JPS6017036A - 刷子用摺動接点材料 - Google Patents
刷子用摺動接点材料Info
- Publication number
- JPS6017036A JPS6017036A JP58125693A JP12569383A JPS6017036A JP S6017036 A JPS6017036 A JP S6017036A JP 58125693 A JP58125693 A JP 58125693A JP 12569383 A JP12569383 A JP 12569383A JP S6017036 A JPS6017036 A JP S6017036A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding contact
- resistance
- weight
- contact point
- compsn
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、摺動接点材料の改良に関する。
従来、摺動接点材料としては各種材料が用いられ、とり
わけ刷子接点用の材料としては、P d 30〜70重
量%、Ag30〜70重量%より成る合金材料が広く用
いられていた。
わけ刷子接点用の材料としては、P d 30〜70重
量%、Ag30〜70重量%より成る合金材料が広く用
いられていた。
然し乍ら、この合金材料で製作した刷子接点では、軟化
温度が低く整流子との摺動時に凝着して(1) 摩耗粉が生じ易く、ノイズ発生の原因となっていた。
温度が低く整流子との摺動時に凝着して(1) 摩耗粉が生じ易く、ノイズ発生の原因となっていた。
本発明は、斯かる欠点を解消すべくなされたものであり
、前記合金材料を基材としてこれに特定の材料を添加さ
せて軟化温度を高め、耐凝着性を向上させた摺動接点材
料を提供せんとするものである。
、前記合金材料を基材としてこれに特定の材料を添加さ
せて軟化温度を高め、耐凝着性を向上させた摺動接点材
料を提供せんとするものである。
本発明の摺動接点材料は、P d 30〜70重量%。
A g 30〜70重量%より成る合金材料にその組成
比に変更を加えずに、W、V、Taの少なくとも一種を
1〜10重量%添加して成るものである。
比に変更を加えずに、W、V、Taの少なくとも一種を
1〜10重量%添加して成るものである。
本発明の摺動接点材料に於いて、P d 30〜70重
量%、Ag30〜70重量%より成る合金材料に、その
組成比に変更を加えずに、W、 V、 Taの少なくと
も一種を1〜10重量%添加している理由は、前記合金
材料の耐凝着性を向上すべく軟化温度を高める為で、1
重量%未満ではその効果を発揮できず、10重量%を超
えると酸化物の発生量が多くなり、接触抵抗が高くなり
、その上不安定となるものである。
量%、Ag30〜70重量%より成る合金材料に、その
組成比に変更を加えずに、W、 V、 Taの少なくと
も一種を1〜10重量%添加している理由は、前記合金
材料の耐凝着性を向上すべく軟化温度を高める為で、1
重量%未満ではその効果を発揮できず、10重量%を超
えると酸化物の発生量が多くなり、接触抵抗が高くなり
、その上不安定となるものである。
(2)
また、前記W、V、Taの少なくとも一種の1部が0.
01〜0.5重量%の範囲でFe族金属に置き換わって
いる理由は、結晶粒を微細化し、更に一段と耐摩耗性を
向上させる為で0.01重量%未満では結晶粒微細化の
効果が現われず、0.5重量%を超えてもそれ以上の効
果が得られないからである。
01〜0.5重量%の範囲でFe族金属に置き換わって
いる理由は、結晶粒を微細化し、更に一段と耐摩耗性を
向上させる為で0.01重量%未満では結晶粒微細化の
効果が現われず、0.5重量%を超えてもそれ以上の効
果が得られないからである。
次に下記の左欄に示す成分組成の本発明による摺動接点
材料と従来の摺動接点材料を用いて夫々線径0.7鶴の
刷子線材を作り、これを各々長さ811に切断し、2本
並列させて一端を幅](]+n、長さ13削、厚さ0.
2mの台材に溶接し、他端に2Rの円弧状の接触部を曲
成して刷子接点を作った。そして夫々の刷子接点を円盤
状の整流子に接触させ、整流子を正逆回転させて下記の
試験条件にて摺動試験を行い、摩耗量及び接触抵抗を測
定した処、下記の表の右欄に示すような結果を得た。
材料と従来の摺動接点材料を用いて夫々線径0.7鶴の
刷子線材を作り、これを各々長さ811に切断し、2本
並列させて一端を幅](]+n、長さ13削、厚さ0.
