JPS6016862B2 - 深絞り食品容器の成形方法 - Google Patents
深絞り食品容器の成形方法Info
- Publication number
- JPS6016862B2 JPS6016862B2 JP12042879A JP12042879A JPS6016862B2 JP S6016862 B2 JPS6016862 B2 JP S6016862B2 JP 12042879 A JP12042879 A JP 12042879A JP 12042879 A JP12042879 A JP 12042879A JP S6016862 B2 JPS6016862 B2 JP S6016862B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deep drawing
- container body
- forming method
- food container
- dulling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はェポキシ系樹脂コートを有するアルミニウム合
金板を用いて小型ビール樽のような深絞り容器を製造す
る場合の成形方法に関するもので、途中に燐鈍工程をお
いて材料の伸びを一部回復する際、ェポキシ系樹脂コー
トに酸化による劣化や焦げ付きを生じないようにするこ
とを目的としている。
金板を用いて小型ビール樽のような深絞り容器を製造す
る場合の成形方法に関するもので、途中に燐鈍工程をお
いて材料の伸びを一部回復する際、ェポキシ系樹脂コー
トに酸化による劣化や焦げ付きを生じないようにするこ
とを目的としている。
例えば小型ビール樽を厚さ1肌のアルミニウム合金板(
樹脂コートなし)で深絞り成形する場合、標準の燐鈍条
件は、315〜350℃、30分であり、この競錨工程
により伸びがブル職こ回復し、孫鈍前の素材の伸び(約
20%)に近い15〜20%の伸びが可能となる。
樹脂コートなし)で深絞り成形する場合、標準の燐鈍条
件は、315〜350℃、30分であり、この競錨工程
により伸びがブル職こ回復し、孫鈍前の素材の伸び(約
20%)に近い15〜20%の伸びが可能となる。
しかし樽の耐食性、耐摩耗性、美観の向上を図るために
アルミニウム板素材に食品衛生上問題のないェポキシ系
樹脂コートを施し、成形工程の途中に鱗山雛に1程を入
れると、ェポキシ系樹脂の酸化による劣化や蛇付(様付
)が生じ、特にビール樽のような食品容器としては食品
に焼けた樹脂のフレーバーがつき、致命的な欠陥となる
。本発明は競錨条件に改良を加えることにより前記問題
を解決しようとするもので、ヱポキシ系樹脂コートを有
する厚せ0.3〜1鰍のアルミニウム合金板打ち抜き素
材を略容器本体の形状に深絞り成形する工程と、得られ
た容器本体の外面のみを2500〜350℃で1〜5分
間隣鈍する工程と、競錨済の容器本体を追加成形する工
程を備えたことを特徴としており、図面に関連して説明
すると次の通りである。
アルミニウム板素材に食品衛生上問題のないェポキシ系
樹脂コートを施し、成形工程の途中に鱗山雛に1程を入
れると、ェポキシ系樹脂の酸化による劣化や蛇付(様付
)が生じ、特にビール樽のような食品容器としては食品
に焼けた樹脂のフレーバーがつき、致命的な欠陥となる
。本発明は競錨条件に改良を加えることにより前記問題
を解決しようとするもので、ヱポキシ系樹脂コートを有
する厚せ0.3〜1鰍のアルミニウム合金板打ち抜き素
材を略容器本体の形状に深絞り成形する工程と、得られ
た容器本体の外面のみを2500〜350℃で1〜5分
間隣鈍する工程と、競錨済の容器本体を追加成形する工
程を備えたことを特徴としており、図面に関連して説明
すると次の通りである。
図は本発明を適用したビール樽製造工程を示しており、
1〜15は工程番号である。
1〜15は工程番号である。
第1工程においてはコイル材20を工場内へ搬入する。
図示のコイル材20は厚さ0.4肌のアルミニウム合金
(A3004又はA5052)の薄板で、両表面にヱポ
キシュリャ樹脂のコーティング(厚さ4〃)を有する。
本発明を適用し得るコイル材厚さは0.3〜1凧、他の
ェポキシ系樹脂としてはェポキシューリヤ樹脂を採用す
ることができ、樹脂コート厚さは用途により自由に選ぶ
ことができる。樹脂コートは容器の内面を形成する側の
みにあっても差支えない。第2工程はプランキングマシ
ンによる打抜き工程であり、打抜素材21が得られる。
3〜7はトランスファープレス内における工程を示して
おり、深絞り成形を行う第3,第4,第5工程において
目的の形状に順次接近する本体24,25が得られる。
図示のコイル材20は厚さ0.4肌のアルミニウム合金
(A3004又はA5052)の薄板で、両表面にヱポ
キシュリャ樹脂のコーティング(厚さ4〃)を有する。
本発明を適用し得るコイル材厚さは0.3〜1凧、他の
ェポキシ系樹脂としてはェポキシューリヤ樹脂を採用す
ることができ、樹脂コート厚さは用途により自由に選ぶ
