JPS60172511A - パツキング付密封要素の製造方法 - Google Patents

パツキング付密封要素の製造方法

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JPS60172511A
JPS60172511A JP2735284A JP2735284A JPS60172511A JP S60172511 A JPS60172511 A JP S60172511A JP 2735284 A JP2735284 A JP 2735284A JP 2735284 A JP2735284 A JP 2735284A JP S60172511 A JPS60172511 A JP S60172511A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、バッキング付密封要素の製造方法に関するも
ので、より詳細には、広口ビン用キャップ、電池用密封
要素のように、環状の樹脂製バッキングを備えた密封要
素の製造方法に関する。
広口ビンを密封するだめの容器蓋等においては、ビン口
部と係合されるべき周辺部にのみ環状のバッキングを施
こすことが要求されている。従来、この環状バッキング
を容器蓋の金属製殻体内に設けるには、樹脂或いはゴム
の溶液、ラテックス或いはプラスチゾルを遠心塗布法に
より施こし、次いでこれを加熱して乾燥乃至はゲル化さ
せる手法が採用されているが、この方法はバッキングの
製造に多い工程数と時間とを要し、しかも環状バッキン
グの形状を容器の密封に最も望ましい形状(プロファイ
ル)に制御することも困難であるという問題がある。
この遠心成形法に代わる方法として、容器殻体の内面側
に熱可塑性樹脂の溶融物の塊りを供給し、この塊りを、
冷却された押し型と前記殻体との間で押圧して、バッキ
ング形状に成形する方法(特公昭41−5588号公報
〕及び容器蓋殻体の内面側に熱可塑性樹脂を予備成形物
として供給し、この容器蓋殻体を加温して前記熱可塑性
樹脂を軟化し、次いで冷却さ、れた押し型と前記殻体と
の間で押圧してバッキング形状に成形する方法(%公昭
48−5706号公報)が知られている。この方法は、
バッキングを密封に都合の良い任意の所定形状に成形し
得るという利点は確かに有1〜でいるが、前述した広口
ビン用蓋の環状バッキングの製造に適用する場合には、
バッキングの緒特性、特に密封性能の点で成る種の欠点
が生ずることが認められる。
即ち、押圧成形バッキングを備えた容器蓋をピン詰製品
の密封に使用すると、バッキングに加わる圧縮力、内容
品或いは内容品蒸気との接触及び殺菌乃至は滅菌時に加
わる温度等の少なくとも一つの要因によって、バッキン
グ、特に密封機能の上で最も重要なバッキング周辺部に
、ミクロなりラックが入り、またバッキングと容器蓋殻
体との接着性が容器蓋の保存中は勿論のことピン詰に適
用1〜た場合にも、経時的に著しく劣化するようになる
。このようなりラッキング及び接着劣化の発生傾向は、
広口ビン用蓋の環状バッキングの抑圧成形では、蓋殻体
の中央部に施された溶融樹脂塊が完全に外周縁に迄延展
移動され、樹脂の径外方への移動量乃至移動速度が大き
くなること、及び溶融樹脂の移動は外表面が冷却されつ
つ行われるため、著しい分子配向が生じ易いことと密接
に関連するものと思われる。
このようなバッキングの環境ストレスクラッキングの問
題は、単に広口ビン用蓋の環状バッキングのみならず、
電池用密封要素の場合にも同様に生じる。即ち、電池用
密封要素においても、封目板に対して、熱接着性プライ
マーを介して樹脂製バッキングを抑圧成形法で一体に設
けることが本発明者によって既に提案されているが、こ
のバッキングにおいても、中央部に炭素集電体を貫挿す
るための空隙部を設けねばならず、従ってバッキングは
必然的に環状のものとなるために、同様なストレスクラ
ッキングの問題を生じるのである。
従って、本発明の目的は、上述した欠点が解消されたバ
ッキング付密封要素の製造方法を提供するにある。
本発明の他の目的は、環状バッキング中の残留歪の発生
を抑制して、前述したストレスクラッキングや経時接着
劣化の発生を有効に防止し、その結果、樹脂バッキング
の密封性、バッキングの耐剥離性汲び熱処理後の持続密
封性を顕著に向上させた密封要素の製造方法を提供する
にある。
本発明によれば、密封用部品の中心部を除く部分に、こ
れに密着した環状の樹脂製バッキングを有するバッキン
