JPS60156564A - 静電式空気清浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭用、自動車用、あるいはクリーンルー
ム用などに使用される空気清浄機に関する。

従来例の構成と問題点 従来、この種の静電式空気清浄機においては、オゾン発
生が多く、オゾン除去用活性炭などを用いてオゾンの装
置外流出を防ぐ必要があった。しかし、活性炭などは接
触処理されるため活性炭などの通気孔を小さくして接触
確率を多くする必要があり、活性炭、触媒などをハニカ
ム状基材に担持させているが、このハニカム状基材にセ
ラミック、あるいは処理材の基材なとで構成しているた
め機械的強度が不足し、加工時に破壊したり、これを防
ぐため開孔率を下げていた。

以下その欠点が大きな問題となるイオン起風方式の空気
清浄機を示す第１図を用いて従来例を説明する。

（１）、（１つ、（１′）は線状イオン化電極、（２）
、（２′）、（り、（２′）はイオン化電極（１）、（
１′）、（１′）の対向接地電極、（３）、（３′）、
（りは集塵用加速電極、（４）は通気性活性炭、（５）
は吸気側の通気性保護網、（６）は送風側通気性導体の
保護網、（７）は吸気グリル、（８）は送風グリル、（
９）はボデー＜（ｔｌ、収りは高電圧電源である。図の
ようにイオン化電極（１）、（１つと対向電極（２）、
（２’）の間に高電界を形成し、コロナ電流を流すに充
分な高圧電源Ｑｌが接続されている。対向電極（２）、
（２’）・・・と加速電極（３）、（３′）・・・の間
には、前記コロナ電流部で荷電された塵埃を対向電極（
２）、（２’）・・・に捕集するための電界を形成する
よう高圧電源ａυが接続されている。

この構成において、イオン化電極（１）　、（１’）・
・・から対向電極（２）　、（２’）・・・にコロナ電
流が流れると、イオンが空気と衝突、摩擦することによ
り、空気が押し流され風が起る。これがイオン風であり
、イオン風の方向にそろえ、風を取出す構成としたもの
がイオン起風方式である。このイオンは空気中の塵埃を
荷電するため、イオン起風によって荷電塵埃が対向電極
（２）、（２’）と加速電極（３）、（３′）・・・間
の高電界部に送られ、静電力によって塵埃が対向電極（
２）、（２′）・・・に捕集される。

更にコロナによって発生したオゾンを通気性活性炭（４
）によって吸着し、浄化された空気が送風グリル部を通
って送られる。なお、通気性保護金網（５１、（６１は
針金などをグリル部（’ｙｌ、（ｓｌ側より挿入した場
合でも電極（１）、（’す・・・及び（３）　、（３’
）・・・の高電圧が人体に加わることのないよう接地保
護している。

しかし、活性炭（４）のオゾン除去は接触吸着によって
なされているため、活性炭（４）の通気孔を非常に小さ
くするか、活性炭の厚さを厚くして接触時間を長くして
接触面積、帯留時間を増大して接触させているが、活性
炭自身は機械的強度が非常に弱いため活性炭の厚さを厚
くするか、活性炭制作　゛素材を残し、表面のみ活性化
するか、活性炭を別の基材に塗布するなどの方法が用い
られてきたが、これらの方法はいずれもかなりの厚さを
必要とし通気抵抗が大きくなる。イオン起風方式の空気
清浄機においては、特に送風量が低下し、更に多くの電
流を流す必要が生じオゾン発生量が多くなり、使用活性
炭量、通風抵抗が増したり、ついには送風ができなくな
り、使用不可能になるなどの問題があった。又、モータ
、ファンを使用する送風方式においても、通気抵抗が増
′大することによって大出力のモータを用いなければな
らない欠点があった。

発明の目的 本発明はこのような従来の問題を解消し、機械的強度が
大で、圧力損失の少ない空気清浄機を得ることを目的と
する。

発明の構成 本発明は、前置にイオン化電極と対向電極を有し、両電
極間に高電界を形成したイオン化部を、後段に高電界集
塵部と通気性導体上に一部を残しオゾン処理材を被覆し
たオゾン処理部材を配設し、前記イオン化部でイオン電
流を流し空気又は空気中の塵埃を荷電し、前記高電界集
塵部で前記荷電塵埃を除去し前記荷電塵埃を除去した後
オゾンを除去するよう処理することを特徴とし、前記通
気性導体を金属材とし、前記通気性導体を金属製のハニ
カムに構成するもので、通気部の開孔率を上げると共に
保護金網を兼用することができ風量の向上と加工工数の
削減を可能にするものである。

