JPS6219002B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6219002B2 JPS6219002B2 JP51072904A JP7290476A JPS6219002B2 JP S6219002 B2 JPS6219002 B2 JP S6219002B2 JP 51072904 A JP51072904 A JP 51072904A JP 7290476 A JP7290476 A JP 7290476A JP S6219002 B2 JPS6219002 B2 JP S6219002B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pyroelectric
- polymer
- fine particles
- electric field
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、一般の高分子物質とほとんど同等の
機械的及び熱的性質を有し、且つ大きな焦電効果
を兼ね備える高分子焦電素子及びその製造方法に
関するものである。
機械的及び熱的性質を有し、且つ大きな焦電効果
を兼ね備える高分子焦電素子及びその製造方法に
関するものである。
従来、焦電性物質は、極性物質又は強誘電体磁
器などのようなもののみであるとされていた。こ
れらの物質は、効果の大きさの点で優れている
が、成形加工性は優れているとはいえず、従つて
高温での焼結又は溶液中よりの結晶析出等の方法
により焦電性物質を製造し、これを切断・研摩等
の方法で成形加工していた。しかし、かかる焦電
性物質を上記の方法で扱うには、一般に硬度が大
で又もろいため形や大きさなどの自由度が極めて
制限される。この他、誘電率が大きすぎたり、或
る種の物質では転移温度が低すぎたりなど実用上
の不利困難が多かつた。
器などのようなもののみであるとされていた。こ
れらの物質は、効果の大きさの点で優れている
が、成形加工性は優れているとはいえず、従つて
高温での焼結又は溶液中よりの結晶析出等の方法
により焦電性物質を製造し、これを切断・研摩等
の方法で成形加工していた。しかし、かかる焦電
性物質を上記の方法で扱うには、一般に硬度が大
で又もろいため形や大きさなどの自由度が極めて
制限される。この他、誘電率が大きすぎたり、或
る種の物質では転移温度が低すぎたりなど実用上
の不利困難が多かつた。
一方、高分子物質は、フイルム成形、熱プレス
による成形及び押出し等種々の成形方法があり、
加工性は極めて優れている。又適度の可撓性をも
たせることもできる。しかしこれらの物質には焦
電性はない。特殊な加工を施したある種の高分子
物質には焦電性が見出されているが、その効果の
大きさは、前記結晶や強誘電体磁器に比し1/10〜
1/20と小さく、しかも成形方法に関しても、熱プ
レスによつて効果を失なつてしまうためこの方法
は適用できない等の欠点を有していた。
による成形及び押出し等種々の成形方法があり、
加工性は極めて優れている。又適度の可撓性をも
たせることもできる。しかしこれらの物質には焦
電性はない。特殊な加工を施したある種の高分子
物質には焦電性が見出されているが、その効果の
大きさは、前記結晶や強誘電体磁器に比し1/10〜
1/20と小さく、しかも成形方法に関しても、熱プ
レスによつて効果を失なつてしまうためこの方法
は適用できない等の欠点を有していた。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、成
形及び加工性が極めて優れその焦電性の効果も大
きな効果を得る高分子焦電素子及びその製造方法
を提供することを目的とするものである。
形及び加工性が極めて優れその焦電性の効果も大
きな効果を得る高分子焦電素子及びその製造方法
を提供することを目的とするものである。
以下本発明の実施例を第1図及び第2図を参照
して詳細に説明する。すなわち、本発明において
は、強誘電体微粒子と有極性高分子物質を混合し
電場配向することにより新規な高分子焦電素子を
得るものである。本発明に使用しうる有極性高分
子物質としては、普通有機高分子物質と称される
すべての物質を用いることが、特にポリフツ化ビ
ニリデン、ナイロンフツソゴム等誘電率の大きな
化合物が好ましい。又、誘電体微粒子としては、
特にチタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン・ジ
