JPS60163588A - ペイテレビシステムにおけるスクランブル方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はペイテレビシステムにおけるスクランブル方法
に係り、特に映像スクランブルに加えてオーディオスク
ランブルが行なえるスクランブル方法に関する。

〈従来技術〉 ペイテレビシステムにおいては、契約者が所有するテレ
ビジョン受信機（ＴＶ受信機という）にのみ正常の映像
表示ができ、未契約者が所有するＴＶ受信機には正常な
映像が表示できないように、送信側で映像信号に映像ス
クシンプル処理が施されている。第１図はかかる映像ス
クランブル方法の説明図であり、同図（Ａ）は映像スク
ランブルしない場合の映像信号波形図、同図ＣＢ）は映
像スクランブルした場合の映像信号波形図であり、Ｈ８
は水平同期信号、ＢＳはバースト信号である。ペイテレ
ビシステムにおいて、送信機は２ｇ１図込）に示すり、
ＳＰの期間（通常は１２μＢｅＣ）レベル抑圧制御を行
なって同期信号部分を映像レベルにシフトすると共に（
第１図（Ｂ）参照）、該抑圧した同期信号を復元するた
めの信号を生成し、該復元信号を同期信号部分のレベル
を抑圧した映像信号（スクランブルされた映像信号）と
共に送信する。そして、未契約者の所有するＴＶ受信機
に同期信号復元機能を持たせないことにより、該ＴＶ受
信機では同期がか５゛らず正常な映像が画面に表示され
ないようにしている。尚、第１図は水平同期信号部分の
レベルを抑圧した例であるが、垂直同期信号部分につい
てもそのレベルを抑圧してもよく、水平及び垂直同期信
号がなくなったことにより未契約者のＴＶ受信機の画面
には縞の入った全く実用にならない像が表示される。

一方、契約者の所有するＴＶ受信機には同期信号復元機
能を持たせることにより、該ＴＶ受信機の画面に正常な
映像が表示されるようにしている。

すなわち、送信機は第１図（４）のレベル抑圧期間ＬＳ
Ｐの開始時（Ｐ、）においてトリガパルス（復元信号）
を発生し、該トリガパルスをサウンドキャリア又は特別
に設けたデータライン信号で変調をかけ、映像スクラン
ブルされた映像信号と共に送信する。契約者のＴＶ受信
機はこのトリガパルスを受信、復調し、復調したトリガ
パルスにより単安定マルチバイブレータをトリガし、レ
ベル抑圧期間ＬＳＰに相当するパルス信号を作り出し、
該パルス信号により映像同期信号を再生し、該映像同期
信号を用いて正常表映像をＴＶ−画面表示する。

〈従来技術の欠点〉 以上のように、従来のペイテレビシステムにおいては映
像スクランブルをかけ、未契約者のＴＶ受信機には正常
な映像を表示しないようにしている。

しかし、従来のペイテレビシステムにおいては音声につ
いて何等スクランブル処理を施していないため、未契約
者のＴＶ受信機であっても音声を正常に出力できる。こ
のため、音楽番組やニュースなど必ずしも映像が表示さ
れなくてもよいような番組については、未契約者であっ
てもラジオ的な楽しみができ不合理であった。

〈発明の目的〉 本発明の目的は映像スクランブルに加えて、音声信号（
オーディオ信号）にもスクランブル処理を施し、未契約
者のＴＶ受信機では映像、音声とも正常な受信ができ々
いペイテレビシステムにおけるスクランブル方法を提供
することである。

本発明の別の目的は映像スクランブル処理に用いるスク
ランブルタイミング信号をオーディオスクランブル処理
にも使用し、送信機のスクランブル回路及びＴＶ受信機
のディスクライプル回路を簡単にできるペイテレビシス
テムにおけるスクランブル方法を提供することである。

本発明の更に別の目的はオーディオスクランブル処理及
びディスクシンプル処理をオーディオ信号５Ｌ形の反転
により行ない、シンプルで且つ秘話性の高いスクランブ
ル方法を提供することである。

