JPH01286715A - 難着雪型低風音電線 - Google Patents

難着雪型低風音電線

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JPH01286715A
JPH01286715A JP63114576A JP11457688A JPH01286715A JP H01286715 A JPH01286715 A JP H01286715A JP 63114576 A JP63114576 A JP 63114576A JP 11457688 A JP11457688 A JP 11457688A JP H01286715 A JPH01286715 A JP H01286715A
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wound
rod
winding
wire
spiral rod
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JP63114576A
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Kenji Yamamoto
健次 山本
Okihiro Oshima
大島 興洋
Hiroichi Shiga
志賀 博一
Kiyoshi Shimogamo
下鴨 清志
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電線の発する風騒音を大巾に低減できるばか
りでなく、電線への着雪をも有効に防止可能になる難着
雪型低風音電線に間するものである。
[従来の技術] 第1図に示すように、電線1の外周にスパイラルロッド
2を巻回してなる低風音電線は、早くよりその効果が確
認され、今日各地において広く実用化されている。
最近になって、上記のようにスパイラルロッドを巻回し
た電線には難着雪化効果のあることが再確認され、あら
ためて注目を集めるようになった。
電線に降り積った雷は、自重により電線の撚溝に沿って
回転しながら滑り下りてくるが、とくにそれが湿潤な雷
の場合はなかなか落下せず、先の雷が落下しないでいる
うちに再び上方に着雪して再び撚溝に沿って滑り下りて
きて、この動作が繰返され、筒雪となって電線の周囲を
回転しながら成長するようになる。筒雪の成長が始まる
と雪は電線の周囲でますます肥大し、ついには電線の断
線事故あるいは鉄塔の倒壊事故といった最悪事態を招く
おそれがある。
第1図に示すように電線1の外周にスパイラルロッド2
が巻回されていると、電線の撚溝に沿って雪が滑り下り
てきた場合に、当該スパイラルロッド2が障害物となっ
て雪の移動を阻止する働きをする。雪がそのようにして
移動を阻止されると、当該雷はやがて自重によるアンバ
ランスによって雪塊となって電線より落下し、前記のよ
うな雪害にまで発展するのを防止することができる。
このようなスパイラルロッドの落雷効果については、日
本雪氷学会や通産省電気技術基準調査委員会雪害対策特
別委員会などによっても確認され、その報告がある。
一方、電線の外周にスパイラルロッドが巻回されると、
風圧により揚力を生ずる。しかして、この揚力はスパイ
ラルロッドの巻回方向により相違があり、スパイラルロ
ッドがS方向(右撚りとなる方向)に巻回されている部
分に負の揚力が発生するような方向より風が吹いている
場合には、それとは逆の2方向(左撚りとなる方向)に
巻回されているスパイラルロッド巻同部分では反対に正
の揚力が発生する。
従って、電線の長手方向にすべて同一方向となるように
スパイラルロッドを巻回した場合には、前記正または負
のいずれか一方のみの揚力となり、それによって電線は
空力的な不安定状態となってギヤロッピング振動のよう
な異常振動を誘発するおそれがある。
そこで、電線にスパイラルロッドを巻回する場合には、
上記正の揚力と負の揚力とをバランスさせ異常振動の発
生するのを防止する意味で、電線の長手方向に沿ってS
方向と2方向とが混合状態となるように巻回している。
この場合、斜風を受けて発生する揚力についてみれば、
スパイラルロッドの線径および巻付はピッチが等しいと
すれば、正の揚力と負の揚力とが同じ値にはならない、