ルコン酸鉛で代表されるプロブスカイト構造を持
つた焦電性物質の微結晶が望ましい。(70〜400メ
ツシユ) 本発明において実際に高分子焦電素子を製造す
るに当つては、上記有極性高分子物質と強誘電体
微粒子を有極性高分子物質の軟化温度以上の熱ロ
ール又はプラストグラフ等を用いて機械的に混合
するか、又は、有極性高分子物質の溶液中へ強誘
電体微粒子を分散させ、親和性を持たせるボール
ミルで混合し、しかる後溶媒を除去する。次に、
かかる混合物をカレンダー成形やホツトプレス等
有極性高分子物質の軟化温度以上での加圧により
シート状に成形する。更にシートの両面に蒸着な
どにより電極を設ける。最後に両電極間に80℃〜
150℃の高温で5〜40(kV/mm)の電界を数十分
以上印加する方法で分極処理して電場配向させ焦
電素子とする。この物質中における微粒子の重量
比は、20〜90%である。なお、この際シートをコ
ロナ放電あるいは電子線照射等により分極処理し
た後に、シートの両面に電極を設けてもよい。
して詳細に説明する。すなわち、本発明において
は、強誘電体微粒子と有極性高分子物質を混合し
電場配向することにより新規な高分子焦電素子を
得るものである。本発明に使用しうる有極性高分
子物質としては、普通有機高分子物質と称される
すべての物質を用いることが、特にポリフツ化ビ
ニリデン、ナイロンフツソゴム等誘電率の大きな
化合物が好ましい。又、誘電体微粒子としては、
特にチタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン・ジ
ルコン酸鉛で代表されるプロブスカイト構造を持
つた焦電性物質の微結晶が望ましい。(70〜400メ
ツシユ) 本発明において実際に高分子焦電素子を製造す
るに当つては、上記有極性高分子物質と強誘電体
微粒子を有極性高分子物質の軟化温度以上の熱ロ
ール又はプラストグラフ等を用いて機械的に混合
するか、又は、有極性高分子物質の溶液中へ強誘
電体微粒子を分散させ、親和性を持たせるボール
ミルで混合し、しかる後溶媒を除去する。次に、
かかる混合物をカレンダー成形やホツトプレス等
有極性高分子物質の軟化温度以上での加圧により
シート状に成形する。更にシートの両面に蒸着な
どにより電極を設ける。最後に両電極間に80℃〜
150℃の高温で5〜40(kV/mm)の電界を数十分
以上印加する方法で分極処理して電場配向させ焦
電素子とする。この物質中における微粒子の重量
比は、20〜90%である。なお、この際シートをコ
ロナ放電あるいは電子線照射等により分極処理し
た後に、シートの両面に電極を設けてもよい。
本願発明に係る有極性高分子物質と強誘電体微
粒子を有極性高分子物質の軟化温度以上の熱ロー
ル等で混合する方法においては、有極性高分子物
質が一種の溶融状態なため有極性高分子物質と強
誘電体微粒子の結合状態を高めることができ、こ
れによつて焦電効果の優れた焦電素子が得られる
ことになる。
粒子を有極性高分子物質の軟化温度以上の熱ロー
ル等で混合する方法においては、有極性高分子物
質が一種の溶融状態なため有極性高分子物質と強
誘電体微粒子の結合状態を高めることができ、こ
れによつて焦電効果の優れた焦電素子が得られる
ことになる。
また、有極性高分子物質の溶液中へ強誘電体微
粒子を分散混合する方法においては、流動性の高
い混合物が得られるため薄い膜の焦電素子を得る
ことができるとともに焦電素子の形状の自由度を
高めることができる利点がある。
粒子を分散混合する方法においては、流動性の高
い混合物が得られるため薄い膜の焦電素子を得る
ことができるとともに焦電素子の形状の自由度を
高めることができる利点がある。
このようにして得た高分子焦電素子の機械的及
び熱的性質は、基材となつた有機高分子物質とほ
とんど同様の性質を示し、加圧性も同程度であ
る。
び熱的性質は、基材となつた有機高分子物質とほ
とんど同様の性質を示し、加圧性も同程度であ
る。
しかし電気的性質は以下に説明するように著し
い違いを有している。つまり、第1図a〜dにそ
れぞれ示した波形がそれぞれの高分子焦電素子の
光応答出力図である。同図aの波形11はチタ
ン・ジルコン酸鉛(誘電率1850)を80重量%を含
んだポリフツ化ビニリデン(誘電率9)、同図b
の波形12はチタン酸鉛(誘電率200)を80重量
%含んだポリフツ化ビニリデン、同図cの波形1
3はチタン酸バリウム(誘電率1000)を80重量%
