JPS6015995B2 - 特定パタ−ンの認識方法 - Google Patents

特定パタ−ンの認識方法

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JPS6015995B2
JPS6015995B2 JP51014031A JP1403176A JPS6015995B2 JP S6015995 B2 JPS6015995 B2 JP S6015995B2 JP 51014031 A JP51014031 A JP 51014031A JP 1403176 A JP1403176 A JP 1403176A JP S6015995 B2 JPS6015995 B2 JP S6015995B2
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武 烏野
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特定パターンの認識方法に関し、その目的は、
小規模でかつ認識能力の優れた、かつ高速の特定パター
ンの認識方法を提供することである。
具体的には、雑多なパターン中に埋もれた対象パターン
でも、謀認識や譲織不能となる恐れがほとんどない認識
方法を得ることである。さらに具体的な目的の1つは、
認識途中の段階で、対象パターンの有無あるいは位置を
常に出力できるような追跡型の認識方法を得ることであ
る。こうすることによって、たとえば外形を認識しつつ
内部の情報を謙取るという新規な高速のマ−ク読取り方
法を実現することができる。上記目的を達成するため、
本発明の認識方法では、まず認識の対象であるパターン
について幾つかの特徴的なパターンを抽出する手段を設
け、これらの抽出結果により互いの抽出手段の動作領域
を制御して、次々と結びつけながら認識を続行するよう
にし、簡潔な方法によって高い認識能力を得るようにす
る。
はじめに、簡単な例により本発明の原理を説明する。
たとえば、入力パターンを第1図に示す形状のパターン
とし、この中に存在する「人」型のパターン300(以
下、対象パターンと称する)の存在と位置を認識する場
合について説明する。
従来の認識方法では、第2図のように対象パターンその
ものを辞書パターンとして記憶し、入力パターン全面に
わたって照合するという手段が用いられた。このため、
従釆の認識方法では入力パターンや辞書パターンを2値
化し、ます目状に分割したディジタル画像として処理す
るが、このような単純な図形の場合でも、縦方向が4筋
会素、横方向が3政雀素とすると、辞書パターンの情報
量は1200(=30×40)ビット程度となってしま
う。本発明の認識方法では、まずこの対象パターン30
0から幾つかの特徴的な部分パターンを選び、これらの
みを抽出するようにする。このため、例えば第3図aの
ように縦横とも10絵素のバターン、またはb,cのよ
うに縦横ともに6絵素のパターンを辞書パターンとして
記憶する。このようにすれば、記憶すべき情報塁は辞書
パターン1つ当りaは100(=10×10)ビット、
b,cはそれぞれ36(=6×6)ビット程度となり、
総計172ビット程度で済むことになる。また、これら
を総合して認識を行なうようにすれば、認識機能はほと
んど低下しない。第1図の入力パターン上で、これらの
辞書パターンによって抽出される特徴パターンの位置は
、第4図に示すん,A2,B,C,,C2となる。とこ
ろで、入力パターンの処理を上から下へ行なうものとす
ると、辞書パターンaによってA2点が抽出された後、
一定方向、一定距離の点が辞書パターンbによりB点と
して求められ、さらにB点より一定方向、一定距離の点
が辞書パターンcによりC2点として求められる。
したがって、辞書パターンa,b,cによる特徴パター
ンの抽出は、先のパタ−ンが抽出されるごとに順次、後
のパターンへ進むようにすればよい。また、先のパター
ンが抽出されても一定の範囲内に続くパターンが抽出さ
れない場合には、初期状態に戻って再びaパターンの抽
出から始めればよい。よって、第5図に示すような処理
を行なう。
まず、A,点でaパターンが抽出された後は、中心をA
,点とする扇形1の領域のみでbパターンの抽出動作を
行なう。ここで領域を扇形としたのは、パターンの多少
の回転を許容するためである。また、パターンの大きさ
の多少の変動も許容することにして、A,からある距離
以上離れても、もはやbパターンが存在する筈がないと
いうところまでbパターンの抽出動作を続行する。この
例の場合には結局bパターンの抽出は行なわれず、ここ
で初期状態に戻り、再びaパターンの抽出動作を開始す
る。今度はA2点でaパターンが抽出され、次いで扇形
領域0中のB点でbパターンが抽出される。
そして、B点を中心とする扇形領域mでcパターンが抽
出される。この結果、a,b,cの全パターンが妥当な
方向と距離で並んでいることが確認されるから、ここに
対称パターン300が存在することが認識される。なお
、その位瞳についてはaパターンが抽出されたB点で代
表してもよく、ん,8,C2点の各座標から演算を行な
って、その位置と姿勢を求めるようにしてもよい。なお
、このような処理を行なうことにより、対象パターン3
00に無関係な特徴抽出点C,のような特徴点について
無駄な処理を行なうことがきないため、処理時間短縮の
効果も得られる。なお、この例においては特徴パターン
の抽出動作を行なう領域を扇形としたが、この形は長方
形その他の形状としてもさしつかえない。
さらに、上記動作領域を1つの特徴パターン抽出点だけ
によって決定するだけでなく、2以上の特徴パターンの
抽出点により、次の特徴パターンに関する動作領域を決
定するようにした方が効果的な場合もある。
また、常に1つの特徴パターンのみの抽出動作を行なう
だけでなく、2以上の特徴パターンの抽出を並列的に行
なった方がよい場合もある。第6図にその例を示す。こ
のような対象パターンを認識する場合には、第3図の辞
書パターンにより抽出されたA′点、B′点の2点の座
標からB2′点を抽出すべき領域を決定するようにすれ
ばより確かな領域を設定でき、さらに効果的である。
なお、C点を抽出すべき領域は先の例と同様に、B2′
点により決定してもよい。またA′点、B′点、Z′点