グ付密封要素の製造方法において、密封用部品のバッキ
ングが形成されるべき環状の部分に、溶融された熱可塑
性樹脂を、分割された複数個の塊として分配供給し、こ
の複数個の塊を環状の型面を有するプランジャーで押圧
して、密封用部品に密着した環状の樹脂バッキングを形
成させることを特徴とするバッキング付密封要素の製造
方法が提供される。
本発明を添付図面に示す具体例に基づいて説明する。
本発明の密封要素の一例を示す第1図において、この密
封要素は、例えばブリキ等の金属板で製造された陽極側
封口板1には、センターパネル2があり、その中央部に
これと一体に陽極集電体嵌合用のキャップ6が一体に設
けられ、その周囲に段差部4を介してフランジ部5が設
けられている。
この封口板1の少なくとも下面には陽極集電体の嵌合用
凹部11を除いて、熱接着性プライマー塗膜6が塗装さ
れており、この塗膜6を介して熱可塑性樹脂製バッキン
グ7が熱接着により一体化されて設けられている。この
バッキング7は、封口板1の該キャップ6に対応する筒
状の下方突起部8と、該突起部周囲の薄肉部9と、該薄
肉部外層の厚肉の密封係合部10とから成っている。
この具体例において、バッキング7はオレフィン系樹脂
から成り、一方熱接着性プライマー塗膜6は、酸変性オ
レフィン樹脂または酸化ポリエチレンを含有する塗膜か
ら成っており、一層具体的には、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、アミノ樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹脂等の
少なくとも1種から成る塗料用ベース樹脂に、マレイン
酸、アクリル酸、メタクリル酸等のエチレン系不飽和カ
ルボン酸乃至はその無水物をポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレン共重合体等のオレフィン樹
脂にグラフト重合させることにより製造された酸変性オ
レフィン樹脂或いはポリエチレンを酸素で酸化すること
により製造された酸化ポリエチレンを固形分基準で0.
2乃至45重t%配合することにより得られ、この塗料
を、成形前の金属素材或いは成形後の封目板に塗布し、
次いで焼付けることにより、塗膜となる。
また、バッキング7の筒状突起部8の内周面には、後で
挿入される陽極集電体を、密封的にしかも強固に保持す
るだめの径内方向きの微小突起部12が設けられており
、一方厚肉の外周密封係合部10にも、亜鉛能の開口端
と係合する凹溝乃至は段差部16が設けられている。
本発明によれば、密封用部品、即ち封口板1のバッキン
グが形成されるべき環状の部分に、溶融された熱可塑性
樹脂を、分割された複数個の塊として分配供給する。こ
の製造工程を示す第2−A及び2−B図において、封口
板1を、封口板1のプライマー塗膜6が上側となる位置
関係で、金敷14の上に載置させる。金敷14は、図示
していないが、電熱機構等の加熱機構により樹脂の成形
に適17た温度に予熱されている。この封口板1上′に
、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂
、特に前述したポリオレフィンとエラストマーとのブレ
ンド物を溶融された状態で、しかも分割された複数個の
塊15d、15h、15C。
15d・・・とじて分配供給する。第2−B図に示す通
り、この具体例においては、4つの溶融樹脂塊をほぼ等
間隔をおいて周状に分配供給する。
本発明によれば、次いでこの分割された複数個の溶融樹
脂塊15α、15h・・・を環状の型面を有するプラン
ジャー16(第2−A図)で押圧して、密封用部品に密
着した環状の樹脂バッキングを形成させる。
このプランジャー16を示す第2−A図において、プラ
ンジャー16は相対的に上下方向に移動可能な複数個の
型構成部材から成っており、この具体例では、プランジ
ャー16の中心部から外方へ向けて、流入阻止棒17、
薄肉部形成用金型18、厚肉部形成用金型19及び外周
規制用金型20が、同軸状にこの順序で設けられている
抑圧成形に際しては、先ず流入阻止棒17が下降し、封
口板1の前述した嵌合用四部11にこれが嵌挿されるこ
とにより、該凹部11への成形時の樹脂の流入を阻止す
る。これと同時に或いは多少の前後をおいて、外周規制
用金型20が下降して、成形時において、溶融樹脂がこ
の金型20で規制される周囲を越えて外方に流出するの
を阻止する。