含んだポリフツ化ビニリデン、同図dの波形14
をチタン酸鉛を90重量%含んだポリエチレン(誘
電率2)のものである。入力光はデユテイ1/2の
断続光であり、上記応答出力波形から焦電性が確
かめられる。
い違いを有している。つまり、第1図a〜dにそ
れぞれ示した波形がそれぞれの高分子焦電素子の
光応答出力図である。同図aの波形11はチタ
ン・ジルコン酸鉛(誘電率1850)を80重量%を含
んだポリフツ化ビニリデン(誘電率9)、同図b
の波形12はチタン酸鉛(誘電率200)を80重量
%含んだポリフツ化ビニリデン、同図cの波形1
3はチタン酸バリウム(誘電率1000)を80重量%
含んだポリフツ化ビニリデン、同図dの波形14
をチタン酸鉛を90重量%含んだポリエチレン(誘
電率2)のものである。入力光はデユテイ1/2の
断続光であり、上記応答出力波形から焦電性が確
かめられる。
第2図は、一例としてチタン・ジルコン酸鉛を
80重量%含んだポリフツ化ビニリデンの光応答出
力と光強度の関係を表わす。曲線イ,ロ,ハはそ
れぞれ素止作成の際の分極電界をそれぞれ5kV/
mm、10kV/mm、20kV/mmと違えたものの結果で
ある。これからわかるように、光強度と光応答出
力の関係は、従来の焦電性物質と同様の比例関係
である。しかしながら第2図は分極電界と応答出
力が比例関係にあることをも表わしている。一
方、強誘電体磁器等の従来素子では、分極電界を
数kV/mm以上にしても光応答出力は増大しない
ことは周知であり、上記比例関係は本発明の素子
の特徴となつており、混合物で初めて得られる焦
電効果と言うことができる。
80重量%含んだポリフツ化ビニリデンの光応答出
力と光強度の関係を表わす。曲線イ,ロ,ハはそ
れぞれ素止作成の際の分極電界をそれぞれ5kV/
mm、10kV/mm、20kV/mmと違えたものの結果で
ある。これからわかるように、光強度と光応答出
力の関係は、従来の焦電性物質と同様の比例関係
である。しかしながら第2図は分極電界と応答出
力が比例関係にあることをも表わしている。一
方、強誘電体磁器等の従来素子では、分極電界を
数kV/mm以上にしても光応答出力は増大しない
ことは周知であり、上記比例関係は本発明の素子
の特徴となつており、混合物で初めて得られる焦
電効果と言うことができる。
この発明の高分子焦電素子の焦電係数は、約1
〜30nC/cm2〓であり、高分子単体やそれに特殊
な加工を施したものの焦電係数が1〜3nC/cm2〓
であるのと比較して極めて大きい。
〜30nC/cm2〓であり、高分子単体やそれに特殊
な加工を施したものの焦電係数が1〜3nC/cm2〓
であるのと比較して極めて大きい。
次に本発明の具体例につきさらに説明する。
実施例 1
チタン・ジルコン酸鉛−ポリフツ化ビニリデン
系 プロブスカイト型の強誘電体であるチタンジル
コン酸鉛微粒子(400メツシユ、誘電率1850)
を、180℃の熱ロールでポリフツ化ビニリデン
(誘電率9)に80重量%混合し、熱プレスで厚さ
30μmのシートとした後、両面にアルミニウム蒸
着して電極を設ける。更に、100℃で10kV/mm直
流電界を約20時間印加し素子を形成する。これを
動作するには、断続光など強さが時間的に変化す
る光を電極面に照射し、両電極間に接続されたる
オシロスコープや検流計の如きものによつて光応
答出力を測定する。第1図aは、オシロスコープ
で測定した、断続光に対する光応答出力波形であ
る。焦電素子の特徴である交流超電力が発生して
いることから、本実施例が焦電的であることが確
かめられる。焦電係数は1nC/cm2〓である。
系 プロブスカイト型の強誘電体であるチタンジル
コン酸鉛微粒子(400メツシユ、誘電率1850)
を、180℃の熱ロールでポリフツ化ビニリデン
(誘電率9)に80重量%混合し、熱プレスで厚さ
30μmのシートとした後、両面にアルミニウム蒸
着して電極を設ける。更に、100℃で10kV/mm直
流電界を約20時間印加し素子を形成する。これを
動作するには、断続光など強さが時間的に変化す
る光を電極面に照射し、両電極間に接続されたる
オシロスコープや検流計の如きものによつて光応
答出力を測定する。第1図aは、オシロスコープ
で測定した、断続光に対する光応答出力波形であ
る。焦電素子の特徴である交流超電力が発生して
いることから、本実施例が焦電的であることが確
かめられる。焦電係数は1nC/cm2〓である。
実施例 2
実施例1と同様の系で、分極電界のみを
