JPH0220049Y2 - - Google Patents

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JPH0220049Y2
JPH0220049Y2 JP14554284U JP14554284U JPH0220049Y2 JP H0220049 Y2 JPH0220049 Y2 JP H0220049Y2 JP 14554284 U JP14554284 U JP 14554284U JP 14554284 U JP14554284 U JP 14554284U JP H0220049 Y2 JPH0220049 Y2 JP H0220049Y2
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dust
prefilter
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electrostatic precipitator
ionization section
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は電気集塵機に係り、特に放電性電磁
波障害を防止する好適な電気集塵機に関する。
〔従来の技術〕
この種の電気集塵機は、第4図に示すように、
流入空気中の塵を帯電させる正放電極10を備え
てなるイオン化部12と、該イオン化部12の
(図示矢符Aに示す気流方向に対して)下流側に
設けられ、集塵電極14及び反撥電極16が交互
に対向配設されてなる集塵部18と、該イオン化
部12の正電極10に例えば8〜15〔KV〕の電
圧を、該集塵部18の反撥電極16に例えば3〜
8〔KV〕の電圧を供給する電源部20と、該イ
オン化部12の(図示矢符Aに示す気流方向に対
して)上流側に設けたプレフイルタ22と、該集
塵部18の(図示矢符Aに示す気流方向に対し
て)下流側に設けた活性炭フイルタ24とを備え
て構成されている。尚、気流を発生させる送風機
は図示しないが、活性炭フイルタ24の下流側に
設けられている。
このような電気集塵機によれば、プレフイルタ
22を介して流入した空気中の塵を、正電極10
に印加された電圧により帯電させ、これを集塵電
極14に吸着させるものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の技術にあつて
は、前述したような構造であるため、イオン化部
12や、集塵電極14に大きな塵が入ると、塵が
橋渡しすることによつて正放電極10と対向電極
14との間で、又は集塵電極14と反撥電極16
との間で短絡状態が発生することになる。これに
より火花が飛び、これが放電性の電磁放射ノイズ
となつて、主に、シールドされていない吸込口の
開口部から室内に至り、電気機器に電磁波障害を
与えることがある。さらに、この短絡状態は大き
な塵ばかりでなく、電気集塵機を長時間使用して
塵が集塵電極14に多量に付着したときにも発生
することになる。
このため、電算機室などのように極度に電磁波
障害をきらう設備の近くで電気集塵機を使用する
ことができないという問題があつた。
この考案は上述した問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は放電性電磁波ノイズの外部
放射を抑制して外部機器に電磁波障害を与えるの
を防止した電気集塵機を提供することにある。
〔問題を解決する手段〕 上記問題を達成するため、この考案は、流入空
気中の塵を帯電させるイオン化部と、該イオン化
部に流入する空気の塵を予め除去するものであつ
て、繊維で構成されてなるプレフイルタと、該イ
オン化部で帯電された塵を反撥吸着する集塵部
と、上記各部材を収納してなるケーシングとを少
なくとも備えてなる電気集塵機において、上記プ
レフイルタは上記繊維の表面にフエライトを塗布
してなることを特徴とするものである。
〔作 用〕
イオン化部、あるいは集塵部で塵等がはしわた
しとなつて放電が発生する。すると、放電性放射
ノイズは全方向に放射される。しかしながら、通
常金属で形成されたケーシングで包囲されている
ので、ケーシングでシールドされていることにな
る。また、プレフイルタ方向への放射ノイズの放
射は、フエライトにより阻止されることになる。
したがつて、電気集塵機からは、放電性の放射ノ
イズが放出されなくなるのである。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図はこの考案に係る電気集塵機の一実施例
を示す断面図である。第1図において、従来例と
同一構成要素には同一の符号を付して説明を省略
する。
第1図中、符号12はイオン化部、18は集塵
部、22′はこの考案の特徴であるプレフイルタ、
24は活性炭フイルタ、26は送風機、28はダ
クト、30は吹出グリル、32は吸込ガラリであ
る。これらは、図示下方より吸込ガラリ32、プ
レフイルタ22′、イオン化部12、集塵部18、