この状態で、第6図に示す通り、薄肉部形成用金W18
及び厚肉部形成用金型19を下降させる。
これらの金型18,19の下降により、金型18と流入
阻止棒17との間のキャビティ内に、内周側筒状突起部
8が、また金型18下面と封口板1との間に薄肉部9が
、また金型18、金型19及び規制金型20とで規制さ
れるキャビティ内に外周側厚肉部10が夫々形成される
ことになる。
本発明において、バッキング形成用の樹脂を、溶融状態
でしかも分割された複数個の塊として、バッキングが形
成されるべ3j[状の部分に分配供給することにより、
ストレスクラッキング防止や経時接着劣化防止の点で極
めて顕著な利点が達成される。
即ち、溶融樹脂塊を冷却金型で押圧した場合、樹脂は金
型と部品との間隙が狭い部分から、その間隙が広い部分
に向けて当然流出するが、問題はこの間隙の狭い部分を
樹脂が通過する際に強い冷却効果と樹脂の移動による分
子配向を生じ易いことである。部品の中心部に単一の溶
融樹脂塊を供給し、環状のバッキングを形成させる場合
には、全ての樹脂が狭い間隙の部分を通して外周に、即
ち径外方向に流出しなければならなりために、分子配向
等による歪を顕著に発生l〜易い。これに対して、本発
明に従い、環状バッキングが形成されるべき部分に直接
、溶融樹脂を分割された複数個の塊と1.て分配供給す
ると、バッキング形成用の広いキャビティー内を、む1
〜ろ周方内圧移動して、環状のバッキングの形成が行わ
れるため、成形されるバッキング内に分子配向等による
歪を発生する傾向が顕著に抑制され、前述した欠点が抑
制されるものである。
また、環状ダイスを通して押出されるバッキング用樹脂
を、環状の形に切落L、容器蓋殻体に環状に供給し、こ
れをリング状のバッキングに抑圧成形することも既に提
案されている(特開昭55−77526号公報)が、こ
の場合には、抑圧成形が分子配向等の歪を発生しないで
行われる樹脂温度では、環状樹脂の切落し時に樹脂の著
しい変形が生じるトラブルを生ずると共に、生産速度も
遅く製造が実際的でないという欠点がある。
これに対して、本発明のストランドの形で押出される樹
脂を、適宜のタイミングで切落すことにより、部品上へ
の複数個の樹脂塊の分配供給が、定着的にしかも一様に
行われ、生産速度も高いという顕著な利点が達成される
ものである。
本発明方法における樹脂の分配供給をより具体的に示す
第4図において、部品への樹脂の供給及び成形ステーシ
ョンには、周囲に多数の部品支持座21を有するターレ
ット22が回転可能に設けられ−Cおり、その周状の移
動路に沿って部品の供給シュート26、部品の予備加熱
機構24、樹脂供給ステーション25、成形ステーショ
ン26及び完成密封要素の排出シュート27がこの順序
に設けられている。
部品1は供給シュート26によりターレット22の多数
の支持座21に順次供給され、それ自体自転1〜つつ矢
印方向(反時計方向)に公転される。
部品1id:次いで高周波誘導加熱機構等の加熱機構2
4により、樹脂の成形に適した温度に予備加熱され、樹
脂の供給ステーション26に導入される。
この具体例において、樹脂の供給ステーション26は、
4台の樹脂押出ダイスヘッド28α、28h。
28C,2Bdを備えており、該ダイスヘッドには溶融
押出されるストランドを所定の長さく所定の量)だけ切
落す回転刃29が付設されている。
先ず、第一のヘッド28αにおいて、一番目の樹脂塊1
5.zが部品1上に供給され、次いで第二のヘッド28
bから二番目の樹脂塊15bが部品1上に供給され、以
後同様にして、三番目及び四番目の樹脂塊15C,15
dが順次供給される。この際、部品1の自転速度及び公
転速度と各ダイスヘッドの位置関係とを調節することに
より、各樹脂塊がほぼ等間隔をおいて周状に分配された
位置関係での供給が可能となる。続いて、成形ステーシ
ョン26においては、第2−A図及び第6図において説
明した順序での抑圧成形が行われ、環状バッキングの成
形が終了した密封要素は、排出シュート27によりター
レット外方に排出貞れる。
複数個の樹脂塊の分配供給を、複数の位置で行う代りに
単一の位置で行うこともでき、第5図に示す具体例では
単一の位置で複数の押出ダイスヘッド28α、28hを
用いて溶融樹脂の分配供給が行われる。
本発明による密封要素を、実際に乾電池に適用した例を
示す第6図において陰極活物質と容器とを兼ねる亜鉛端
60には、中央部に炭素集電体61が挿入された陽極合
剤62が収容され、亜鉛端60と陽極合剤62との間に
