JPS60163909A - 高誘電性高分子材料 - Google Patents
高誘電性高分子材料Info
- Publication number
- JPS60163909A JPS60163909A JP1891084A JP1891084A JPS60163909A JP S60163909 A JPS60163909 A JP S60163909A JP 1891084 A JP1891084 A JP 1891084A JP 1891084 A JP1891084 A JP 1891084A JP S60163909 A JPS60163909 A JP S60163909A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copolymer
- polymeric material
- vinylidene fluoride
- film
- radiation
- Prior art date
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- Granted
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高透電性高分子材料に関腰更に詳しくは、改
良された高誘電率を有するフッ化ビニリデン/トリフル
オロ工チレン共重合体フィルムから成る高誘電性高分子
材料に関する。
良された高誘電率を有するフッ化ビニリデン/トリフル
オロ工チレン共重合体フィルムから成る高誘電性高分子
材料に関する。
近年、電子機器の小型化が望まれ、そこに組み込まれる
部品としてのコンデンサーも、小型化の要求が高まって
きた。コンデンサーのO量(C)li、C−ε゛εO(
S/d) ε゛:誘電体の比誘電率 εO:真空の比誘電率=0.0885PF/cmS :
コンデンサーの面積 d :コンデンサーの厚み で表わされ、この式より明らかに小型大容量のコンデン
サーの開発には、ε゛ とSを大とくシ、dを小さくす
る必要がある。
部品としてのコンデンサーも、小型化の要求が高まって
きた。コンデンサーのO量(C)li、C−ε゛εO(
S/d) ε゛:誘電体の比誘電率 εO:真空の比誘電率=0.0885PF/cmS :
コンデンサーの面積 d :コンデンサーの厚み で表わされ、この式より明らかに小型大容量のコンデン
サーの開発には、ε゛ とSを大とくシ、dを小さくす
る必要がある。
高分子物質はその加工上の特徴として、大面積、薄膜の
フィルムを容易に得ることがでとるが、一般にε゛は2
〜5と小さい。どうしてもε゛の大トい高分子物質がめ
られるコンデンサーの小型化、高性能化の為には、高い
比誘電率を有する高誘電性高分子材料が必要であり、た
とえば特開昭52−69ooo号に載されているフッ化
ビニリゾ゛ン(以下、VdF という。)とトリフルオ
ロエチレン(以下、TrF E という。)の2元共重
合体は、比誘電率の高い高分子物質としてよく知られて
いるものの一つである。この材料の比誘電率は、それ以
前に高誘電性高分子材料としてよく知られているポリフ
ッ化ビニリデンの1.5〜2.0倍はど天外く、ε’=
15(室温、IKHz)が得られている。
フィルムを容易に得ることがでとるが、一般にε゛は2
〜5と小さい。どうしてもε゛の大トい高分子物質がめ
られるコンデンサーの小型化、高性能化の為には、高い
比誘電率を有する高誘電性高分子材料が必要であり、た
とえば特開昭52−69ooo号に載されているフッ化
ビニリゾ゛ン(以下、VdF という。)とトリフルオ
ロエチレン(以下、TrF E という。)の2元共重
合体は、比誘電率の高い高分子物質としてよく知られて
いるものの一つである。この材料の比誘電率は、それ以
前に高誘電性高分子材料としてよく知られているポリフ
ッ化ビニリデンの1.5〜2.0倍はど天外く、ε’=
15(室温、IKHz)が得られている。
また高誘電性高分子化合物は、最近注目を集めている面
状発光体のZnS 粒子の分散剤としても応用可能であ
る。
状発光体のZnS 粒子の分散剤としても応用可能であ
る。
かかる状況において、本発明者らはVdF/TrFE共
重合体の誘電性について鋭意研究を行なった結果、この
重合体に放射線照射するとフィルムの比誘電率は35(
24℃、IKHz)以上にも達することを見い出し本発
明を完成するに至った。
重合体の誘電性について鋭意研究を行なった結果、この
重合体に放射線照射するとフィルムの比誘電率は35(
24℃、IKHz)以上にも達することを見い出し本発
明を完成するに至った。
即ち、本発明の要旨は、フッ化ビニリデン/ト+7 フ
ルオロエチレン共重合体に放射線を照射して得られる高
誘電性高分子材料およびその製法に存する。
ルオロエチレン共重合体に放射線を照射して得られる高
誘電性高分子材料およびその製法に存する。
本発明で用いるVdF/TrFE共重合体は、10〜8
0モル%、好ましくは40〜80モル%のVdF を含
有する。更にVdF/TrPE共重合体ハ、ヘキサフル
オロプロピレン(HFP)、クロロトリフルオロエチレ
ン(CTFE)、テトラフルオロエチレン(TFE)、
7フ化ビニル等を第3、第4成分として少量共重合させ
た多元共重合体をも含む。共重合体の合成法については
、特開昭52−69000号および特開昭58−112
329号に詳しく記載されている。
0モル%、好ましくは40〜80モル%のVdF を含
有する。更にVdF/TrPE共重合体ハ、ヘキサフル
オロプロピレン(HFP)、クロロトリフルオロエチレ
ン(CTFE)、テトラフルオロエチレン(TFE)、
7フ化ビニル等を第3、第4成分として少量共重合させ
た多元共重合体をも含む。共重合体の合成法については
、特開昭52−69000号および特開昭58−112
329号に詳しく記載されている。
メチルエチルケトン(MEK)等の溶剤を用いるキャス
ティング法、ホットプレス法またはフィルム押出法によ
って、VdF/TrFE共重合体のフィルムを得ること
ができる。
ティング法、ホットプレス法またはフィルム押出法によ
って、VdF/TrFE共重合体のフィルムを得ること
ができる。
このVdF/TrFE共重合体フィルムに放射線、好ま
しくは電子線、γ線を照射する。特に電子線は、特定温
度で高線量の照射を短時間に達成でき3− るのでより好ましい。放射線量は線種によって異なるが
、一般に20〜300Mラドである。照射時、共重合体
フィルムをキュリ一温度以−にに保つことが望ましい。
しくは電子線、γ線を照射する。特に電子線は、特定温
度で高線量の照射を短時間に達成でき3− るのでより好ましい。放射線量は線種によって異なるが
、一般に20〜300Mラドである。照射時、共重合体
フィルムをキュリ一温度以−にに保つことが望ましい。