20kV/mmと大きくしたものも焦電的である。第
2図の曲線ハは、本実施例の光応答出力と光強度
の関係を表わす。又、曲線ロは、実施例1のもの
についての結果である。更にイは、他の分極電界
が5kV/mmの実施例での結果である。曲線イ,
ロ,ハの比較から、分極電界と光応答感度が比例
することが確かめられ、本実施例1の素子の2倍
の焦電効果を有することが明らかである。分極電
界の範囲としては、5kV/mm以下の素子では焦電
効果が小さくしかも不安定であり、又40kV/mm
以上と大きくすると焦電効果は逆に小さくなる傾
向を示すため、5kV/mm〜40kV/mmとするのが
良い。
20kV/mmと大きくしたものも焦電的である。第
2図の曲線ハは、本実施例の光応答出力と光強度
の関係を表わす。又、曲線ロは、実施例1のもの
についての結果である。更にイは、他の分極電界
が5kV/mmの実施例での結果である。曲線イ,
ロ,ハの比較から、分極電界と光応答感度が比例
することが確かめられ、本実施例1の素子の2倍
の焦電効果を有することが明らかである。分極電
界の範囲としては、5kV/mm以下の素子では焦電
効果が小さくしかも不安定であり、又40kV/mm
以上と大きくすると焦電効果は逆に小さくなる傾
向を示すため、5kV/mm〜40kV/mmとするのが
良い。
実施例 3
チタン酸鉛−ポリフツ化ビニリデン系
チタン酸鉛微粒子(300メツシユ以上、誘電率
200)を、180℃の熱ロールでポリフツ化ビニリデ
ンに80重量%混合し、熱プレスで厚さ30μmのシ
ートとする。これを100℃で10kV/mmの電界で1
時間分極処理したものについて、実施例1と同様
の方法を用いて、光応答出力波形を測定した結果
が第1図bである。これにより本実施例が焦電的
であることが確かめられる。波高値より焦電係数
を求めると、5.6nC/cm2〓となつた。又、他の分
極電界のみを20kV/mmと大きくした実施例にお
いては、11nC/cm2〓の値が得られた。これらの
値は、高分子焦電素子の焦電係数としては、従来
の素子の2〜4倍と最高の値である。一方、本実
施例の誘電率は約36であり、チタン酸鉛の200と
比較してかなり小さい値を示す。
200)を、180℃の熱ロールでポリフツ化ビニリデ
ンに80重量%混合し、熱プレスで厚さ30μmのシ
ートとする。これを100℃で10kV/mmの電界で1
時間分極処理したものについて、実施例1と同様
の方法を用いて、光応答出力波形を測定した結果
が第1図bである。これにより本実施例が焦電的
であることが確かめられる。波高値より焦電係数
を求めると、5.6nC/cm2〓となつた。又、他の分
極電界のみを20kV/mmと大きくした実施例にお
いては、11nC/cm2〓の値が得られた。これらの
値は、高分子焦電素子の焦電係数としては、従来
の素子の2〜4倍と最高の値である。一方、本実
施例の誘電率は約36であり、チタン酸鉛の200と
比較してかなり小さい値を示す。
実施例 4
チタン酸バリウム−ポリフツ化ビニリデン系
ペロブスカイト構造の代表的強度誘電体である
チタン酸バリウム微粒子(400メツシユ、誘電率
1000)をポリフツ化ビニリデンに80重量%熱ロー
ルで混合したものを、厚さ30μmのシートとし、
100℃10kV/mmで約20時間分極処理して焦電素子
とする。第1図cは本実施例の光応答出力波形を
表わしている。これにより、実施例1よりわずか
に効果の大きな焦電素子(焦電係数1.2nC/cm2
〓)であることが明らかである。
チタン酸バリウム微粒子(400メツシユ、誘電率
1000)をポリフツ化ビニリデンに80重量%熱ロー
ルで混合したものを、厚さ30μmのシートとし、
100℃10kV/mmで約20時間分極処理して焦電素子
とする。第1図cは本実施例の光応答出力波形を
表わしている。これにより、実施例1よりわずか
に効果の大きな焦電素子(焦電係数1.2nC/cm2
〓)であることが明らかである。
実施例 5
ポリフツ化ビニリデンをジメチルホルムアミド
に溶かし、この溶液中にチタンジルコン酸鉛、或
はチタン酸鉛等の強誘電体微粒子を混入する。し
かる後、ポールミルを用いてかくはんし、分散溶
液とする。この分散溶液を銅箔の上に塗布し、溶
媒を除去して得られる厚さ30μmのシートの表面
に、アルミ蒸着等で電極を設ける。銅箔とアルミ
電極間に、100℃で10kV/mmの電界を約1時間印
加し分極処理して焦電素子を構成する。かかる構