実施例の説明 以下添付図面に基づいて本発明を説明する。

第２図に本発明の静電式空気清浄機の一実施例図におい
て（２１）、（２１′）・・・は線状イオン化電極、（
２２）　、（２Ｓ’）・・・は対向接地電極、（２３）
　、（２３つは集塵用加速電極を示す。（印）は金属製
ハニカム（３２）上に活性炭（３３）又は触媒（３１）
などのオゾン処理材で被覆され、送金側は金属製ハニカ
ム（３２）の一部（３２−１）が露出しているオゾン処
理体である。（２５）は吸気側保護金網、（２７）は吸
気グリル、（２８）は送風グリル、（２９）はボデー、
（３０）　、（３１）は高圧電源である。

本発明の詳細な説明する。

イオン化電極（２１）　、（２１’）・・・は対向電極
（２２）　、（２２’）・・・の中央前方に位置し、対
向電極（２２）、（２２′）・・・及び加速電極（２３
）、（２３′）・・・はほぼ平行に構成されている。オ
ゾン処理体（２４）は第３図に示すように、金属製ハニ
カム（３２）の１つ１つの筒体の気体通路面内外の吸気
集塵体側はオゾン処理材（３３）で被覆され、送風側は
金属製ハエカ′ム（３２）の一部（＞１　）が露出して
いる。

本発明の構成の動作を説明する。

イオン起風、座環の捕集については従来例と同様である
。

本発明においては、オゾン処理体（２４）は金属製のハ
ニカム（３２）を活性体（３３）または触媒（３３′）
で被覆することによって、機械的強度が著しく向上し金
属製ハニカム（３２）の素材厚さを５０μｍ程度にまで
薄くすることができる。このため開孔率がセラミックな
どの基材を用いた場合に比べ、数１０％向上し、圧力損
失が少なくなる。樹脂基材では本発明のように薄くでき
ない。

又、前記のように金属製のハニカム（３２）の一部（３
２−１）を設けて露出し接地することにより従来使用し
ていた保護金網（６）をも兼ねることができ、保護金網
＜６）とオゾン処理材（３３）または（３３つを一体化
したオゾン処理体（２４）とすることができる。このた
め加工工数の削減、装置の小型化も可能となる。

なお導電性活性炭を使用した場合には露出しなくても保
護金網の作用をする。

これらの効果はイオン起風方式のように圧力損失を加え
ることのできない方式に特に有効な方法であり、圧力損
失が大きくて実用化できなかったものも本発明によって
実用可能となった。

前記本発明の実施例ではオゾン処理材の基材として金属
製のハニカムを用いたが、発泡金属等の、通気性導電体
であれば良い。又、一部基材を露出する場合には送風側
を露出する例を示したが、吸気側でも同様の効果を得る
。なお、実施例ではイオン起風方式の空気清浄機につい
て記載したが、モータ、ファンを有する送風方式の空気
清浄機においても、圧力損失が少なくなることによって
出力の小さいモータが使用可能となる。

発明の効果 前記の本発明の実施例からあきらかなように、本発明の
空気清浄機は、オゾン処理材の基材を導電性とし、オゾ
ン処理材で一部又は全体を被覆することにより、保護金
網と一体化でき、加工工数、小型化が可能となる。オゾ
ン処理材の基材として金属を用いることにより、π力損
失を少なくでき、送風量を向上することができ、装置を
安価に高性能にすることができる、イオン起風方式と一
体化することによりモータ、ファンのない静音型空気清
浄機の製作が可能となる、などの効果を生ずる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の空気清浄機の構成を示す断面図、第２図
は本発明の静電式空気清浄機の一実施例を糸す断面図、
第３図は本発明の一実施例を示すオゾン処理体、（イ）
は正面図、（ロ）は（イ）のＭ曇振表側面図、を示す。 ２１．２１′・・・：イオン化電極　２２．２２／−・
・：対向電極２３．２３’・・・：加速電極　２４ニオ
シン処理体　３０．３１：高圧電源　３２：金属製のハ
ニカム　３２−１：金属製のハニカムの露出部　３３ニ
オモ 特許出願人　松下電器産業株式会社 代理人弁理士　阿　部　功 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 工、　前段にイオン化電極と対向電極を有し、両電極間
   に高電界を形成したイオン化部を、後段に高電界集塵部
   と通気性導体上に一部を残しオゾン処理材を被覆したオ
   ゾン処理部材を配設し、前記イオン化部でイオン電流を
   流し空気又は空気中の塵埃を荷電し、前記高電界集塵部
   で前記荷電塵埃を除去し、前記荷電塵埃を除去した後オ
   ゾンを除去するよう処理することを特徴とする静電式空
   気清浄機。 ２、　前記通気性導体を金属相としたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の静電式空気清浄１機。 ３、　前記通気性導体を金属製のハニカムに構成したこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の静電式空気
   清浄機。