活性炭フイルタ24、送風機26の順序でケーシ
ング34内に配設されている。また、送風機26
の吹出口は、ケーシング34内に設けられたダク
ト28に連通されている。イオン化部12には第
4図と同様に正放電極10が、集塵部18には集
塵電極14と反撥電極16とが備えられている。
もちろん、イオン化部12及び集塵部18には図
示しない電源部より各々電圧が供給されている。
プレフイルタ22′は、第2図に示すように、合
成繊維222の両表面にフエライト(Fe2O3)2
24等を塗布して構成されている。
このような構成になる電気集塵機の作用を説明
する。
送風機26が動作して図示矢符Bの如く空気を
吸入すると、吸込ガラリ32からも空気が吸入さ
れる。吸込ガラリ32を通過した空気は、プレフ
イルタ22′で大きな塵が取り除かれてイオン化
部12に入る。イオン化部12に入つた空気中の
塵は、イオン化部12の正放電極10に印加され
た電圧によつて帯電イオン化される。
この帯電イオン化した塵を有する空気は、次い
で集塵部18に集塵されて活性炭フイルタ24を
通して処理空気とする。この処理空気は、送風機
26によつて吸込まれ、送風機26の吐出口から
ダクト28を介して吹出グリル30より送出され
る。
ところで、放電による放射ノイズは、イオン化
部12、集塵部18又は高電圧を発生する電源部
20から放射されるものとされている。しかし
て、発生した放射ノイズは、あらゆる方向に飛ぶ
ことになる。しかしながら、吸込みグリルを除い
たケーシング34はその外周を鉄等の金属を基材
とした構造体でおおつて構成されているため、そ
の方向の放射ノイズはシールドされていることに
なる。ところが、吸込ガラリ32の部分は大きな
開口部が設けられており、しかも、そのガラリ3
2自体を樹脂で作ることもあるため、放射ノイズ
はこのガラリ32通過して室内に至ることにな
る。
しかしながら、この実施例では吸込ガラリ32
の上に位置するプレフイルタ22′が合成繊維2
22の両面フエライト(Fe2O3)224を塗布さ
れて構成されているので、放電性の放射ノイズは
吸込ガラリ32に至る前にこのプレフイルタ2
2′に吸収されてしまうことになる。
もちろん、このプレフイルタ22′は本来の塵
用のプレフイルタとしても機能するものである。
第3図はプレフイルタ22′の変形例を示すも
のである。この図によれば、プレフイルタ22′
は金属繊維226の両面にフエライト(Fe2O3
224を塗布して構成してもよい。
このようなプレフイルタ22′を第1図に示す
電気集塵機に適用しても上述の一実施例と同様の
作用効果を得られるものである。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案によれば、放電性
の放射ノイズが外部に放射されない電気集塵機を
提供できる効果がある。また、この考案によれ
ば、電子計算機等放射ノイズをきらう機器が設定
された室内の空気清浄等に使用することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2
図はこの考案の実施例で用いられるプレフイルタ
の構成を示す断面図、第3図は同プレフイルタの
構成を示す断面図、第4図は一般的電気集塵機の
構造を説明するために示す構成図である。 12……イオン化部、18……集塵部、22′
……プレフイルタ、24……活性炭フイルタ、2
6……送風機、28……ダクト、222……合成
繊維、224……フエライト、226……金属繊
維。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流入空気中の塵を帯電させるイオン化部と、該
    イオン化部に流入する空気の塵を予め除去するも
    のであつて、繊維で構成されてなるプレフイルタ
    と、該イオン化部で帯電された塵を反撥吸着する
    集塵部と、上記各部材を収納してなるケーシング
    とを少なくとも備えてなる電気集塵機において、
    上記プレフイルタは上記繊維の表面にフエライト
    を塗布してなることを特徴とする電気集塵機。
JP14554284U 1984-09-26 1984-09-26 Expired JPH0220049Y2 (ja)

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JP14554284U JPH0220049Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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Publication Number Publication Date
JPS6161039U JPS6161039U (ja) 1986-04-24
JPH0220049Y2 true JPH0220049Y2 (ja) 1990-06-01

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