は、電解質糊層66が収容されている。亜鉛端60の外
側には電気絶縁性樹脂チューブ64があり、その周囲に
は金属製の外装筒体65がある。
この素電池の開口部には、本発明による密封要素66が
設けられ、炭素集電体61はバッキングの筒状突起部8
と密封係合され、一方亜鉛罐60の開口端縁はバッキン
グの周状密封係合部10と密封係合される。
このバッキングの密封係合部10は前述した如く凹溝と
なった形状を有しており、との凹溝に亜鉛端の開口端縁
が係合してバッキングのクッション性により密封が行わ
れる。本発明においては、この密封係合部10に分子配
向等の歪が残留するのが防止されるため、密封係合部1
0が径内外方向に拡がり変形する場合にも、この凹溝に
クラック等が生じるという従来のバッキングの欠点が有
効に解消される。外装筒体65の上端縁67は内方にカ
ールされ、前述した電気絶縁性樹脂チューブ64或いは
更に別のリング状バッキング38を介して、密封要素6
6の封口板1に対して封口板1の剛性によって確宋に密
封係合される。
本発明を、電池用密封要素を例にとって説明したが、既
に述べた通り、この方法は広口ピン用蓋のような環状バ
ッキングを備えた蓋の製造に適用し得ることが理解され
ねばならない。
本発明において、密封用部品を構成する金属素材として
は、一般に厚さが1乃至100ミクロン、特に5乃至1
00ミクロンの範囲にある金属箔や、或いは厚さが10
0ミクロン以上の金属シートが使用される。金属素材の
種類には特に制限はなく、例えば箔状或いはシート状の
表面未処理鋼(ブラックプレート)、表面処理鋼、アル
ミニウムの如き軽金属が使用される。表面処理鋼の適当
な例としては、リン酸処理、クロム酸処理等の化学処理
や、電解クロム酸処理、電気スズメッキ等の電解処理、
溶融錫メツキ処理等の溶融メッキ処理を箔乃至はシート
状の鋼の表面に行ったものを挙げることができる。
これらの金属素材の表面には、それ自体公知の任意の保
護塗料或いはバッキングの熱接着用下塗り塗料の1層乃
至は2層以上が施されていてもよい。保護塗料の適当な
例は、フェノール−エポキシ塗料、エボキシーウリア塗
料、エポキシ−メラミン塗料、フェノール−エポキシ−
ビニル塗料、エポキシ−ビニル塗料、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体塗料、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マ
レイン酸共重合体塗料、不飽和ポリエステル塗料、飽和
ポリエステル塗料等の一種又は二種以上の組合わせであ
る。保護塗料自体が用いるバッキング用熱可塑性樹脂に
対して接着性を有しない場合には、金属素材上に直接或
いは前述した保護塗料を介してバッキングの熱接着用塗
料を施こすことができる。例えば、用いるバッキング用
樹脂が、オレフィン系樹脂である場合には、公知のオレ
フィン樹脂熱接着用塗料、例えば酸化ポリエチレンや酸
変性オレフィン樹脂を塗膜形成性樹脂中に分散させた塗
料を用いることができ、一方、このライナー用樹脂が塩
化ビニル系樹脂である場合には、前述したビニル樹脂塗
料やビニル樹脂変性塗料を用いることができる。
これらの被覆金属、素材は、所謂王冠、ビル7フープル
ーフキヤツプ、スクリューキャップ、ツイストオフキャ
ップ、ラグキャップ、イーシイ−オープンキャップ等の
任意の容器蓋形状に成形され、本発明の製造法に用いら
れる。
勿論、密封用部品は金属製のものに限定されず、例えば
射出成形、加圧成形等の手段で製造されたプラスチック
キャップにも本発明は適用し7得る。
本発明は、特に広口のバッキング付き容器蓋の製造に有
用であり、従来溶融ポリエチレンのコールドプレス法で
は、バッキングの施用が困難であった38mm以上の径
を有する容器蓋殻体に適用し得るという利点を有するも
のであるが、勿論これよりも径の小さい容器蓋に対して
も顕著な効果を奏するものである。
本発明において、バッキング形成用の熱可塑性樹脂とし
ては、溶融成形可能であり且つバッキングとしてのクッ
ション性を有する任意の熱可塑性樹脂が使用される。本
発明の目的に特に有利に使用し得る熱可塑性樹脂は1、
オレフィン系樹脂、例エバポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体
、アイオノマー等の1種又は2種以上の組合せであり、
他に軟質塩化ビニル系樹脂を用いることもできる。
