JPS6016963B2 - ポリエステルの製造方法 - Google Patents

ポリエステルの製造方法

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JPS6016963B2
JPS6016963B2 JP11069076A JP11069076A JPS6016963B2 JP S6016963 B2 JPS6016963 B2 JP S6016963B2 JP 11069076 A JP11069076 A JP 11069076A JP 11069076 A JP11069076 A JP 11069076A JP S6016963 B2 JPS6016963 B2 JP S6016963B2
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【発明の詳細な説明】 本発明はポリエステルの製造方法に関する。
更に詳しくは芳香族ジカルボン酸とジヒドロキシベンゼ
ン及びビスフェノールとからなるポリェステルの製造方
法に関する。ポリエチレンテレフタレートは機械的性質
や耐薬品性が優れているため工業的に広く用いられてい
るが、熱変形温度(耐熱性)が比較的低く、また結晶化
速度が速いため寸法安定性、透明性に欠けるという欠点
を有している。
従来、この様な欠点を改良する方法として、芳香族ジカ
ルボン酸誘導体と芳香族ジヒドロキシ化合物とを重統合
反応せしめる方法が試みられている。
例えばa芳香族ジカルボン酸塩化物と芳香族ジヒドロキ
シ化合物とを溶液中で反応せしめる方法、b芳香族ジカ
ルボン酸のジアリールェステルと芳香族ジヒドロキシ化
合物とを溶融重合せしめる方法、c芳香族ジカルボン酸
と芳香族ジヒドロキシ化合物とジアリールカーボネート
とを反応せしめる方法等が知られている。しかし、aの
方法は、反応溶剤を用いるため溶剤の除去、精製工程等
の工程が必要であり、製造工程が多く生産性に問題があ
り、またb及びcの方法はそれぞれ芳香族ジカルボン酸
のジアリールェステルや、ジアリールカーボネート等の
高価な原料を用いるために、工業的方法としての問題が
ある。
かかる問題の少ないポリエステルの製造法について、A
芳香族ジカルボン酸を主とする二官能性カルボン酸と、
B談二官能怪力ルボン酸に対し2.1〜10モル倍の芳
香族モノヒドロキシ化合物とを230〜350qo、絶
対圧1〜15kg/地の圧力下A成分のカルボキシル基
の反応率が80%以上に達するまで反応せしめる第1段
反応と、次いでC談二官能性カルボン酸に対し1〜1.
3モル倍の芳香族ジヒドロキシ化合物を王とするジヒド
ロキシ化合物を添加反応せしめる第2段反応からなるポ
リエステルの製造法が提案されている。
しかし、この方法は芳香族モノヒドロキシ化合物が多量
に必要であり、又モノヒドロキシ化合物が少ない場合、
反応速度が遅くなる欠点がある。本発明者らは、かかる
欠点を改良すべく検討を重ね、ジヒドロキシベンゼン及
び必要ならば脂肪族系ジオールを第1段反応に添加する
ことにより、かかる欠点が改良されうろことを見出し、
本発明に至ったものである。
即ち、本発明は、芳香族ジカルボン酸Aと、A成分に対
し5〜65モル%のジヒドロキシベンゼンB及び0〜8
0モル%の脂肪族系ジオールCと、B成分及びC成分と
の総和がA成分に対し180モル%以上となる量の芳香
族モノヒドロキシ化合物Dとを媒体の存在下又は非存在
下でA成分のカルボキシル基の反応率が80%以上に達
するまでェステル化反応せしめ、次いで得られるェステ
ル化反応生成物にェステル化反応段階で用いるC成分と
の総和がA成分に対し0〜80モル%となる量のC成分
と、B成分及びC成分との総和がA成分に対し95〜1
30モル%となる量のビスフエノールBとを添加し、反
応せしめることを特徴とするポリエステルの製造方法で
ある。
本発明においてA成分として用いられる芳香族ジカルボ