の3点より決定するようにすれば、上記効果はより大と
なる。この原理による認識方法の最大の利点は、すべて
の特徴パターンの抽出が完了するまで、認識の途中段階
でも不確かではあるが、常に対象パターンの有無あるい
は形状や位置がわかるということである。また、雑多の
パターン等により誤って認識を進めた場合にも、直ちに
これを発見し初期状態に戻ってやり直すことができるた
め、誤認議や認識不能となることはほとんどない。した
がって、前述のマーク論取り方法のように、外形の認識
を行ないつつ内部の情報を読取るという用途には非常に
有効である。
次に、本発明の基本的な構成について説明する。
第7図は、本発明の認識方法によるパターン認識装置の
基本構成図である。
本装置は特徴パターン抽出回路301、シーケンス制御
回路302、動作領域制御回路303からなる。以下各
回路の機能について説明する。<特徴パターン抽出回路
301−1〜301一n>■ 入力パターンから特徴パ
ターンを抽出し、その存在を“抽出”信号として、かつ
、その位置を“座標”・信号として出力する。
■ 上記出力は、動作領域制御回路303からの“領域
”信号と、シーケンス制御回路302からの“選択”信
号とが与えられているときに限り出力されるようにする
■ 必要なものについては、“抽出”信号等を基本構成
以外の回路あるいは装置外部へも出力することができる
なお、特徴パターン抽出回路は特徴パターンの数nに対
応して用意するが、それぞれの機能は同じである。
<シーケンス制御回路302> ■ 特徴抽出回路301においてどの特徴パターンが“
抽出”されたかにより、次に抽出すべき特徴パターンを
選択する。
選択する特徴パターンは1個あるいは複数個とする。そ
して対応する特徴パターン抽出回路に対して“選択”信
号を出力する。なお、対称パターンの形状や特徴パター
ンの選び方、または入力パターンの入力方法(たとえば
撮像装置の走査方式など)により各特徴パターンの抽出
される順序が定まるから、これに従って上記の選択を行
なう。
■ 特徴パターンが抽出されたとき動作領域制御回路に
“切替”信号を送り、次に抽出動作を行なうべき領域を
設定させる。
これと同時に、どの特徴パターンが抽出されたかの信号
も送る。■ 認識開始時点で、最初に“初期状態設定”
信号を動作領域制御回路に出力する。また同時に、最初
に抽出すべき所定の特徴パターンに対応する“選択”信
号を出力する。これらにより、装置は初期状態となる。
また、特徴パターンの抽出が順序正しく継続しなくなっ
たときにも同様の信号を出力し、装置を初期状態に戻す
。これにより、対象パターン以外のパターンによって装
置が誤動作し、誤認織や認識不能となることを防ぐ。■
抽出すべき特徴パターンがすべて抽出されたとき、対
象パターンの認識が“終了”したことを出力する。
■ 装置が初期状態であるか、あるいは既に幾つかの特
徴パターンを抽出し、認識継続中であるかの信号を出力
する。
この世力は、認識の途中段階における対象パターンの有
無を表わしている。それゆえ、後述するマーク講取り装
置などにおいては、この信号によってコードパターン部
の認識等の処理を行なうことが可能となる。このうち■
,■における出力は、本基本構成以外の外部回路に対し
て出力されるものである。く動作領域制御回路303>
■ シーケンス制御回路302からの“初期状態設定”
信号を受けたとき、最初に特徴パターン抽出動作を行な
うべき領域を設定する。
このときの領域は、たとえば入力パターンの全領域とし
ておけばよい。もちろん、最初の特徴パターンの存在す
る範囲があらかじめわかっているときには、それに一致
するように設定すればよい。■ シーケンス制御回路3
02からの“切替”信号を受けたとき、その時点で抽出
された特徴パターンの“座標”により、次に抽出動作を
行なうべき領域を設定する。
このときの領域は、対象パターンの煩きや大きさの変動
、歪などを考慮して、対象パターン上の特徴パタ−ン間
の距離や方向により決定する。■ 上記設定された領域
により“領域”信号を発生し、特徴パターン抽出回路3
01に与える。
この‘‘領域”信号は、入力パターンの設定領域が該当
する特徴パターン抽出回路に入力されている期間だけ発
生するようにする。これは、後述するように娘像装置の
走査と同期をとってタイミング制御を行なうなどの方法
によって行なつo■ 上記設定された領域の“中心座標
”を外部回路へ、あるいは装置外部へ出力する。
この世力は、認識途中段階における対象パターンの局所
的な位置を表わしている。よって、たとえば後述するマ
ーク謙取り装置においては、この信号によってマークの
額きの認識などの処理を行なうことができる。本基本構
成は柔軟性に富んだものであり、各回路の具体的構成は
種々の方法で実現可能である。
たとえば特徴パターン抽出回路301‘よ、入力パター
ンと辞書パタ−ンとを照合する、いわゆるパターンマッ
チング回路により実現できる。なお前述したように、“
領域”信号と“選択”信号により出力を制御するための
ゲート回路などを付加しておく。また、1変形例として
、1つの特徴パターン抽出回路301により複数の特徴
パターンを抽出することが可能である。この場合は、上
記“選択”信号により、特徴パターン抽出回路中の辞書
パターンを切替えるようにすればよい。このような変形
により回路構成を省略することができるのは、すべての
特徴パターンの抽出を同時に行なう必要がないという本
発明の長所の1つである。また、後述する実施例におけ
る「上下端検出回路」やr文字位置検出回路」のように
、特徴パターン抽出回路301として辞書パターンを必
要としない手法を用いることも可能である。
このような手法は、メモリ容量等を始めとする装置規模
を減少させる上に大きな効果がある。シーケンス制御回
路302は主としてフリツプフロップ等の記憶素子を用
いることにより、また動作領域制御回路303は主とし
て比較器等を用いることにより、それぞれ容易に構成す
ることができる。さらに、1つのレジスタをシーケンス
制御回路302と動作領域制御回路303で共用するこ
とにより、回路素子の低減を計ることができる。
なぜならば、レジスタ内容が0か否かということは、シ
ーケンス制御回路302のフリップフロツプの内容が“
0’’か“1”かに相当し、比較器による領域の判定は