本発明の目的に、特に有利な熱可塑性樹脂は、低密度ポ
リエチレン、エチレン系共重合体等であり、バッキング
特性の点では、低密度ポリエチレンに、(α)エチレン
−プロピレン共重合体及び、(h)熱可塑性エラストマ
ー、特にスチレン−ジエン(ブタジェン又はイソプレン
)−スチレンブロック共重合体の少なくとも1種をブレ
ンドした組成物を用いることが望ましく、これらの改質
成分は低密度ポリエチレン当り6乃至40重量%の量で
含有せしめるのがよい。
本発明の製造法では、従来の製造法では、取扱いの困難
であった溶融流動性の小さい熱可塑性樹脂をもバッキン
グとして使用し得るという顕著な利点を有する。例えば
、ポリエチレンバッキングの場合、メルト・イヴデック
ス(M、1.)が小さいポリエチレンそのものは本質的
にストレスクラッキング傾向が小さいが、このようなポ
リエチレンを従来の成形法でバッキングに成形すると、
ノ(ツキング外周部での面配向が過度に太きくなって、
やけりストレスクラッキングを生じるようになる。
これに対l〜で、本発明によれば、溶融状態で樹脂の展
延を行わせることにより、本質的にストレスクラッキン
グ傾向の小さいポリエチレンの使用も可能となるのであ
って、これは本発明の利点である。一般に用いる低密度
ポリエチレンは0.1乃至2[1y/1ommのA(、
1,を有するのが密着しい。
本明細書において、環状とは広義の童味で使用される。
即ち、この環状とは必らずしも真円であることを必要と
せず、楕円状、多角形等の中央音シが空°で周囲が細長
く閉じた形状を有するものを包含する。このように外周
が真円でない密封要素は、実際に断面が真円でない容器
の密封に広< 使ffJされていることは当業者に自明
であろう。
本発明によれば、〕(ツキング付密封要素の製造が少な
い工程数でしかも高生産速度で行われると共に、得られ
る密封要素は、密封信頼性や持続1生の点ても顕著な利
点を有する。
実施例1゜ 0.26rtrm厚のブリキ板の片面にエポキシ樹脂、
フェノール樹脂及び酸化ポリエチレンを樹脂成分とする
ポリエチレン接着塗料を直径の異なる2つの同心円で構
成するリング状部分に焼付塗装]7た。
尚、このときの同心円の大きさは、1つはJIS単一型
乾電池用金属蓋の炭素棒との通電領域に対応する大きさ
とし、他の1つは前記乾電池の外径よりも大きいものと
した。この塗装板から塗装面を内側に]7てプレス成形
することにより、炭素棒との通電領域を除く部分が塗装
された乾電池(JIs単一型)用金属蓋を作成した。
押出機により180Cで押出した溶融低密度ポリエチレ
ン(密度0.920、Mll、5)を第4図に示1−た
方法で回転刃により定量切断して得た溶融樹脂塊を、赤
外線加熱機により160Cに加熱した金属蓋の内側の炭
素棒との通電領域を除くリング状領域に供給した。この
とき溶融樹脂塊は、1個の金属蓋に対し等重量のものを
2個その合計が0.87となるようにほぼ等間隔に供給
17た。この2個の塊を環状の型面を有する20Cのプ
ランジャーで押圧1−で金属蓋に密着させ、リング状バ
ッキングを有する電池蓋を製造]〜た。
又、別に同様の操作を繰り返すことにより、供給する樹
脂塊を金属蓋1個当りの合計樹脂量は等りくなるように
3個、4個及び5個としてそれぞれ電池蓋を製造した。
更に、比較品■として、前記金属蓋のリング状領域に0
.8ftの溶融樹脂塊を1個供給し、前記同様に環状の
型面を有するプランジャーで押圧し2てリング状バッキ
ングを有する電池蓋も製造1−だ。
尚、別の比較品■として従来の電池蓋も製造1゜た。こ
れはインジェクション成形により樹脂製側口板を作り、
金属蓋と組合せたもの(非接着)である。
これらの電池蓋を用いて各々10本のJIS単一型マン
ガン乾電池を製造し、40C環境下で強制的に短期放電
させた後、電池の陽極側が下になるようにして貞らに同
環境下で1年間放置した。
結果を表−1に記したように本案電池蓋を用いた試料群
では液漏れが発生しなかったのに対し、比較品では、■
、■共に液漏れが発生した。
これらの電池蓋の液漏れ発生の原因は、■ではリング状
バッキングに亀裂が発生したことによるものであり、又
■ではリング状バッキングと金属蓋とのすきまから液が
漏れ出したものであることが判明り一た。
表−1供試電池蓋の漏液試験結果 試料数:10個 実施例2゜ 0.25mmJ9Eのブリキ板にエポキシフェノール系
塗料を下塗りl〜、その上にエポキシフェノール系ポリ
エチレン接着塗料を塗装した。この反対面にはビニール
