JPS60163086A - 図形表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、グラフィックＣＲＴ表示装置による図形表示
装置に係わり、特に表示情報の処理方式（従来技術と問
題点） グラフィックＣＲＴ表示装置は、従来からのキャラクタ
形のものと比較してユーザが管理できる情報の精度（分
解能）が高く複雑、ｎ密な表示を可能とし、各種システ
ムに要求される機能の高度化に従って用途が拡大してき
ており、現在でも画像処理、ＣＡＤ／ＣＡＭ、アニメー
ションなど多岐におよぶ利用がなされている。

このグラフィックＣＲＴ表示装置による図形表示装置の
うち、本発明が主に対象とする装置ｔｒｉＣＡＤ／ＣＡ
Ｍと同様に線図形を表示対象とするが、ＣＡＤ／ＣＡＭ
と犬きく異なる点はＣＡＤ／ＣＡＭでは表示対象が閉じ
た１つの図形であるのに対して、本発明では表示対象が
平面上に広く分散する図形の表示に適用するものである
。例えば、地形上例離散的に分布する図形情報に対して
、全領域におよぶ情報のうち指定領域の図形情報を抽出
して該情報に基づいてＣＲＴ表示装置上に図形表示する
のに適用可能とするものである。

グラフィックＣＲＴ表示装置による図形表示装置の構成
例全第１図に示す。ホストコンピュータシステムＡはホ
ストコンピュータ１と記憶装置２とインターフェース３
−１とを備え、図形表示にはホストコンピュータ１の制
御のもとに記憶装置２から所期の表示情報を取出してイ
ンターフェース３−１を介してグラフィックＣＲＴ表示
装置Ｂに与える。ＣＲＴ表示装置Ｂば、インターフェー
ス３−２とディスプレイプロセッサ４とビデオメモリ５
とモニタ６とピクチャメモリ７とを備え、ホストコンピ
ュータシステムＡからの表示情報をインターフェース３
−２で受けをりプロセッサ４の制御のもとにモニタ６上
に図形として表示する。

こうした図形表示装置において、表示情報の一部分領域
に対する表示要求をホストコンピュータ１が受けたとき
、従来の表示処理概要は次のようなものであった。

（１）　ホス）　：Ｉ　：ｙ　ヒ：ｘ−−タ１は表示指
示された領域情報を用いてグラフィックＣＲＴ表示装ｆ
ｆ　Ｂへ送信すべき表示情報のエリアの座標値を算出す
る。

（１１）ホストコンピュータ１け上記エリア内に含まれ
る表示情報を検索する。

ｏｉＤ　ホストコンピュータ１は検索した表示情報に対
して座標変換、情報編集等の処理を実行後、グラフィッ
クＣＲＴ表示装置Ｂへ転送する。

ｌｌψ　ディスプレイプロセッサ４は受信した表示情報
をグラフィックＣＲＴ表示装置内のデータベースに構築
してピクチャメモリ７に格納する。

０　ディスプレイプロセッサ４はピクチャメモリ７に格
納した情報を処理し、ビデオメモリ５上に展開するため
の制御を行なう。この展開には内部の特殊ハードウェア
を使用する。

６／Ｄ　ビデオメモリ５上に展開したビットイメージが
モニタ６に図形として表示される。

こうした従来の処理方式では、表示要求から表示完了ま
での処理時間が長くなる問題があった。

この原因としては次の２点がある。

（１）主にディスプレイプロセッサの処理能力に起因す
るものであるが、ホストコンピュータシステムＡとグラ
フィックＣＲＴ表示装置ＩＢ間の情報転送に手間取る。

（２）　ホストフンピユータ１が行なう表示情報の検索
には内的に広がる領域に分布する膨大な表示情報から任
意の小領域内に位置する情報を検索するため、表示情報
の検索に手間取る。

また、従来の処理方式ではホストコンピュータジステに
で取扱う情報量が膨大になる問題があった。この原因と
しては次のものである。

（３）表示情報の内容を示すコード情報の他に全表示Ｔ
、　リア内での表示位置を示す座標情報が必要となる。

上述の問題において、表示対象が分散する図形の表示情
報処理について、以下に具体的に説明する。

間約に広がる領域内にある各々の表示情報の要素は、領
域内の位置を示すための座標情報を有する。各座標は領
域内の１点を原点としたときの原点からの距離で設定さ
れる（以下、絶対座標という）。従って、個々の表示情
報のデータ構造は、以下の第１表に示すように、絶対座
標Ｘ、Ｙと情報種別１色、属性等を意味づけるデータＤ
ＡＴＡとを組合わせたものになり、表示情報全体として
はそれらの集合体となる。