こうして、従来のVclF/TrFE共重合体フィルム
よりさらに高い誘電率を有するフィルムが得られる。
よりさらに高い誘電率を有するフィルムが得られる。
本発明の高誘電性高分子材料からコンデンサーを作るに
は、共重合体フィルム表面に金属、たとえばアルミニウ
ム、銀、ニッケルなどを厚さ0゜05〜2μmで蒸着し
て電極とすればよい。また、金属蒸着膜の代りに金属箔
を積層して電極としてもよい。
は、共重合体フィルム表面に金属、たとえばアルミニウ
ム、銀、ニッケルなどを厚さ0゜05〜2μmで蒸着し
て電極とすればよい。また、金属蒸着膜の代りに金属箔
を積層して電極としてもよい。
次に実施例および比較例を示し、本発明を具体的に説明
する。
する。
実施例1〜2および比較例I
VdF65モル%のVdF/TrFE共重合体(キュリ
一点: 102°C)を、200℃に加熱したフィルム
押出機によって厚さ30〜35μmに成膜し、第1表に
示す温度および線量で電子線照射した。
一点: 102°C)を、200℃に加熱したフィルム
押出機によって厚さ30〜35μmに成膜し、第1表に
示す温度および線量で電子線照射した。
4−
(実施例1および2)
次に、このフィルムの両面にアルミニウムを真空蒸着し
て電極を形成し、Yokogau+a −Heu+le
t、t−Packard社製の4274. A MUL
TI−FREQUIENCY LCRmeLerで、コ
ンデンサー容量を測定し、比誘電率を得た。
て電極を形成し、Yokogau+a −Heu+le
t、t−Packard社製の4274. A MUL
TI−FREQUIENCY LCRmeLerで、コ
ンデンサー容量を測定し、比誘電率を得た。
また、比較例1として、電子線照射していない以外は同
じフィルムフィルムを用い、比誘電率を測定した。
じフィルムフィルムを用い、比誘電率を測定した。
結果を第1表に示す。
実施例3および比較例2
\7dF52モル%のVdF/TrFE共重合体(キュ
リ一点: 70°C)を、260℃に加熱したフィルム
押出機によって厚さ30〜35μmに成膜し、第2表に
示す温度および線量で電子線照射し、実施例1と同方法
で比誘電率を測定した(実施例2)。
リ一点: 70°C)を、260℃に加熱したフィルム
押出機によって厚さ30〜35μmに成膜し、第2表に
示す温度および線量で電子線照射し、実施例1と同方法
で比誘電率を測定した(実施例2)。
また比較例2として、電子線照射していない以外は同じ
フィルムを用い、比誘電率を測定した。
フィルムを用い、比誘電率を測定した。
結果を第2表に示す。
第2表
特許出願人 ダイキン工業株式会社
代 理 人 弁理士 青白 葆 (外2名)7−6
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.7フ化ビニリデン/トリフルオロ工チレン共重合体
に高エネルギー放射線を照射して得られる高誘電性高分
子材料。 2.7フ化ビニリデン10〜80モル%、好ましくは4
0〜80モル%を含むフッ化ビニリデン/トリフルオロ
エチレン共重合体に、この共重合体のキュリ一点以上で
、高エネルギー放射線を照射して得られる特許請求の範
囲第1項に記載の高誘電性高分子材料。 3、放射線は電子線またはγ線である特許請求の範囲第
1項または第2項に記載の高誘電性高分子材料。 4.7フ化ヒニリデン/トリフルオロ工チレン共重合体
に高エネルギー放射線を照射することより成ることを特
徴とする高誘電性高分子材料の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1891084A JPS60163909A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 高誘電性高分子材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1891084A JPS60163909A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 高誘電性高分子材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60163909A true JPS60163909A (ja) | 1985-08-26 |
JPH0126602B2 JPH0126602B2 (ja) | 1989-05-24 |
Family
ID=11984756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1891084A Granted JPS60163909A (ja) | 1984-02-04 | 1984-02-04 | 高誘電性高分子材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60163909A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5053443A (ja) * | 1973-09-12 | 1975-05-12 | ||
JPS5269000A (en) * | 1975-12-04 | 1977-06-08 | Daikin Ind Ltd | Highhmolecular dielectric material |
JPS55126905A (en) * | 1979-03-26 | 1980-10-01 | Nippon Telegraph & Telephone | High molecular ferrodielectric material |
-
1984
- 1984-02-04 JP JP1891084A patent/JPS60163909A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5053443A (ja) * | 1973-09-12 | 1975-05-12 | ||
JPS5269000A (en) * | 1975-12-04 | 1977-06-08 | Daikin Ind Ltd | Highhmolecular dielectric material |
JPS55126905A (en) * | 1979-03-26 | 1980-10-01 | Nippon Telegraph & Telephone | High molecular ferrodielectric material |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0126602B2 (ja) | 1989-05-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |