JPS60161155A - インクジエツト記録装置のインク圧力制御装置 - Google Patents

インクジエツト記録装置のインク圧力制御装置

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JPS60161155A
JPS60161155A JP1576784A JP1576784A JPS60161155A JP S60161155 A JPS60161155 A JP S60161155A JP 1576784 A JP1576784 A JP 1576784A JP 1576784 A JP1576784 A JP 1576784A JP S60161155 A JPS60161155 A JP S60161155A
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JP
Japan
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ink
pump
target value
gutter
speed
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Pending
Application number
JP1576784A
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English (en)
Inventor
Masanori Horiie
掘家 正紀
Yuusuke Takeda
有介 武田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60161155A publication Critical patent/JPS60161155A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■技術分野 本発明は、ノズルより振動を加えたインクを噴射し、噴
射インクがインク粒子に分離する位置において荷電電極
により選択的に荷電を行なl、N、荷電インク粒子を、
偏向電極で偏向させて記録紙の所定位置に衝突させるイ
ンクジェット記録装置し二関し、特に、該記録装置のイ
ンク圧力制御装置に関する。
■従来技術 この種のインクジェット記録装置におし)では、インク
噴射ノズルから記録紙までの距離が孔筒(J勺に長く、
したがってインク圧は、ノズルより噴射し粒子化したイ
ンク粒子が荷電電界および偏向電界の作用を受けつつも
、記録紙まで安定した飛翔軌道を描いて到達するように
高く設定される。また、規則的に所定の粒径のインク粒
子を生成し、これを正確に所定の偏向軌道をとらせるた
めし;(よ。
インク粘性、インク圧、振動圧力、荷電凰、偏向電界等
が安定に、かつ正確に制御さハなけ引bLfならない。
また、噴射インクがインク粒子に分離するタイミングに
荷電電圧(パルス)の印加を正確に合わせないと、イン
ク粒子は適正に荷電しなし\。
そこで従来は、インク圧および又はインク粘性を一定に
安定化することが行なわれている。
たとえば米国特許第3,787,882号明細書、米国
特許第4,045,770号明細書、米国特許第4,0
63,252号明細書等には、インク粒子の飛翔速度を
検出し、サーボ制御でポンプ圧を制御するインク圧制御
が開示されている。
偏向制御形インクジェット記録装置においては、荷電イ
ンク粒子の記録紙面部における偏向量Xdは、空気抵抗
、偏向電極端部の電界分布歪を無視したとき一般に次式
となる。
Xd= (Qj/mj)・(Ed/Vj) ・ld (
Zp−1d/2)mにインク粒子質量 ■J:インク粒子速度 QJ:インク粒子1個の電荷量 Ed:偏向電界強度 ld:偏向電極長 Zp;偏向電極人口より紙面までの距離したがって、V
jを一定に制御しても、ノズル径によりmjのばらつき
が生じる。又、偏向電圧やヘット製造2組立上の機械的
なばらつきは避けられないため、Vjの基準値を全ての
インクジェット記録装置で一定値に設定すると、Xdが
同じ量にならない。そこで、インクジェット記録装置の
1個毎に、少なくとも初期調整において印字高さを調整
設定をするのが好ましく、この調整設定において、機械
的な調整は比較的に粗くならざるを得ないので、微細な
調整は電気的に行なうのが好ましい。
一方、前述の米国特許第3,787,882号明細書に
は、インク圧制御ロジックの詳細な開示はない。
一般のフィードバック制御を用いたこのようなサーボ制
御では、例えば速度が高いとポンプ圧を低くシ、速度が
低いとポンプ圧を高くするフィードバック制御となるが
、ポンプ圧を変更してから実際にインク粒子の速度が変
化しかつ一定値に安定するまでには、ポンプからインク
噴射ノズルまでにかなり多くのインクが存在するのでか
なり長い時間がかかり、つまり系の時定数がかなり大き
く、目標に安定させるまでにかなり長い時間がかかる。
また、ドラ1へずれを防止するため、圧力変動、偏差は
極めて小さくする必要があるが、このような時定数が大
きい系で偏差を小さくし、安定させるサーボ制御は更に
開発を必要としている。米国特許第4,045,770
号明細書には、圧力変動、偏差は極めて小さくするため
、目標インク粒子間隔を開けて2個のインク粒子検出器
を設置して、これらが同時にインク粒子を検出する状態
となるようにポンプ圧を高、低に制御する圧力調整が開
示されている。ずなわち、一方の検出器がインク粒子を
検出したときにそのインク粒子の前又は後のインク粒子
が他方の検出器に到来していなしとインク圧が低いとし
てポンプ圧を高くし、後のインク粒子が他方の検出器を
過ぎているとインク圧が高いとしてポンプ圧を低くする
。しかし、ポンプ圧は、時定長周期で最小単位数づつ高
又は低とするので、インク圧の変更がゆるやかで安定す
る利点があるが、目標値に到達するまでの時間が長いと
いう問題がある。インク圧調整時には記録を休んでいる
ので、インク圧の調整時間は極力短いのが好ましし)、
l また米国特許第4,063,252号には、インク粒子
の速度を検出してそれを基準値と比較し、前述の米国特
許第4,045,770号と同様にポンプ圧を制御する
インク圧制御が開示されているが、同様に、インク圧が
目標値に到達するまでの時間が長くなるという問題があ
る。
■目的 本発明は、記録装置毎に文字高さなどの偏向量調整設定
を容易にしかも微細にすることを第1の目的とし、イン
ク圧調整時間を低減しかつインク圧の偏差を小さくして
目標値に安定にさせるインク圧力制御装置を提供するこ
とを第2の目的とする。
■構成 」二足目的を達成するために本発明においては、インク
粒子速度の目標値を設定する目標値設定手段を備え; インク噴射ノズルより噴射されるインク粒子の速度を検
出し; あるポンプ駆動信号でインク加圧ポンプを駆動させ、目
標値設定手段で設定された目標値に対する、インク速度
検出手段の検出速度の偏差に基づb)でメモリよりポン
プ駆動補正値を演算し、該ポンプ駆動補正値で前記ポン
プ駆動信号に補正を施こして、補正したポンプ駆動信号
でインク加圧ポンプを駆動させる; という構成にする
これによれば、インク加圧ポンプ駆動補正値がインク粒
子の速度の高低に対応付けた値であるので、速度が高過
ぎる程、また速度が低く過ぎる程大きい値で、また速度
が目標値に近い程小さい値であるので、速度検出→ポン
プ駆動信号変更→速度検出→ポンプ駆動信号変更・・・
の繰り返しの間において、始め程ポンプ圧の変更が大き
く、目標近くになるに従ってポンプ圧の変更か小さくな
って、幾何級数的に、比較的に短い時間で目標値に収束
する。収束誤差は微小となる。
目標値設定手段の設定を変更することにより、インク粒
子速度の収束値が変化し、Vjが変化する。
したがって、記録装置毎に文字高さを調整設定できる。
目標値データは微細な単位とし得るし、また目標値デー
タの調整もその単位でできるので。
簡単にしかも微細にインク粒子速度VJつまりは文字高
さを調整設定できる。
本発明の好ましい実施例では、目標値設定手段は、複数
個のスイッチとし、これらのスイッチのそれぞれで目標
値データの1ビツトを定めるものとする。これによれば
、スイッチのオンオフで目標値が示されるので、目標値
の読取りが容易であり、電気信号処理およびデータ処理
が簡単になる。
また、インク粒子速度の調整範囲は、標準値を中心とす
る前後であるので、目標値データの桁数(ピッ1〜数)
に対して、調整する桁は下位桁に留まり、全桁の調整は
不必要である。そこで本発明の好ましい実施例では、目
標値設設定手段としてのスイッチ数は、調整する桁相当
の少ない数とし、それ以外の桁のデータは固定とし、そ
の分のスイッチは省略する。これによればスイッチ数が
少なく、したがって調整設定操作が更に簡単になる。
また本発明の好ましい実施例では、偏向電極と記録紙の
間に配置され非印写インク粒子を捕獲するガターを導電
体としてこれに荷電検出回路を接続し、圧力調整時には
偏向電界を遮断してインク粒子に荷電し、この荷電のた
めの荷電電圧印加からクロックパルスのカウントを開始
して、荷電検出回路が荷電を検出したときのカウント値
をインク粒子速度検出データとして得る。このデータは
インク粒子速度の逆数に比例する。つまり、インク粒子
速度が高いとカラン1−値は小さく、インク粒子速度が
低いとカウント値は太きい。
更には、インク加圧ポンプ駆動補正値は、設定した目標
値に対するインク粒子速度の誤差に対応付けたものとし
、誤差の正、負にかかわらす、絶対値に対応伺けだもの
とし、また、大きい絶対値には大きい補正値を、小さい
絶対値には小さい補正値を割り当てて、誤等の正、負に
応じて、インク粒子速度検出時のポンプ駆動信号データ
に加算(カウント値が設定目標値よりも大きいとき)又
は減算(カウント値が設定目標値よりも小さいとき)し
て新たなポンプ駆動信号データを得て、これに基づいて
ポンプを駆動する。誤差が所定範囲内になるまでこれを
繰り返す。
この実施例によれば、ガターをインク粒子速度検出に共
用するので、別途インク粒子検出手段を備える必要がな
くノズルからガターまでの距離を格別に長くする必要は
ない。なお、該距離が長いとプリンタとしてヘッド長が
長くなって装置構成上不利益が大きいばかりでなく、イ
ンクの飛翔ずれを生ずる可能性が高くなって印写品質上
もよくないものである。
第1図に本発明の一実施例の機械系の概要を示す。イン
クカートリッジ14が装着されたインク槽13のインク
は、ポンプ1で吸引されてアキュムレータ2に圧送され
る。アキュムレータ2に送られた加圧インクは、アキュ
ムレータ2およびフィルタ3で圧力振動が抑制されて電
磁切換弁MVを通してインク噴射ヘット4に至る。
インク噴射ヘッド4においては、その電歪振動子が一定
周期、一定振幅で励振付勢されて、ヘッド内のインクに
一定周期、一定振幅の圧力振動を加える。ヘッド4のノ
ズルより、インクが噴射されるが、この圧力振動により
、噴射したインクはノズルより所定距離進んだ位置で粒
子に分離する。
この粒子化は、ヘッド4において加圧インクに加 −え
られる圧力撮動に対応しており、噴射インクは圧力振動
の1周期につき1個のインク粒子の割合で粒子化する。
噴射インクが粒子化するタイミングに合せて荷電電極5
とヘッド4のインクの間に荷電電圧を印加することによ
り、粒子化したインク粒子は電荷を持つ。インクの粒子
化に合せて電極5に荷電電圧を印加するか否かで荷電イ
ンク粒子と非荷電インク粒子が形成される。
荷電インク粒子は偏向電極6の電界で偏向されて記録紙
7に衝突するが、非荷電インク粒子は直進してガター8
に衝突し、フィルタ10を通してポンプ11で吸引され
て空気抜槽12に吐出さ4し、インク槽13に戻る。
インク加圧ポンプlは、ばね力があるダイアフラムに固
着したアーマチュア(磁性体コア)を電気コイルを巻回
した磁性体コアにパルス吸引(端子Aに正極性のパルス