ン酸としては、例えばテレフタル酸、ィソフタル酸、2
ーメチルテレフタル酸、4−メチルテレフタル酸、ナフ
タリンジカルボン酸「ジフェニルジカルボン酸、ジフェ
ニルェーテルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカル
ポン酸、ジフヱノキシェタンジカルボン酸等を挙げるこ
とができる。
これらは単独で用いることもできるが、2種以上を併用
することもできる。これらのうち特にテレフタル酸、イ
ソフタル酸が好ましく用いられる。また、A成分として
は上記芳香族ジカルボン酸の他に小量の割合(通常全酸
成分の40モル%以下、好ましくは20モル%以下)で
他の二官能性カルポン酸、例えばコハク酸、アジピン酸
、セバチン酸等の如き脂肪族ジカルボン酸:へキサヒド
ロテレフタル酸、ヘキサヒドロィソフタル酸の如き脂環
族ジカルボン酸:。ーオキシカプロン酸(〇ーカプロラ
クトン)、ヒドロキシ安息香酸等の如きオキシカルポン
酸等を用いてもよい。B成分として用いられるジヒドロ
キシベンゼンとしては、例えばハイドロキノン、レゾル
シン及びこれらの炭素数4以下のァルキル基の核置換体
等が挙げられるが、特にハイドロキノンが好ましく用い
られる。
C成分として用いられる脂肪族系ジオールとしては、例
えばエチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、トリ
メチレングリコール、テトラメチレングリコール、ネオ
ベンチレングリコール、ヘキサメチレングリコール等の
如き脂肪族ジオ−ル;シクロヘキサンジメチロール、ト
リシクロデカンジメチロール等の如き脂環族ジオール;
ビス(8−ヒドロキシエトキシ)ジフエニルスルホン、
4,4−ビス(B−ヒドロキシエトキシ)ジフエニルエ
ーテル、2,2′−ビス(4−8−ヒドロキシエトキシ
フエニル)ヱタン、2,2−ビス(4一8−ヒドロキシ
エトキシフエニル)プロパン、1,1ービス(4−B−
ヒドロキシエトキシフエニル)シクロヘキサン、pービ
ス(8−ヒドロキシェトキシ)ベンゼン等の如き芳香嬢
を分子内に有する脂肪族系ジオール等を挙げることがで
きる。
また、D成分として用いられる芳香族モノヒドロキシ化
合物とは、芳香族に直接ヒドロキシ基が1個結合してい
る化合物であり、例えばフェノール、クレゾール、ナフ
トール等を挙げることができる。
これらのうち特にフェノールが好ましく用いられる。更
に、E成分として用いられるビスフェノールとしては、
例えば2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロパ
ン〔ピスフエノールA〕、1,1ービス(4ーヒドロキ
シフエニル)シクロヘキサン〔ビスフエノールZ〕、1
,1ービス(4−ヒドロキシフエニル)エタン、ビス(
4ーヒドロキシフエニル)メタン、1,2−ビス(4−
ヒドロキシフエニル)エタン、ビス(4−ヒドロキシフ
エニル)シクロヘキシルメタン、3,3ービス(4−ヒ
ドロキシフエニル)ペンタン、ビス(4ーヒドロキシフ
ェニル)エーテル等が挙げられる。
これらは単独で用いることもできるが、2種以上を併用
することもできる。これらのうち特にビスフェノールA
,ビスフェノールZが好ましく用いられる。本発明にお
いては、先ずかかるA,B,C及びD成分を、必要によ
り媒体を存在せしめて、反応させるのであるが、この媒
体としては反応条件下で少なくとも一部が液状で存在す
る化合物であり、常圧下で105〜175ooの沸点を
有し、実質的に水を熔解せず、且つ反応温度で不活性な
有機化合物であれば如何なるものでもよく、例えば沸点
105〜17500の炭化水素で反応性の不飽和結合を
有しないものが好ましく用いられる。
かかる化合物の好ましいものとしては、例えばトルェン
、キシレン、エチルベンゼン、クメン、シメン、トリメ
チルベンゼン、エチルトルェン等のアルキル置換ベンゼ
ンがあげられる。かかる媒体を用いると、ェステル化反