系サイズ塗料を施し、その上にビニール系のホワイトコ
ーチング塗料を塗装した。この面が外側になるようにj
〜てこの塗装板からプレスで円板を打抜き、これを56
Iffmの外径となるスクリューキャップ殻体に成形1
〜だ。押出機により1BDCで押出]−だ溶融低密度ポ
リエチレンを、高周波誘導加熱機により170Cに加熱
[7た殻体の一トに切落と1〜だ。このとき溶融樹脂塊
が殻体の円周内側にそってほぼ等間隔で5個並ぶようl
L?:l。
た。この5個の塊を環状の型面を有するプランジャーで
抑圧1〜で金属殻体に密着機せ、環状樹脂バッキング付
容器蓋を製造した。比較のため、溶融樹脂塊が殻体の中
央部に1個だけ乗るように切落とし、1個の塊をプラン
ジャーで押圧した樹脂バッキング付容器蓋も製造I7た
これらの容器蓋について次のような評価試験を行った。
容量2007のびんに環境応力亀裂促進剤(1チイルガ
ノツクス水溶液)を100d入れて供試容器蓋にて密栓
(−250Cの雰囲気中に倒立させて静置した。24時
間後に取出して容器蓋のバッキング面を観察したところ
、表−2に示すような結果であった。
1個の溶融樹脂塊を中央部から押し広げる従来技術の応
用ではバッキングに亀裂の発生があったが、複数個の塊
として分配供給する上記方法によって、耐環境応力亀裂
性にすぐれたバッキング付容器蓋を製造することができ
た。
試料数:10
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の密封要素の一例を示す図、第2−A
図、第2−B図及び第6図は、本発明の製造工程を示す
図、 第4図は、本発明における樹脂の分配供給を具体的に示
す図、 第5図は、樹脂の分配供給の他の例を示す図、第6図は
、本発明による密封要素の使用状態を示す図である。 側照数字1は陽極側封口板、2はセンターパネル、3は
キャップ、4は段差部、5はフランジ部、6はプライマ
ー塗膜、7はバッキング、8は突起部、9は薄肉部、1
0は密封係合部、11は凹部、12は微小突起部、13
は段差部、14は金敷、15α〜15dは塊、16はプ
ランジャー、17は流入阻止棒、18〜20は金型、2
1は支持座、22はターレット、23は供給シュート、
24は予備加熱機構、25は供給ステーション、26は
成形ステーション、27は排出シュート、28α〜28
dはダイスヘッド、29は回転刃、30は亜鉛罐、31
は炭素集電体、32は陽極合剤、36は電解質糊層、6
4は樹脂チューブ、65は外装筒体、66は密封要素、
67は上端縁、68はバッキングを示す。 特許出願人 日本クラクンコルク株式会社代理人 弁理
土鈴木郁男 第1図 1ン 第2−A図 第2−B図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)密封用部品の中心部を除く部分に、これに密着1
    また環状の樹脂製バッキングを有するバッキング付密封
    要素の製造方法において、密封用部品のバッキングが形
    成されるべき環状の部分に、溶融された熱可塑性樹脂を
    、分割された複数個の塊として分配供給し、この複数個
    の塊を環状の型面を有するプランジャーで押圧して、密
    封用部品に密着1.た環状の樹脂バッキングを形成させ
    ることを特徴とするバッキング付密封要素の製造方法。
JP2735284A 1984-02-17 1984-02-17 パツキング付密封要素の製造方法 Granted JPS60172511A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2296859A2 (en) * 2008-04-22 2011-03-23 Sacmi Cooperativa Meccanici Imola Societa' Cooperativa Apparatuses and methods for making seal rings for caps, and thus obtained seal rings

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JPS5110556A (en) * 1974-07-17 1976-01-28 Kayaba Industry Co Ltd Juryobutsuno bidokokachosetsusochi

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