を与える。Bは機器アース)することにより液室内のイ
ンクに負圧を与えてインクを空気抜槽AECから液室内
に吸入し、正極性パルスを逆極性に反転するとダイアフ
ラムがそのばね力で戻って液室内のインクに正圧を与え
てアキュムレータ2に送り出すものである。
第2図に、第1図に示す各機構要素を(=J勢し、しか
も荷電記録制御を行なう電気系の構成を示す。
インク噴射ヘット4の電歪振動子には正弦波発生・増幅
回路16が励振電圧を印加する。荷電電極5には荷電信
号増幅回路17がパルス状の荷電電圧を印加し、偏向電
極6には偏向電圧発生回路]8が一定レベルの高電圧を
印加する。
導電性ガター8にはシールド線9の心線の一端が接続さ
れており、該心線の他端に荷電検出回路19が接続され
ている。
ポンプ1および11はそれぞれポンプドライバ15およ
び20で電気付勢される。
この実施例では、インク粒子の飛翔速度検出(インク圧
検索)において所定タイミングでインクを荷電するため
、インク粒子の分離位相に荷電電圧パルスの中心を合せ
る位相検索において検索パルス電圧を電極5に印加する
ため、ならびに、印写記録において段階的にレベルが異
なる記録荷電電圧を電極5に印加するために、インク圧
検索用のタイミングパルス発生器26.検索荷電信号発
生器25および記録荷電信号発生器24が備わっており
、これらの発生器の信号が、ゲート回路23で選択的に
荷電信号増幅回路17に印加される。電気回路要素各部
の動作タイミングは、パルス発生器21が発生する複数
種のタイミングパルスに基づいて定まる。
各部の付勢および制御はマイクロコンピュータ22が行
なう。
第3図に、パルス発生器21.ゲート回路23゜記録荷
電信号発生器24.検索荷電信号発生器25およびタイ
ミングパルス発生器26の構成と、マイクロコンピュー
タ22とそれらの接続を示す。
パルス発生器21は、水晶発振器と分周カウンタを含む
パルス発生器21】と1分周カウンタ212で構成され
ており、 3.2M11z、800KIIz、400K
llz。
200Kfiz、100Kllz、100/32=3.
125Kllz、133Kllz、33KHzおよび5
0Hzの、9種の、50%デユーティのパルスを発生す
る。
100Kf(zのパルスは正弦波発生・増幅回路1Gに
印加される。回路16は、入力パルスの基本周波数成分
の正弦波を発生してこれを増幅してヘッドの電歪振動子
に印加する。
これにより、ヘッド4のインクには、100Kllzの
圧力振動が加わり、100×103個/secの割合で
インク粒子が形成されガター8あるいは記録紙7に向け
て飛翔する。つまり、100 K)Izの周波数でイン
ク粒子が生成される。
記録荷電信号発生器24は、172分周用のカウンタ(
゛rフリップフロップ)241.シリアルイン−パラレ
ルアラj・の8ビットのシフトレジスタ242、データ
セレクタ243.および、カウンタとデコーダと出力ゲ
ートでなる荷電コード発生器244で構成されている。
カウンタ241には100KHzのパルスが入力され、
カウンタ241は50 K Hzのパルスをシフトレジ
スタ242に入力データとして印加する。シフ1〜レジ
スタ242のシフ1−クロックは800 K llzの
パルスである。
第5図に、シフトレジスタ242の8組のパルス出力(
CHP)を示す。データセレクタ243には、これら8
組のパルスが印加される。データセレクタ243には更
に3ビツトの出力制御コードが与えられ、このコードが
8組のパルスの一紺の出力を指示する。
シフ1〜レジスタ242は800KIIzのパルスでシ
フト付勢されるので、8組のパルスa −hは、この順
に0.00125msecづつ位相が遅れた同一周期、
同一デユーティのものであり、データセレクタ243に
与えられる3ビツトコードで指定されるものがデータセ
レクタよりゲート回路23のアントゲート280〜28
9に出力される。
検索荷電信号発生器25はデコーダ251およびデータ
セレクタ252で構成されており、デコーダ251に、
100,200および400 K Hzの3組のパルス
が印加される。これシこより、デコーダ251の出力は
、第5図にSPとして示す8組a〜hとなるが、それら
のパルス幅は0 、00125m5ecであり、その順
にパルス幅分すなわち0.00125msecづつ位相
がずれている。
記録荷電信号発生器24のデータセレクタ243に与え
られる3ビツト制御コードと同じ制御コードがデータセ
レクタ252にも与えられ、次の様に検索荷電信号a 
−hを出方する。
制御コード 0000010100111001011
10111243の出力 abcdefgh 252の出力 d e f g h a b cデータ
セレクタ252の出力パルスはゲート回路23のアント
ゲ−1−234に印加される。
タイミングパルス発生器26は、2個のJ−にフリップ
フロップ261,262、アンドゲート263およびイ
ンバータ264で構成されており、タンミングパルス発
生器26に100/32 K11zのパルスがクロック
パルスとして与えられ、また、マイクロコンピュータ2
2が0.36m5ec幅(50K Hzの32周期より
やや長い幅)のパルス「旧を、1回のインク粒子飛翔速
度検出の毎に1パルス与える。
第6図に、タンミングパルス発生器26の人。
出力信号を示す。タンミングパルス発生器26のアンド
ゲート263の出力(R27)はゲート回路23に与え
られる。
第4図に、ポンプドライバ15.荷電検出回路19およ
びインク圧調整回路27の構成を示す。
ポンプドライバ15は、マイクロコンピュータ(以下C
PUと称する)22がらポンプ駆動信号データP15を
受け、しかもパルス発生器21がら390)lzのパル
スP27を受けるアンドゲート151.1)7リツプフ
ロツプ152、バッファアンプ153、トランジスタ1
55,156,157等でなる出力回路、ポンプ駆動パ
ルス幅調整用のカウンタ154、アンドゲート158.
