JPS5811541Y2 - 発泡性合成樹脂原料散布用ノズル - Google Patents

発泡性合成樹脂原料散布用ノズル

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JPS5811541Y2
JPS5811541Y2 JP1977039116U JP3911677U JPS5811541Y2 JP S5811541 Y2 JPS5811541 Y2 JP S5811541Y2 JP 1977039116 U JP1977039116 U JP 1977039116U JP 3911677 U JP3911677 U JP 3911677U JP S5811541 Y2 JPS5811541 Y2 JP S5811541Y2
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JP
Japan
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nozzle
raw material
synthetic resin
control plate
resin raw
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Expired
Application number
JP1977039116U
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JPS53132977U (ja
Inventor
隆一 高橋
Original Assignee
石川 尭
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は合成樹脂発泡体(以下、単にフオームという)
の厚さが薄、<、シかも幅の広い均一な発泡組織のフオ
ームを製造するに有用な発泡性合成樹脂原料散布用ノズ
ル(以下、単にノズルという)に関する。
さらに詳しくは、ポリウレタンフォーム、ポリイソシア
ヌレートフオーム、フェノールフオーム等の原料が液状
物であり、この原料を被着面上に飛散なく、かつ、所定
パターンで薄く広幅で液状原料を一定範囲内に散布する
のに有用で、しかも洗浄、および交換が容易なノズルに
係る。
一般にポリウレタンフォーム等を製造する際には2成分
を混合し、これを被着面にパイプ、もしくはスプレーガ
ンを用いて吐出するのが普通である。
しがしながら、この種フオームの原料は低粘度で、かつ
、状態が変化しない水、アルコール等と異なり、成分を
混合すると同時に反応、発泡を行ない、強力に自己接着
性を発揮すると共に粘度、および体積が急激、所謂秒単
位で20〜50倍に変化し、液体がら固体に状態変化す
るため、周知の吐出装置を使用することが困難であった
すなわち、塗料用に用いるスプレーガン、例えば噴射圧
力が60 kg/Cm2、吐出口径が0.1〜9.5m
m、噴射口断面が円、長方形、あるいは溝状の噴射口か
ら発泡性合成樹脂原料(以下、単に原料という)を吐出
した際には、原料が微粒子状態で被着面に高圧で噴射さ
れるため噴射量の約6割しか被着されず、約4割が空中
、および被着面外へ飛散する。
その結果、作業環境には上記微粒子が浮遊し、安全、衛
生に欠け、しかも不経済でコスト高となり、その上原料
が被着面での不均一分布となるためフオーム組織が荒れ
る欠点があった。
また、実開昭51−113273号に示すようなヘッド
を用いた際には、無機材を添加した際のフオームを製造
するのに有用であるが、原料単体を広幅に均一に分散せ
しめるには不向きであった。
本考案はこのような欠点を除去するためスプレーガンの
既製品に対し、特殊な構造のノズルを簡単に装着するだ
けで約400mm位の幅に飛散なく混合物を散布し、か
つ、39mm以下位の厚さで、しかも均一発泡組織のフ
オームを形成するのに有用で、さらに稼動時間を2倍に
向上した交換容易なノズルを提供するものである。
以下に、図面を用いて本考案に係るノズルの一実施例に
ついて説明する。
すなわち、本考案に係るノズルは直線状の中空部を全長
に亙りほぼ同一の横断面のように形成したノズル本体1
(以下、単に本体という)の一端(出口)にフオーム原
料Pを方向変換すると共に吐出圧力と原料の粘性抵抗の
差により平面状のガイド面上で扇状に延展させ、上記原
料を所定幅で空中へ放出させる制御板8を直交させ、か
つ、固設具9を介して着脱容易に固設した構造である。
さらに詳説すると、本体1は同一口径で直線状に、かつ
、平行に穿設した中空部2,3と中空部2,3の相反す
る端部に各端面からある長さに亙って形威した連結部4
,5と中空部2,3の連結部4,5を形成した端部以外
の各端部に角度θで切断して形成した傾斜開口6,7と
から構成したものである。
さらに説明すると、中空部2,3はミキシング装置Mの
噴射口Gの口径dより大径口に形成し、原料Pの圧力を
低減する。
また中空部2,3は同機能としたため1本で2倍稼動で
きると共にコストも低減できる。
前記、連結部4,5はミキシング装置Mの噴射口Gを装
着するねし構造であり、しかも制御板8を装着する固設
具9とも同じ径に形成する。
また、傾斜開口6,7は垂直線x−x’線に対してθ=
60°に形威し、かつ、中空部2,3の横断面積とほぼ
等しい断面積とした楕円形状の開口である。
これは中空部2,3を通過した原料Pの層流が同断面積
の開口から吐出されても圧力差が大差なく、単に平板上
に吐出されたと同様となり、原料Pは吐出圧力による進
行方向と制御板8におけるガイド面との抵抗により扇状
に広げて飛散なく原料Pを空中へ放出するためである。
なお、傾斜開口6.7の端縁6a、7aは原料Pの付着
防止とパターンを正確にするため鋭角に形成する。
また、中空部2.3はミキシング装置Mの噴射口Gから
乱流状態で吐出された微粒子状の原料を層流化し、その
状態で制御板8のガイド面8aに供給するためのもので
