JPS6017290A

JPS6017290A - 密閉形電動圧縮機

Info

Publication number: JPS6017290A
Application number: JP12173984A
Authority: JP
Inventors: Jun Tozaki; 戸崎　準
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1984-06-15
Filing date: 1984-06-15
Publication date: 1985-01-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は圧縮機内部空間を適切な中間圧力に保持して、
摺動損失の低減、容積効率の向上、圧縮機温度の低下に
よる高寿命化等を図るべく提案するものである。

〔従来技術〕

従来の回転ピストン式密閉形亀動圧縮機のポンプ部分の
横断面図を第１図に示す。

即ち、蒸発器（図示せず）より戻入された低温低圧状態
の冷媒ガスは圧縮機１の吸込通路５を通ってシリンダ２
内に吸込まれ、クランク軸３およびローラ４の偏心回転
運動に依り吐出通路６、吐出バルブ７を辿って圧縮機内
部空間に高温、高圧の状態で放出された後吐出パイプ（
図示せず）を経て凝縮器（図示せず）に排出される。

上記の如き構造の場合、圧縮機容器イ１に高温、高圧の
冷媒ガスが放出される為に、ベーン８の背　゛面部には
バネ９による押つけ力の他に高圧冷媒ガスに依る押圧力
か加わる為のベーン８の先端とローラ４の外周部分の摩
擦抵抗の増加、ポンプ部分周囲からシリンダ２内低圧側
室への高圧冷媒の漏洩に依る容積効率の低下、潤滑油中
への高圧冷媒の溶は込み量増加に依る潤滑効率の低下、
および高圧冷媒の圧縮機内部空間への滞留によるスター
ト直後の冷凍サイクルの冷却速度の低下等の慣れかある
。

〔発明の目的〕

本発明は上記の危惧を改良すべく提案されたものであり
、圧縮機内部空間を適切な中間圧力に保持して、圧縮機
の諸効率の向上を図ることを目的としたものである。

〔発明の概要〕

即ち圧縮機内で生成された高温高圧の冷媒ガスの殆んど
を圧縮機内部空間に放出させることなく直接凝縮器に排
出させ、残り僅少の高圧冷媒ガスを圧縮機内部に具備せ
る吐出サイレンサに連通ずる補助キャピラリで適当な圧
力に減圧して圧縮機内部空間に放出させて密閉容器内を
適当な中間圧力に保持させて、圧縮機の諸効率の向」二
に寄与させることを目的としたものである。

〔発明の実施例〕

以下に本発明を第２図および第３図に示す一実施例で説
明する。

第２図は本発明の構造を有する密閉形電動圧縮機のポン
プ部分の横断面図、第３図はこの圧縮機を使用して構成
された冷凍サイクルを示す。

密閉形電動圧縮機１０は吐出バルブ１２の周囲を完全に
密封させるべくシリンダ１１に取りつけられた吐出サイ
レンサ１３および°これと連通して圧縮機容器外に通ず
る吐出パイプ１４、更に吐出サイレンサ１３と圧縮機内
部空間を導通させる第２キヤビ１５および圧縮機内部空
間と容器外側を導通させるパイプ１６をもって構成され
る。

−力木密閉形電動圧縮機１０を使用してなる冷凍サイク
ルは前記吐出パイプ１４と凝縮器１９を、吸込パイプ１
７と蒸発器１８を接続し、更に圧縮機内部空間に通じる
パイプ１６を冷凍サイクル中つ第１キヤビ２０に接続し
て構成さｔＬる。

上記の如く構成された密閉形電動圧縮機１０および冷凍
サイクルに於いて、圧縮機内で生成された高温、高圧の
冷媒ガスはその大部分が圧縮機内部空間に滞留すること
なく直接凝縮器側に排出され、残りの極く一部の高温、
高圧の冷媒ガスも吐出サイレンサ１３に併置さ■た第２
キヤビにより適当な中間圧力に減圧されて圧縮機容器内
に放出されてパイプ１６を介して第１キヤビ２ｏの適当
な位置に戻入される。

〔発明の効果〕

かかる構成の密閉形電動圧縮機および冷凍サイクルに於
いては、圧縮機内部のベーン背面にかかる押圧力の減少
に伴なうベーン先端とローラ外周の摩擦抵抗の減少、ポ
ンプ低圧室への冷媒ガス浸入による容積効率低下の防止
、潤滑油内への冷媒容解量の減少による潤滑特性の改善
、冷凍サイクル上での冷却速度の改善等の効果が期待さ
れる。

上記の如（本発明の密閉形電動圧縮機に依れば圧縮機の
機械効率、ポンプ効率の大幅な改善と冷却速度の改善等
が図れ、更に圧縮板内部が従来に対して適当に低い温度
に保持出来る為電動機およびポンプ部分の高寿命化が期
待出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の密閉形電動圧縮機のポンプ部分の横断面
図、第２図（ま本発明の密閉形電動圧縮機のポンプ部分
の横断面図、第３図は本発明の密閉形電動圧縮機を使用
した冷凍ザイクルの構成図である。１・・・圧縮機、２・・・シリンダ、３・・・クランク
軸、４・・・ローラ、５・・・吸込通路、６・・・吐出
通路、７・・・吐出バルブ、８・・・ベーン、９・・・
バネ、１０・・・圧縮機、１１・・・シリンダ、１２・
・・吐出バルブ、１３・・・吐出サイレンサ、１４・・
・吐出パイプ、１５・・・第２キヤビ、１６・・・パイ
プ、１７・・・吸込パイプ、１８・・・蒸発器、１９・
・・凝縮器、２０・・・第１キヤビ。代理人　弁理士　高　橋　明　夫第１図９箔　２　図第　３　図

Claims

【特許請求の範囲】１、密閉形電動圧縮＆（１０）内に於いて、シリンダ（
１１）の側面に配設せる吐出バルブ（１２）の周囲を密
封状態に保持する吐出ザイレンサ（１３）とこれに連通
ずる吐出パイプ（１４）を設けて吐出ガスを密封容器外
に直接排出すべく構成されたことを特徴とする密閉形電
動圧縮機。２、前記吐出サイレンサ（１３）の内部と圧縮機（１０
）の内部空間を連通ずる第２キヤビ（１５）を具備し更
に圧縮機（１０）の内部空間と容器外側を連通ずるパイ
プ（１６）を配設したことを特徴とする特許請求範囲第
１項記載の密閉形電動圧縮機。３、前記圧縮機（１０）の吐出パイプ（１４）を凝縮器
（１９）に、吸込パイプ（１７）を蒸発器（１８）に、
パイプ（１６）を第１キヤビ（２０）に各々接続して構
成する特許請求範囲第１項記載の密閉形電動圧縮機。