JPS60167207A - 振動防止型低騒音電線 - Google Patents

振動防止型低騒音電線

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JPS60167207A
JPS60167207A JP2356284A JP2356284A JPS60167207A JP S60167207 A JPS60167207 A JP S60167207A JP 2356284 A JP2356284 A JP 2356284A JP 2356284 A JP2356284 A JP 2356284A JP S60167207 A JPS60167207 A JP S60167207A
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JP
Japan
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wound
electric wire
wind
wire
spiral rod
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JP2356284A
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JPH0412563B2 (ja
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下嶋 清志
勝義 雲藤
健次 山本
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の背景と目的] 本発明は送電線において発生しやすいギヤロッピングを
効果的に防止可能になる低騒音電線に関する。
架空送電線は、撚り線構造よりなるものであり、このよ
うな電線1に第1図に示すように斜め方向よりの角度φ
あるいは−φをもって風が吹き付けると、撚り溝がある
ために揚力が発生し、大振幅の振動を伴なうギヤロッピ
ングを起すことがあることはよく知られている。このギ
ヤロッピングを防止するには前記撚り溝をなくすればよ
いという発想から、電線1全体をスムースボディ化する
ことが試みられ、電線1の外周にPvCテープを巻き付
けたりする例が報告されているか、必ずしも満足のいく
ものではなかった。ずなわら、電線をスムースボディ化
することは技術的にむずかしく、高価となる上に、スム
ースボディにすることによりカルマン渦が発生しやすく
なり微風振動に対して対策する必要が出てくる上、抗力
係数が大きくなるため風圧荷重が増し鉄塔の構造をより
強くせねばならないというような問題が生じてくるから
である。従って、上記スムースボディ化以外の方法によ
り前記ギヤロッピングを防止する方法が強く望まれてい
た。
発明者らは長年にわたり電線の外周にスパイラルロッド
を巻き付ける方式の低騒音電線の研究に携わり、数々の
風洞実験を繰り返してきた。その結果、風騒音もさるこ
とながら、スパイラルロッドの巻き付は条件の如何によ
って風による振動特性に大きな差異が生ずることを見出
した。すなわち、スパイラルロッドの巻き付は方向を適
当に選び、これを具合よく利用することにより、電線の
振動の発生を大幅に抑止することが可能となることを見
出したのである。
本発明は上記のような知見に立ってなされたものであり
、巻き付けられるスパイラルロッドの構成を特定された
構成とし風圧によるギヤロッピングを顕著に防止し得た
電線を提供しようとするものである。
[発明の概要コ すなわち、本発明の要旨とするところは、電線の外周に
スパイラルロッドを巻ぎ付けてなる低騒音゛電線におい
て、巻き付けられるスパイラルロッドを電線の最外周撚
り線の撚り方向と同方向巻きと反対方向巻きとなるよう
に巻き付け、同方向巻きロッドと反対方向巻きロッドの
比率がおおよそ1:2となるように構成されてなる振動
防止型低騒音電線にあり、電線に巻き付けられるスパイ
ラルロッドの揚力の挙動を巧みに利用することにより騒
音防止効果と同時に振動防止効果をも発揮ゼしめたとこ
ろにその大きな特徴がある。
[実施例] 以下に実施例に基づいて順次説明する。
第2および3図は電線の外周にスパイラルロッドを巻き
付ける二様の態様を示す説明図であり、第2図は最外周
撚り層がS撚りよりなる電1i11の外周にスパイラル
ロッド2をS撚り方向に巻き付けている状態を示してお
り、第3図はS撚りよりなる電線1の外周に7撚り方向
にスパイラルロッド2′を巻き付けている状態を示して
いる。このような状態のそれぞれの電線に風が吹き付け
た場合のそれぞれの挙動には大きな差があることを、発
明者らは見出した。
第6図に示したものは、最外層がS撚りよりなる240
dAC8Rを対象として、なにも巻き付けない状態、そ
の外周に4m径のスパイラルロッド2条を対向位置にS
巻きあるいはZ巻きに巻き付けた場合、それぞれの風洞
実験結果を示したもので、風の方向が第1図におけるφ
=90°すなわち図中R方向となる電線に対し直角方向
より風を吹き付けさせた場合の風速と揚力係数との関係
をプロットしたものである。
第6図によって明らかな通り、風が直角方向から吹き付
けた場合の揚力係数はいずれの場合にもマイナスであっ
て、上向きの揚力は発生しないことがわかる。
しかし、上記の結果は風が直角方向から吹いた場合にの
みいえることであって、斜め方向から吹き付けた場合に
は、その挙動はまるで違ったものとなる。
第7図は、上記斜め方向すなわち第1図におけるφ=3
0°方向より風が吹き付けた場合の風洞実験結果を示す
ものである。第7図の場合は、供試材として24011
11I!AC8R複導体を使用しており、各プロットマ
ークの塗りつぶしのないものは風上側の導体における結
果であり、塗りつぶしであるものは風下側の導体におけ
る結果を示づものである。なお、最外層の撚り方向は、
第6図の場合と同じS撚り方向であって、スパイラルロ
ッドの径および巻き付は位置も同じである。