すなわち、いま電線の最外層撚線の撚方向がS方向であ
る場合を考える。これにS方向にスパイラルロッドを巻
回した部分に負の揚力が生ずる方向から風が吹いている
と考える。負の揚力はS方向巻回スパイラルロッドによ
り発生するだけでなく撚線表面のS撚り素線によっても
生じ、負の揚力は相乗した値となる。これに対し2方向
スパイラルロッド巻回部には逆の正の揚力が発生するが
、前記の通り撚線表面のS撚り素線によって負の揚力が
生じているから、前記正の揚力は撚線表面に生ずる負の
揚力と相殺し合い、正の揚力は低減された値となる。
これを定量的に解析した結果によれば、上記負の揚力が
概略2であるのに対し正の揚力は概略1程度の値となる
のであり、負の揚力の方が正の揚力よりも約2倍はど大
きくなるのである。(風の向きが変れば正負逆になるが
その比率は変らない)このため、従来の低風音電線にお
いては、上記した正・負の揚力をバランスさせ空力的特
性を安定させる意味で、第3図に示すように、電線の外
層がS撚りである場合には、電線の撚方向と同じS方向
に巻回する部分の巻回長さを1としたとき、電線の撚方
向とは逆方向のZ方向に巻回する部分の巻回長さがほぼ
2Jとなるようにし、両方の揚力の均衡を図っているの
が現状である。
C発明が解決しようとする課!!!] 先に説明したように、撚線の外周にスパイラルロッドが
巻回されていると、それによって落雷を促し雪害を防止
することができる。しかし、その落雷効果はスパイラル
ロッドの巻回方向によって同じではない。
例えば、第1図に示すように、を線1の最外層素!1a
、1aの撚方向に対しスパイラルロッド2がそれと逆方
向となるように巻回されていれば、電線1の撚溝に沿っ
て移動して来た雷に対しスパイラルロッド2がほぼ直交
方向よりその移動を阻止する関係となりその落雷誘発効
果は大きい、しかし、スパイラルロッド2が素線1a、
laと同方向に巻回されていれば、雪の移動を阻止する
効果は小さく、落雷誘発効果もそれだけ小さい。
従って、着雪防止という見地に立てば、巻回されるスパ
イラルロッドはすべて電線の最外層撚線の撚方向に対し
て逆方向となるように巻回することが望まれる。しかし
、そうすれば電線は一方向への揚力によって不安定化し
、異常振動に発展するおそれがあり、好ましいことでは
ない。
本発明は、上記のような実情にかんがみ、スパイラルロ
ッドを、S、z混合巻回として電線の揚力をバランスさ
せながらも、従来構成と比較すれば電線の最外周撚線の
撚方向に直交する関係となるスパイラルロッドの巻回部
分の長さを格段に長くすることを可能とし、難着雪化効
果を一段と向上させることのできる新規な難着雪型低風
音電線を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の基本となる技術思想は、電線の最外層撚線の撚
方向と同方向に巻回するスパイラルロッドの揚力発生能
力をより大きくしようとするものである。具体的には、
電線外周の撚方向と同方向巻回のスパイラルロッドの線
径を逆方向ロッドより大きくし、あるいは電線の円周方
向への取付は本数を逆方向ロッドより多くし、あるいは
巻付はピッチを逆方向より短くして、それにより発生す
る揚力を従来以上に大きくするものである。
[作用] 上記のようにして、例えば最外層がS撚りの電線にS方
向巻回による例えば負の揚力が従来例より大きくなるよ
うにすれば、当該負の揚力に対抗し得るだけの大きさと
なる正の揚力を発生させなければ揚力のバランスは維持
できない、正の揚力を大きくするには2方向春回のスパ
イラルロッドの巻回長さを従来より長くすればよいから
、結果的にS撚り電線の外周に2方向巻回のスパイラル
ロッドを従来より長く巻回させることができ、落雷効果
の大きい区間をそれだけ長くすることが可能となるので
ある。
[実施例] 以下に、本発明について実施例を参照し説明する。
本実施例においては、理解を容易ならしめるため、電線
の最外層撚線の撚方向は、S撚りであるものと定める。
(実際上も、架空線の場合、最外層はS撚りに構成され
る例が大部分である。)このようなS撚り電線1の外周
に巻回するスパイラルロッド2については、2方向春回
ロッドの径が第4図に示すようにdであるとき、S方向
巻回ロッドの径は第5図に示すように前記dよりも径の
