隙(1〜2肋)を隔
てて互に回転する二個のロールの間を通過させフレーク
状とし、次いでこれを粉砕、分級して得た額粒セルロー
ズ誘導体(粒径20〜60メッシュ)は、着色もせず水
に溶解した場合ママコにならず溶解速度の速いことを発
見し本発明に至った。原料のセルローズ誘導体の形態は
60メッシュより細かい粉末状であればよく、形態が繊
維状につらなっている場合には良好なフレークは得られ
ず、粉砕後もなお繊維状を保っており、溶解性の良好な
類粒状セルローズ謙導体は得られない。含水率を平衡水
分の0.5〜1.0倍に調整するという要件は非常に重
要である。即ち一般に市販されている粉末状セルローズ
誘導体の含水率は平衡水分の0.2〜0.4倍程度であ
るが、この様な低い含水率のセルローズ譲導体を原料と
して用いた場合には、額粒化した(粒径20〜60メッ
シュ)セルローズ誘導体の崩壊率が極めて悪い。これは
含水率が少ないためロールで圧縮しても粉体同志の粘着
が十分でないことによると考えられる。崩壊率を良くす
るにはロールの圧力を増すことによって少しは良くなる
が圧力をあまりかけすぎるとロールの付着がおこり良好
なフレークが得られない。そこで本発明は崩壊率を良く
するには原料セルローズ誘導体の含水率を上げ、ロール
で圧縮した時の粉体同志の貼着をよくしてやることが不
可欠であると考え、調湿の方法を検討し、調湿のために
は高速燈投機を備えた混合機にセルローズ誘導体を入れ
、蝿拝しながら装置下部より蒸気を吹き込みセルローズ
誘導体の含水率を上げる方法が好ましいことを見出した
他方、論温されたセルローズ誘導体の含水率が平衡水分
の1.0倍以下でなければならないのは次の理由による
即ち含水率が平衡水分の1.坪音を超えると粒子同志の
相互付着現象が強すぎるため、供給ホッパー内で粉末粒
子の塊化が生じ、フィードスクリューによってロールに
原料粉末を均一に供給できなくなり良好なフレーク成形
できなくなる。この際スクリューを取りはずして自然落
下でロールに原料粉末を供給することもできるが、この
場合には含水率の上昇のため安息角が高くなって、ホツ
パー内でブロッキングをおこしてしまう恐れがある。又
たとえフレークが出来ても、そのフレークは著しく着色
し、粘りを生じるための後の粉砕が非常に困難となる。
従って本発明における額粒化セルローズ誘導体の製造法
に於て、崩壊率が良好で粉砕が簡単にでき、又着色の少
ない額粒品を作るのに必要な含水率は平衡水分の0.5
〜1.ぴ音であることが見出されたのである。又本発明
の方法においてはこのように比較的含水率が低いものを
使用するため乾燥設備も不要であり、従って熱の履歴が
少ないため、粉砕で徴粉化したものは反復してロールを
通過させフレークを再生できる利点がある。セルローズ
誘導体を2個のロールの間を通過させる時のロール圧力
は、本発明に定める粉末状水溶性セルローズ誘導体の含
水率が平衡水分の0.5〜1.の苦の場合には、通常5
0〜300k9/均の範囲で行なうが、額粒品の歩留り
、崩壊率を考慮すると100〜200k9/めで行なう
のが好ましい。又ロールの間隙は1〜2肋コントロール
するのが望ましい。
ロール間隙を1肋以下にするとフレークが硬くなり過ぎ
るために粉砕しにくくなり、逆に2肋以上にするとフレ
ークが軟らかくなって粉砕時に徴粉化し、額粒品の歩留
りが悪くなる。2個のロールの間を通過したフレーク状
のものの粉砕には、通常使用される鱒断力、衝撃力、摩
擦力を利用した各種の粉砕機が使用できるが、衝撃力を
利用し、スクリーンを備えた回転羽根式の粉砕機の使用
が望ましい。
その粉砕条件は孔径0.5〜2.5帆のスクリーンを使
用し、回転羽根の周速を500〜400肌/分にするの
がよい。周速が50仇n/分以下の場合は得られる額粒
状セルローズ議導体が粗くなり過ぎ、逆に400帆/分
以上の場合には細かくなり過ぎて、いずれも目的とする
粒径の額粒状セルローズ誘導体の歩蟹りが悪くなる。分
級操作はスクリーンを備えた一般的ないずれの分級機も
使用できるが、実施例ではジャイロシフターを使用した
なお本発明の方法は用途に応じてこれらセルローズ誘導
体に各種添加物を若干添加した粉末に対しても適用でき
ることはいうまでもない。以下に含水率を種々に変えて
額粒化を行なった場合の実験結果を示す。
粉末状水溶性セルローズ誘導体をへンシヱルミキサー(
三井三池製作所)を用いて種々の含水率に調整し、ロー
ル油圧50k9/地,130kg/地の条件でフレーク
を作り、粉砕、分級を行なって20〜60メッシュの額
粒状セルローズ誘導体を得た。
この結果を第1〜2表に示した。第 1 表 OM0(置換度0.7)平衡水分23紫(RH70劣2
5℃)※スクリューを取りはずしてフレークを作った。
ロールへの付着多し。第1表のCMCの場合含水率が平
衡水分の1.0倍以上になるとスクリューを取り付けた
状態でのフレーク成形は困難となり、粉砕時間も延長さ
れる。又色も悪くなっている。一方舎水率が平衡水分の
0.5〜1.0倍の場合はフレーク成形性は良好で、粉
砕時間も短く、得られた顎粒品はママコをおこさず熔解
速度も早い。含水率が平衡水分の0.針音より少なくな
ると得られた額粒品の崩壊率が極端に悪くなり、所定の
粒径を保つことがむずかしくなる。これらのことからも
原料セルローズ誘導体の含水率は平衡水分の0.5〜1
.ぴ音でなければならないとがわかる。又50k9/ふ
と130k9/地を比較するとロール油圧は高い方がよ
く、額粒品の歩留り、崩壊率も向上している。第2表 HB0(置換度1.5)平衡水分14り 70りRH
2 0第2表のHECの場合もCMCの場合と同様に含
水率は平衡水分の0.5〜1.び音が適していることが
わかる。
尚第1〜2表に於て各項目の測定方法か次の如くである
成形性: 粉末状水熔性セルローズ誘導体がロールを通
過し成形されたフレーク状態を観察 粉砕時間:成形後のフレーク5k9を粉砕するに要した
時間崩壊率: 類粒品(20〜60メッシュ)を磁製球
と共に容器に入れ、1虫時間振動をあたえた後の60メ
ッシュ以下の粒子の 割合 色: 類粒状セルローズ誘導体(20〜60メッシ
ュ)の色を肉眼で観察溶解速度:類粒状セルローズ譲導
体(20〜60メッシュ)を100倍量の水に溶解した
ときの完全に溶解するまでに要する 時間 歩蟹り: 成形、粉砕、分級のくり返し数1回の時の各
粒度毎の歩蟹り以上の結果から含水率を平衡水分の0.