第7図からつぎのようなことがいえることがわかるであ
ろう。
すなわち、斜め方向から風が吹き付けた場合、スパイラ
ルロッドの巻き付けのない場合でも揚力係数はプラスと
なり上向きの力が発生するが、S撚りの電線にさらにS
撚り方向にスパイラルロッドを巻き付けると揚力係数が
著しく増大する結果となるのである。
しかしながら、S撚りの電線に7撚り方向にスパイラル
ロッドを巻き付けた場合には、逆に揚力係数はマイナス
になるのである。
さらに、同じ対象に対し風の向きを変えて、反対方向す
なわち第1図の−φの方向から風を吹き付けた場合には
、図示はしてないがZ巻きのスバイラルロツドが施され
ると揚力係数はプラスとなりS方向の場合には反対にマ
イナスとなるのである。
以上の事実ならびにそれぞれの条件下における揚力係数
値の大きさから、発明者らは同じ対象の電線において風
の向きがφ方向の場合でも−φ力方向場合でも安定して
電線への揚力を相殺し得るス/<イラルロッドの巻き付
は条件が存在するのではないかということに着眼し種々
の実験を繰り返した。
第7図からおおよその数値を読み取ると、S巻きにロッ
ドを巻き付けた場合の揚力係数CL嶋0゜3、Z巻きロ
ッドのみの場合の揚力係数CL’5−〇、15である。
いま、風速30m/sの場合においてギヤロッピングの
原因となる上下方向の荷重FLをめる。
揚力による荷重は次式によりまる。
CL・(1/2ρ・v2・A) ここに ρ:空気の密度 V:風速 A:断面積(直径) 240InIAAC8Rの自重は1.11Ky/m故、
S巻きの場合の荷重FLSおよびZ巻きのばあいの荷重
FLZはそれぞれつぎのようになる。(゛単位都/m 
) FL s =1.11−0.378=0.732FLZ
=1.11+0.189=1.299従って、斜風時に
電線の全長にわたって平均荷重が電線自重の1.117
(y/mになるようにすれば、安定した状態を保つこと
ができることになる。
そのためには1の長さの電線についてS巻きロッド部分
の長さISと2巻きロッド部分の長さ1zの比率が、 Is/ Iz= 1 / 2 となるようにすればよいことがわかる。勿論、これは厳
密なものではなく、おおよそそのような比率で巻かれて
いればよいということであることはいうまでもない。
上記は斜風の方向が第1図におけるφ方向の場合である
が、反対方向の一φ方向であっても、それぞれの測定結
果によればZ方向巻きのCL’70゜15、S巻き方向
のCL′、−0,3であって、前記の条件Is/ lz
= 1 / 2においては同一のFtとなり荷重がバラ
ンスすることが判明した。
第4および5図は、上記本発明に基づく知見に立って電
線にスパイラルロッドを巻き付けた本発明に係る撮動防
止型低騒音電線を模式図として示したものであって、第
4図は単導体の場合を、第5図は複導体の場合を示した
ものである。これらISと12の比率は、電線の全長に
おいてそのような比率で巻かれていればよいのであって
、必ずしもつねに交互でなければならないというもので
はない。しかし、第5図の複導体の場合は、隣り合うス
パイラルロッドは同じ方向で巻き付けてないと、風上側
と川下側とで上下互いに反対方向の揚力が生ずる結果、
電線全体に捻回力が働く結果となり望ましくない。
「発明の効果」 以上、本発明に係る電線は従来の低騒音効果を十分に発
揮しつつ、とかく問題となっていた振動の発生を完全に
防止しギヤロッピングを抑止できたものであって、低騒
音電線の利用価値を格段に高めたものとしてその意義は
大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は電線に風が吹き付ける方向を示す説明図、第2
および3図は電線の最外層撚り方向に対しそれぞれスパ
イラルロッドを巻き付ける方向を示している説明図、第
4および5図は本発明に係る電線の実施例を示す模式図
、第6および7図はで電線の風による揚力実験結果を示
す線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電線の外周にスパイラルロッドを巻き付けてなる低
    騒音電線において、巻き付けられるスパイラルロッドを
    電線の長手方向において最外周撚り線の撚り方向と同方
    向巻きと反対方向巻きとなるように巻き付け、同方向巻
    きロッドと反対方向巻きロッドの比率がおおよそ1:2
    となるように構成されてなる振動防止型低騒音電線 2、複数の電線が平行して架線されている多導体送電線
    の場合には相隣るスパイラルロッドの巻き(=lけ方向
    が周じ方向となるように巻き付けられてなる特許請求の
    範囲第1項記載の振動防止型低騒音電線
JP2356284A 1984-02-10 1984-02-10 振動防止型低騒音電線 Granted JPS60167207A (ja)

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JP2356284A JPS60167207A (ja) 1984-02-10 1984-02-10 振動防止型低騒音電線

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JP2356284A JPS60167207A (ja) 1984-02-10 1984-02-10 振動防止型低騒音電線

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JPS60167207A true JPS60167207A (ja) 1985-08-30
JPH0412563B2 JPH0412563B2 (ja) 1992-03-05

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JPH0412563B2 (ja) 1992-03-05

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