成の素子の焦電効果の大きさは、前述の熱ロール
混合による素子はほとんど同等であつた。
に溶かし、この溶液中にチタンジルコン酸鉛、或
はチタン酸鉛等の強誘電体微粒子を混入する。し
かる後、ポールミルを用いてかくはんし、分散溶
液とする。この分散溶液を銅箔の上に塗布し、溶
媒を除去して得られる厚さ30μmのシートの表面
に、アルミ蒸着等で電極を設ける。銅箔とアルミ
電極間に、100℃で10kV/mmの電界を約1時間印
加し分極処理して焦電素子を構成する。かかる構
成の素子の焦電効果の大きさは、前述の熱ロール
混合による素子はほとんど同等であつた。
実施例 6
ナイロン(12ナイロン、6ナイロン、610ナイ
ロン等、誘電率4)に約200℃の熱ロールでチタ
ン酸鉛微粒子を80重量%混合する。220℃の熱プ
レスで厚さ100μmのシートとする。アルミニウ
ムを電極として蒸着した後100℃で10kV/mmの電
界を1時間印加して分極処理した。この素子の光
応答出力波形の測定から焦電性(焦電係数2nC/
cm2〓)が確かめられた。
ロン等、誘電率4)に約200℃の熱ロールでチタ
ン酸鉛微粒子を80重量%混合する。220℃の熱プ
レスで厚さ100μmのシートとする。アルミニウ
ムを電極として蒸着した後100℃で10kV/mmの電
界を1時間印加して分極処理した。この素子の光
応答出力波形の測定から焦電性(焦電係数2nC/
cm2〓)が確かめられた。
実施例 7
チタン・ジルコン酸鉛或はチタン酸鉛微粒子
と、ポリフツ化ビニリデン及びフツソゴム(誘電
率10)を、それぞれ85、9、6重量%熱ロールを
用いて混合する。これを200℃の熱プレスで厚さ
30μmのシートとする。アルミ蒸着等で電極を設
けた後100℃、20kV/mmで約1時間分極処理し焦
電素子(焦電係数11nC/cm2〓)を得た。かかる
実施例では、フツソゴム添加のため曲げ強度を大
きくできるばかりではなく微粒子の混合比も高め
ることができた。微粒子の混合比の範囲は、シー
ト成形が可能なように、ある程度高分子の量が大
きくなければならず、90重量%程度までである。
と、ポリフツ化ビニリデン及びフツソゴム(誘電
率10)を、それぞれ85、9、6重量%熱ロールを
用いて混合する。これを200℃の熱プレスで厚さ
30μmのシートとする。アルミ蒸着等で電極を設
けた後100℃、20kV/mmで約1時間分極処理し焦
電素子(焦電係数11nC/cm2〓)を得た。かかる
実施例では、フツソゴム添加のため曲げ強度を大
きくできるばかりではなく微粒子の混合比も高め
ることができた。微粒子の混合比の範囲は、シー
ト成形が可能なように、ある程度高分子の量が大
きくなければならず、90重量%程度までである。
実施例 8
実施例3と同一の系で、微粒子の粒径のみを変
え(200メツシユ)焦電素子を得た。かかる実施
例の焦電係数は、20nC/cm2〓であり、実施例3
の約2倍となつた。粒径の範囲に関しては、大き
すぎると均一なシートが得にくく、小さすぎると
混合比を高くできないことから、70メツシユ〜
400メツシユが適当であつた。
え(200メツシユ)焦電素子を得た。かかる実施
例の焦電係数は、20nC/cm2〓であり、実施例3
の約2倍となつた。粒径の範囲に関しては、大き
すぎると均一なシートが得にくく、小さすぎると
混合比を高くできないことから、70メツシユ〜
400メツシユが適当であつた。
比較例 1
チタン酸鉛微粒子(400メツシユ)を、140℃の
熱ロールで、ポリエチレン(誘電率2)に90重量
%混合し熱プレスで厚さ30μmのシートとする。
これを110℃で20kV/mmの電界で約1時間分極処
理したものの光応答出力波形は第1図dに示され
る。分極温度は、低すぎると焦電効果が発生せず
高すぎると高分子が溶融するため、一般に80℃以
上150℃迄が適当であるが、この温度域で焦電効
果が最大となる温度が最適である。本実施例の焦
電係数は約0.5nC/cm2〓誘電率は約15であつた。
熱ロールで、ポリエチレン(誘電率2)に90重量
%混合し熱プレスで厚さ30μmのシートとする。
これを110℃で20kV/mmの電界で約1時間分極処
理したものの光応答出力波形は第1図dに示され
る。分極温度は、低すぎると焦電効果が発生せず
高すぎると高分子が溶融するため、一般に80℃以
上150℃迄が適当であるが、この温度域で焦電効
果が最大となる温度が最適である。本実施例の焦
電係数は約0.5nC/cm2〓誘電率は約15であつた。
