JPS60167998A - 段ボ−ル原紙の耐水強化処理方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は段ポール原紙に合成樹脂を機械的に含浸加工せ
しめて耐水強化段ボールを連続的に製造せしめる様にし
た段ポール原紙の耐水強化処理方法および装置に関する
ものである。

従来かかる耐水強化段ポールを製造せしめるには段ボー
ル原紙に対し合成樹脂液を塗布等の手段により含浸せし
め、これを乾燥硬化せしめることにより成されているが
、合成樹脂液を段ボール原紙の表面に均一に塗布するこ
とが困難であると共に、合成樹脂液は硬化する過程にお
いて段ボール原紙を支持する部材に付着するため、支持
部材からの取出しに際し段ボール原紙の表面が剥離した
りして不良品が生じることが多く生産性が非常に悪い等
の欠点を有していた本発明はかかる欠点に鑑み、適宜間
隔毎に支持板を立設せしめて成るバレットの各間隙部間
に段ボール原紙を挿入すると共に、該段ボール原紙の平
面部を支持板より突設せしめた多数のピンにて点支持せ
しめ、このバレットを搬送装置にて移送せしめる経路中
に溶融状態の合成樹脂液中に浸漬せしめ、しかる後合成
樹脂液がゲル化するまでの間振動装置により加振作用せ
しめ、次いで乾燥室内へ搬入せしめる様にして上記欠点
を解消せんとしたものにして、以下本発明の一実施例を
図面に基づいて説明すると、１は耐水強化処理装置の本
体であり、段ボール原紙Ｗを起立状態に支持せしめるバ
レット２と、該バレット２を後続の乾燥室３内へ搬入せ
しめる搬送装置４より構成せしめている。

パレノ１−２は杆体５．５ａ・・・を格子状に配設せし
めた底枠６上に支持板７．７ａ・・・を適宜間隔毎に立
設せしめて段ボール原紙Ｗが挿入される間隙部８．８ａ
・・・を有せしめ、又支持板７．７ａ・・・には間隙部
８．８ａ・・・側へ向かって多数のピン９．９ａ・・・
（本実施例にては」二下３段）を対向状に突設せしめ、
該ピン９．９ａ・・・により段ボール原紙Ｗを点支持せ
しめる様に成している。

尚間隙部８．８ａ・・・において対向するピン９．９ａ
・・・間の間隔は段ボール原紙Ｗを遊びを持って挿入出
来る間隔に設定せしめている。

搬送装置４はバレント２を載置移送せしめる搬送コンベ
ア１０．１０ａ・・・にて脅威され、この搬送装Ｗ４の
移送経路において搬送コンベア１ｏ、１０ａ間の下方位
置に溶融状態の合成樹脂液が満たされた樹脂槽１工を配
置せしめ、該樹脂覆工１の上方対向位置には搬送コンベ
ア１０から移送されて来るバレット２を受承する支持枠
Ｉ２と、該支持枠１２をシリンダー１３等により昇降制
御せしめる作動部１４より成る昇降装置１５を配設せし
め、該昇降装置１５により搬送コンベア１ｏから移送さ
れて来るバレット２を樹脂槽１１内へ浸漬操作せしめる
様に成している。

又昇降装置１５に後続する搬送コンベア１０ａと乾燥室
３内に連絡される搬送コンベア１０ｂとの間には移送さ
れて来るバレント２を受承する支台１６と、該支台１６
にパイブレーク−１７を装着せしめて成る振動装置１８
を配設せしめている。

次に本発明に係る段ボール原紙の耐水強化処理方法につ
いて説明すると、先ず搬送コンベア１０上のバレット２
の各間隙部８．８ａ・・・に対し段ボール原紙Ｗを横方
向から順次挿入せしめた後パレット２を搬送コンベア１
ｏにより移送せしめる。

そしてバレット２は上昇位置で待機中の岐持枠１２上に
挿入載置され、定位置に至ると作動部１４の作用により
下降制御されて段ボール原紙Ｗばバレット２と共に樹脂
槽１１内に浸漬され、該樹脂槽１１内の合成樹脂液が段
ポール原紙Ｗ表面に含浸され、所定時間経過後支持枠１
２を上昇位置に復帰動作せしめる。

続いて搬送コンヘア１ｏがら次のバレット２が移送され
て来るのに伴い含浸加工完了後のバレット２は後続の搬
送コンベアＩＯａ上に移載されると共に、該搬送コンベ
ア１０ａの作動により振動装置１８の支台１６上に移送
され、該位置においてパイブレーク−１７の作用により
加振操作されるため段ポール原紙Ｗの表面に付着した余
分の合成樹脂液が振るい落とされる。

その際バレット２に支持された各段ボール原紙Ｗは間隙
部８．８ａ・・・間でピン９．９ａ・・・にて点支持さ
れ、振動作用のためピン９．９ａ・・・との接触は断続
的で且つ短時間であるため離隔状態に保持され、表面の
合成樹脂液がゲル化してピン９．９ａ・・・に付着しな
い程度になるまで加振作用され、しかる後搬送コンヘア
１０ｂにより乾燥室３内へ移送されて乾燥硬化されるの
である。