、その上限、下限を共に0とすることにより動作領域を
閉じることになり、実質的には特徴パターン抽出回路3
01の動作を止めることになるからである。後述の実施
例では、このような回路構成が採用されている。なお、
以上の説明においては、概念的に3種の回路に分割し、
その入出力信号に便宜的な名称を付して本発明の基本構
成を説明したが、これらは後述の実施例のように、実際
の装置においては明確に表面に表われないこともある。
そして、使用目的により不用であれば、各回路の機能の
幾つかは取去ることも可能である。また本発明は「ビジ
コンカメラや2次元フオトダイオードアレイを用いたカ
メラなどにより撮擬した映像の認識に応用した場合、特
に有効である。
なぜならば、これらのカメラは水平、垂直の両方向に走
査を行なっており、各走査の間には帰線期間が存在する
。したがって後述の実施例のように、1水平走査におけ
る有効視野走査中に特徴パターンの抽出を行ない、水平
帰線期間中に次の1水平走査期間の抽出動作領域を決定
するように構成することにより、1フィールドの走査後
には認識が終了するという高速の装置が実現できる。あ
るいは、この動作領域の決定を垂直帰線期間中に行うよ
うにして、特徴パターンの抽出に充分長い時間をかける
ことも有効である。この場合には、数フィ−ルドの映像
を用いて認識を行なうようにすればよい。以上の説明で
は主として2次元パターンの認識について説明したが、
これより容易に類推できるように、音声パターンのよう
な1次元パターン、あるいはその他のパターンの認識に
適用することも可能である。
以上のような構成を用いることにより、雑多なパターン
中に埋もれた対象パターンでも謀認識や認識不能となる
恐れがなく、かつ認識の途中段階で対象パターンの有無
と位置を出力することが可能な、しかも簡潔で高速の認
識装置を構成することができる。
以下、本発明を有効に利用した1実施例であるーマ−ク
議取り装置について詳細に説明する。
本実施例のマーク議取り装置は、ボール箱などの物体の
表面に印刷あるいは貼付されたマークを謙取るものであ
る。このマークは一例として第8図に示す形状のもので
、IG隼n桁(n:任意の整数、本例ではn=9)の数
を表示するものである。なお、これに関する座標軸x,
y、およびマークの傾き8を第9図に示すように定義す
る。第10図に、本発明のパターン認識方法によるマー
ク議取り装置の全体構成例を示す。ここで、物体16に
はマーク11が貼付されており、コンベア12上を移動
する。認識装置14は、製品到着検出器13からの信号
により動作を開始し、ピジコン等を用いたカメラ2(以
下ビジコンカメラを用いた場合について説明する)によ
り猿像されたマーク1 1の映像を処理して、表示され
た1G隻n桁の数を読取り出力する。なお、嫁回転装置
1は撮像の際に映像を回転させ、マ−クの懐きaを補正
するものである。また、フラッシュ照明袋鷹15は物体
が高速移動する場合、カメラの残像によるブレをなくし
て静止映像を得るためのものである。したがって、物体
がカメラ前方で一且停止するようにした場合などには、
フラッシュ照明装置15は不要である。第11図は、本
発明の認識方法によるマーク講取り装置の基本構成図で
ある。
本装置の基本部分は、右端検出回路4、上下端検出回路
5、外形認識回路8からなるマーク11の「外形を認識
する部分」と、文字パターン検出回路6、文字位置検出
回路7、各桁文字判定回路9からなる「文字型コード」
パターン認識する部分である。ここで、前者は文字や図
形などに混在して物体上に施されているマークを正しく
抽出して、その位置や煩きなどを認識する。
後者は、前者の認識結果を有効に利用して、マーク11
の意味する情・報を認識する。本発明は、このような構
成を取ることにより、正論率の高いマーク論取り装置を
小さな規模で実現することができる。
たとえば、ハードウェアによる処理が困難なパターンの
回転(マーク傾き)の補正は、まず前者で額さを求めて
光学的な回転補正を行なうようにしたためも後者の回転
規模は相当小さくなる。なお同様の理由により、マーク
装置の精度が悪くても高い正論率を保持することができ
る。以下、本装置の各構成要素について説明する。
像回転装置1を通じてビジコンカメラ2に撮像された物
体16上のマーク11近傍の映像は、2値化回路200
とサンプリング回路201によってディジタル化された
後、2次元局部メモリ3に入る。この2次元局部メモリ
3は、映像から局部的な2次元パターン(以後、部分パ
ターンと称する)を切出す回路である。部分パターンの
切出し位置は、ビジコンカメラ2の走査に伴なし、映像
全体にわたって移動する。右端検出回路4は2次元局部
メモリ3によって切出された部分パターンを処理し、映
像中から一定角度(前期第8図に示したように、約12
00)の開角をもつパターン、すなわちマーク右端のパ
ターンを抽出する。
上下端検出回路5は同じく部分パターンを処理し、白黒
の境界線が直線状であるパターン、すなわちマークの上
下端のパターンを抽出する。さらに抽出されたマーク上
下端位置により、マークのy方向の中心を求める。文字
パターン検出回路6は同じく部分パターン処理すること
により、“0”〜“9”の数字を示す「文字型コード」
パターンを抽出する。
また、文字位置検出回路7は同じく文字パターンを処理
し、n桁表示のされている「文字型コード」パターンの
それぞれの桁のx方向の中心を抽出する。このようにし
て、マーク各部の特徴を示す特徴パターン4種が個々に
抽出される。また、2次元局部メモリ3を用いたこと、
ならびに各回路を専用ハードウェアによる高速処理とし
たことにより、各特徴パターンは映像上のどこにあって
も、ピジコンカメラ2の1フィールドの走査中にすべて
抽出される。ところで、物体16の表面にマーク11以
外にも文字や図形が印刷されているから、上記4種の検
出回路によって抽出されるパターン中には、真にマーク
から抽出されたものと、それ以外のものとが含まれる。
外形認識回路8と各桁文字判定回路9はこれらを分離し
て、その座標関係等からマーク形状の条件を満たすもの
だけを選択し、マークの認識を行なうための回路である
。すなわち外形認識回路8は、右端検出回路4で抽出さ
れたマークの右端パターンと、上下端検出回路5で抽出
されたマーク上下端パターンとをもとにマークの外形を
