JPS6016325B2

JPS6016325B2 - 合成樹脂原料の混合吐出装置

Info

Publication number: JPS6016325B2
Application number: JP52035903A
Authority: JP
Inventors: 尭石川
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1977-03-29
Filing date: 1977-03-29
Publication date: 1985-04-25
Also published as: JPS53119966A

Description

【発明の詳細な説明】本発明はポリウレタンフオーム、あるいはポリィソシア
ヌレートフオーム等を製造するか、もしくはサンドイッ
チパネル等のような建材の芯材として上記フオームを形
成するのに好適な合成樹脂原料の涙合吐出装置に関する
ものである。

一般に、ポリウレタンフオーム等を製造する方法には、
ワンショツト法、フロス法などがある。

例えばヮンショット法においては、ポリオール（所謂Ａ
液）とポリィソシアネート（所謂Ｂ液）と上記Ａ液に混
入される発泡剤、および必要に応じて触媒、安定剤、鱗
燃剤の２成分を混合し、それを基村、型等に吐出するも
のである。そのためワンショット法における装置として
はＡ液とＢ液の２成分を供給する部分と、この２成分を
混合蝿拝する部分と、それを外部、あるいは他部分へ導
出するための部分から構成されている。そして、この種
装置において、混合燈梓する部分は、一般にマッカサ状
の回転体をケーシング内に収納し、そのケーシング内に
供給された２成分をこの回転体で混合し、それをホース
を介してスプレー用ノズルに導出する構造になっていた
。しかしながら、この構造では回転体の羽根間に合成樹
脂原料（以下、単に原料という）がその自己接着性と発
泡によって付着し、パターンが変化し、均一パターンに
よる長時間の吐出が困難であった。また、スプレーガン
方式の場合はノズルに付着等する点は上記した装置に比
して改善されているが、その反面混合され、反応、発泡
し始めている原料が空気中に飛散すると共に、装置に付
着する不利があった。これは作業者にとつて安全、衛生
上から大きな問題であり、かつ、材料の無駄使いとなり
、コストアップを招く欠点があった。さらに、スプレー
法においては圧力変動を抑制できない機構になってしま
い、その結果圧力の変動が直線的に吐出パターンに影響
して均一パターンによる吐出がかなり難しかった。

特にスプレ−吐出面積がある幅で長くなると使用不可能
であった。本発明はこのような欠点に鑑みなされたもの
で、回転体の使用を排除し、スプレー方式による吐出、
混合を外気に直接スプレーされない中空部内で行なうこ
とによって、原料が作業環境、型外等に飛散せず、かつ
、原料を均一のパターンによって広幅に対しても分散で
きるようにした原料の鷹合吐出装置を提案するものであ
る。

以下に、図面を用いて本発明に係る原料の混合吐出装置
の一実施例について詳細に説明する。

第１図は上記の主構成を示す説明図であり、１は供給部
で原料、例えばポリウレタンフオーム、ポリィソシアヌ
レートフオーム等の原料のように混合と同時に反応がは
じまり、粘度が急激に上昇し、発泡するような反応系の
ものをスプレーによって混合し、次工程に原料の反応、
発泡をさせずに送給するスプレーガン機能を有するもの
である。さらに説明すると、供給部１はＡ液循環系２と
Ｂ液循環系３と開閉弁４と出口５からなり、開閉弁４は
ェアシリンダ６によって矢印方向に駆動されるものであ
る。なお、Ａ、Ｂ液の循環系２，３には圧力が付加され
ているものである。７は流路部で出口５に着脱可能な状
態に装着する入口８とガイド板１２を着脱する出口９と
出入口間を同一直径で結ぶ中空部１０と原料を吐出する
ための開□１１とから構成したものである。