応速度が遠くなると共に反応圧の調整が容易となり反応
操作が容易になる。沸点が10500禾満の媒体は反応
圧が高くなり、場合によっては生成する水との分離が困
難であったり、又は水より先に蟹出したりするので用い
る事はできない。一方沸点が17500を越える媒体は
単なる稀釈剤としての作用しか奏さず、媒体を用いる効
果を上げる事はできない。かかる媒体の量は、反応装置
によっても異なるので必ずしも一義的に定める事はでき
ないが、A成分に対し10重量倍以下、更には0.2〜
5重量倍、特に0.5〜3重量倍とするのが好ましい。
上述のA,B,C及びD成分の量は、A成分に対しB成
分が5〜65モル%、好ましくは10〜50モル%、更
に好ましくは15〜35モル%及びC成分が0〜80モ
ル%、好ましくは0〜50モル%となる割合であり、更
にD成分はB及びC成分との総和がA成分に対し180
モル%以上、好ましくは200〜800モル%、更に好
ましくは250〜400モル%となる割合である。
かかる割合のA,B,C及びD成分を反応させるに当り
、触媒を用いることが好ましく、該触媒としては例えば
チタニウムテトラブトキシド、修酸チタン、酸化チタン
等の如きチタニウム化合物、ジブチルチンオキシドの如
きスズ化合物、三酸化アンチモンの如きアンチモン化合
物等をあげることができる。
触媒の使用量は通常A成分に対し0.01〜5モル%で
ある。反応は温度230〜35000、絶対圧1〜25
k9/塊の圧力下で行なう。
この反応の際、上記の媒体を共存せしめることが好まし
い。媒体の量は反応装置によっても異なるので一義的に
定める事はできないが、反応器の留出塔の搭頂からその
一部が常に留出するようになる量割合が好ましい。この
蟹出した媒体は容易に水と層分離するので分離後還流し
て再使用する事は好ましい方法である。上記反応はA成
分のカルボキシル基が80%以上、好ましくは85%以
上反応するまで行なう。
好ましい反応温度は250〜320o○である。また該
反応をより効果的に行なうには、反応によって生成する
水を反応系外に留去せしめる。この水の留去において上
記媒体は有効であり、媒体を用いない場合には反応圧の
調整等により留出水の出方を調整する必要があるのに対
し、本発明によれば一定圧で媒体を還流する事によって
反応を行ないうる利点がある。カルボキシル基の反応率
が80%に満たない場合には、次に添加するE成分との
反応が充分に進まず、目的とする高重合度のポリエステ
ルを得ることができない。かくしてA成分とB,C及び
D成分とを反応せしめた後、必要に応じて、媒体及び過
剰のD成分を迫出し、次の重縮合反応を行なう。
重縮合反応はA成分とB,C及びD成分との反応物にE
成分及び不足のB,C成分を添加してから行なう。
重縮合反応の好ましい温度は200〜350℃、好まし
い圧力は760〜0.001脚Hgである。反応は通常
溶融状態で行なうが「得られるポリマーの融点が高い場
合には園相重合も好ましく採用される。本発明において
は、ポリエステル製造の際に一般に用いられる触媒、安
定剤、着色剤等の添加剤が何ら支障なく用い得る。
本発明を実施することによって得られるポリマーは、ジ
ヒドロキシベンゼンを添加しないものに比し、耐溶剤性
、耐クラック性、耐熱性、高熱変形温度等において優位
性を有する。
更に本発明はジヒドロキシベンゼン及び脂肪族系ジオー
ルを最初から添加せずA成分とD成分との反応物に添加
する方法に比し、反応速度が大きく、また添加する芳香
族モノヒドロキシ化合物Dを少なくすることが可能であ
る利点を有する。以下実施例をあげて本発明をを詳細に
説明する。
なお実施例中の「部」は「重量部」を意し、還元比粘度
(りsp/c)はフェノール/テトラクロルヱタン=6
0/40(重量比)の混合漆を用い、35q0でC=1
.2として測定した値である。また、カルボキシル基価
はコニックスの方、(Macro.Molec山ar.