認識する回路であり、マーク位置とマークの傾きaを出
力する。
また、上下端検出回路5によって求められたマークのy
方向の中心座標を、ビジコンカメラ2の1水平走査ごと
に更新、記憶する。(ただし、ここでいうy方向とは第
9図に示した方向であり、後述するように、ビジコンカ
メラ2の垂直走査方向と一致するようにとる。)このマ
ークのy方向の中心は「文字型コード」パターンのy方
向の中心に一致し、文字位置検出回路7および各桁文字
判定回路9が処理すべき映像上の位置を決定するのに利
用される。また各桁文字判定回路9は、文字位置検出回
路7で得られた「文字型コード」パターンのx方向中心
と、外形認識回路8で得られたy方向中心とによって「
文字型コード」パターンの存在&魔を検知し、文字パタ
ーン検出回路6の出力のうち、この位置に相当するもの
だけを選択して各桁の「文字型コード」を判定する。
総合判断回路10は、このように各回路によって抽出、
判定を行なった結果、マーク外形は完全にマーク条件を
満たしているか、「文字型コード」はn桁分完全に謎取
られたか等を判断し、論取り結果を出力する。
また、本装置は1マークの議取りに最低2回の撮像を行
ない、最初の撮像において外形認識回路8によって求め
たマークの懐き量8を像回転装置1に送り、懐き補正を
行なったのち再び撮像して「文字型コード」パターンの
判定を行なう。
さりこ、移動中の物体上のマークを認識する場合には、
マークがカメラ視野に完全に入ったときに議取りを行な
うようにする必要がある。この判断は外形認識回路8に
より求められたマーク位置によって行ない、マークが所
定の位置にくるまで周期的に撮像してマーク外形の認識
のみを繰り返し行ない、最後に「文字型コード」パター
ンの判定を行なって議取り結果を出力する。これらの撮
像、処理のシーケンスの制御は、総合判定検出回路1川
こよって行なう。なお、右端検出回路4、上下端検出回
路5、文字パターン検出回路6、文字位置検出回路7の
4つの回路はビジコンカメラの有効視野走査中にリアル
タイム処理を行なうが、外形認識回路8と各桁文字判定
回路9は主として水平婦線期間中に、総合判定回路10
は主として垂直婦線期間中にそれぞれ動作するように構
成してある。
したがって、ビジコンカメラの1フイールド(16.7
ms)の間にすべての処理が終了し、高速の論取りが可
能である。次に、各回路の具体的な構成方法と動作につ
いて説明する。
<像回転装置1> 第12図に示すように、オ−ラストンプリズム101を
歯車103,104を介してパルスモ−夕102により
回転するようにした装置である。
オーラストンプリズムとは光軸断面が正方形、側面が台
形をなすプリズムであり、このプリズムを通過した像は
「光軸105を中心としてプリズム回転角の2倍だけ回
転する。また、像の左右が反転した鏡面対称の像となる
。本装置は、バルスモ−夕102に印加するパルス数に
より像の回転角度を制御する。
後述するように、前記第10図の認識装置14からは、
マークの煩きのこ対して100×ねn8を測定し出力す
るようにしてあるので、この世力信号によって像が8だ
け回転するようにパルスモータのステップ角と歯車比を
選定すればよい。<ビジコンカメラ2> これは、工業用ITVカメラを外部同期型としたもので
ある。
これに必要な外部同期信号は、第11図に示した2次元
局部メモリ3を制御する信号と同期している。ピジコン
カメラ2の映像信号は、2次元的に離散化したディジタ
ル映像として処理される。この場合、垂直走査方向はビ
ジコンカメラの走査線により既に離散化されているが、
水平走査方向については、母MHZの周期でサンプリン
グすることによって離散化を行なう。この結果、ピジコ
ンカメラ視野は第13図に示すように、垂直走査方向に
24の固、水平走査方向に32q固のます目(このます
目を絵素〔pe〕と称する)に分割される。本菱層にお
けるビジコンカメラの視野とマーク11との関係を第1
3図に示す。
この場合、カメラの水平走査方向が、マーク水平方向(
x方向)と直交するようにして撮像する。こうすること
によって、ビジコンカメラ2は「文字型コード」パター
ンの配列方向に走査を行なうから、2次元局部メモ川こ
おいて、「文字型コード」パターンを1桁ごとに順次切
出すことができる。したがって、文字パターン検出回路
6は、n桁分の「文字型コード」パターンに対して同一
処理を繰返すだけでよい。なお、マークはオーラストン
プリズムを通して撮像されるため鏡面対称像となるから
、第9図に示した座標軸x,yは、映像上では第13図
に示したようになる。〈2次元局部メモリ3> 本回路については、本発明者らによる「形状位贋認識装
置」(椿糠昭50一367斑号)に詳しく説明してある
ので、詳細は省略する。
本回路により、入力映像の任意の部分の形状、配置を示
す複数個所の部分パターンを、ビジコンカメラ2の走査
に同期して、映像全面にわたって順次切出すことができ
る。
また、同時にその切出し位置座標を知ることができる。
<右端検出回路4> この回路は、本発明者らによる「信号処理装置」(特磯
昭50−93096)を利用することにより、マーク右
端のパターン(一定の開角パターン)を、その煩きのこ
かかわらず抽出することができる。
ここで、右端検出回路4は、マークの右端を抽出したこ
とを知らせる“右端検出”信号と、その座標‘‘マーク
右端x座標”および“マーク右端y座標”を出力する。
<上下端検出回路5> 本回路で処理する部分パターンは、第14図に示す相隣
りあう合同な2つの長方形E,Fである。
2次元局部メモリ3において切出されるこれらの部分パ
ターンの位贋は、ビジコンカメラ2の水平走査に伴なつ
て、図示のa→b→cと水平方向に移動して行く。
もちろん、次には垂直走査に伴なつて、垂直方向(同図
では下方)にも移動する。図示のbの位置、すなわち部
分パターンE,Fの境界がちようどマークの下端(同図
では左端に相当する)に重なったとき、Eは全面“黒”
、Fは全面“白”のパターンとなる。また逆に、正しく
マークの上端(同図では右端)に重なったcの位置では
、Eは全面“白”、Fは全面“黒”のパターンとなる。
したがって、これらの条件を判定することによりマーク
の上端および下端を抽出することができる。ただし、現
実の映像パターンでは/ィズが存在するため、全面“黒