ことができる。樹脂コートは容器の内面を形成する側の
みにあっても差支えない。第2工程はプランキングマシ
ンによる打抜き工程であり、打抜素材21が得られる。
3〜7はトランスファープレス内における工程を示して
おり、深絞り成形を行う第3,第4,第5工程において
目的の形状に順次接近する本体24,25が得られる。
第6工程はフオーミング、第7工程はトリミングのため
の工程で、フオーミング工程6は省略可能である。第8
工程は赤外線照射又は高周波誘導加熱方式による燐鈍工
程で、条件は2900 、1.3分間である。
の工程で、フオーミング工程6は省略可能である。第8
工程は赤外線照射又は高周波誘導加熱方式による燐鈍工
程で、条件は2900 、1.3分間である。
本発明においては素材板厚の変化、コーティング材の組
成等により、燐鈍条件が250〜30ぴ0、1〜3分間
であることについては後述する。第9工程はバルジプレ
スによるバルジング工程で、燐鈍工程をへた容器本体2
8内にゴム型を入れ、このゴム型を圧縮して容器本体を
外型の内面に押し付けることにより目的形状に近い樽形
本体29を成形する。第9工程における伸びは例えば6
.5%で、第8(燐鈍)工程をへることなく第9工程を
行うと、本体の表面に無数のストレッチストレインマー
ク(SSマーク)ができるが、その前に暁錨工程をおく
ことによりSSマークの発生を伴うことなく必要な伸び
を確保することができる。第10工程はバルジ工程で得
られた本体29に別工程で予め準備されている上ピース
19をシーマーにより取り付けるシーミング工程である
。
成等により、燐鈍条件が250〜30ぴ0、1〜3分間
であることについては後述する。第9工程はバルジプレ
スによるバルジング工程で、燐鈍工程をへた容器本体2
8内にゴム型を入れ、このゴム型を圧縮して容器本体を
外型の内面に押し付けることにより目的形状に近い樽形
本体29を成形する。第9工程における伸びは例えば6
.5%で、第8(燐鈍)工程をへることなく第9工程を
行うと、本体の表面に無数のストレッチストレインマー
ク(SSマーク)ができるが、その前に暁錨工程をおく
ことによりSSマークの発生を伴うことなく必要な伸び
を確保することができる。第10工程はバルジ工程で得
られた本体29に別工程で予め準備されている上ピース
19をシーマーにより取り付けるシーミング工程である
。
このシーミング工程にはリークテストを行う第11工程
、印刷を行う第12工程、箱語を行う第13工程、荷造
りの第1上工程、出荷の第15工程が連続する。16は
もれ、耐圧、寸法、内容積、断面等の抜取検査工程、1
7は仕上、外観等の抜取検査工程である。
、印刷を行う第12工程、箱語を行う第13工程、荷造
りの第1上工程、出荷の第15工程が連続する。16は
もれ、耐圧、寸法、内容積、断面等の抜取検査工程、1
7は仕上、外観等の抜取検査工程である。
本発明はアルミニウム合金板打抜き素材21の厚さを1
.3〜1肋の範囲内で選び、しかも素材表面がェポキシ
系樹脂コートを有する場合の第8(燐鈍)工程の条件を
250〜300qoで1〜3分間と侍定したことに特徴
があり、これにより第3、第4、第5工程においてアル
ミニウム合金素材で可能な範囲一杯に深絞り成形(例え
ば絞り比2.25)した場合にも、次の第9(バルジ)
工程において例えば6.5%の伸びを確保すると共に、
樹脂コートの酸化による劣化や暁付(篇付)を確実に回
避することができる。
.3〜1肋の範囲内で選び、しかも素材表面がェポキシ
系樹脂コートを有する場合の第8(燐鈍)工程の条件を
250〜300qoで1〜3分間と侍定したことに特徴
があり、これにより第3、第4、第5工程においてアル
ミニウム合金素材で可能な範囲一杯に深絞り成形(例え
ば絞り比2.25)した場合にも、次の第9(バルジ)
工程において例えば6.5%の伸びを確保すると共に、
樹脂コートの酸化による劣化や暁付(篇付)を確実に回
避することができる。
燐鈍温度が35ぴCを越えるとェポキシフェノール樹脂
、ェポキシュリャ樹脂のいずれを採用した場合にも樹脂
コートの破壊(暁付)が生じ、色が変わる。
、ェポキシュリャ樹脂のいずれを採用した場合にも樹脂
コートの破壊(暁付)が生じ、色が変わる。
しかも収容する食品に好ましくないフレーバーが加わる
。25ぴ○より低い場合は蛾鈍時間が長くなり、樹脂コ
ートの破壊が促進される。
。25ぴ○より低い場合は蛾鈍時間が長くなり、樹脂コ
ートの破壊が促進される。
一方、燐鈍時間が5分を超えると暁鎚温度に関係なく樹
脂コートの破壊が起る。5分を越えると破壊が顕著にな
り、被膜の炭化が起る。
脂コートの破壊が起る。5分を越えると破壊が顕著にな
り、被膜の炭化が起る。
1分禾満の場合は充分な燐鈍効果が得られない。従って
図示の設例の如く、4仏のェポキシュリャ樹脂コートを
有する厚さ0.4帆のアルミニウム合金板素材21(例
えばA3004又はA5052)を使用して、第5工程
までの絞り比を2.25とし、第9工程において6.5
%の伸びを確保したい場合、燐鈍条件としては2900
