JPS6016791Y2 - 歯車ポンプ - Google Patents

歯車ポンプ

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Publication number
JPS6016791Y2
JPS6016791Y2 JP5373979U JP5373979U JPS6016791Y2 JP S6016791 Y2 JPS6016791 Y2 JP S6016791Y2 JP 5373979 U JP5373979 U JP 5373979U JP 5373979 U JP5373979 U JP 5373979U JP S6016791 Y2 JPS6016791 Y2 JP S6016791Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
external gear
crescent
recess
suction
Prior art date
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Expired
Application number
JP5373979U
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English (en)
Other versions
JPS55154390U (ja
Inventor
勝 福入
Original Assignee
マツダ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by マツダ株式会社 filed Critical マツダ株式会社
Priority to JP5373979U priority Critical patent/JPS6016791Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、外歯歯車と内歯歯車との噛合によって流体を
圧送する歯車ポンプに関するものである。
従来より、駆動用の外歯歯車に従動用の内歯歯車を噛み
合せ、両者間の三日月形の空間に鎌形のクレセントを介
在させて吸入側と吐出側とを分離するようにしたクレセ
ント固定タイプの歯車ポンプは公知(例えば実公昭53
−32324号公報)である。
しかるに、上記形式の歯車ポンプにおいては、外歯歯車
の外周面に作用する流体圧力は吸入側と吐出側とで大き
く相違するため、この圧力差によって上記外歯歯車は常
に吐出側から反対側に荷重が加わるように付勢されるも
のである。
よって、従来の歯車ポンプにお′いては吐出側の反対側
に位置するクレセントの吸入側先端部に外歯歯車が接近
するように付勢される結果、両者間のクリアランスが減
少し、この外歯歯車の歯先部分と上記クレセントの吸入
側先端部とが干渉するようになり、その接触により異音
の発生および耐久性の低下を生起する不具合を有してい
る。
上記不具合を解消するためにはミ例えば外歯歯車の中心
位置が変位しないようにこの外歯歯車の中心位置を規制
するフランジを設けるとともに、各部の寸法精度を向上
してクリアランスを厳密に管理しなければならず、構造
が複雑となるとともにコスト高となるものである。
本考案はかかる点に鑑みケーシングに固設したクレセン
トの内周面に凹部を設け、この凹部内に吐出側の高い流
体圧力が作用するようにして外歯歯車が受ける付勢力の
方向を変更してクレセントとの干渉を防止するようにし
た歯車ポンプを提供し、前記従来の欠点を解消せんとす
るものである。
以下、本考案の実施例を図面に沿って説明する。
第1図および第2図において、1は外側に歯が付けられ
駆動軸2に固定された駆動用の外歯歯車、3は内側に歯
が付けられ上記外歯歯車1の外径より大きい内径を有す
る従動用の内歯歯車、4は外歯歯車1と内歯歯車3との
間に形成される三日月形の空隙に介装されたクレセント
、5はハウジング、6は該ハウジング5の一面に結合さ
れるカバーであり、ハウジング5とカバー6とで歯車ポ
ンプのケーシングが構成されている。
前記外歯歯車1は駆動軸2の非円形状端部に嵌合されて
両者が一体に回転するように支持され、駆動軸2はカバ
ー6の軸受部6aに支承されてその他端が該カバー6を
貫通して外方に突出され、駆動源に連係される。
又、上記外歯歯車1は、ハウジング5内に回転自在に収
納された内歯歯車3と噛合するように、この内歯歯車3
の回転中心に対し駆動軸2の中心をずらせて組合わされ
ている。
上記外歯歯車1と内歯歯車3との噛合側の反対側には、
外歯歯車1の歯先円と内歯歯車3の歯先円とによって囲
まれた三日月状の非噛合部分に、内周面4aが外歯歯車
1の歯先円に所定クリアランスをもって沿い、外周面4
bが内歯歯車3の歯先円に所定クリアランスをもって沿
うように鎌形のクレセント4がハウジング5と一体に形
成されている。
又、前記外歯歯車1は第1図の場合、矢符Rで示すよう
に右回転するものであって、外歯歯車1と内歯歯車3と
の噛合部を介して一方(左方)が吸入側に、他方(右方
)が吐出側に分離形成されている。
すなわち、吸入側はハウジング5およびカバー6を通っ
て外方に連通ずる吸入通路7が外歯歯車1および内歯歯
車3の側方に開口し、両歯車1,3の歯面間に吸入通路
7を経た流体が流入するように設けられ、吐出側も同様
にハウジング5およびカバー6を通って外方に連通ずる
吐出通路8が外歯歯車1および内歯歯車3の側方に開口