”や“白”のパターンになるとは限らない。
また、マークが煩いている場合にも第15図に示すよう
に、全面“黒”や“白”のパターンとはならない。そこ
で、次のような判定を行なうようにする。部分パターン
E中の“白”絵素数をe、F中の“白”絵素数をfとし
、条件 l e>T, 条件 2 f〉r 条件 3 T2<c+f<T3 とする。
そして、条件1と3が同時に成立するとき上端抽出、条
件2と3が同時に成立するとき下端抽出がそれぞれなさ
れたものとする。条件1、条件2は、それぞれ上端、下
端を判定するための条件であり、上述の全面“黒”、全
面“白”の条件をゆるめ、T,を1つの長方形の面積よ
り20%程度4・さく選ぶことにより、/イズやマーク
の鎖き(8=2ぴ程度まで)の影響を除くことができる
また、条件3は上端および下端の位置を正確に抽出する
ための条件であり、すなわち第8図からわかるように、
e+fの値がマーク上端あるいは下端を正確に捕えたと
き、ちようど1つの長方形の面積に一致することを利用
している。この条件もやはり/イズを考慮して、T2,
Lは長方形面積に対して、それぞれ0.野音、1.1倍
程度とする。このようにして、マークの上端および下端
を抽出できるが、これらのパターンに類似する部分パタ
ーンは映像中に数多く存在し、これらも同機に抽出され
てしまう。
そこで、本回路は次に上端と下端が妥当な間隔で抽出さ
れたかどうかの判定を行なって、真にマークの上下端を
抽出したことを確認する。さらに、このとき2次元局部
メモリから与えられる切出し位置座標から、マークのy
方向の中心座標を計算する。このような原理に基づき、
回路の構成は第16図のようにする。
すなわち、2次元局部メモリ3で切り出された部分パタ
ーンE,F中の“白”絵素の数e,fが加算器51,5
1′において計数され、加算器51″によってe十fが
計数される。この結果は比較器52,52′,53″に
加えられて、上記条件1〜3の判定が行なわれる。そし
て最後にアンド回路53,53′を経て、マークの“上
端”、“下端”の抽出が行なわれたとき“1”を、それ
以外のとき“0”を出力する。この出力はそれぞれシフ
トレジスタ54,54′に順次加えられ、映像の走査が
1絵素進むごとにシフトされる。シフトレジスタ54′
にはオア回路55,55′55″が接続されており、こ
のオア回路出力とシフトレジスタ54の出力とはアンド
回路56,56′56″に加えられる。
これらの回路は、上端と下端の抽出が多少の変動も許容
して妥当な間隔で行なわれたかどうかを判定するための
ものである。マークの上端と下端の間隔は3ゆeとなる
ようにカメラ視野が設定されているから、通常は第13
図からわかるようにまず下端が抽出され、その後「ビジ
コンカメラの走査が3倣e進んだとき上端が検出される
。よって、下端を抽出してアンド回路53′から出力さ
れた“1”がシフトレジスタ54の32ビット目までシ
フトされアンド回路56′に達したとき、上端を抽出し
てアンド回路53から出力された“1”はシフトレジス
タ54′の2ビット目までシフトされており、この信号
“1”はオア回路55′を経由して、やはりアンド回路
56′に達する。この結果、アンド回路56′は2つの
入力が共に“1”となり出力が“1”となって、オア回
路57を経て上下端検出信号“1”が出力される。また
、マーク上下端の間隔が2$eのときは、下端抽出の“
1”がシフトレジスタ54の32ビット目1こ達したと
き上端抽出の“1”がシフトレジスタ54′の3ビット
割こ達することになり、やはりオア回路55′、アンド
回路56′の出力が順次“1”となって、オア回路57
の出力は“1”となる。
同様にして、マーク上下端の間隔が27pe〜3かeの
間にあることを判定し、“上下端検出”信号を出力する
。一方、2次元局部メモリ3より与えられる部分パター
ン切出し位置座標(y方向)は、減算回路58において
△Y,を差引かれ、“上下端検出”信号が出力されたと
きに“中心y座標”としてラッチ回路59に一時記憶さ
れる。
なお、△Y,は真のマークのy方向の中心座標と、“上
下端検出”信号が出力されるときに2次元局部メモリ3
が指している部分パターン切出し位置座標との差であり
、マーク中心とマーク下端の座標差15peにシフトレ
ジスタ54′においてシフトを受けるために遅れる沙e
を加えた17peとなる。なお本回路では、マーク上下
端の間隔の判定までに、上端抽出および下端抽出の信号
“1”がシフトレジスタ54,54′においてシフトさ
れる量は、上下端間隔の大きさに応じて変化するように
してあるため、△Y,を変化することなく、常に正しく
マーク中心y座標を求めることができる。
<文字パターン検出回路6> 本発明者らによる「形状位置認識菱直一(袴願昭51−
749計号)を利用することにより、「文字型コード」
パターンの抽出を行なうことができる。
すなわち、文字パターン検出回路6は“0”〜“9”の
「文字型コード」パターンを抽出し、それぞれに対応す
る“文字パターンi検出”(i=0,1,2・・・・・
・9)信号を各桁文字判定回路9に送る。<文字位置検
出回路T> 本回路で処理する部分パターンは第17図に示すように
、長さが“0”〜“9”の数字を示す「文字型コード」
パターンのy方向の長さ(2岬e)に等しい線状のパタ
ーンGである。
2次元局部メモリ3で切り出されるこの部分パターンG
の位置は、ビジコンカメラの垂直方向の走査に伴ってa
→b→cと移動してゆく。
なお水平方向の位置に関しては、外形認識回路8によっ
て求められるマーク中心座標により、マーク中心におい
てのみ処理を行なうようにする。cの位置、すなわち部
分パターンGが「文字型コード」パターン上にある場合
には、Gは少なくとも半分以上が“白”のパターンとな
る。
一方、マーク上でかつ「文字型コード」パターン外にあ
るbの位置においては、部分パターンGは全面“黒”の
パターンとなる。また、マークの「文字型コード」パタ
ーンのx方向幅は1蛇e、「文字型コード」パタ−ン間
の幅は5peとなるようビジコンカメラ視野が設定され
ている。よって、ある面積以上が‘‘白”であるとき全
体“白”とするようなしきい処理を行なった場合、部分
パターンGの変化を垂直走査方向に観測すれば18図の
ようになる。この条件を判定することにより〜「文字型