5〜1.0倍に調湿し、供給装置としてホツパーとホツ
パー内部にフィードスクリューを備え、微小間隙を隔て
互に回転する2個のロールを通過させて得られるフレー
クは、成形性も良好で粉砕時間も短く分級によって得ら
れた額粒品の溶解速度も早く色相も良好であることが認
められた。
本発明の製造方法の工程をフローシートで示すと第1図
の如くである。
図において1は内部にフィードスクリューを備えたホツ
バー、2は微小間隙を隔てて互に回転する2個のロール
、3は粗砕機、4は粉砕機(パワーミル)、5は分級機
(ジャィロシフター)、6は高速燈梓機を備えた調溢機
(ヘンシェルミキサー)、7は分級機及び調溢機からの
粉末を受入れるホッパー、8は粉末を特上げてホッバー
1へ供給する持上コンベアである。粉末原料Sは調湿機
6に供給されて、調湿後ホッパー1に入れられ、フレー
ク化、粉砕、分級の工程を経て額粒品はPで袋詰めされ
る。次に実施例虹皮び比較例を述べる。
実施例 粉末状CMC(80メッシュ通過品、置換度0.7、含
水率7%)を60kgヘンシェルミキサー内へ入れ、装
置下部より蒸気をできるだけゆっくりと吹き込み約13
分で含水率を13%とした(これは温度25q0、相対
湿度70%の時の平衡水分23%に対し約0.57倍に
あたる)。
このCMCをホッパーへ投入しフィードスクリューで油
圧200k9/のの互に回転し合う2個のロールへ供給
し、厚さ1.4肋のフレークを成形し、粉砕、分級を行
ない20〜60メッシュのCMC類粒品を得た。60メ
ッシュ以下に分級されたものはくり返しホッパーへ投入
しフレークを成形し、粉砕、分級を行なって20〜60
メッシュの額粒品を得た。
くり返し5回行なった結果20〜60メッシュのCMC
の頚粒品50k9歩留り83%を得、この顎粒品の色相
は良好で、10ぴ音量の水に添加した場合の溶解状況は
ママコを全くみとめず溶解時間は約5分であった。又こ
の額粒品の崩壊率は7%と良好であった。比較例 1 実施例と同様のCMC60kgを調湿することなく、実
施例と同様の操作を行なって41k9の20〜60メッ
シ・ュの顎粒状CMCを得た。
(歩留り斑%)この額粒品の溶解性は良好であったが崩
壊性は29%と悪くなった。比較例 2 実施例2と同様のCMC5k9に水2k9を均一に散布
し縄梓混合し、次いで12ぴ0で乾燥後含水率13%と
し分級して2k9の20〜60メッシュの額粒品をえた
この額粒品のION音量の水への溶解は6分と実施例の
場合とほぼ同じであったが、かなりの着色が認められた
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の工程を示すフローシートである。 1:内部にフィードスクリューを有するホツバー、2:
2個のロール、3,4:粉砕機、5:分級機、6:認湿
機。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粉末状水溶性セルローズ誘導体の含水率を平衡水分
    の0.5〜1.0倍に調整し、供給装置としてホツパー
    とホツパー内部にスクリユーを備え微小間隙を隔てて互
    に回転する2個のロールの間を通過させフレーク状とし
    、次いでこれを粉砕、分級することを特徴とする顆粒状
    水溶性セルローズ誘導体の製造方法。
JP6911878A 1978-06-08 1978-06-08 顆粒状水溶性セルロ−ズ誘導体の製造方法 Expired JPS6017336B2 (ja)

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JPS54160460A JPS54160460A (en) 1979-12-19
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DE3038001A1 (de) * 1980-10-08 1982-05-06 Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf Verfahren zur herstellung von mikropulvern aus celluloseether oder cellulose
JPS60239347A (ja) * 1984-05-14 1985-11-28 ダイセル化学工業株式会社 水中打設用セメント組成物

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