JPS6016301Y2 - 立木の引き起こし装置 - Google Patents

立木の引き起こし装置

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Publication number
JPS6016301Y2
JPS6016301Y2 JP9789880U JP9789880U JPS6016301Y2 JP S6016301 Y2 JPS6016301 Y2 JP S6016301Y2 JP 9789880 U JP9789880 U JP 9789880U JP 9789880 U JP9789880 U JP 9789880U JP S6016301 Y2 JPS6016301 Y2 JP S6016301Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
tree
rope
tip
support tube
Prior art date
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Expired
Application number
JP9789880U
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English (en)
Other versions
JPS5720863U (ja
Inventor
正三 石井
清 後藤
Original Assignee
株式会社石井製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社石井製作所 filed Critical 株式会社石井製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、降雪の重みにより、上部が屈曲変形した比較
的若い樹木の屈曲変形部を引き起こすための装置に関す
る。
〔従来の技術〕
豪雪地方にあっては、積雪の重みによって、特に若い樹
木が屈曲変形する。
このため、特に、杉とか檜のような直立状でないと建材
などに使用できない樹木にあっては、この屈曲変形を早
期発見して修正してやる必要がある。
このため従来では、竿などの先端にロープをかけ、この
ロープを立木にかけめぐらせて人力により手前に引寄せ
ながら屈曲部を直立状に修正した状態で、ロープ端を他
の確立した樹木や杭などに固定していたが、この作業に
は多くの労力と時間を要する欠点がみられた。
〔考案の目的〕
この考案は、この様な実情に対応すべくなされたもので
、簡単な装置と操作とによって従来の欠点を除去せしめ
、1人で而も短時間に屈曲樹木の修正がなしうるように
なし、作業性の向上を計らんとするものである。
〔実施例〕
図面について実施例の詳細を説明すると、1は側面形状
がピストル形をしたケースであって、該ケース1の内部
には、−側倒縁板を径大のギヤー構造となしたワイヤー
リール2が軸架収納しである。
そして、このワイヤーリール2のギヤ一部3には、上記
ケース1の側面に軸支したハンドル4によって回動する
ピニオン5を噛合し、更にこのピニオン5には、ケース
1に一端を軸支せるストッパー6に設けた楔合子7が係
脱可能に係合している。
この楔合子7は、ハンドル4によるピニオン5の正転時
には、ストッパー6の中途部とケース1との間に弾設し
た発条8に抗して係合が解かれるが、ビニオン5の逆転
に対してはこのビニオン5の歯に係合し、回転が阻止さ
れるように構成されている。
しかし、ストッパー6を指にて発条8に抗するように上
方に押動することにより、上記楔合子7はビニオン5と
無関係の状態になしうるようにしである。
上記ケ・−ス1の先端に一体形した短筒部9には、長尺
の支持管10の基部が着脱自在に連結してあり、また、
この支持管10の先端には、これの軸線方向にそって切
り欠かれた係合溝11が対称的に2個設けられている。
12は上記ワイヤーリール2に巻回されたワイヤーで、
このワイヤー12はケースのmM部9、及び支持管10
内を通って外部に導かれており、更にこのワイヤー12
の外側先端は、上記支持管10の先端に形成せる係合溝
11に適合するピン13を直交的に設けた連結体14の
後端に接続されている。
この連結体14の先端には、フック形状をなした引っか
け部材15の基部が、支持管10の軸線に対し角度変更
可能にかたく軸着せしめられている。
また第3図に示すように、この引一つかけ部材15の中
間部にバネ16の基部を固定し、該バネ16の中途部を