2mの台材に溶接し、他端に2Rの円弧状の接触部を曲
成して刷子接点を作った。そして夫々の刷子接点を円盤
状の整流子に接触させ、整流子を正逆回転させて下記の
試験条件にて摺動試験を行い、摩耗量及び接触抵抗を測
定した処、下記の表の右欄に示すような結果を得た。
試験条件
電 流 : 0.6A
電 圧 ; 12■
負 荷 : 抵抗負荷
(3)
回転速度 : ]、00Or p m
周 速 :130〜120m/min
接触カニ 100g
試験時間 : 7時間
(以下余白)
(4)
〔′5〕
上記の表で明らかなように実施例1〜6の刷子接点は従
来例の刷子接点に比し摩耗量が著しく少なく、接触抵抗
が同等に低く安定していることが判る。これはひとえに
実施例1〜6の刷子接点の刷子線材を構成している本発
明の摺動接点材料が、W、V、Taの少なくとも一種の
添加により軟化温度が高められ耐凝着性が向上するから
に他ならない。特に実施例5.6の刷子接点が実施例1
〜4の刷子接点に比べ摩耗量がさらに一段と少ないのは
、刷子線材を構成している本発明の摺動接点材料にFe
族金属が添加されて、その結晶粒が微細化して分散して
いて、耐摩耗性が一段と向上しているからに他ならない
。
来例の刷子接点に比し摩耗量が著しく少なく、接触抵抗
が同等に低く安定していることが判る。これはひとえに
実施例1〜6の刷子接点の刷子線材を構成している本発
明の摺動接点材料が、W、V、Taの少なくとも一種の
添加により軟化温度が高められ耐凝着性が向上するから
に他ならない。特に実施例5.6の刷子接点が実施例1
〜4の刷子接点に比べ摩耗量がさらに一段と少ないのは
、刷子線材を構成している本発明の摺動接点材料にFe
族金属が添加されて、その結晶粒が微細化して分散して
いて、耐摩耗性が一段と向上しているからに他ならない
。
以上詳記した通り本発明による摺動接点材料によれば、
従来の摺動接点材料6三比べ著しく耐摩耗性に優れ、摩
耗粉の発生量が極めて少なくて、ノイズの発生が殆んど
無く、また従来の摺動接点材料による場合と同等の接触
抵抗を有する刷子接点を得ることができるという効果が
ある。
従来の摺動接点材料6三比べ著しく耐摩耗性に優れ、摩
耗粉の発生量が極めて少なくて、ノイズの発生が殆んど
無く、また従来の摺動接点材料による場合と同等の接触
抵抗を有する刷子接点を得ることができるという効果が
ある。
出願人 田中貴金属工業株式会社
(6)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)Pd30〜70重量%、Ag30〜70重量%より
成る合金材料に、その組成比に変更を加えずにW。 V、Taの少なくとも一種を1〜10重量%添加して成
る摺動接点材料。 2)前記W、V、Taの少なくとも一種の1部が0.0
1〜0.5重量%の範囲でF、e族金属に置き換わって
いる特許請求の範囲第1項記載の摺動接点材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58125693A JPS6017036A (ja) | 1983-07-11 | 1983-07-11 | 刷子用摺動接点材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58125693A JPS6017036A (ja) | 1983-07-11 | 1983-07-11 | 刷子用摺動接点材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6017036A true JPS6017036A (ja) | 1985-01-28 |
JPH0365421B2 JPH0365421B2 (ja) | 1991-10-11 |
Family
ID=14916360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58125693A Granted JPS6017036A (ja) | 1983-07-11 | 1983-07-11 | 刷子用摺動接点材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6017036A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5080493A (ja) * | 1973-11-22 | 1975-06-30 | ||
JPS54130437A (en) * | 1978-03-31 | 1979-10-09 | Matsushita Electric Works Ltd | Silver-palladium type alloy sputtered contact point |
-
1983
- 1983-07-11 JP JP58125693A patent/JPS6017036A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5080493A (ja) * | 1973-11-22 | 1975-06-30 | ||
JPS54130437A (en) * | 1978-03-31 | 1979-10-09 | Matsushita Electric Works Ltd | Silver-palladium type alloy sputtered contact point |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0365421B2 (ja) | 1991-10-11 |
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