第　１　表 このようなデータ構造を持つ表示情報群から一定区画（
一定領域）内にある表示情報の検索は以下のとおりとな
る。

表示情報の総数をＮ個とし、個々の表示情報Ｄｉ（１＝
１．２．・・・Ｎ）全次式で定義する。

Ｄｉ＝（（Ｘｉ、Ｙｉ）、ＤＡＴＡｉ）また、表示を指
定された船形領域の右上、左下の座標を夫々（ＸＲＵ、
ＸＲＵ）、（ＸＬＤ、ＹＬＤ）とする。

このとき、各表示情報Ｄｉに対して ＸＬＤ＜Ｘ１≦ＸＲＵ Ｙ〈Ｙｉ＜ＹＲＵ Ｄ　− を満足するか否かを判定し、両式を共に満足するときに
当該表示情報Ｄ１は矩形内にあるとする。

この処理を全ての表示情報に対して行ない、その結果と
して指定される矩形内に入る表示情報を決定する。

なお、表示情報Ｄ１　がベクトル情報の場合、絶対座標
が対になっているため検索処理内容が異なるが、実質的
に同じ処理方法になる。

以上の説明から明らかなように、従来のデータ構造とそ
の処理方法では具体的に次のような欠点がある。なお、
（２−１）　、　（２−２）は前述の（２）項に対応し
、（３−１）は前述の（３）項に対応する。

（２−１）全表示情報の個々について指定領域内に入る
かどうかの判定処理を必要とするため、その処理時間が
表示情報量に比例して膨大になる。

特に実際の表示指定範囲が全領域の一部の場合、必要と
する表示情報量が少ない割りには判定処理１量が多く、
計算効率が非常に悪くなる。

（２−２）全表示情報全処理対象とするため、それらの
情報を補助記憶装置から主メモリ上にロードする時間が
膨大になる。すなわち、表示情報の総情報量は数十メガ
バイト以上となることがあり、補助記憶装置から主メモ
リ上にロードしてホストコンピュータが処理することに
なり、補助記憶装置から主メモリへの情報転送を必要と
する。

（３−１）表示情報の位置を示すための座標値がＸ方向
、Ｙ方向について夫々４バイト必要とする情報量でＦｉ
座標情報としては合計８バイト必要となり、そのための
総情報量が膨大となる。例えば、２次元表示において、
実距離の１７７１を座標単位として１００７ｃｍ四方を
全表示領域とすると、座標点数トＬ、テ１００ＸＩＯｘ
ｌｏＯＸｉｏ’　＝１０”ｏ　４　ｏｉＥ存在しうる。

この値は２バイトで表現できる数６５　、５３６より大
きいため、４バイトの座標表現になる。なお、座標点数
は、座標単位、全表示領域で異なるが、一般的に２バイ
トの座標表現では各棟ケースに対応できないものである
。また、コンピュータで扱う情報単位は通常２バイト、
４バイト、６バイトなど偶数バイトラ摩るのが通常であ
り、上述の場合３バイトで取扱いうる場合もあるがコン
ピュータ側の仕様によって４バイト単位で取扱わざるを
得ないことが多い。

（発明の目的） 本発明は、上述までの事情に鑑みてなされたもので、表
示情報の位置を示すための座標情報量を少なくシ、記憶
装置の使用効率を高めると共に表示要求から表示完了ま
での処理時間を短縮できるようにした図形表示装置を提
供することを目的とする。前述の欠点の具体例では直接
的には（３−１）を解決し、その波及効果として（２−
１）。

（２−２）’に解決するものである。

（発明の概要） 本発明は、表示情報群を仮数の部分集合に分割して保存
管理し、各部分集合には全表示領域内での表示位置金示
す代表座標情報を付加し、各部分集合内の表示情報群に
は図形位置情報として代表座標情報に対する相対座標情
報を与え、各表示情報の位置情報として代表座標情報と
相対座標情報とから得ることを特徴とする。