遅延回路159、等で構成さ汎ている。
ポンプドライバI5のアンドゲート151には。
パルス発生回路21より、50L(zの)(ルスとポン
プドライブオン信号P15が入力される。カウンタ15
4は、データプリセットが可能なカウンタであり、CP
U22からのポンプ駆動信号データPdをロード(lo
ad)入力信号でプリセットする。
ロード入力は、50 Hzパルスをナントゲートの一入
力端に与えると共に、50 HZ Aルスの立上がりエ
ツジをインバータで反転して遅延をかけてナントゲート
に入力することにより、50Hzのパルスの立上り点で
ナントゲート151より発生される。つまり、カウンタ
154は、50Hzノ(ルスの立上り点でPdをロード
する。そしてカウンタ154は、Pdが示す値から、3
3KHzのパルスが到来する毎にlづつ減算し、該パル
スの到来数がPd値に合致すると(減算の残値が0にな
ると)、キャリーをフリップフロップ152のクリア入
力端CRに与える。フリップフロップ152は50 H
zパルスの立上り時点にセットされてQ出力を高レベル
Hにするので、フリップフロップ152のQ出力は、周
波数が50 Hzで、高レベルHのパルス幅が33KH
zパルスの周期のPd個分のパルスとなり、出力回路に
与えられる。出力回路(155〜157)は、このQ出
力でスイッチングしてポンプソレノイドにQ出力パルス
と同期したパルス電圧を印加する。このパルス電圧の十
幅はQ出力の8幅に対応し、Pdで定まる。
第7a図および第7b図にポンプドライバ15の出力パ
ルス電圧で付勢されるポンプ1の特性を示す。ポンプI
の電気コイルに上記パルス電圧を印加することにより、
ポンプ1においてアーマチュアがコイルコアに引かれて
ダイアプラムが変位して、液室体積が大きくなり、負圧
となって吸入弁が開き、インクが吸入される。パルス電
圧の負の間は、ダイアフラムのばね力で、ダイアフラム
が戻り液室体積が小さくなり、吐出行程となる。ヘッド
4に同じ圧力、例えば4Kg/cmを供給する場合、+
パルス幅が13m5ecでパルス周期20m5ecの5
0%以上のとき、吸入行程は13m5ecでインクを吸
入し、液室負圧は0.4 K g/cm2程度の小さい
値となる。又、+パルス幅が7 m5ecでパルス周期
の50%未満のとき、吸入行程の時間が短かいため、発
生負圧は0.8Kg/cm”程度の大きい値となる。こ
のときの電流ピーク値は13m5ecのときより大きい
値となる。この、液室内の大きい発生負圧では、キャビ
テーション現象によって気泡が発生し、吐出圧力の不安
定要因となる。
特に、回収インクの循環によってインク内の溶存酸素の
量が多いため、発生負圧の値は小さく押える必要がある
。圧力制御は、環境温度、水分蒸発による粘度上昇によ
り、滴の飛翔速度を一定に制御するためにはヘッド4供
給インクの圧力は4〜5.5 K g/cm2程度の範
囲で圧力制御する必要がある。これをパルス体制御でポ
ンプ電流のピーク値で可変して、発生負圧を低く押える
には、パルス周期の50%以上の範囲、すなわち50H
zパルスのとき1.0m5ec〜15m5ec程度の時
間幅を吸引行程とすることにより、上記条件を満足する
そこで、Pdの標準値は、13m5ecに設定している
パルス幅調整範囲として略±10%を見込んでおり、カ
ラン1−クロックを133 K Hzとしている。荷電
電極5よりガター8までの距離は23mm、標準速度は
20 m1secとしている。これにより、カウンタ1
54に与えるポンプ駆動信号データPdが示す値は15
3±10%の範囲で、L 53−1.5 =138から
153+15=168の範囲である。
138を固定値として保持しているとすると、調整値は
0〜30で、これは5ビツトで表わし得る。
インク圧調整回路27は、インク目標速度(データCs
)の内下位5ビット設定用(目標値設定手段として)の
5個のスイッチ273.インク速度検出データCを得る
アップカウンタ271.検出データをラッチするラッチ
回路277、零クロス検出回路274.アンドゲート2
75およびオアゲーhlo1.276で構成されている
カウンタ271には、カウンタ154と同様に133K
IIzのカランl−クロックが与えられ、カウント値は
正常時に138から168であるので、調整範囲は13
8をベースに0〜3oであり、2進コードで調整設定範
囲は5ビツトである。そこで目標値設定手段としてのス
イッチ273は5個として、それぞれ1ビツトのデータ
セットに用いている。
後述するように、インク圧調整時には、インク粒子の荷
電開始時にカウンタ271がセットされてクロックパル
スのカウントを開始し、荷電検出回路19が荷電を検出
したときに、そのときのカラン1−データCと目標デー
タCsがCPU22に与えられる。CPU22は、カラ
ン1〜データCより目標値(138+スイツチ273の
設定データCs)を減算した値を示す偏差データCcを
得る。
荷電検出回路19は、シールド線9を機器アースする抵
抗器191.電界効果形トランジスタ(FET) 19
2 、逆相増幅器193.バイパスフィルタ194.半
波整流器195.積分回路196および比較器197で
構成されている。
抵抗器191の抵抗値は、ガター8とアースフィルタ1
0の間がインクでつながっているときのそれらの間の抵
抗値より小さい値、100にΩ程度にされている。シー
ルド線9の心線と機器アースの間にはわずかな浮遊容量
があり、この実施例ではインク粒子がマイナス荷電され
て、荷電インク粒子がガター8に衝突する毎にシールド
線9の心線がマイナス電位になるが、浮遊容量と抵抗器
191どの時定数により、荷電したインク粒子が連続し
てガター8に衝突するときには、それが連続している間
心線の電位は連続してマイナス電位になっている。した
がって、連続する複数個を荷電し、次の連続する複数個
は非荷電とする荷電制御をすると、この荷電、非荷電の
パターンに対応する電位パターンがFET 192のゲ