すなわち、流路部７は出口５からスプレーされた原料の
圧力、約６０〜１００ｋ９／地を２〜３０ｋ９′のに低
減すると共に、作業環境へ原料が飛散するのを完全に防
止し原料を霧状でなく、液状で層流化してガイド板１２
へ接触せしめ、均一パターンで吐出する機能を有するも
のである。さらに説明すると、入口８は鉄合、あるいは
ネジ構造であり、出口５に気密を保持して装着しうるも
のである。また、出口端９はガイド板１２を固定するた
めの端面９ａと原料を吐出するための閉口１１とから形
成し、開ロ１１は中空部１０の端面における面積と角度
ａ、例えば８＝６０ｏで切断した面の端面の関口部分の
面積とを同一に形成して原料をある方向に層流化して吐
出するためである。ガイド板１２は関口１１から吐出さ
れた原料をガイド板１２に付着させずにスムーズに、か
つ、同一パターンである方向へ吐出するためのものであ
る。ガイド板１２の具体例としては、第２図に示すよう
に例えば円板状に形成する。これはある圧力下で吐出さ
れた原料の混合物はその吐出口の中心部で圧力が最大で
あり、この部分のコントロールを長くし、圧力の低い部
分をより早く空中に吐出しガイド板１２への付着をより
少くする目的もある。すなわち、第２図において混合物
が１点鎖線で示す方向に吐出されるのを実質的には表面
張力、重力の関係で実線で示す範囲に吐出されるように
するためである。次に本発明に係る姿贋の動作について
説明する。

いまＡ液としてはポリエステルポリオールとトリクロロ
モノフルオ。

メタン（Ｒ−１１）と、３級アミンと、シーＪコン油を
包含したものを２０ｏｏでＡ液循環系２で循環し、Ｂ液
としてはメチレンジィソシアネート（ＭＤＩ）を２５ｑ
○でＢ液循環系３で循環している。そして、開閉弁４は
図示しない制御回路によってェアシリンダ５を介して開
閉される。また、Ａ液：Ｂ液の配合比（重量比）が１：
１、吐出量が２ｋ９／ｍｊｎ、ｄ＝１側め、Ｄ＝５側め
、Ｌニ８０側、８＝６００、Ｓ＝５００、１：３６０側
、スプレー系の圧力６０ｋ９／地、かつ、ェアレスと仮
定する。そこで、スプレーオンの指示を指令したとする
と開閉弁４が右側に引き寄せられ、各系から原料が供給
部１に所定の圧力で送給され、開閉弁の出口２ａ，３ａ
でＡ液とＢ液が混合ごれてスプレー状、混合物霧状で出
口５から流路部７の入口８にスプレーされる。そしてこ
れが連続的に行なわれるために流路部７の中空部１０が
この混合物で充満され、原料の供給圧力によって押し出
され液状又はクリーム状の原料の混合物がほぼ層流状で
その出口１１から外部へ噴射状でない状態で吐出される
。ところが、ガイド板１２によって直進を阻止され、第
２図に示すようなパターンで基板１３型上に例えばフィ
ルム状で吐出される。基板１３はローラ等１４で連続的
に移送されており、その上に必要に応じてアスベスト紙
、クラフト紙が積層され、スチールによるダブルコンベ
ア間を通って加温、押圧されて一定の厚さに成形される
。上述したように本発明に係る原料の混合吐出装置によ
れば、■作業者は安全、衛生的な環境下で生産できる。

■原料は関口から流体で吐出されるため無駄なく使用で
きる。■所定のパターンを長時間に亘つて維持できる。
■広幅のパネルに対しても一つのガイド板で十分に分散
できる。等の大きな特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る合成樹脂原料の混合吐出袋贋の一
実施例を示す概略説明図、第２図はガイド板を示す正面
図である。１・・・・・・供給部、２・・・・・・Ａ液循環系、３
・・・・・・Ｂ液循環系、４・・・・・・開閉弁、７・
・・・・・流勝部、１０・・・・・・中空部、１１・・
・・・・関口部、１２・・・・・・ガイド板。多ノ図多２図

Claims

【特許請求の範囲】

１複数成分からなる合成樹脂原料をスプレーして混合
したり、各成分を独立して循環させうるように形成した
供給部と、該供給部の出口に接続した中空状の流路と先
端を斜めに切断し、吐出方向を定め、かつ、切断面の開
口部面積を中空状の流路と同一に形成した流路部と、該
流路部の先端に直交するように、かつ、脱着可能な状態
に固着したガイド板とから構成し、またガイド板は前記
原料と接触する面が平滑で、しかも原料が吐出される面
の周縁を鋭角に形成したことを特徴とする合成樹脂原料
の混合吐出装置。