JPS60157154A - コンパクト形螢光ランプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンパクト形螢光ランプ装置に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点 省エネルギー時代を迎えて、低効率の自然電球に代わる
省エネルギー光源として種々のコンパクト形螢光ランプ
が提案されている。第１図に発明者が特願昭５７−１０
０８６７号などにおいて提案したコンパクト形螢光ラン
プの構造を示す。外形が球面または円筒状の曲面をなし
ている透光性ガラス材料からなる容囲器外体２の内側に
、同じ材料からなる容囲器内体３が挿入され重ね合わさ
れて発光管容囲器１が形成されている。容囲器外体２の
開口部４にはステンレヌなどの金属材料からなる蓋５が
ガラスフリット６によって気密封着されている。壕だ、
容囲器内体３には、放電路をなすだめの溝７が連続して
蛇行状に設けられている。

溝７の両端には２つのコイル電極８，９が内部りされて
いる。この場合、内部リード線１０．１１も容囲器外体
２の開口部４において気密封着されている。容囲器外体
２の内面および容囲器内体８の外面の一部または全体に
は螢光体１４が塗布されている。上記構造において、溝
７と、容囲器内体３および蓋５で囲まれた領域１６とは
空間的に導通状態にある。したがって、容囲器外体２と
蓋６とで囲まれた発光容囲器１の内部全体は排気管１６
を介して真空に排気された後に余剰の水銀とアルゴンを
主体とした希ガスが封入されている。

さて、発明者は上記コンパクト形螢光ランプと安定器を
組み合わせ、さらに電球口金を備えた一体構造ランプを
検討した。ところが、安定器として通常のチョーク形安
定器を用いると安定器が重いために一体構造ランプの重
量が大きくなるという問題があった。これは、白熱電球
がきわめて軽いことからして、かかるコンパクト形螢光
ランプ装置を電球代替用として普及化するうえでのひと
つの障壁であるといえる。

発明の目的 本発明の目的は、上記の問題点を解決して重量の軽いコ
ンパクト形螢光ランプ装置を提供することにある。

発明の構成 発明者は上記目的を満たすコンパクト形螢光ランプ装置
について検討した。その結果、まず基本的に抵抗安定器
を用いて直流点灯で動作させることを案出した。すでに
、発明者は第１図に示したコンパクト形螢光ランプは直
流で点灯しても、通常の螢光ランプと異なり、点灯中に
水銀が陽極から陰極へと移動するといういわゆるカタフ
ォレシス現象を発生しないことを見い出している。

したがって、かかるランプを直流点灯し、また抵抗安定
器を用いるならば、従来のチョーク形安定器を用いたも
のに比べて大幅な軽量化を図ることができる。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する
。

第２図は本発明にかかるコンパクト形螢光ランプの構造
を示す。第１図ａ、ｂのものと異なることは、フィラメ
ント抵抗からなる抵抗安定器１７が支持線１８に保持さ
れて発光容囲器１′内に設けれていることである。この
場合、支持線１８も容囲器外体２の開口部４において気
密に封着されている。

第３図は第２図に示すランプを用いたコンパクト形螢光
ランプ装置の回路図である。第３図において、１９は整
流ブリッジ、２０は６０μＦの平滑用コンデンサ、２１
はランプ始動用デバイスである。ランプ始動用デバイス
としては、たとえば小形コイルとグロースイッチとを直
列に接続したものを用いる。

上記実施例装置の特徴をまとめると、 （１）装置の軽量化を図るために、安定器として抵抗を
用いてランプを直流で点灯する。

（匂　上記抵抗として発光容囲器１に内蔵したフィラメ
ント抵抗を採用している。

ことである。

下表に本発明の装置の仕様と緒特性を従来のものと比較
して示す。

（以　下　余　白ジ 上表において、本発明装置は軽量化が実現されているこ
とのほかに、ランプ効率（安定器損失を除く）そのもの
が従来のものに比べて約２０％高いことが注目される。