ートに現われる。この電位パターンはFET192で電
流に変換され、増幅器193で反転増幅され、バイパス
フィルタ194で低周波ノイズを除去されてインク圧調
整回路27の零検出回路274と、半波整流回路195
に与えられる。
CPU22は、中央処理ユニット(プロセッサ)、■1
0ボート付RAMおよびROMならびに人。
出力インターフェースで構成される汎用のコンピュータ
であり1以上に説明した各要素の制御をおこなう。
第8a図に、CPU22がおこなう制御の全体概要を示
す。
まず制御の全体概要を説明する。電源が投入されるとマ
イコン22は、人、出力ポートを初期化し、制御各要素
を安全な状態に設定する。これにおいて、偏向電圧発生
回路18はオフに、ポンプドライバ15.20もオフに
、またアンドゲート235もオフに設定される。
初期化を終了するとCPU22は、まずポンプドライバ
15に駆動指示信号を出力セラ1へしてポンプ1を駆動
状態とし、5秒タイマ(プログラムタイマ)を七ッ1−
する。このポンプl駆動においては、CPU22はPd
として標準値(13m5ec)を示すものを出力セット
する。
CPU22は5秒タイマのタイムオーバを待ち、タイム
オーバするとバルブドライバMVDとポンプドライバ2
0をオンにし、15秒タイマ(プログラムタイマ)をセ
ットする。バルブドライバMVDのオンにより、電磁切
換弁MVが、ヘッド4−インク槽13連通、フィルタ3
側遮断の状態から、ヘッド4−フィルタ3連通、インク
槽13遮断状態に切換わる。これにより、ヘッド4のノ
ズルよりインクが噴射され、ガター8で捕獲される。ガ
ター8で捕獲されたインクはポンプ11で空気抜き槽1
3に戻さJしる。15秒タイマがタイムオーバすると、
CPU22は位相検索を実行し、次にインク圧調整を実
行する。インク圧調整を終了すると、入力ボード、給紙
系の入力状態、センサ状態を読んでプリント可否(レデ
ィ)を判定し。
状態を表示する。プ、リン1−不i3J状態のときには
そこで時期する。プリント可であると記録制御に進む。
所定の記録を終了すると入力指示を読んで停止が指示さ
れていると停止処理に進む。停止が指示されていないと
時期か否かを見て時期でないとまた記録制御に進む。時
期が指示されていると位相検索に進む。停止処理に進ん
でそれを終了した後には、電源がオンである間記録指示
が到来するのを待ち、指示が到来するとポンプ15の駆
動に進む。
次に位相検索を説明するとマイコン22は、インク圧調
整を終了すると、データセレクタ243および252に
与える3ビツトコードを000とし、アンドゲート23
5を開(ゲートオン)にして計時を開始する。これによ
り、データセレクタ243は第5図に示すCHPのaを
、データセレクタ252は第5図に示すSPのdを出力
するが2、印写データがL(非記録)であるため荷電コ
ード発生器244の出力ゲートが閉じられており、荷電
コード発生器244の出力(荷電レベル指示コード)は
すべてL (0000000000)であってアントゲ
−I−280〜289はすべて閉じられている。
しかしアンドゲート234は、それに 100/32=3.125KIIzのパルスが印加され
るので、100 K Hzの16周期の間(32個のイ
ンク粒子の生成の間)開に、次の16周期の間(32個
のインク粒子の生成の間)は閑になり、以下これを繰返
えす。これにより、アンドゲート234 、235およ
びオアゲート236を通して、オアゲー1−290〜2
93に、第5図に示すSPのパルスdのうち、連続32
個が与えられ、次に32個分の休止期間をおいてまた連
続32個が与えられるという具合に、spのd (第5
図)が間欠的に印加される。SPのdが連続32個4え
ら九ているIIJJ、D/Aコンバータ232には、S
PのdがHである期間のみ、0010011100が与
えられてD/Aコンバータ232が荷電信号増幅回路1
7に0010011100に対応するレベルの荷電信号
を与える。これにより、荷電電極5に、SPのdに同期
し、しかも連続32個が現われた次は連続32個分の休
止を置いて次に連続32個が現われるというパターンで
、荷電電圧パルスが印加される。
これらの荷電電圧パルスがインクの粒子化にタイミング
が合っているとインク粒子が荷電するが、合っていない
と荷電しない。荷電した場合には、連続32個の荷電イ
ンク粒子の次に連続32個の非荷電インク粒子が続きそ
の次に連続32個の荷電インク粒子が続くという荷電パ
ターンでインク粒子が飛翔する。
このときには、荷電検出回路19のバイパスフィルタ1
94の出力端に、連続32個の荷電インク粒子がガター
8に衝突している間は正電位で、連続32個の非荷電イ
ンク粒子がガター8に衝突している間は負電位の、略1
00/32=3.125Kllz周期の信号が現われる
。この信号は、半波整流器195で整流され、積分回路
196で積分される。積分電圧が設定値を越えると、比
較器197の出力がHからLに反転する。
マイコン22は、比較器197の出力P19がHからL
になるとそのときデータセレクタ243゜252に出力
している3ビットコードを、適正荷電を与える適正な荷
電タイミングをもたらすものと見なしてそのままデータ
セレクタ243 、252に出力設定して、アントゲ−
1〜235をオフにし、インク圧調整制御に進む。
前述の如くデータセレクタ243,252に3ビツトコ
ード000を出力セットし、アンドゲート235を開(
オン)とし、かつタイマをセットしてから、該タイマが
タイムオーバするまでに、比較器197の出力P19が
HからLに反転しないと、マイコン22はデータセレク
タ243,252に今度は001なる3ビット制御コー
ドを出力セラl−L、また同様にタイマをセットする。
そして比較器197の出力P ]、 9がHからLにな
るのを待つ。データセレクタ243,252に3ビツト
制御コード001をセラ1−すると、データセレクタ2
43は今度は第5図に示す信号CHPのbを出力し、デ