し、両歯車1,3の歯面間の流体が吐出通路8に吐出さ
れるように構成されている。
前記吐出側と吸入側とは両歯車1,3の噛合部で分離さ
れるとともに、この噛合部と反対側においてはクレセン
トによって吸入側と吐出側とが分離されており、吸入側
では外歯歯車1の回転に伴って両歯車1,3の歯面が離
れるように開くことにより吸入通路7より流体が吸入さ
れ、両歯車1.3の歯と歯およびクレセント4の内外周
面4a、4bの間に保持された流体が吐出側に搬送され
、歯面が噛み合うように閉じることにより吐出通路8よ
り流体が吐出されるものである。
上記構造において、前記クレセント4の内周面4aの中
央部には吐出側端部から吸入側端部に向かって延びる凹
部9が形成されている。
該凹部9は吐出側端部においては吐出通路8に開口連通
し、吸入側端部においては吸入通路7とは非連通となる
ように形成されている。
すなわち、吸入側端部における凹部9の設けられていな
い長さは外歯歯車1の歯と歯の間隙より長くなるように
設けられ、凹部9と吸入通路7との間には常に少なくと
も1枚の外歯歯車1の歯が介在して両者を遮断するよう
に構成されている。
従って、上記構造によれば、クレセント4に形成された
凹部9内に吐出通路8の流体が流入することにより、外
歯歯車1のクレセント4に沿った外周部分にも高い流体
圧力が作用し、吸入側との圧力差により外歯歯車1の回
転中心を変位させるように作用する付勢力の方向が変更
腰クレセント4の吸入側端部と外歯歯車1の歯先との干
渉が防止される。
すなわち、前記クレセント4に凹部9が形成されていな
いものでは、第1図に破線で示すような矢符Aの方向に
付勢力が作用するのに対し、本考案の如くクレセント4
に凹部9を設けた場合には実線で示すような矢符Bの方
向に付勢力が作用するようになるものである。
尚、上記実施例ではクレセント4をハウジング5と一体
に形成しているが、クレセント4を別体に形成してハウ
ジング5に固定するようにしてもよい。
又、クレセント4に形成する凹部9の長さは、吐出側の
位置等に応じて適宜設計変更するものである。
以上、詳述したように、本考案歯車ポンプによれば、外
歯歯車と内歯歯車との間に介在されるクレセントの内周
面に吐出側と連通ずる凹部を設けたことにより、外歯歯
車の外周に作用する流体圧力の差によって生じる付勢力
の方向を外歯歯車と内歯歯車との噛合部に接近するよう
に変更し、この噛合部と反対側に位置するクレセントと
外歯歯車との干渉が防止でき、異音の発生および摩耗の
生起を防止し、耐久性を向上して所期の性能を長期にわ
たって維持することができる効果を簡単な構造変更によ
って得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示し、第1図は歯車ポンプ
の要部断面正面図、第2図は第1図の■−■線に沿う縦
断面図である。 1・・・・・・外歯歯車、2・・・・・・駆動軸、3・
・・・・・内歯歯車、4・・・・・・クレセント、4a
・・・・・・内周面、4b・・・・・・外周面、5・・
・・・・ハウジング、6・・・・・・カバー、6a・・
・・・・軸受部、7・・・・・・吸入通路、8・・・・
・・吐出通路、9・・・・・・凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動用の外歯歯車と、該外歯歯車と噛合する従動用の内
    歯歯車とがケーシング内に回転可能に設けられ、該ケー
    シングに外歯歯車と内歯歯車の間に介在する鎌形のクレ
    セントが固設された歯車ポンプにおいて、クレセントの
    外歯歯車側の内周面に、吐出側と連通し吸入側とは非連
    通の凹部を形成したことを特徴とする歯車ポンプ。
JP5373979U 1979-04-21 1979-04-21 歯車ポンプ Expired JPS6016791Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5373979U JPS6016791Y2 (ja) 1979-04-21 1979-04-21 歯車ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5373979U JPS6016791Y2 (ja) 1979-04-21 1979-04-21 歯車ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55154390U JPS55154390U (ja) 1980-11-07
JPS6016791Y2 true JPS6016791Y2 (ja) 1985-05-24

Family

ID=28947204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5373979U Expired JPS6016791Y2 (ja) 1979-04-21 1979-04-21 歯車ポンプ

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JP (1) JPS6016791Y2 (ja)

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JPS55154390U (ja) 1980-11-07

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