コード」パターンのx方向の存在位置を知ることができ
る。本回路の構成を第19図に示す。
本回路も先に説明した上下機検出回路5と同機に〜 ノ
イズとパターンの大きさ変動に対処できるようになって
いる。加算器71は部分パターンG中の“白”絵素の数
を計数し、続く比較器72より部分パターンGの“白”
、“黒”を判定する。このしきい値T4を部分パターン
Gの面積(20)の80%程度とすれば、ノイズの影響
を除くことができる。また、比較器72は“白”のとき
“1”を出力し、“黒”のとき“0”を出力する。この
世力は部分パターンGが正しくマークのy方向の中心に
あるときにのみシフトレジスタ73に送り込まれるよう
にする。このため比較器78において、2次元局部メモ
リ3より与えられる切出し位置座標と、外形認識回路8
より与えられる“文字パターン中心y座標”とが一致し
たときにのみシフトレジスタ73にシフト信号を加える
ようにする。こうすれば、シフトレジスタ73はピジコ
ンカメラ2の1水平走査義に1度シフトし、部分パター
ンGの“白”、“黒”の変化がシフトレジスタ73上に
順次記録される。
5個のアンド回路74は、シフトレジスタ73に記憶さ
れた部分パタ−ンGの“白”、“黒”の情報から、その
変化点すなわち0011、あるいは1100なるパター
ンを抽出する。
(なお第19図において、アンド回路74はィンバータ
回路を略した表現となっている。)この変化点の間隔は
、第18図に示したように、1仮eとなるはずであるが
、多少の変動を許容して8〜lipeであるとき、「文
字型コード」パターンのx方向の中心を検出したと判定
する。このために、2個のオア回路75、2個のアンド
回路76、およびオア回路77を用いる。これらの回路
は先に説明した第11図に示す上下端検出回路5の55
〜57と同様に動作し、オア回路77から“文字位置検
出”信号“1”が出力される。以上説明したように、本
回路の出力である“文字位置検出”信号は、映像の走査
が各桁のr文字型コード」パターンのx方向中心にまで
進んだことを示すタイミング信号となる。
<外形認識回路8> 本回路は、右端検出回路4で抽出されたマークの右端パ
ターンと、上下端検出回路5で抽出されたマークの上下
端パターンからマーク外形の認識を行ない、“文字パタ
ーン中心y座標”、“マーク右端y座標”、“マーク右
端x座標”、“マーク懐き”などを求めて出力する。
まず、外形認識の原理について説明する。
前記第13図に示したビジコンカメラの視野からわかる
ように、映像の走査が進むにしたがって最初にマーク右
端の抽出が行なわれ、続いてマーク上下下端の抽出が行
なわれる。そして、マーク上下端の抽出は映像の走査が
マーク左端に達するまで継続する。したがって、右端パ
ターンの抽出が行なわれたとき、その直後に上下端パタ
ーンの抽出が行なわれるか、さらに上下端パターンの抽
出はマーク長さ分(160K平走査に相当)だけ連続し
て行なわれるかを判定することによって、マークの外形
を認識することができる。これらの判定は、1水平走査
ごとに行なう。なお、このとき抽出されたパターンのそ
れぞれのy座標が急激な変化なく連続しているかの判定
も行なうことにより、誤認議を防止することができる。
第20図は上述の原理による外形認識方式の説明図、第
21図はフローチャートである。
なお第20図のハッチング部分は処理エリアを表わして
いる。映像の走査が開始された時点では、処理エリアは
水平走査方向(y方向)一杯に広げておく。次に、マー
ク右端が抽出されたとき、処理エリアをマーク“右端y
座標”土△Yの範囲に限定する。そして、続いてこの処
理エリア内でマーク上下端が抽出された場合には、処理
エリアをマ−ク“中心y座標”士△Yに更新する。以下
、1水平走査ごとに同様の処理を進めて行く。もし、上
下端の抽出が中断した場合には、それがあらかじめ定め
たN回禾満であればそのまま処理を続行し、N回に達し
たときは走査開始時点での処理エリアに戻り、右端の抽
出からやり直す。
こうすることによって、右端検出回路4がマーク以外の
印刷などにより譲抽出を生じた場合にも、正しくマーク
の認識に復帰することができる。なおパラメータについ
ては、△Y=が:5程度とすれば、ノイズやマーク以外
の印刷による誤認識を防ぐことができる。さらに、ビジ
コンカメラ2に撮像されるマーク11の位置変動があら
かじめわかっており、それがカメラ視野より小さい範囲
である場合には、糠像開始時点での処理エリアは水平走
査方向一杯とせずに、マーク11の存在範囲をカバーす
るように設定する。
また、右端抽出時点と上下端抽出時点で△Yを変えるよ
うにすれば、マークの傾き8の大きいときにも、より厳
しい判定を行なうようにすることができる。本回路は上
述の処理と並行して、マーク長さの判定とマーク額き0
の測定を行なう。
すなわち右端抽出後、上下端抽出が100×水平走査の
間継続(N未満の中断は許す)したかどうかにより長さ
の判定を行なう。また、右端抽出後100×水平走査目
の“中心y座標”と“右端y座標”との差から100×
ねnoを求める。本回路の具体的構成を第22図に示す
ここで、フリップ)ロツプ81は、既に右端が抽出され
ているかどうかを記憶するもので、第11図の右端検出
回路4からの“右端検出”信号によりセットされ、上下
端の抽出がN回中断したことを計数するカウンタ803
の出力によりセットされる。なお、このフリツプフロツ
プ81は、当然、映像の走査開始時点でリセツトしてお
く。前述の処理エリアの設定は、データセレクタ82か
らウインドウコンパレータ86までによって行なわれる
ラッチ83は、右端検出回路4の出力“右端y座標”あ
るいは上下端検出回路5の出力“中心y座標”を一時記
憶するためのものである。どちらを記憶するかは、フリ
ツプフロツプ81の出力によりデータセレクタ82を切
り替えることにより決定され、既に右端が抽出されてい
るときには“中心y座標”を、そうでない場合には“右
端y座標”をラッチする。ただし、記憶を行なうのは処
理エリア内で、それぞれ上下端あるいは右端が抽出され
たときだけである。加算器84と減算器84′はラッチ
83内のy座標に△Yを加減し、処理エリアの上下限座
嬢を求める。
この座標はデータセレクタ85を介してウインドウコン
パレ−夕86に加えられる。ウインドウコンパレータ8