本発明の他の目的はオーディオスクランブル処理を映像
水平同期期間と垂直同期期間で行なうことにより秘話性
の高いスクランブル方法を提供することである。

〈発明の概要〉 水平同期信号と垂直同期信号の少なくとも一方のレベル
を抑圧して映像信号をスクランブルすると共に、該レベ
ル抑圧期間オーディオ信号の極性を反転してオーディオ
スクランブルを行ない、該レベル抑圧期間を特定するた
めの信号をスクランブルされた映像信号とオーディオ信
号と共に送信し、契約者のＴＶ受信機のみが該抑圧期間
を特定するための信号を用いて受信した映像信号の同期
信号を復元すると共に、受信したオーディオ信号を原オ
ーディオ信号に復元する。

この発明によれば、未契約者のＴＶ受信機では正常な映
像及び音声出力が不可能となると共に、スクランブル回
路、ディスクランブル回路をシンプルにでき、しかも秘
話性を閤くすることができる。

〈実施例〉 、第２図は本発明にかかるスクランブル方法を実現する
送信機のブロック図、第３図は第２図の各部波形図であ
る。

水平同期信号Ｈａ、垂匝同期信号ＶＳ、バースト信号Ｂ
Ｓなどが組込まれた映像信号ＶＤＳ（第３図参照）はス
クランブルのタイミングを調整するためのビデオディレ
ー２イン１１に印加され、該ビデオディレーライン１１
により数μＢのディレィをかけられる。ビデオディレー
ライン１１の出力である映像信号ＶＤ　Ｓ’はビデオ変
調回路テ１２に印加されて振幅変調され、高周波スイッ
チングアッテネータ１３に印加される。

一方、映像信号Ｖ　Ｄ　、８はタイミング信号発生器１
４にも印加され、該タイミング信号発生器より水平及び
垂直同期信号Ｈ８，ＶＢに同期したタイミング信号ＴＰ
が発生する。尚、タイミング信号発生器１４はＴＶ受信
機における同期信号分離と同一原理に基いて映像信号Ｖ
Ｄ８に含まれている水平、垂直同期信号を分離すること
によりタイミング信号ＴＰを発生する。タイミング信号
ＴＰがパルス幅変換器１５に印加されると、該パルス幅
変換器は予め定められている所定の幅を有するスクラン
ブルパルスｓｅｐを発生し、これを高周波スイッチング
アッテネータ１３とオーディオ反転回路１６に印加する
。尚、スクランブルパルスＳＰＣがハイレベルになって
いる期間ＬＳＰ内に、遅延された映像信号ＶＤ　８’の
垂直同期信号部分及び水平同期信号部分が含まれるよう
に該スクランブルパルスＳＰＣのパルス幅が決定されて
いる。

高周波スイッチングアッテネータ１３はスクランブルパ
ルスＳＰＣがハイレベルの間、ヒテオ変調回路１２によ
り振幅変調された映像信号ＶＤ８Ａを減衰する。すなわ
ち、高周波スイッチングアッテネータ１３は映像信号Ｖ
Ｄ８Ａの水平及び垂直同期信号部分のみを減衰すること
により、該同期信号レベルを映像信号レベルにシフトし
て映像信号にスクランブルをかけ、該スクランブル処理
を施した映像信号８ＶＤ８をダイプレクサ（混合器）１
Ｔに印加する。

又、オーディオ反転回路１６はスクランブルパルス８Ｃ
Ｐがハイレベルの間オーディオ信号ＡＤＳの極性を反転
し、該極性反転によりスクランブルをかけられたオーデ
ィオ信号８ＡＤＳを７Ｍ変調器１８に印加する。７Ｍ変
調器１８は１部極性反転されたオーディオ信号５ＡＤ８
をＦＭ変調し、ダイプレクサ１Ｔに印加する。