ータセレクタ252は、信号SPの6を出力する。
すなわちデータセレクタ243と252はいずれも、前
回出力した信号より、1/800m5ec位相が遅れた
パルスを出力する。このように信号の位相が遅れている
点を除いては、各部の動作は前記の。
データセレクタ243,252に000を出力セットし
ているときのものと同じである。
そしてCPU22は、比較器197の出力P19がHか
らLになると、そのときデータセレクタ243.252
に出力している3ビツトコードを。
適正荷電を与える適正な荷電タイミングをもたらすもの
と見なしてそのままデータセレクタ243゜252に出
力設定して、アンドゲート235をオフにし、インク圧
の調整制御側二進も・。比較1i197の出力P19が
1−1のままでタイマがタイムオー、くしたときには、
CPU22は、今度側よデータセレクタ243,252
に010を出力セットする。
以下同様に、CPU22は、比較器197の出力P19
がHである限り、タイマカ〜タイムオーノベする毎にデ
ータセレクタ243,2521こ与える3ピツ1〜制御
コードを更新する。第5図りこ示すように、データセレ
クタ252が出力する(言置SPのa〜)1は、パルス
幅が1/800m5ecで互しこノ(ルス中畠分位相が
ずれているので、3ビツト制御コー14を000〜11
1の範囲で変更している間しこ、SPのa〜に+のそれ
ぞれが選択的にアントゲ−1へ234に与・えら」t、
3ビット制御コードのulず]を力1をデータセレクタ
243,252に出力してし)るとき番3インク粒子が
荷電するようになり、比較器197の出力P19がHか
らLになる。CPU224よそこで位相検索を終了し、
データセレクタ243゜252に出力している3ビツト
制御コードをそのまま出力設定し、アンドゲート235
を閉(オフ)としてインク圧調整制御に進む。
次にインク圧調整制御を説明する。
インク圧調整制御に進むとCPU22は、タイミングパ
ルス発生回路26のJ−にフリップフロップ261とイ
ンク圧調整回路27のアンドゲート275に、0 、3
6m5ecの間高レベルI4の信号P26(第6図参照
)を出力する。そしてインク粒子力1荷電電極5からガ
ター8に到達するに十分な時間をタイマーにセラ1〜す
る。
タンミングパルス発生器26のフリップフロップ261
は、P26が高レベルI]になってから、クロックパル
ス入力端CKに印加される100/32 =3.125
Kl(zのパルスが低レベルLにあるときにセ・71〜
される。
第6図を参照すれば分かるように、 100/32=3
.125K117.のパルスがLからHになってまたL
になるまでに信号P26がLに戻されて&Nるので、3
.125Kllzのパルスがもう一度しになったときに
は、フリッププロップ261はリセットされ、フリップ
フロップ262がセットされる。これにより、アンドゲ
ート263の出力R27が第6図に示すように、信号P
2BがHになってから、3.125KIlzのパルスに
に同期して、その−周期の間だけ高レベルHになる。こ
の高レベルHの期間に32個のインク粒子が生成される
アンドゲート263の出力R27(H)はグー1−回路
23においてオアゲー1〜236を通してオアゲー1〜
290〜293に与えられる。これにより、丁度32個
のインク粒子が生成される間、D/Aコンバータ232
に、所定荷電し〆ルを指示する」−ド00100111
00が印加されている。したがって。
32個のインク粒子が生成される間、D/Aコンバータ
232が所定レベルの電圧を連続して荷電信号増幅回路
17に印加する。これにより連続32個のインク粒子が
荷電する。
このように荷電を行なっているときに、つまりR27=
Hの間に、R27のLからHへの立上り時点にカウンタ
271がリセットされて0からのカウントアツプを開始
し、インク圧調整回路27のアントゲ−1−275が開
かれている(グー1ヘオン)。
一方、連続32個の荷電インク粒子が飛翔して連続して
導電性ガター8に衝突し、荷電インク粒子の第1番目の
ものが衝突してからシールド線9の心線の電位が負方向
に低下を始め、32個の荷電インク粒子がすべて衝突し
た後に」1昇し、略パルス状の変化を示す。この電位変
化に対応して、増幅器193の出力が正方向に略パルス
状に変化する。
増幅器193の出力が正方向に立」二がったときに、す
なわち荷電された連続32個のインク粒子が導電性ガタ
ー8に衝突した直後に、インク圧調整回路27の零クロ
ス検出回路274の出力がLからトIに立上がり、アン
ドゲート275がP2G=Hで開かれているので、オア
ゲート276の出力がトIに立上がりラッチ回路277
にそのときのカウントデータつまりインク粒子が荷電電
極からガター8に至るまでの時間データ(速度の逆数)
Cがラッチされる。R27が11に立上がったときにカ
ウンタ271がリセッ1−されてC27すなわち133
K)lzのパルスのカウントを開始しているので、ラッ
チデータは、目標値Csより、インク粒子の荷電を開始
してから荷電インク粒子が導電性ガター8に衝突するま
でのi 33 K11zパルスのカウント数(荷電イン
ク粒子の飛翔時間)Cを示すものである。
タイマがタイムオーバするのを待ってCPU22は、ラ
ッチの保持コードCを読込む。
次にCPU22は、設定目標値Csを読み込み、偏差C
c=C−138−Csを演算する。138はカウントデ
ータ(JJ応の値に較正する固定値である。
次にCPU’22は、読み込んだデータCcの絶対値を
許容最高値Cm(固定値)と比較し、CcがCm以上で
あると、インク粒子が荷電をしていないか、あるいはイ
ンク噴射等が異常であるので、インク噴射を停止し警報
をセラ1−する。その後は装置電源が一度遮断され再度
投入するまで、その状態のままとなる。CcがCm未満
であると正常と見なして、偏差Ccが2以内であるか否
かを見る。2以内であると、スイッチ273の設定で定