6は、右端検出回路4あるいは上下端検出回路5が抽出
したパターンのy座標が処理エリア内にあるとき、ラッ
チ83にトリガ信号を加え、このy座標を記憶させる。
なお、データセレクタ85はフリツプフロツプ81の出
力により切替えを行ない、右端が抽出されるまでは水平
走査方向一杯の処理エリア(YU一YL)を、右端が抽
出された後は加算器84、減算器84′により求められ
た処理エリアをそれぞれウィンドウコンパレータ86に
与える。
このような構成により、先に説明した認識方式を実現で
きる。ラツチ87,87′.87″はそれぞれ“マーク
右端y座標”,“マーク右端x座標”.“右端検出から
100×水平走査後の中心y座標”をそれぞれ記憶し出
力するためのものである。
ラツチ87,87′は、“右端検出”信号をトリガ信号
とすればよい。またラッチ87^は、右端検出後の水平
走査線数を計数するカウン夕88の計数値が100に蓮
したときにトリガされる。なおカウンタ88の出力は、
このとき同時にフリツプフロツプ804をセットしてマ
ークの長さが十分であることを記憶させ、“マーク長O
K”信号を出力する。インバータ801、アンド回路8
02、カウンタ803は上下端検出が中断した回数を計
数し、N回に達したとき右端検出を記憶しているフリッ
ブフロツプ81をリセットして、外形認識回路の動作を
初期状態にもどすためのものである。
<各桁文字判定回路9>本回路は、前述の文字位置検出
回路7と外形認識回路8で得られた「文字型コード」パ
ターンの中心座標と文字パターン検出回路6で抽出され
る「文字型コード」パターンとを照合し、各桁ごとにこ
れらを判定、記憶する回路である。
第23図に本回路の構成を示す。
比較器91は、外形認識回路8の出力である“文字パタ
ーン中心y座標”と、2次元局部メモリ3より与えられ
る“切出し位置y座標”とが一致したときに出力を“1
”とする。この出力は、文字パターン検出回路6に入力
されるべき部分パターンが、正しく「文字型コード」パ
ターンの中心座標上で切出されるy方向のタイミングを
示すことになる。アンド回路92は、この出力と、「文
字型コード」パターンのx方向の中心を示すタイミング
信号すなわち文字位置検出回路7の出力である。“文字
位置x検出”信号とが共に“1”となったときゲート回
路94を開く。これによって、文字パターン検出回路の
出力である“文字パターン0検出”〜“文字パターン9
検出”の1の童の信号が変換器95に送り込まれる。こ
こで、変換器95は加えられた“文字パターンi検出”
(i=0,1,2……9)のうちどれが“1”であるか
により、iを2進数表示に変換する1G隻2進変換回路
である。以上の処理が、映像の走査に伴なつて各桁の「
文字型コード」パターンごとに行なわれ、本実施例の場
合には9回繰返すことになる。
各桁の処理が行なわれるごとに変換器95の出力はバッ
ファメモリ96に記憶され、最後に“講取り文字”信号
として出力される。なお、カウンタ93は処理した「文
字型コード」パターンの桁数を計数し、これを“文字数
”として出力するためのものである。
<総合判断回路10> 本回路は、以上の各回路で抽出、判定を行なった結果に
ついて総合的な判断を行ない「論取り結果を出力する。
また、各回路の処理のシーケンスの制御を行なう。本装
置は対象とするマーク11を付した物体16が移動中で
あっても、あるいはカメラ前方で一旦停止するようにし
た場合にも、マークの認識を行なうことができるように
してある。
前者の場合については後者の場合から容易に類推できる
ので、後者の場合についてのみ説明する。第24図は本
回路の処理を示すフローチャートである。
本回路は、各回路がマーク長全体にわたって処理を行な
ったが、マーク位置は議取り可能な位置にあるかt ま
た謙取つた「文字型コード」の桁数はn桁そろっている
かなどを判定する。そして、これらに異常があった場合
にはそれを“異常”信号として出力し、すべて正常であ
る場合には、“議取り完了”信号と共に“読取り文字”
を出力する。また、映像上のマーク位置が認識可能な位
置に来るまで糠像を繰返し、マーク額きが測定されたと
き、像回転のタイミング信号である“像回転”信号と共
に“マーク傾き”を像回転装置に送る。次いでもう一度
撮像を行なって、マーク傾きを補正した映像を処理して
「文字型コ−ド」を謎取る。なお、上記緑像の繰返しが
M回に達した場合には、“異常”信号を出力して装置を
初期状態にもどし、次の製品の到着にそなえる。ここで
Mは使用状況により決めるが、3程度となる。第25図
は本回路の構成図である。
以下、本回路の動作を説明する。フリップフロツプ11
1は製品到着検出器13の出力である“製品到着”信号
によりセットされ、読取りが終了したときリセツトされ
るようにされており、またフリツプフロツプ116は、
嫁回転を行なったかどうかを記憶するためのものである
これらは本装置の動作状態を決定するためのものである
。比較器112は、右端検出回路4の出力である“マー
ク右端x座標”が設定範囲x,と均の間にあるとき出力
を“1”とする。
これは先に説明したように、映像上のマーク位置が読取
り可能な位置であるかどうかを判定するためである。こ
の比較器112の出力と、外形認識回路8の出力である
“マーク長OK”信号が共に“1”であることをアンド
回欧亀13によって判定する。
この結果は、アンド回路114と115を介して“像回
転”信号として出力される。アンド回路114の目的は
“垂直同期”信号が“1”であるとき、すなわち1フィ
ールドの撮像が終了したときのみ“像回転”信号を出す
ようにすることである。同様にアンド回路115の目的
は、製品が到着したがまだ読取りが終了していないこと
を意味するフリツプフロツプ111の出力が‘‘1”で
あるときにのみ、さらに像回転が既に行なわれているこ
とを意味するフリップフロップ116の出力が“1”で
ないときにのみ“像回転”信号を出力することである。
このようにすれば、マーク外形の認識が正常に終了した
ときに、1回だけ後回転を行なうようにすることができ
る。なお、アンド回路121,118,125,128
,122,123,119,126なども、上述のアン
ド回路114および115と同様の機能を果すものであ
る。
よって、以下では説明を省略する。比較器117は、各
桁文字判定回路9の出力である“文字数”がマーク中の