以上説明したように本発明によれば、焦電効果
の大きな素子が得られしかも強誘電体微粒子の誘
電率よりも小さい。それゆえかかる素子を光検出
器に応用するときは、波長選択性のない室温動作
の高感度、高検出能の素子が可能である。又、こ
の素子は、一般の高分子物質とほとんど同等或は
それ以上の機械的、熱的性質を有しているため
に、成形性が良く、形状、面積など用途に応じて
任意に選ぶことができる。又、他装置との一体化
も可能である。
の大きな素子が得られしかも強誘電体微粒子の誘
電率よりも小さい。それゆえかかる素子を光検出
器に応用するときは、波長選択性のない室温動作
の高感度、高検出能の素子が可能である。又、こ
の素子は、一般の高分子物質とほとんど同等或は
それ以上の機械的、熱的性質を有しているため
に、成形性が良く、形状、面積など用途に応じて
任意に選ぶことができる。又、他装置との一体化
も可能である。
このように本発明は成形及び加工性が極めて優
れ、その焦電性の効果にも大きな効果を得る高分
子焦電素子及びその製造方法を提供することがで
きる。
れ、その焦電性の効果にも大きな効果を得る高分
子焦電素子及びその製造方法を提供することがで
きる。
第1図a,b,c,dはそれぞれ本発明の実施
例及び比較例による素子の断続光に対する光応答
出力波形を示す図、第2図は、本発明による素子
の光応答出力の光強度依存性を示す図であり、チ
タン・ジルコン酸鉛を80重量%含んだポリフツ化
ビニリデンでの結果である。そして、曲線イ,
ロ,ハは、素子作成の際の分極電界をそれぞれ
5kV/mm、10kV/mm、20kV/mmと違えた場合で
ある。 11,12,13,14……断続光に対する光
応答出力波形。
例及び比較例による素子の断続光に対する光応答
出力波形を示す図、第2図は、本発明による素子
の光応答出力の光強度依存性を示す図であり、チ
タン・ジルコン酸鉛を80重量%含んだポリフツ化
ビニリデンでの結果である。そして、曲線イ,
ロ,ハは、素子作成の際の分極電界をそれぞれ
5kV/mm、10kV/mm、20kV/mmと違えた場合で
ある。 11,12,13,14……断続光に対する光
応答出力波形。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 有極性高分子物質と強誘電体微粒子が混合し
た混合物を有極性高分子物質の軟化温度以上で加
圧成形したシートに電場配向したことを特徴とす
る高分子焦電素子。 2 有極性高分子物質と強誘電体微粒子を有極性
高分子物質の軟化温度以上の熱ロールで混合する
工程と、この工程により得られた混合物を有極性
高分子物質の軟化温度以上で加圧成形する工程
と、この工程により得られたシートを電場配向す
る工程とを有することを特徴とする高分子焦電素
子の製造方法。 3 有極性高分子物質の溶液中へ強誘電体微粒子
を分散混合する工程と、この工程により得られた
混合物を有極性高分子物質の軟化温度以上で加圧
成形する工程と、この工程により得られたシート
を電場配向する工程とを有することを特徴とする
高分子焦電素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7290476A JPS52155400A (en) | 1976-06-21 | 1976-06-21 | Macromolecule pyroelectric element |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7290476A JPS52155400A (en) | 1976-06-21 | 1976-06-21 | Macromolecule pyroelectric element |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52155400A JPS52155400A (en) | 1977-12-23 |
| JPS6219002B2 true JPS6219002B2 (ja) | 1987-04-25 |
Family