引っかけ部材15の円曲部内に介入させるとともに、こ
のバネ16の先端を引っかけ部材15の屈曲先端より上
方に突出せし、め、この突出したバネ16の先端と引っ
かけ部材15の屈曲部先端外面との間に、強力な素材よ
りなる立木起立保持用のロープ17の先端を挟着支持す
る2又状の挾着部18を構成する。
また挾着部の別実施例としては、第4図のように、引っ
かけ部材15の屈曲先端近傍に・\の字形レバー19の
中途部、詳しくは、レバー19の屈折部を軸支させ、こ
のレバー19の垂直短辺部と水平長辺部を夫々引っかけ
部材15の円曲部内に介入するように配設するとともに
、このレバー19の垂直短辺部の先端外面と引っかけ部
材15の屈曲先端内側との間に、上記ロープ17の2又
状挾着部20を構成せしめ、更にレバー19の水平長辺
部の端部と、引っかけ部材15の中途部との間に発条2
1を弾発し、上記挾着部20にロープはさみつけ力を付
与するようにしたものがある。
更に、上記ケース、1の後部には、先端にフック形状の
連結金具22を設けたワイヤー23の基部を連結すると
ともに、ケース1の後部には、上記連結金具22がかけ
止めされる孔24を設け、またこのワイヤー23の長さ
は、少なくとも立木を1まわり以上かけまわししうる長
さとすることが望ましい。
また第2図に仮想線で示すように、上記ケース1の側面
に突出する上記ビニオン5の軸25の軸受部26にとり
つけたカートリッジ型のリール27に、上記ロープ17
を巻回しておくこともできるし、また、このようなリー
ル27をケース1にとりつけることがケース自体を重く
することから、ロープ17はケースを関係なく別個にし
ておくこともできる。
図中28は、先端を第6図のように、上記引っかけ部材
15に設けた環部15aに連結し、後端を支持管10の
基部まで誘導した角度調節ロープで、これの引動操作に
より引っかけ部材15の角度が調節される。
〔作 用〕
次に使用例について説明すると、先ずハンドル4を回転
してワイヤー12を巻きとるとともに、支持管10の先
端に設けた係合溝11に連結体14のピン13をきつく
嵌合させてから、角度調節用ロープ28を手許にて引っ
張りながら引っかけ部材15の支持v10の軸線に対す
る角度を調節して、この引っかけ部材15を雪によって
屈曲した樹木の先端部所要個所に引っかける。
この状態で、上記ストッパー6を発条8に抗して把握す
ると、このストッパー6の楔合子7とビニオン5が無関
係となり、ワイヤーリール2に巻回I7たワイヤー12
が自由に引き出せる状態となる。
そして支持管10をそなえたままのケース1自体を、身
近かな立木または杭の方向まで後退しながら移動させる
ε、連結体14のピン13が支持管10から外れ、ワイ
ヤー12は所要の長さ引き出される。
次いで、ケース1後部に設けたワイヤー23を立木また
は杭の根部近くにかけまわしさせて、このワイヤー23
の連結金具22をケース1の孔24にかけ止めする。
これで立木の引き起し作業の準備が完了したものであっ
て、次にハンドル4を連続して回動すると、ウィンチ作
用でワイヤー12は順次ワイヤーリール2に巻きとられ
、屈曲した樹木は順次起立し垂直状態となる。
この状態でハンドル4の回動を止める。
このとき、引っかけ部材15の円曲部内に介入していた
バネ16(またはレバー19)が弾力に抗して振動する
ため、挟着部18(または20)は自動的に開口され、
挟着されていたロープ17端は解放せしめられる。
引っかけ部材15から離れたロープ17端を手許に引寄
せることにより、上記リール2に巻回されているワイヤ
ー12により修正された樹木にロープ17がかけめぐら
されることになり、リール27側のロープ17部を適当
の長さに切断するとともに、立木または杭にかけまわし
てから、このロープ17の切断端と、手許に引寄せられ
たロープ17の先端とを結合することにより作業は終わ
る。
次いで、テンションのなくなったワイヤー12をゆるめ
、立木にかけまわしたワイヤー23を外し、竿杆にて樹
木に係合している引っかけ部材15を外すか、あるいは
、引っかけ部材15をそのままにしておき、ハンドル4
にてワイヤー12を巻きとりながら1、支持管10の先
端に形成した係合溝11に、連結体14のピン13を係
嵌合させて連結体14を支持管10と一体化したのち、
手許操作によって樹木に係合せる引っかけ部材15をと
り外すものである。
そして、再びリール27に巻かれたロープ17を引き出
腰その先端部を引っかけ部材15のロープ挟着部18(
または20)にかけ止めすることにより次の作業準備が
完了される。
また、支持管10をケース1に形成した短筒部9に対し