大きいりに構成する。S方向巻回ロッドによって生ずる
揚力は径が大きくなり投影面積が大きくなった分大きく
なるから、当該揚力に対抗する反対方向の揚力を大きく
して揚力のバランスを図る必要がある。
いま、第2図に示すように、外径りのスパイラルロッド
をS方向に長さ1だけ巻付けるとすれば、これとバラン
スする逆の揚力を維持するには外径dのスパイラルロッ
ドを用い2方向に長さ31だけ巻付ける必要がある。こ
れによって、S方向およびZ方向ともに同径であった第
3図の従来例に比較して2方向巻回長さを1だけ長くで
きるものであり、この長さ比はスパイラルロッドの外径
dとDの比により増減できることとなる。
従って、S撚り電線に直交巻回となるZ方向巻回部分を
従来例よりも大巾に長くすることが可能となり、それだ
け落雷効果の大きい区間を長くできるから難着雪化効果
を一層向上させることができる。
上記はS方向巻回ロッドの揚力増大能力をロッドの外径
を大きくすることにより増大させる場合を例示したが、
同じことはS方向巻回部分のスパイラルロッドの取付は
本数を多くしてもよいし、その巻付はピッチを短くして
もよい、要はS方向巻回のスパイラルロッドの投影面積
の増大を達成すればそれによる揚力の増大が達成され、
本発明の所期目的を達成し得る。どのような手段による
かは、電線サイズや導体の数などを参酌し適当なものを
選択すればよい。
上は実施例電線として最外層撚線層がS撚りである場合
を例示したが、最外層が2撚りのものであってもなんら
変るところはない。
[発明の効果] 以上の通り、本発明に係る電線によれば、風騒音防止効
果をそのまま維持し、着雪防止効果を格段に向上せしめ
得るのみならず、空力上の特性については十分にバラン
スを保持し得るものであり、降雪地帯において風騒音低
減による環境改善と着雪防止による雪害事故の防止を兼
備させ得ることの意義は、けだし大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図はスパイラルロッド巻凹型電線の外観を示す部分
見取図、第2図は本発明に係る電線のスパイラルロッド
の巻付は構成例を示す説明図、第3図は従来におけるス
パイラルロッド巻付は構成例を示す説明図、第4および
5図は電線に巻回されるスパイラルロッドの線径の差を
示す説明図である。 1:電線、 2:スパイラルロッド。 第1図 第4図    第5図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撚線の外周にスパイラルロッドをS方向およびZ
    方向に混合して巻回してなる電線において、巻回するス
    パイラルロッドの径を撚線の最外層の撚方向と同方向巻
    回となるロッドの方がそれと逆方向巻回となるロッドよ
    りも大きくなるように構成してなる難着雪型低風音電線
  2. (2)撚線の外周にスパイラルロッドをS方向およびZ
    方向に混合して巻回してなる電線において、巻回するス
    パイラルロッドの電線円周方向における取付け本数を撚
    線の最外層の撚方向と同方向巻回となるロッドの方がそ
    れと逆方向巻回となるロッドよりも多くなるように構成
    してなる難着雪型低風音電線。
  3. (3)撚線の外周にスパイラルロッドをS方向およびZ
    方向に混合して巻回してなる電線において、巻回するス
    パイラルロッドの巻付けピッチを撚線の最外層の撚方向
    と同方向巻回となるロッドの方がそれと逆方向巻回とな
    るロッドよりも短くなるように構成してなる難着雪型低
    風音電線。
JP63114576A 1988-05-13 1988-05-13 難着雪型低風音電線 Expired - Lifetime JPH069419B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0447340U (ja) * 1990-08-23 1992-04-22

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JPH0447340U (ja) * 1990-08-23 1992-04-22

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