このようにランプ効率が向上した理由は２つあシ、ひと
つは螢光ランプを直流点灯すると交流点灯に比べて約１
０％ランプ効率が上昇することである。もうひとつの理
由は、直流点灯では交流点灯に比べて同一ランプ入力に
対して高うンプ電圧−低ランプ電流の設計が可能であっ
て、この低ランプ電流設計によってもランプ効率が約１
０％上昇することである。このようにコンパクト形螢光
ランプを直流点灯することのもうひとつの利点がランプ
効率の上昇にあり、これによって、本発明実施例装置は
抵抗安定器で動作させるものであるにもかかわらず比較
的高い総合効率（安定器損失を含める）が得られている
。

また、本発明実施例装置は抵抗安定器１７としてフィラ
メント抵抗を発光容囲器１に内蔵したことによって抵抗
安定器から放散される熱の処理が容易となって、ランプ
と点灯回路部とを一体化したときの整流ブリッジ１９の
ダイオードや平滑用コンデンサ２０などの電子部品の熱
による劣化が抑制されること、ランプの低温時に、おけ
る光束の立上り時間が短縮されることの２つの利点を有
する。

とくに、ランプ動作時の水銀蒸気圧が容囲器外体２の管
壁温度で規制されるこの種のコンパクト形螢光ランプで
は、低温時の光束立上り時間が長くなることがひとつの
欠点として指摘されてきたがこれが改善されたことが本
発明実施例装置のひとつの特長といえる。

さらに、本発明実施例装置の特長として、直流点灯ゆえ
にちらつきのない発光が得られることがあげられる。

なお、装置としては、ランプと点灯回路部とを必らずし
も一体化する必要はなく、両者を分離した形で、たとえ
ば照明器具にランプを保持させた場合でも軽くてかつ光
のちらつきのないコンパクト形螢光ランプ装置が実現さ
れるものである。

なお、フィラメント抵抗１７の温度が上昇しすぎると、
フィラメント両端間でアーク放電が発生することがある
。かかる場合は、温度上昇の少ない抵抗体を用いればよ
い。

発明の詳細 な説明したように本発明は、発光容囲器が曲面状をなし
た容囲器外体と容囲器内体とを重ね合わせ、少なくとも
容囲器内体に放電路をなすための蛇行した溝を設け、こ
の溝の両端に電極を設けたコンパクト形螢光ランプを前
記発光容囲器に内蔵した抵抗を安定器として直流で点灯
させることによシ、軽くて光のちらつきのないコンパク
ト形螢光ランプ装置を提供することができるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂはそれぞれ従来のコンパクト形螢光ランプ
の一部切欠正面図および同図ａのｘ−Ｘ線断面図、第２
図は本発明にかかるコンバク、ト形螢光ランプの一部切
欠正面図、第３図は本発明の一実施例であるコンパクト
形螢光ランプ装置の回路図である。 １・・・・・・発光容囲器、２・・・・・・容囲器外体
、３・・・・・・容囲器内体、４・・・・・開口部、６
・・・・・・蓋、６・・・・・・ガラスフリット、７・
・・・・・溝、１０　、１１−・−内部リード線、１２
．１３・・・・・・外部導体、１４・・・・・・螢光体
、１６・・・・・・排気管、１７・・・・・・フィラメ
ント抵抗、１８・・・・・・支持線、１９・・・・・整
流ブリッジ、２ｏ・・・・・・平滑用コンデンサ、２１
・・・・・ランプ始動用デバイヌ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名曜　
！　＠ （０−） 第　２［１ｉ１１ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 曲面状をなした容囲器外体と容囲器内体とを重ね合わせ
   て発光容囲器を形成し、少なくとも前記容囲器内体に放
   電路をなすだめの蛇行した溝を設け、前記溝の両端に電
   極を設け、さらに前記容囲器外体の内面、および前記容
   囲器内体の外面の全体または一部に螢光体を被着し、か
   つ前記発光容囲器内部に水銀と希ガスとを封入するとと
   もに、前記発光容囲器に抵抗体を内蔵したコンパクト形
   螢光ランプを備え、前記抵抗体を安定器として前記コン
   パクト形螢光ランプを直流で点灯することを特徴とする
   コンパクト形螢光ランプ装置。