まる目標値Csに対する実インク圧(インク速度)Cs
の偏差Ccが許容範囲内にあるので、その時ポンプトラ
イバ15に印加しているポンプ駆動信号データPdが適
切なインク速度を与えるものであるので、インク圧調整
を終了してメインルーチン(第8a図)にリターンし、
状態検出等を経て記録制御に進む。
偏差Ccが2を越えていると、インク速度が目標値に達
っしているとは見なさず、 Vpd=Vpd+Cc で次にポンプドライバ15に更新して与えるポンプ駆動
信号データVpd(新データ)をめてこれをポンプドラ
イバ15に更新出力セラ1〜する。なおこのVpdをめ
る上記式において、右辺のVpdは前述のインク速度検
出時にポンプドライバ15に出力セットしていたポンプ
駆動信号データVpd(旧データ)を示す。このように
新データをポンプドライバ15に更新出力セットすると
、CPU22は、13秒タイマをセットし、13秒の時
間経過を待つ。この13秒は、ポンプ駆動電圧を変更し
てから噴射インク速度が変更後のポンプ駆動電圧対応の
速度に安定するに十分な時間である。
13秒が経過すると、CPU22はメインルーチン(第
8a図)の位相検索に戻り、位相検索を終了するとまた
インク圧調整に進み、上述のようにインク速度の検出と
新データの演算を行ない、新データをポンプドライバに
更新出力セットする。
偏差Ccが2以下になるまで、上述の通り位相検索とイ
ンク圧調整を繰り返す。
第1回のインク圧調整のときには、ポンプドライバ15
にはVpdとして標準データ(13msec相当のカウ
ント値)を与えるが、その後は、インク速度検出に基づ
いて演算した新データをV’pdとして与える。偏差C
cが大きいとVpdの補正値Ccが大きいので、上述の
インク圧調整を繰り返す内に、始め程偏差Ccが大きい
が後になる程偏差が幾何級数的に小さくなり、極微小誤
差範囲内に急速に収束する。したがってインク圧調整を
開始してから終了するまでの時間が短くなり、また、終
了したときの収束誤差Ccは極く小さいものとしうる。
次に記録制御を説明する。記録制御においては、CPU
22は、アントゲ−h 235をオフのままとし、タイ
ミングパルス発生器26をリセッ1〜(R27=L)の
ままとする。これにより、ゲート回路23のオアゲー1
−236の出力は、記録制御の間、低レベルLに維持さ
れ、D/Aコンバータ232には、アンドゲート280
〜289の出力のみが印加される。CPU22は次いで
偏向電圧発生回路18に偏向電圧の発生を指示する。こ
れにより、偏向電極に所定の一定高電圧が加わる。
荷電コート発生器244には、1文字の印写データの送
出の直前にリセット信号が与えられる。荷電コード発生
器244は、リセット信号を受けると、カラン1−イ直
をクリアして雰からのカラン1ヘアツブを開始する。カ
ウントパルスは、パルス発生器21が出力する100K
llzのパルスである。カウントコードは、印写データ
が高レベルH(記録指示)のときのみアンドゲート28
0〜289に出力され、これが、データセレクタ243
の出力CHP(a〜)1のいずれか1つであって、デー
タセレクタ243,252に与えられている3ビツトコ
ードで特定されるもの)が高レベルHである間にアント
ゲ−1−280〜289を通してD/Aコンバータ23
2に与えられる。
データセレクタ243が出力する信号CHPは、位相検
索でインク荷電をするものと確認された信号5P(a〜
bのうぢ、現在データセレクタ243.252に出力設
定されている3ビツトコードで特定されるもの)のHパ
ルス区間を略中央とした、該1−(パルス区間の8倍の
I−1パルス区間を有するものであるので、荷電電極5
に印加される記録荷電パルス電圧は、インクが粒子に分
離する直前から、分離した直後に及ぶ比較的に広いパル
ス幅であり、インク粒子は、確実に、荷電コード発生器
244の出力コードに対応するレベルに荷電する。荷電
インク粒子は、偏向電極間を飛翔している間に、それが
有する電荷に対応した量だけ偏向して記録紙7に衝突す
る。非荷電インク粒子は直進してガター8に衝突し、ア
ースフィルタ10を通してポンプ11に吸引される。
この実施例では以上に説明したように、まず位相検索で
、インク粒子を確実に荷電するタイミングに荷電信号の
位相が定められ;次に、インク圧調整で、インク粒子の
飛翔速度が目標値になるようにインク圧が設定されてイ
ンクの飛翔速度が所望値に定められ;そして記録荷電が
行なわれる。
このようにインク粒子の飛翔速度を一定とし荷電を確実
に定めるので、印写記録品質がきわめて高くなる。
スイッチ273のオン、オフ設定で目標値が調整設定さ
れて文字高さが定まるので、記録装置毎に最も適切な文
字高さをスイッチのオンオフ設定で微細に設定し得る。
位相検索およびインク圧調整においては、偏向電圧は遮
断して荷電インク粒子をも直進させてガターで捕獲しし
かもインク粒子の荷電を検出する。
印写記録においては、偏向電極に偏向電圧を印加して荷
電インク粒子は偏向させて記録紙に向わせ、非荷電イン
ク粒子はガターで捕獲する。
このように、1個の導電性ガターを、インク飛翔速度の
映出用1泣相検索用、および、記録印写時の非印写イン
ク粒子の捕獲用の、3用途に共用するので、以上の説明
から分るように、インフジエラ1〜記録装置の機械系お
よび電気系の構成は、共に簡単となる。にもかかわらず
、位相検索およびインク飛翔速度の検出は共に確実かつ
安定したものである。
以上に説明したインク圧調整では、非印写インク粒子を
捕獲するガターを導電性とし、これに。
荷電インク粒子の衝突に対応した電位変動を示す信号を
生する荷電検出回路を接続して荷電インク粒子の飛翔を
検出するので、荷電インク粒子の到来に対して応答が速
く、しかも検出が確実である。
したがって、迅速かつ確実にインク粒子の飛翔速度を目
標値に設定しうる。1個の荷電インク粒子検出電極およ
び1個の荷電検出回路を備えるのみであるので、機械系
および電気系の構成は格別に複雑にならない。ヘッド4