Chem.,26,226,1958)に従って測定し
、熱変形温度はASTMD−648の方、で測定した。
第1段階の反応率は次式により求める。反応率(%)=
ミデXloo 上式中×は仕込み原料中の遊離カルボキシル基数、Yは
反応生成物中の遊離カルボキシルである。
更に得られたポリマーの組成は、ポリマーを約2併音の
メタノールと共にガラス封管中で25000で6時間反
応させた後、ガスクロマトグラフィ‐で定量することに
よって求めた。
実施例 1 精留塔及び擬伴機付きオートクレープにテレフタル酸8
3部、ィソフタル酸83部、フェノール188部、ハイ
ドロキノン22部、ネオベンチレングリコール31部、
エチルベンゼン16碇郭及びチタニウムテトラブトキシ
ド0.1碇部を仕込み、オートクレープ中の雰囲気を窒
素で置換した後、反応系内の絶対圧が9.5k9/洲と
なるように窒素圧を調節しながら287℃に加熱したと
ころ30分後に水の蟹出が始まった。
続いて絶対圧8.0ko/のまで徐々に下げながら24
0分間反応せしめた。この間約2$郭の水を留出した。
得られた生成物の一部をとり、そのカルボキシル基価を
測定したところ、48花q/1ぴg(反応率87%)で
あった。次にこの生成物を濃投機付き反応器に移しビス
フェノールAを126部添加し、常圧下280qCで1
60分、次いで系内を徐々に減圧とし、3粉ご後に絶対
圧0.5側Hg、反応温度305qoとし、更に2船ご
間反応させた。得られた反応物を取り出し、粉砕したの
ち0.5側Hgの絶対圧下280ooで20び分間固相
重合を行なった。得られたポリマーのりsp/cは0.
82、数平均分子量は約12700であった。このポリ
マーを乾燥後345q0にて射出成形し熱変形温度を測
定したところ16100であった。
更に、組成はテレフタル酸25モル%、ィソフタル酸2
5モル%、ハイドロキノン10モル%、ネオベンチルグ
リコール13モル%、ビスフエノールA27モル%であ
った。実施例 2 テレフタル酸166部、フェノール216部、ハイドロ
キノン28部、エチルベンゼン150部及びチタニウム
テトラブトキシド0.07部を実施例1と同様のオート
クレープに仕込み、窒素置換をした後系内の絶対圧力を
10.5k9/洲に保ちながら29〆0に加熱し蝿拝し
た。
反応によって生ずる水を系外に留去せしめつつ、絶対圧
を9.0k9/地に徐々に下げる様に窒素圧で調節しな
がら300分反応を続けた。その間約31部の水が留出
した。得られた生成物の一部をとり水洗後カルボキシル
基価を測定したところ、29皮q/1びg(反応率92
.0%)であった。この生成物を鷹梓機付き反応器に移
し、ハイドロキノン11部、ネオベンチレングリコール
2i部及びビスフェノールAI26部を添加し、常圧下
280℃で60分、次いで系内を徐々に減圧とし3粉ご
の後に約0.3柳Hg、300ooとした。
更に反応を30分行なってから反応物を取り出し、粉砕
したのち0.5脚Hgの絶対圧下28000で300分
間間相重合を行なった。得られたポリマーはりsp/c
o.96であり、数平均分子量は約15000であった
。又このポリマーを乾燥後36000にて射出成形し、
熱変形温度を測定したところ17が○であった。更に、
組成はテレフタル酸50モル%、ハイドロキノン17モ
ル%、ネオベンチルグリコール27%、ビスフエノール
A6モル%であった。
比較例 1 精蟹塔及び蝿洋機付きオートクレープにテレフタル酸8
森部、ィソフタル酸83部、フェノール188部、エチ
ルベンゼン16戊部及びチタニウムテトラブトキシド0
.1碇都を仕込み、系内を窒素置換した後、反応系内の
絶対圧を9.8k9/地となるように窒素圧を調節しな
がら29000に加熱した。
約40分後水の留出が始まった。更に絶対圧8.5kg
/のまで徐々に下げながら、480分間反応せしめた。