ID=13502792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7290476A Granted JPS52155400A (en) | 1976-06-21 | 1976-06-21 | Macromolecule pyroelectric element |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS52155400A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54105918A (en) * | 1978-02-07 | 1979-08-20 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Pickup device |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5120599A (en) * | 1974-08-10 | 1976-02-18 | Horiba Ltd | Shodensoshino seizohoho |
-
1976
- 1976-06-21 JP JP7290476A patent/JPS52155400A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52155400A (en) | 1977-12-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5702629A (en) | Piezeoelectric ceramic-polymer composites | |
| US5225126A (en) | Piezoresistive sensor | |
| DE69209613T2 (de) | Dielektrisches-keramisches Verbundmaterial | |
| EP0227183A2 (en) | Thin film capacitors and method of making the same | |
| US3943387A (en) | Process for making a piezoelectric body | |
| Sharp et al. | Effects of aging on thermally stimulated currents in poly (vinylidene fluoride) | |
| JPS6219002B2 (ja) | ||
| US4830795A (en) | Process for making polarized material | |
| Abdullah et al. | Dielectric and pyroelectric properties of polymer-ceramic composite | |
| US4940897A (en) | Novel pyroelectric detector | |
| US4486683A (en) | Piezoelectric transducer using electrically poled γ-phase nylon 11 | |
| DE2741890A1 (de) | Piezoelektrische keramik | |
| JPH0196368A (ja) | 強誘電体薄膜の製造方法 | |
| JPS59205779A (ja) | 高分子圧電性材料の製法 | |
| Jamadar et al. | Pyroelectric properties of lead-barium titanate and lead-strontium titanate | |
| JP2564526B2 (ja) | 焦電型赤外線アレイ素子及びその製造方法 | |
| EP0446167A1 (de) | Kapazitiver Feuchterfühler | |
| JPH03150880A (ja) | 圧電セラミックスの製造方法 | |
| JP3318584B2 (ja) | 高分子エレクトレットの製造方法 | |
| JPH0668963A (ja) | 導電性複合材料 | |
| KR950001294B1 (ko) | 박막적외선센서 제조방법 | |
| JPH0749997B2 (ja) | 焦電型赤外線アレイ素子 | |
| Galez et al. | Electrical conductivity of α-LiIO3 acid type crystals at 1 kHz | |
| JPS60191053A (ja) | 焦電形赤外線検出素子 | |
| JPS6272561A (ja) | 圧電セラミツクスの製法 |