（実施例） 本発明の実施例を図面を参照して以下に詳細に説明する
。

まず、表示情報を任意の形態で管理しうるという性質を
乗件にして、表示情報を仮数の部分集合に分割して保存
管理する。例えば、第２図（春に示すように、表示情報
が分布する全表示領域（斜線で示す部分）を同一の大き
さの複数の矩形領域に分割し、各矩形領域はＹ軸、Ｙ軸
に平行な線分から成るものと、個々の表示情報をただ１
つの矩形に所属させる。但し、矩形の境界上に位置する
表示情報は隣接する矩形のいずれか一方の矩形に所属さ
せる。

また、他の例として第２図（Ｂ）に示すように、全表示
領域が複数の領域的部分集合に分割される場合には各部
分集合単位で閉じた領域をもって保存管理する。このと
き、各部分集合領域はその領域を覆う矩形領域（第２図
（Ｂｌ中の破線ブロック）で設定するに限らず、表示情
報の部分集合領域に沿った部分集合としても良い。なお
、部分集合領域が互いに重なり合う部分の表示情報は各
々に所属する部分を含むものとする。

第２図（Ａ）や（Ｂ）に例示するように、個々の表示情
報を複数の部分集合に分割して保存管理することにより
、個々の表示情報は１つの部分集合に所属し、部分集合
を指定することによりそれが含む全部の表示情報を検索
可能にする。

次に、各部分集合には全表示領域内でどこに位置するか
を示す代表座標情報を付加する。この代表座標情報は従
来の表示情報に付加する位置情報Ｘｉ　、Ｙｉと同様に
４バイトの数値とする。この代表座標情報は全表示領域
に設定する原点座標を基準とする絶対座標（ＡＸｉ、Ａ
Ｙｉ）とし、各部分集合Ｋｉ　（ｉ＝１　、２　、・・
−ｎ）に夫々絶対座標（ＡＸｉ、ＡＹｉ）を１つ付加し
た保存管理する。

次に、各部分集合Ｋｌ　に所属する表示情報群には図形
表示位置全示す位置情報として所属する部分集合Ｋｉの
代表座標情報（ＡＸｉ、ＡＹｉ）からの相対座標情報と
しての相対座標を与えて保存管理する。この相対座標（
Ｘ、Ｙ）は２バイトの数値として与えられる。

こうした絶対座標（ＡＸｉ、ＡＹｉ）と相対座標（Ｘ。

Ｙ）は第３図（５）、（Ｂ）に示すような関係になる。

即ち、第３図（５）に絶対座標を示すように、部分集合
に、　、に、　、に、には当該集合内で夫々適当な位置
に４バイトの代表座標（ＡＸ、　、ＡＹＩ　）　、　（
ＡＸ、　、ＡＹＩＪ（ＡＸ、　、ＡＹ、　）を与え、！
各部分集合に、　、に、　、に、内では夫々の代表座標
に対する２バイトの相対座標（ｘ、ｙ）を与える。第３
図（Ｂ）では部分集合に、に所属する表示情報り、、Ｄ
、として絶対座標（ＡＸ、。

ＡＹ、　）からの相対数値（Ｘ、　、ｙｅ）、　（Ｘ、
　、Ｙ、　）を与える。

こうした４バイトの絶対座標（ＡＸｉ　、　ＡＹ　ｉ　
）と２バイトの相対座標（ｘ、ｙ）により、表示情報群
の位置座標を全表示領域内で特定するには各部分集合Ｋ
ｉ　の大きさが代表座標から２バイトの座標空間内で表
現できることが条件となるが、この条件は全表示領域の
大きさに対する部分集合の大きさとして適宜設定できる
もので、通常の図形表示分野では制約要因となることは
ない。

以上のことから部分集合Ｋｉ内の表示情報群Ｄｊば、 Ｄｊ　−（（Ｘｊ、Ｙｊ）、ＤＡＴＡｊ）として表わさ
れ、Ｘｊ、Ｙｊは総数り個の表示情報群のうちｊ番目の
表示情報Ｄｊ　の相対座標数値となり、ＤＡＴＡｊはｊ
番目の表示情報Ｄｊの表示′種別。