この間約13部の水を留去した。得られた生成物の一部
をとりカルボキシル基価を測定したところ159氏q/
1ぴg(反応率43%)であった。
次にこの生成物を渡洋機付き反応器に移し、ハイドロキ
/ン22部、ネオベンチレングリコール31部及びビス
フェノールAI26部を添加し、常圧下280qoで1
60分、次いで系内を徐々に減圧とし、30分後に絶対
圧0.8柳Hg、反応温度30500とし、更に反応を
3雌ふ間続けたところで反応物を取り出した。
反応物は粉砕した後、0.5肌Hgの絶対圧下280℃
で24粉ご間団相重合を行なった。
反応終了後固相重合反応機より反応物を取り出そうとし
たところ、反応物が反応機内に融着していた。この反応
物のりsp/cを測定した結果0.24であり、形成不
可能であった。実施例 3 テレフタル酸83部、ィソフタル酸83部、フェノール
216部、ハイドロキノン2群邦、ネオベンチルグリコ
ール31部及びチタニウムテトラブトキシド0.1の郭
を実施例1と同様のオートクレープに仕込み、窒素置換
をした後系内の絶対圧力を10k9/地に保ちながら2
90こ0に加熱し、30分間反応させた後塔頂温度が、
その圧力においての水の沸点よりも2000以上高くな
らないように、又、できるだけ塔頂温度が水の沸点より
も下がらないようにして、水を蟹出させ、28雌ご間反
応せしめた。
得られた生成物の一部をとり、そのカルボキシル基価を
測定したところ、44正q/1びg(反応率総%)であ
った。この生成物を損梓機付き反応機に移し、ピスフェ
ノールAI37部を添加し、常圧下280℃で60分、
次いで系内を徐々に減圧とし、3粉ごの後に絶対圧0.
5側Hg、310℃とし、更に60分間反応させた。
得られたポリマーの刀sp/cは0.7i数平均分子量
は約11000であった。又、このポリマーを乾燥後3
40qoにて射出成形し、熱変形温度を測定したところ
156qoであった。更に、このポリマーの組成は、テ
レフタル酸25モル%、ィソフタル酸25モル%、ハイ
ドロキノン10モル%、ネオベンチルグリコール10モ
ル%、ビスフエノールA30モル%であった。なお、数
平均分子量は約3500であり、組成は、テレフタル酸
25モル%、ィソフタル酸25モル%、ハイドロキノン
10モル%、ネオベンチルグリコール27モル%、ビス
フエノールAI2モル%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 芳香族ジカルボン酸Aと、A成分に対し5〜65モ
    ル%のジヒドロキシベンゼンB及び0〜80モル%の脂
    肪族系ジオールCと、B成分及びC成分との総和がA成
    分に対し180モル%以上となる量の芳香族モノヒドロ
    キシ化合物Dとを、媒体の存在下又は非存在下でA成分
    のカルボキシル基の反応率が80%以上に達するまでエ
    ステル化反応せしめ、次いで得られるエステル化反応生
    成物にエステル化反応段階で用いるC成分との総和がA
    成分に対し0〜80モル%となる量のC成分と、B成分
    及びC成分との総和がA成分に対し95〜130モル%
    となる量のビスフエノールEとを添加し、反応せしめる
    ことを特徴とするポリエステルの製造方法。 2 謀体が常圧下で105〜175℃の沸点を有し、実
    質的に水に溶解せず、且つ反応温度で不活性な有機化合
    物から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 3 B成分のジヒドロキシベンゼンがハイドロキノンで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製造
    方法。
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