以上から、スクランブルパルス５ｃ−ｐがハイレベルに
なっている期間（ＬＳＰ）が、映像同期信号部分のレベ
ルを抑圧してスクランブルするレベル抑圧期間であり、
このレベル抑圧期間の間オーディオ信号ＡＤＳｃ１極性
も反転され、オーディオスクランブルがかけられる。

タイミング信号変調器１９は、スクランブルの開始を示
すタイミング信号ＴＰを高周波で変調し、ダイプレクサ
１７に印加する。尚、契約者のＴＶ受信機はこのタイミ
ング信号を受信、復調すると共に、該復調したタイミン
グ信号を用いてレベル抑圧期間ＬＳＰに等しい幅を有す
るパルスを発生し、該パルスを用いて映像四則信号の復
元、受信したオーディオ信号の極性反転による原オーデ
ィオ信号の復元処理を行なう。

以上により、スクランブルをかけられた映像信号５ＶＤ
Ｓ、オーディオ信号８ＡＤＳ、及び映像同期信号と原オ
ーディオ信号を復元するためのタイミング信号ＴＰはダ
イプレクサＩＴから高周波出力される。そして、以後同
様に上記映像及びオーディオスクランブル処理が行われ
、スクランブルされた信号がタイミング信号と共にダイ
プレク？１１から送信されることに表る。

尚、第２図において、スイッチＳＷはオーディオ反転回
路１６０反転機能をオン／オフさせるためのものであり
、オーディオスクランブル金かけるかどうかを該スイッ
チ゛により制御することができる。

又、以上の説明では、水平、垂直同期信号部分に映像ス
クランブル及びオーディオスクランブルをかけたが水平
又は垂直同期信号部分の一方の期間においてのみスクラ
ンブルをかけるようにしてもよい。

〈発明の効果〉 、以上説明したように、映像スクランブルをかけている
期間オーディオスクランブルをかけるように構成したか
ら、未契約者のＴＶ受信機では映像に加え音声の正常受
信が不可能となった。又、オーディオスクランブルを映
像スクランブルと同期間行なうように構成したから、オ
ーディオスクランブルに際して新たなタイミング信号を
生成する必要がなく、シかもオーディオ信号の極性を反
転するだけでオーディオスクランブルをかけるようにし
たからオーディオスクランブルのための回路構成を簡単
にできた。更に、契約者の受信機に設けられるディスク
ランブル回路は、従来の映像ディスクランブル回路に加
えて原オーディオ信号復元用の極性反転回路を設けるだ
けでよく、ディスクランブル回路の構成も簡単にできた
。

又、オーディオ信号の極性を反転することにより秘話性
を向上でき、しかも水平、垂直同期信号部分で頻繁に極
性を反転することにより増々秘話性を向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の映像スクランブル方法を説明するだめの
映像信号波形図、第２図は本発明のスクランブル方法を
実現する送信機のブ日ツク図、第３図は第２図の各部波
形図である。 １１・・・ビデオディレーライン、１２・・・ビデオ変
調回路、１３・・・高周波スイッチングアッテネータ、
１４・・・クイミング信号発生器、１５・・・パルス幅
変換器、１６・・・オーディオ反転回路、１７・・・ダ
イプレクサ、１８・・・ＦＭ変調器、１９・・・タイミ
ング信号変調器 特許出願人　アルプス電気株式会社 代理人　弁理士　査　藤　千　幹 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）水平同期信号と垂直同期信号の少なくとも一方の
   レベルを抑圧してなる映像信号と、該レベルを抑圧して
   いる期間を特定するための信号と、音声信号とを送信機
   より送信し、特定の受信機のみが前記抑圧期間を特定す
   る信号を用いて前記抑圧した同期信号を復元し、該同期
   信号を用いて映像を画面に表示するペイテレビシステム
   におけるスクランブル方法において、前記抑圧期間中音
   声信号の極性を反転し、該極性を（２）％定の受信機の
   みが前記抑圧期間を特定する信号を用いて受信した音声
   信号の極性を反転して原音声信号を復元することを特徴
   とする特許請求の範囲第（１）項記載のペイテレビシス
   テムにおけるスクランブル方法。