から記録紙7に至るインク粒子飛翔距離は長(する必要
はない。
また、インク粒子の飛翔速度と泪標値との偏差に対応し
てポンプ圧を変更するので、インク圧すなわちインク飛
翔速度の調整は幾何級数的に行なわれ、目標値に設定す
るまでの時間が短い。
ガター8は、それに衝突するインクのしふきで汚れやす
いが、荷電検出回路19においてシールド線9の心線が
抵抗器191で機器アースされているので、またインク
回収路が所定位置くフィルタ10)で機器アースされて
いるので、ガターのインク汚れによる抵抗値変動があっ
ても、荷電検出が確実である。
なお上記実施例においては、カウンタ271のカラン1
〜データおよびスイッチ273の設定コードをCPUで
読むようにしているが、カラン1〜テータと目標値デー
タを減算回路に入力して減算出力をラッチにセラ1−す
るようにしてもよいし、カウンタ271を、プリセット
ダウンカウンタとして、そのプリセラ1−ダウンカウン
タのプリセット入力端にスイッチ273を接続し、カウ
ンタリセットのかわりに、カウンタプリセット(ロード
)を行なうようにしてもよい。こうすればインク圧調整
回路27の構成が簡単になる。
更には、上記実施例では、速度検出データ、目標値デー
タおよびポンプ駆動信号データの単位を同じにして、偏
差Ccをそのままポンプ駆動信号データに補正として加
算するようにしているが、たとえば電圧値、電流値でイ
ンク圧を調整するポンプおよびポンプドライバを用いる
場合など、ポンプドライバを速度データとは異なった単
位の制御データで制御するときには、メモリ28に補正
値又は補正係数をメモリしておき、偏差Ccに対応する
補正値又は補正係数をメモリ28より読み出して、それ
に基づいて補正値をめて制御テークを変更するようにし
てもよい。第8b図に、補正値をメモリ28に予め格納
しておいて、Ccに対応イ1けられている補正値を読み
出して新しい制御データvpdを得る場合の、インク圧
調整制御動作を示す。
更には、偏差範囲を段階的に区分して各区分にそれぞれ
固定係数を割り宛ててメモリしておき、偏差でメモリよ
り係数を読み出してそれを偏差に乗して補正値を得るよ
うにしてもよい。
■効果 以上の通り本発明によれば、インフジエラ1へ記録装置
毎に微細に文字高さを調整設定し得る。実際にインク圧
を調整するポンプドライバが提供され、インク圧調整に
要する時間が短くなり、またインク圧つまりはインク飛
翔速度は極く小さい偏差で目標値に設定し得る。インク
圧制御はデジタル処理で可能であって、LSI化、低コ
スト化等が可能なインク圧力制御装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例のインク処理系の概要を示
す側面図であり、一部は断面を示す。 第2図、は同実施例の電気系の構成を示すブロック図で
ある。 第3図は、第2図に示す電気系要素の一部の構成を示す
電気回路図である。 第4図は、第2図に示す電気系要素の他の一部の構成を
示す電気回路図である。 第5図は、第3図に示す記録荷電信号発生器24の人、
出力信号を示すタイムチャートである。 第6図は、第3図に示すタイミングパルス発生器26の
入、出力信号を示すタイムチャートである。 第7a図および第7b図は、インク加圧ポンプ1の入出
力特性を示す波形図である。 iBa図は、第3図に示すマイクロコンピュータ22の
制御動作概要(メインフロー)を示すフローチャー1・
である。 第8b図は本発明の他の実施例のインク圧調整制御動作
を示ずフローチャー1・である。 1:ポンプ(インク加圧ポンプ) 3.1.0:フィルタ 4:インク噴射ヘッド5:荷電
電極 6:偏向電極 7:記録紙 8:導電性ガター 9:シールド線 12:空気抜槽 13:インク槽 14:インクカートリッジ22:マイ
クロコンピュータ(インク圧制御手段)26:タイミン
グパルス発生器 27:インク圧調整回路 273:スイッチ(目標値設定手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インク噴射ノズルへのインク流路に介挿されたイ
    ンク加圧ポンプ: インク噴射ノズルより噴射されるインク粒子の速度を検
    出する速度検出手段; 目標値を設定する目標値設定手段;および。 あるポンプ駆動信号でインク加圧ポンプを駆動させ、目
    標値設定手段で設定された目標値に対する。インク速度
    検出手段の検出速度の偏差に基づいてポンプ駆動補正値
    を演算し、該ポンプ駆動補正値で前記ポンプ駆動信号に
    補正を施こして、補正したポンプ駆動信号でインク加圧
    ポンプを駆動させるインク圧制御手段; を備える、インフジエラ1〜記録装置のインク圧力制御
    装置。
  2. (2)目標値設定手段は、それぞれのスイッチが目標値
    データの各1ビツトに割り当てられた複数個のスイッチ
    である前記特許請求の範囲第(1)項記載の、インクジ
    ェット記録装置のインク圧力制御装置。
  3. (3)スイッチの数は、検出速度と比較する目標値デー
    タの桁数よりも少ない数とした前記特許請求の範囲第(
    2)項記載の、インフジエラ1−記録装置のインク圧力
    制御装置。
  4. (4)速度検出手段は: 偏向電極と記録紙の間に配置
    され、非印写インク粒子を捕獲するガター;このガター
    に接続され荷電インク粒子の該ガターへの衝突に対応し
    た信号を生ずる荷電検出回路;および、荷電電極への荷
    電信号の印加を開始点としてクロックパルスをカウント
    し、荷電、インク粒子の該ガターへの衝突に対応した時
    間情報を得るカウント手段;殻備える前記特許請求の範
    囲第(1)項記載のインクジェット記録装置のインク圧
    力制御装置。
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