JPS60153740A - 魚釣用スピニングリ−ルのスプ−ル製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、スプールの前側フランジの外周縁の強電を
高めるように形成した魚釣用スピニングリールのスプー
ル製造法にｔｉｌする。

従来、スプールに捲回された釣糸が仕掛けの投擲で繰り
出される時前側フランジ周縁には釣糸が摩擦されるので
適麿の硬洩と耐摩耗性が要求され、フランジ周縁は釣糸
の摩擦で摩耗されると釣糸の滑りが悪くなると共に釣糸
の表面が毛羽立ち、切断の原因となっていた。

上記欠点を解決する提案が実公昭５０−２４５４９号、
実公昭５１−９９０９５号公報でなされ、前者ではスプ
ールをその胴部で分割して前方部片と後り部片とを形成
する一方、前方側表面を構成づる皿状部片を形成し、こ
の皿状部片が前方部片に套嵌させた状態でこの前方部片
が後方部片に連結され、後者ではスプール本体を合成樹
脂により形成りる一方、このスプール本体の糸繰出側外
周形状に適合する外皮板を金ａ＠Ｓ板により形成し、こ
の外皮板を　−スプール本体の糸繰出側外周に一体的に
固設している。

上記両者共前側フランジ周縁が金属板で覆われているの
で硬度と耐摩耗性は確保できるが、巻胴部に釣糸が捲回
されると前後のフランジに軸線方向の力が掛かり、前側
フランジは金属板で保護されでいるので撓みが少なく、
釣糸に依る撓みは後側のフランジに集中して掛かること
になって後側の円筒部が歪んで変形することになり、そ
の結果円筒部の真円１ｍが低下することになってロータ
ーとの間に接触が起ってローターがスムーズに回転しな
いことになり、更に前者では前方部片の外側の器状部片
は中空状に形成されているので岩場などでリールが落下
されて冊□状部片が衝撃をうけると周縁が変形する欠点
があり、この変形で釣糸の表面が毛羽立つことになり、
後者では外皮板の前側周縁の内側への折り返し寸法が少
ないのでリールの落下などで変形し易い等の欠点がある
。

本発明の目的は、合成樹脂製スプールの前側フランジ前
縁突出部に薄板円筒の前端をＵ字状に内側に折曲形成し
た金属筒を嵌合して後端を前側フランジの後壁に沿って
塑性変形して上記欠点を解消し、前縁突出部と金属筒と
の間に間隙が出来ないようにした魚釣用スピニングリー
ルのスプール製造法を提案することにある。

以下、図示の実施例によっ°Ｃ本発明を説明すると、第
１図で魚釣用スピニングリールのスプール１は合成樹脂
材で前側フランジ１ａと巻胴部１ｂと後側筒部１Ｃと前
側フランジ１ａの前縁の突出部１ｄとを一体に成形し、
このスプール１の後側のフランジ前縁突出部１ｄに金属
筒２を嵌合して後端２ａを塑性、変形している。

上記金属筒２はあらかじめ薄板円筒の前端２ｂをＵ字状
に内側に折曲形成している。

上記スプール１に金属筒２を、嵌合固定する時は、第１
工程として第２図のように前側フランジ１ａの前縁突出
部１ｄに金属筒２の前端２１）を嵌合り゛る。

次に第２工程として、第３図のようにスプール１の前側
から金属筒２の前端２ｂに冶具３を当てるように例えば
ＮＣ旋盤の主軸４にスプール１をクランプし、スプール
を回転し１金属筒２の後端２ａを前側フランジ１ａの後
壁１ｅに沿ってカー５リングローラー５で塑性変形する
。

前側フランジ１ａの後壁１ｅには金属ｎ２の板厚に合わ
せて段差を設けると巻胴部１ｂの表面と同一平面にづる
ことができる。

上記のようにスプールを製造すると、金属筒２をアラ１
−サート成形でスプールを形成Ｊる場合に比較して前側
フランジ１ａに金属筒２を間隙なしに密着することが出
来ると共に巻胴部１ｂの前後は合成樹脂材Ｃ′影形成れ
るので巻胴部に毎回される釣糸で巻胴部の前後にｈが掛
がっても後側筒部１ｃにのみ応力が集中することがない
ので後側筒部が変形してローターと接触することがない
。

更に金属筒２の内側には前側フランジ１ａの周縁が密着
し、かつ金属筒の前端２ｂがＵ字状に充分折曲されＣい
るので、岩場などでスプール１の前側フランジ１ａを下
側にして落下されても金属筒２が変形することが防止さ
れる。

本発明は上述のように構成したから、スプールの前側フ
ランジ周縁は金属筒で硬度ど耐摩耗性が強化し、硬度と
外周滑面ぐ釣糸は表面が毛羽立ｌこず、切断ｔ９の原因
が除去され、スプールの周面に引っ掛かるようなことが
ないのでスムーズに繰り出され、金属筒の前端はＵ字状
に充分折曲形成しかつ金属に１の内側に前端フランジの
周縁が密着しているの０強度が増強して変形せず、巻胴
部の前後は合成樹脂材で形成したので後側内部に釣糸に
よる撓みが集中して掛かることがなく、後側筒部が変形
してローターと接触することがない等の優れた効果を奏
づる魚釣用スピニングリールのスプール製造法を提供で
きる。

【図面の簡単な説明】

図面は木登明蕪釣用スピニングリールのスプール製造法
の実施例が示され、 石１図はスプールの要部断面側面図、 第２図は第１工程の説明図、 第３図は第２工程の要部説明図ぐある。 １・・・スプール、１ａ・・・前側フランジ、１ｂ・・
・’Ｊ　１６４　Ｎｓ、’１Ｃ・・・後側筒部、１ｄ・
・・前線突出部、１ｅ・・・後壁、２・・・金属筒、２
ａ・・・後端、２ｂ・・・前端、３・・・冶具。 特Ｖ［出願人　ダイワ精工株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 合成樹脂材で前側フランジ件、巻胴部と後側ね部を一体
   に成形したスプールの前側フランジ前縁突出部に薄板円
   筒の前端をＵ字状に内側に折曲形成した金属筒を嵌合す
   る第１工程と、該金属筒を嵌合したスプールの前端に冶
   具を当てて金属筒の後端を前側フランジの後壁に沿って
   塑性変形する第２工程とで形成したことを特許とする魚
   釣用スピニングリールのスプール製３１ａ。