ある。
さらに、制御板8は第2図に示すように外形を楕円形状
とし、その断面を台形状としたものであり、その表面に
平ガイド面8aを形成すると共に端部に装着孔・10.
10’を設ける。
このガイド面8aは原料Pの方向を変換させ、かつ、傾
斜間口6、または7から層流状態で吐出された原料Pを
単に吐出圧力とガイド面8aとの抵抗の差によって広げ
、その端縁8bから原料Pを空中へ放出するものである
なお、原料Pの傾斜開口6、または7から端縁8bまで
の長さは吐出圧力と原料Pの粘度と接着性によって定ま
る。
さらに、制御板8はガイド面8aの外周縁に原料が付着
しにくい鋭角に形成し、原料Pの吐出パターンの変化を
抑制する。
9は固設具で本体1と制御板8を一体に固設するもので
あり、ねじ径は前記連結部4,5と同じである。
なお、tは中空部6、または7の中心線と切断先端8C
間の距離で、これを可変することによってパターンある
いは落下速度、流量を制御しうるものである。
次に上記ノズルの動作について簡単に説明する。
いま、スプレーガンMの先端のガン先Gの0.5mmφ
の口径からミキシング装置によって混合されたポリウレ
タン樹脂原料Pが50kg/cm2.4〜91(g/m
inで吐出し、中空部径りを4mmφ、θ=60°、中
空部長さ80 mm、 I) = 5 mmφ、t=2
mm、制御板8のL =50 mm、W=310 mm
と仮定する。
このとき混合物はその出口部から第3図に示すような幅
で、第1図に示すような厚さで吐出される。
すなわち、I) = 5 mmφの中空部3の入口でこ
の噴射圧が大幅に減圧され、反応途中の原料Pが中空部
3を充満すると入口部での乱流から出口に向って移動す
る間に層流となり、この層流が制御板8のガイド面8a
に当ると中空部3の断面積と等しい断面積に形成した傾
斜間口6からガイド面8aの表面に沿って吐出される。
この際の吐出幅は原料Pの吐出圧力と原料の粘度、接着
性によって広がり、ガイド面8aを離れるときは重力、
抵抗に対応したパターンで落下する。
しかも、吐出パターンはミキシング装置の噴射サイクル
、所謂ポンプの息つきが抑制されて、一定した圧力で吐
出される。
また、傾斜開口6がつまってノズルを交換する必要が生
じた際には、ノズルを噴射口Gから取りはずし、固設具
9を回して本体1と制御板8を分け、本体1の連結部5
を噴射口Gに装着し、連結部4端面に制御板8を介在さ
せて固設具9で固設一体化し、スイッチをONにすると
、前記と同様のパターンで原料Pが散布される。
上述したように本考案に係るノズルによればフ・オーム
の厚さが薄く、広幅のフオームを1つのノズルで吐出で
きる特徴がある。
またスプレーガンによって高圧で霧状で噴射される原料
を大幅に減圧すると共に移送中に徐々にほぼ層流化して
ノズル出口から吐出するため従前と異なり、微粒子状物
が作業環境に飛散浮遊せず、安全、衛生面が大幅に改善
される特徴がある。
また、原料が飛散しないため無駄がなくなり、かつ、発
泡剤の気化により発生する塩素ガスを有効に封入しうる
ため、装置の発錆を大幅に低減した特徴がある。
さらに、制御板のガイド面外周縁を鋭角に形成して原料
Pが外周縁に回り込み付着、堆積するのを抑制し、所定
パターンを長時間に亙って維持できるので、均質フオー
ムをノズル交換なしに大量に製造できる特徴がある。
さらに、中空部を2つ、傾斜開口を2つ設はノズルの吐
出パターンが変化した際に、直ちに交換できるため作業
性もよく、かつ、1本で2本分稼動できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る発泡性合成樹脂原料散布用ノズル
の一実施例を示す説明図、第2図は制御板を示す説明図
、第3図は動作を説明するための正面図である。 1・・・・・・ノズル本体、2,3・・・・・・中空部
、4,5・・・・・・連結部、6,7・・・・・・傾斜
開口、8・・・・・・制御板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 反応途中で自己接着性を発揮すると共に、急激に粘度が
    液状から固体にまで変化するような発泡性合成樹脂原料
    をミキシング装置で混合した後に広幅に薄く散布するノ
    ズルにおいて、同一口径で直線状に形成した中空部を平
    行に穿設し、該中空部の相反する端部に各々前記ミキシ
    ング装置の噴射口径より大きな口径の連結部を設けると
    共に、上記中空部の連結部の形成されていない各端部を
    角度θで切断して上記中空部とほぼ等しい横断面積とし
    た傾斜開口を設けたノズル本体と、平面状のガイド面を
    有すると共に、該ガイド面の外周縁を鋭角に形成した断
    面が台形状で外形を楕円形状とした制御板と、該制御板
    とノズル本体を連結する前記連結部と同径の固設具とを
    備え、前記ノズル本体の1つの連結部に制御板を直交す
    るように固設具を介して着脱容易に装着したことを特徴
    とする発泡性合成樹脂原料散布用ノズル。
JP1977039116U 1977-03-29 1977-03-29 発泡性合成樹脂原料散布用ノズル Expired JPS5811541Y2 (ja)

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JPS53132977U JPS53132977U (ja) 1978-10-21
JPS5811541Y2 true JPS5811541Y2 (ja) 1983-03-04

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JPS52110609U (ja) * 1976-02-19 1977-08-23

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