て着脱自在にした理由は、上述のように引っかけ部材1
5を樹木に引っかけてからこの支持管10を短筒部9か
らとり外し、ストッパー6の楔合子7をピニオン5から
外した状態で、ケース1の後部に設けたワイヤー12を
立木または杭にかけ止めせしめたのち、支持管10を短
筒部9に再び結合することにより、重い支持管10をケ
ースに結合した状態で作業を行うことがなくなり、省力
化が計れ、かつ、作業性がよい。
〔効 果〕
このように本考案によれば、1人で簡単に、而も容易に
屈曲樹木の直立修正がなし得られ、作業性の向上が計り
得るとともに、特に杉や檜のような樹木の商品価値の向
上が合理的になしうるなど実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部省略正面図、第2図は同上要部の一部切欠
上面図、第3図及び第4図は夫々引っかけ部材の実施例
を示す正面図、第5図は作業状態の説明図、第6図は第
3図実施例の側面図である。 1・・・・・・ケース、2・・・・・・ワイヤーリール
、3・・・・・・ギヤ一部、4・・・・・・ハンドル、
5・・・・・ゼニオン、6・・・・・・ストッパー、7
・・・・・・楔合子、8・・・・・・発条、10・・・
・・・支持管、11・・・・・・係合溝、12・・・・
・・ワイヤー、13・・・・・・ピン、14・・・・・
・連結体、15・・・・・・引っかけ部材、16・・・
・・・バネ、17・・・・・・ロープ、18.20・・
・・・・挟着部、19・・・・・・レバー、21・・・
・・・発条、22・・・・・・連結金具、23・・・・
・・ワイヤー 24・・・・・・孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) 後部に、立木や杭に巻きつけ固定可能なワイ
    ヤー23をもつケース内に、減速機構を介して回転する
    別のワイヤー12のワイヤーリールを収容せしめ、 (b) 上記ケースの前部に支持管をとりつけるとと
    もに、この支持管に上記ワイヤー12を挿通させ、 (C) 該ワイヤー12の先端に、上記支持管先端に
    対して係脱自存なフック形状の引っかけ部材の後端を連
    結し、 (d) この引っかけ部材の先端部に、常時は立木起
    立保持用のロープ17の挟着方向に付勢され、立木との
    接触押圧によりロープ17を解放する挟着部(18また
    は20)をもつロープかけ止め部材を弾設したことを特
    徴とする立木の引き起し装置。
JP9789880U 1980-07-10 1980-07-10 立木の引き起こし装置 Expired JPS6016301Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9789880U JPS6016301Y2 (ja) 1980-07-10 1980-07-10 立木の引き起こし装置

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JP9789880U JPS6016301Y2 (ja) 1980-07-10 1980-07-10 立木の引き起こし装置

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Publication Number Publication Date
JPS5720863U JPS5720863U (ja) 1982-02-03
JPS6016301Y2 true JPS6016301Y2 (ja) 1985-05-21

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JP9789880U Expired JPS6016301Y2 (ja) 1980-07-10 1980-07-10 立木の引き起こし装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4753919B2 (ja) * 2007-08-22 2011-08-24 中国電力株式会社 引き起こし作業用器具及びそれを用いた引き起こし方法

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Publication number Publication date
JPS5720863U (ja) 1982-02-03

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