「文字型コード」パターン数nに等しいことを確認する
ためのものである。
この出力と、前述のマーク位置を判定したアンド回路1
13の出力は、フリツプフロツプ116の出力および“
垂直同期”信号と共にアンド回路118に加えられ、ア
ンド回路119を介して“議取り終了”信号として出力
される。こうすることにより、すべての回路がシーケン
スにしたがって正常に動作し、マークの議取りが終了し
た場合にのみ“論取り終了”信号を出力するようにでき
る。インバータ120、アンド回路121からなる部分
は、処理がマーク長全体にわたって行なわれなかったと
き出力を“1”とし、これをアンド回路122,123
を介して‘‘異常B”信号として出力する。
ィンバータ127とアンド回路128からなる部分は、
マークが認識可能な位置にないとき出力を“1”とする
。この世力と前記アンド回路121の出力とはオア回路
129、ィンバータ130、アンド回路131からなる
部分を介してカウンタ132に加えられる。こうするこ
とによって、処理がマーク長全体にわたって行なわれな
かった、もしくはマークが認識可能な位置になかったた
めに繰返される撮像回数を計数することができる。この
計数がMに達したとき、カウンタ132より“異常A”
信号が出力される。また、ィンバータ124とアンド回
路125,126からなる部分は、競取られた“文字数
’・がnに達しなかったことを検出して“異常C”信号
を出力する。
このように、“異常”信号をA,B,Cに分類して出力
することにより、論取りが正常に行なわれなかった場合
にも、その原因を推測することが可能となる。オア回路
133からなる部分は、マークの議取りが完了したか、
もしくは撮像の繰返しがM回に達したときにフリツプフ
ロツプ111をリセットして装置を初期状態に戻すため
の回路である。
以上の説明は、1実施例について行なったものである。
本発明の構成は、きわめて柔軟性に富んだものであり、
この分野に精通した者であれば容易に代替手段を見出す
ことができるので、ここではそれらの説明は省略する。
また使用する構成要素についても、本発明は柔軟性の高
いものである。
たとえば、ビジコンカメラ2の代わりにあらゆる綾像装
置を用いることが可能である。1次元フオトダイオード
アレイを用いてy方向に電気的走査を行ない、x方向に
はコンベア12の移動により走査と等価な動作を行なわ
せることもできる。
また、像の回転はカメラを機械的に回すことによっても
可能であり、ビジコンカメラ2の「フオーカス電位」を
変化することにより電気的に行なうことも可能である。
なお、マークは第8図の「文字型コード」を用いたもの
に限らず、これに類似するパターンであれば、回路方式
の1部を修正することによって容易に読取ることができ
る。
また、数字を表わすパターンだけでなく、その他の文字
を表わすパターンを追加することも可能である。以上説
明したマーク議取り装置と、第7図に示した本発明の基
本構成図との関係は次のようになる。
(基本構成図) (マーク議取り装置) 入力パターン: 2次元局部メモリ3の出力特徴パター
ン:すなわち、外形認識回路8により、右端検出回賂4
及び上下端検出回路5の動作が制御されており、マーク
という外形を雑多なパターン中から認識不能に陥らずに
確実に認識することができるようになった。
また実施例のようにマーク内に記載された文字等の内部
パターンを抽出する文字パターン検出回路6や、文字位
置検出回路7「及び総合判断回路10という本発明の基
本構成以外の回路を粗合せることにより、外形の認識を
行いつつ、同時に内部の「文字型コード」パターンを藷
取ることができるようになった。2久上説明したように
、本発明は小規模で処理時間の短い、しかも機能の高い
認識装置を提供するものであり、認識過程において常に
認識対象の有無あるいは位置や形状を出力することがで
きるという従来には得られなかった機能を有しており、
工業応用上極めて有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の原理説明図、第7図は本
発明の基本構成を示すブロック図、第8図は本発明の実
施例のマーク読取り装置に使用するマークの1例を示す
平面図、第9図は座標軸とマークの懐きを示す説明図、
第10図はマーク講取り装置の構成例を示す説明図、第
11図は同じくブロック図、第12図は嫁回転装置の説
明図、第13図はピジコンカメラ視野におけるマークの
関係を示す説明図、第14図第15図は上下端検出回路
の作用を示す説明図、第16図は同じく回路構成を示す
ブロック図、第17図第18図は文字位置検出回路の検
出作用を示す説明図、第19図は同じく回路構成を示す
ブロック図、第20図は外形認識回路の作用を示す説明
図、第21図は同じくフローチャ−ト、第22図は外形
認識回路の穣成例を示すブロック図、第23図は各桁文
字判定回路のブロック図、第24図は総合判断回路の処
理過程を示すフローチャート、第25図は同じく回路を
示すブロック図である。 300:対象パターン、301:特徴パターン抽出回路
、302:シーケンス制御回路、303:動作領域制御
回路。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第12図 第11図 第13図 第14図 第15図 第16図 第17図 第18図 第19図 第20図 第21図 第22図 第23図 第24図 第25図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 最初に入力パターンから抽出すべき所定の特徴形状
    と最初に抽出動作を行なうべき入力パターン上の領域と
    の初期設定をし、前記所定の特徴形状を前記領域から抽
    出するとともに前記特徴形状の位置を出力し、前記特徴
    形状に基づいて選択された次の特徴形状を前記出力され
    た位置に基づいて設定された次の抽出領域において抽出
    し、前記次の特徴形状が抽出されなかつたときは、再び
    前記初期状態にもどり、順次抽出領域を限定して特徴形
    状の抽出を行なうことを特徴とする特定パターンの認識
    方法。
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