土100、1.9分が最適であり、その場合は樹脂コ
ートの破壊は全く発生せず、食品にフレーバーが加わら
ないことも確認されている。以上説明したように本発明
によると、ビール樽のような食品容器をヱポキシ系樹脂
コートを有するアルミニウム合金板で深絞り成形するこ
とができ、途中に配置した燐鈍工程において材料の伸び
を一部回復しても樹脂コートの破壊を防止して食品用容
器にも好適な深絞り容器を提供することができる。
図示の設例の如く、4仏のェポキシュリャ樹脂コートを
有する厚さ0.4帆のアルミニウム合金板素材21(例
えばA3004又はA5052)を使用して、第5工程
までの絞り比を2.25とし、第9工程において6.5
%の伸びを確保したい場合、燐鈍条件としては2900
土100、1.9分が最適であり、その場合は樹脂コ
ートの破壊は全く発生せず、食品にフレーバーが加わら
ないことも確認されている。以上説明したように本発明
によると、ビール樽のような食品容器をヱポキシ系樹脂
コートを有するアルミニウム合金板で深絞り成形するこ
とができ、途中に配置した燐鈍工程において材料の伸び
を一部回復しても樹脂コートの破壊を防止して食品用容
器にも好適な深絞り容器を提供することができる。
これにより容器の耐食性、耐摩耗性、等の性能が向上し
、優れた外観を得ることができる。更に本発明において
は250〜350q0で1〜5分間競鈍する工程を赤外
線照射又は高周波による誘導加熱方式を採用して容器本
体の外面のみに施すようにしたので素材容器本体の外面
のみが片面加熱されることになり、競純中における内面
の樹脂コートの破壊が可及的に防止され、特にフレーバ
ー(匂い)が致命的な欠陥となる食品容器において極め
て有効になる。
、優れた外観を得ることができる。更に本発明において
は250〜350q0で1〜5分間競鈍する工程を赤外
線照射又は高周波による誘導加熱方式を採用して容器本
体の外面のみに施すようにしたので素材容器本体の外面
のみが片面加熱されることになり、競純中における内面
の樹脂コートの破壊が可及的に防止され、特にフレーバ
ー(匂い)が致命的な欠陥となる食品容器において極め
て有効になる。
図は本発明によりビール樽を製造する場合の工程図であ
る。 2・・…・打抜き工程、5・・・・・・成形工程、8・
・・・・・燐鈍工程、9・…・・バルジ工程、21・・
・・・・打抜き素材、27・・・・・・容器本体、30
・…・・ビール樽。
る。 2・・…・打抜き工程、5・・・・・・成形工程、8・
・・・・・燐鈍工程、9・…・・バルジ工程、21・・
・・・・打抜き素材、27・・・・・・容器本体、30
・…・・ビール樽。
Claims (1)
- 1 エポキシ系樹脂コートを有する厚さ0.3〜1mm
のアルミニウム合金板打抜き素材を略容器本体の形状に
深絞り形成する工程と、得られた容器本体の外面のみを
250〜350°で1〜5分間焼鈍する工程と、焼鈍済
の容器本体を追加成形する工程を備えた深絞り食品容器
の成形方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12042879A JPS6016862B2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | 深絞り食品容器の成形方法 |
DE19803005378 DE3005378A1 (de) | 1979-02-13 | 1980-02-13 | Druckbehaelter aus metall |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12042879A JPS6016862B2 (ja) | 1979-09-18 | 1979-09-18 | 深絞り食品容器の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5645235A JPS5645235A (en) | 1981-04-24 |
JPS6016862B2 true JPS6016862B2 (ja) | 1985-04-27 |
Family
ID=14785968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12042879A Expired JPS6016862B2 (ja) | 1979-02-13 | 1979-09-18 | 深絞り食品容器の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6016862B2 (ja) |
-
1979
- 1979-09-18 JP JP12042879A patent/JPS6016862B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5645235A (en) | 1981-04-24 |
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