要するに本発明は、適宜間隔毎に支持板７．７ａ・・・
を立設せしめて成るバレント２の各間隙部８．８ａ・・
・間に段ポール原紙Ｗを挿入すると共に、該段ボール原
紙Ｗの平面部を支持板７．７ａ・・・より突設せしめた
多数のピン９．９ａ・・・にて点支持せしめ、このバレ
ット２を搬送装置４にて移送せしめる経路中に溶融状態
の合成樹脂液中に浸漬せしめ、しかる後合成樹脂液がゲ
ル化するまでの間振動装置１８により加振作用せしめ、
次いで乾燥室３内へ搬入せしめる様にしたので、各段ボ
ール原紙Ｗに対する合成４Ｍ脂液の含浸操作は各パレッ
ト２毎にどぶ漬方式により一度に行わしめることが出来
るため合理的であると共に、含浸処理機構も簡易化せし
めることが出来、又含浸処理後の加振操作により段ポー
ル原紙Ｗ表面に付着した余分の合成樹脂液が振るい落と
されて合成樹脂層を均一に施さしめることが出来、更に
その振動操作中各段ポール原紙Ｗはバレント２内におい
て間隙部８．８ａ・・・間でピン９．９ａ・・・にて点
支持されるため支持板７．７ａ・・・との間の付着を防
止出来ると共に、振動作用のためピン９．９ａ・・・と
の接触は断続的で且つ短時間であるため段ボール原紙Ｗ
は離隔状態に保持されて支持部材に対する付着防止を一
層確実ならしめることが出来、よって一連の搬送工程中
において段ボール原紙Ｗに対し合成樹脂液を含浸せしめ
て耐水強化段ボールを製造せしめる操作を機械的且つ連
続的に行わしめることが出来る等その実用的効果甚だ大
なるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すものにして、第１図は本発
明に係る段ボール原紙の耐水強化処理装置の正面図、第
２図はバレットの斜視図である。 ２パレツト　３乾燥室　４ＪＩ送装置　７．７ａ・・・
支持板　８．８ａ・・・間隙部　９．９ａ・・・ピン１
１樹脂槽　１５昇降装置　１８振動装置以上 出願人　望　月　仁 手続補正書 昭和５９年２月１７日 特許庁長官　若杉和夫殿 １、事件の表示 昭和５９年２月１０日付提出の特許願（２）２、発明の
名称 段ボール原紙の耐水強化処理方法および装置３、補正を
する者 事件との関係　出願人 住所 氏名　望　月　仁 ４、代理人 住所　名古屋市千種区西坂町２−４６ ６ｏ補正により増加する発明の数 ７、補正の対象　明細書 ８、補正の内容　別紙の通り 手続補正書 １、明細書中「２、特許請求の範囲」を次の通り補正す
る。 にパレ・・ドパ 支及玉五葺装置を　量せしめ、ｖ　オ・　の１　に云　
ポール　の　几　 −に段ボール原紙を挿入あるいは吊下支持すると共に、
該段ポール」 明細書中箱８頁第１行目を次の通り補正する「るのであ
る。尚、図示はしないが段ポール原紙Ｗをパレット２内
において間隙部８．８ａ・・・間に載置してピン９．９
ａ・・・にて点支持する方式に依らずとも、昇降装置１
５の下端杆にスプリングを介して把持具にて段ボール原
紙Ｗの上端部を把持し、昇降装置１５が樹脂槽１１の真
上に設置した振動装置１８にて加振される様にせしめ、
段ポール原紙Ｗがパレット２と共に樹脂槽１１内に浸漬
され、該樹脂槽１１°内の合成樹脂液が段ボール原紙Ｗ
表面に含浸され、所定時間経過後上昇された後に該樹脂
槽１１の真上にて加振作用する様にしても良い。 さすればこの場合は段ボール原紙Ｗ表面に含浸された必
要分以上の合成樹脂液は樹脂槽１１内に落下収容される
ので、合成樹脂液の節減ともなるのである。」 以上 出願人　望　月　仁

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１Ｍ宜間隔毎に支持板を立設せしめて成るパレノ１
   −の各間隙部間に段ポール原紙を挿入すると共に、該段
   ボール原紙の平面部を支持板より突設せしめた多数のピ
   ンにて点支持せしめ、このパレットを搬送装置にて移送
   せしめる経路中に溶融状態の合成樹脂液中に浸漬せしめ
   、しかる後合成樹脂液がゲル化するまでの間振動装置に
   より加振作用せしめ、次いで乾燥室内へ搬入せしめる様
   にしたことを特徴とする段ポール原紙の耐水強化処理方
   法。 （２）底枠上に適宜間隔毎に支持板を立設せしめ、各支
   持板には挿入される段ボール原紙の平面部を点支持せし
   めるピンを突設せしめて成るパレットと、該パレットを
   乾燥室内へ搬入せしめる搬送装置より成り、該搬送装置
   の移送経路中にパレットを溶融状態の合成樹脂槽中に浸
   漬せしめる昇降装置を配設せしめ、該昇降装置の後続位
   置には搬送中のパレットに加振作用せしめる振動装置を
   配設せしめたことを特徴とする段ボール原紙の耐水強化
   処理装置。