色、属性等の表示実体情報になり、これら表示情報群Ｄ
ｊ（ｊ＝１．２・・・、Ｌ）は部分集合Ｋｉの集合体Ｓ
ｉとして次の第２表のようになる。

第　２　表 このようにして保存管理される表示情報群に対して、ホ
ストコンピュータ１等の処理装置は、表示指定領域情報
が与えられたときに該領域に関係する部分集合Ｋｉを抽
出し、抽出した各部分集合内の表示情報群ＤＪが表示指
定領域内に含まれるか否かを判定して所期の表示情報群
を検索する。ここで、部分集合の抽出には例えば部分集
合の絶対座標及び大きさと表示指定領域座標との比較等
によって実現される。次に、抽出した部分集合内の表示
情報群Ｄｊが表示指定領域内に含まれるか否かの判定及
び表示指定領域内の表示位置座標を絶対座標でめるのに
、処理装置は当該部分集合の代表座標情報と当該表示情
報に与えられる相対座標情報から得る。この処理は代表
座標情報（ＡＸｉ、ＡＹｉ）の各Ｘ軸、Ｙ軸方向の相対
座標（Ｘｊ　、　Ｙｊ　）ｆｆｉ加減算することでめら
れる。

（（ＡＸｉ±Ｘｊ）、（ＡＹｉ±Ｙｊ））以上のとおり
、表示情報群の位置を部分集合の代表座標からの相対値
として保存、管理することにより、表示情報に必要とす
る位置座標を４バイトから２バイトに減らすことができ
、必要情報量を約半分にできる。

次に表示情報群が表示指定領域内に含まれるか否かの判
定処理について説明する。矩形の表示指定領域の右上、
左下の絶対座標を夫々（ＸＲＵ、ＹＲＵ）（ＸＬＤ・Ｙ
ＬＤ）とすると、部分集合Ｋｉ内の表示情報群Ｄｊの相
対座標（Ｘｊ、Ｙｊ）は夫々前述の処理で絶対覇標（（
ＡＸｉ±Ｘｊ）、（ＡＹｉ±Ｙｊ））に変換できる。従
って、表示指定領域の区画内にあるか否かの判定は従来
方式と同様に次の両式を同時に満足するか否かで判定で
きる。

ＸＬＤ’　ＡＸｉ　±　Ｘｊ　’＝　ＸＲＵＸ　＜、　
Ａｙｉ　＋　Ｙｊ≦ＹＲＵ ＬＤ−− ところが、上式の判定方式では全ての表示情報について
絶対座標をめる演算を必携とする。そこで、上式を変形
して ｘ　ｒ、　ｎ　Ａ　Ｘ　ｉ　≦Ｘｊ　≦Ｘ　ＲＵ　Ａ　
Ｘ　ＩＹＬ　Ｄ　−ＡＹ　ｉ　≦Ｙｊ　≦ＹＲＵ−ＡＹ
ｔの判定を行なう。このとき、ＡＸｉ、ＡＹｉは部分集
合Ｋｌに対して定められるので、両年等式の左側。

右側の計算は１つの部分集合に対して１度で良いことに
なり、全体としての処理時間は絶対座標をめるための処
理時間の増分は極めて少ないうえに領域内に入るか否か
の判定には２バイトの数値比較になって判定時間を短縮
できる。

（発明の効果） 以上のとおり、従来方式においては各表示情報の位置を
示すために全表示領域内での座標値全４バイトの絶対座
標で表現するなど座標値保存のための情報量が膨大とな
るのに対して、本発明方式においては個々の表示情報の
座標情報を２バイトの相対座標で表現できるなど情報量
の低減を可能とする。具体的には本発明方式によれば、
記憶装置２（補助記憶装置）内に保存する表示情報群の
座標情報量が約半分で済み、全体として補助記憶装置の
使用効率が上がる。また、補助記憶装置から主記憶装置
に表示情報を呼出すのに坐標部が量的に半分になるため
情報伝送時間を短縮できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は図形表示装置のブロック図、第２図（ト）及び
第２図（Ｂ）は本発明における部分集合の説明図、第３
１八）及び第３図（Ｂ）は本発明における部分集合及び
表示情報の座標説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内的に広がる図形の表示情報をディジタル情報として記
   憶装置に保存し、上記図形のうち表示要求される部分図
   形の表示情報を上記記憶装置から処理装置が抽出し、抽
   出し比表示情報を図形とし分集合に分割保存しかつ各部
   分集合に全表示領域内での表示位置を示す代表座標情報
   全付加し各部分集合内の表示情報群にはその位置情報を
   夫々代表座標情報に対する相対座標情報として与えて保
   存し、上記処理装置は部分集合内の各表示情報の位置情
   報を当該部分集合の代表座標情報と当該表示情報の相対
   座標情報とから得ることを特徴とする図形表示装置。