JPS601630Y2 - ３重式移動棚 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 複数のユニット棚を左右方向に並べた固定棚の前方に、
左右方向に移動しうる２列の移動棚を配置した３重式移
動棚においては、従来、第１図に示すように、中間列及
び前列の移動棚２１．２２の抜上より、それぞれ後方へ
突出する係止杆２３．２４の後端に枢支した水平ローラ
２５，２６を、後列の固定棚２７の上面に装設したレー
ル２８及び２９に係合することにより、各移動棚２１．
２２の前方への転倒を防止していた。

そのため、各移動棚２１．２２の移動範囲は、当然、固
定棚２７の幅以下に制限されてしまう。

従って、例えば第２図に示すように、固定棚２７の両側
に柱３０等の障害物がある場合、中間列もしくは前列の
いずれか一方においてのみしか、柱３０の前面に固定棚
３１を設けることができず、柱３０の前面には、利用さ
れない空間３２が残されてしまうこととなる。

本考案は、前列の移動棚を、後列の固定棚の側方へ突出
して移動しうるようにすることにより、柱等の障害物の
前面の有効利用を計った３重式移動棚に関するもので、
以下図面に基いて説明する。

第３図において、１，１は柱で、その間には、３個の後
列固定棚２が並置されかつ各社１の前面には、それぞれ
中間列置動棚３が１個ずつ設置されている。

中間列固定棚３，３の間にはレール４が設置され、その
上に、２個の中間列移動棚５，５が載置されている。

中間列固定棚３，３の前面には、その−側端から他側端
に亘るレール６が設置され、レール６上には、４個の前
列移動棚７が載置されている。

後列固定棚２の前面上端には、その−側縁から他側縁に
亘って、逆Ｕ字状断面の転倒防止レール８が装着され、
中間列移動棚５の左右端後上部に、ブラケット９を介し
て枢着した水平ローラ１０が、前記レール８内に嵌合し
ている。

中間列の左右の固定棚３，３の上面同士は、移動棚５，
５の上方を被う水平の連結枠１１をもって連結され、連
結枠１１の前面には、前記レール８と同様の転倒防止レ
ール１２が、その全幅に亘って装着されている。

このレール１２には、各前列移動棚７の左右端後上部に
、ブラケット１３を介して枢着した水平ローラ１４が嵌
合している。

なお、各固定棚２，３及び移動棚５，７は、同−寸法と
する。

この実施例においては、第５図に示すように、各社１の
直前には中間列固定棚３が設けられ、かつ前列移動棚７
は、側方へ移動することにより、各固定棚３の前面へ接
近を可能とする。

従って、冒頭に述べた従来のもののように、利用できな
い空間３２が残されることはなく、有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の３重式移動棚を略示する側面図、第２
図は、同じく配置要領の一例を示す平面図、第３図は、
本考案の一実施例を示す斜視図、第４図は、同じく略側
面図、第５図は、同じく配置要領の一例を示す平面図で
ある。 １・・・・・・柱、２・・・・・・後列固定棚、３・・
曲中量刑固定棚、４・・・・・・レール、５・・・・・
・中間列移動棚、６・・・・・・レール、７・・・・・
・前列移動棚、８・曲・転倒防止レール、９・・・・・
・ブラケット、１０・・・・・・水平ローラ、１１・・
・・・・連結杆、１２・・・・・・転倒防止レール、１
３・・・・・・ブラケット、１４・・曲水平ローラ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数個並置された後列固定棚の前上部に転倒防止レール
   を止着し、該レールに、後列固定棚の数より少数の中間
   列移動棚の後部上端に設けた係止体を係合し、かつ中間
   列移動棚の左右両端に、それぞれ固定棚を配置するとと
   もに、左右の固定棚の前上部の両側端にまたがって、転
   倒防止レールを止着し、該レールに、中間列移動棚とそ
   の両側の固定棚の和より１何歩く、かつそれらの前側を
   左右に移動しうる前列移動棚の後部上端に設けた係止体
   を係合してなる３重式移動棚。