JPS6015317Y2 - 放電間隙つきcr複合部品 - Google Patents

放電間隙つきcr複合部品

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Publication number
JPS6015317Y2
JPS6015317Y2 JP8016976U JP8016976U JPS6015317Y2 JP S6015317 Y2 JPS6015317 Y2 JP S6015317Y2 JP 8016976 U JP8016976 U JP 8016976U JP 8016976 U JP8016976 U JP 8016976U JP S6015317 Y2 JPS6015317 Y2 JP S6015317Y2
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JP
Japan
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discharge gap
electrodes
discharge
exterior material
pair
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Expired
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JP8016976U
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English (en)
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JPS52169740U (ja
Inventor
哲也 村川
敏己 金子
Original Assignee
株式会社福井村田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、アンテナカップリング、ラインバイパス等に
用いられる放電間隙つきCR複合部品に関するものであ
る。
従来のこの種のCR複合部品は、第1図に示すように一
面に電極1の設けられた誘電体基板2の他面に、放電間
隙3の形成された一対の電極4゜4′と、この一対の電
極4,4′相互間を橋絡する抵抗5とが設けられ、前記
一対の電極4,4′の各々にリード線6,6′が接続さ
れかつ前記放電間隙3よりも上部のみに外装材7が被覆
されて構成されたものや、前記放電間隙3の部分に空洞
部を形成するキャップを配置して外周面全体に外装材が
被覆されたものや、あるいは前記放電間隙3の部分にワ
ックスを塗布して外周面全体に外装材が被覆され、その
外装材の焼付は時に内部のワックスを外装材中に吸収さ
せてその部分を空洞にしてなるもの等であった。
つまりCR複合部品の外周面全体に単に外装材が被覆さ
れたのでは、放電間隙3における放電空間が存在しなく
なって、一対の電極4,4′間に異常電圧が印加されて
も放電間隙3での確実な放電がなし得す、場合によって
は抵抗5上で放電がおこなわれて抵抗5が破壊されてし
まう等の不都合が生じるので、前述の従来例のものはい
ずれもそのような不都合を生じせしめないように放電間
隙3に放電空間を形成するようにしたものである。
ところが放電間隙3を外部に露出させたものでは感電の
危険性があるとともに、特定の部分のみに外装材を被覆
させるためのレベルコントロールが困難であり、空洞部
を形成するためのキャップを用いたものでは余分な部品
が必要になるとともにその固定作業が困難であり、また
ワックスを塗布したものでは使用中に炭化する危険性が
あって信頼性に乏しいというそれぞれ固有の欠点を有し
ている。
本考案はこのような点に鑑みてなされたもので、上記種
々の欠点を除去した構造の簡単な放電間隙つきCR複合
部品を提供することを目的とするものである。
以下に本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第2図は、外装材以外はすべて第1図示の従来例のもの
と全く同様に構成され、それぞれ同一個所は同一番号で
示された放電間隙つきCR複合部品を示す図であり、誘
電体基板2の外周面全体に外装材8としてフェノール系
樹脂を被覆させるとともに、この外装材8の表面層近傍
部のみに含浸剤を含浸させたものである。
このように構成された放電間隙つきCR複合部品は、電
極4,4′間に異常電圧が印加された場合には、放電間
隙3において確実に放電することが確認された。
これはフェノール系樹脂が多孔質であるために放電のお
こなわれる外装材内面に微小の空間が存在するためであ
って、たとえば含浸剤を真空加圧含浸した場合には含浸
剤が外装材内面の微小空間にも充填されてしまうために
放電が不確実になったことからみても明らかである。
したがって防湿のために含浸剤を含浸させる必要のある
場合には、たとえば大気圧下で含浸させる等して外装材
内面にまで含浸されないようにすることが必要である。
なお外装材8はフェノール系樹脂に限るこεはなく、多
孔質のものであればよいのであり、たとえば低温で燃焼
する微小の有機物を樹脂中に混在させておき、その樹脂
を焼付けるときに有機物を燃焼させて多孔質のものにす
るようにしたものであっても何等さしつかえはない。
また含浸剤は必要により設ければよいものである。
さらに放電間隙3を有する一対の電極4,4′の対向電
極1を、たとえば抵抗5の径と等しいかそれよりも大き
な内径を有するリング状とし、かつその電極の一部が放
電間隙3と対向する位置にくるように設けた場合には、
抵抗5上で放電破壊されることはなく放電間隙3での放
電をさらに確実にすることができる。
本考案は以上説明したように、誘電体基板の外周面全体
に多孔質の樹脂を被覆して外装材としたので、感電の危
険性はなく構造が簡単で作業性のすぐれたものであるに
もかかわらず放電間隙での放電が確実におこなわれると
いう信頼性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の放電間隙つきCR複合部品を示す図でA
はその正面図、Bはその背面図、第2図は本考案の一実
施例の放電間隙つきCR複合部品を示す図で、Aはその
一部切欠正面図、Bはその一部切欠背面図である。 1.4.4’・・・・・・電極、2・・・・・・誘電体
基板、3・・・・・・放電間隙、5・・・・・・抵抗、
6,6′・・・・・・リード線、8・・・・・・外装材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一面に電極の設けられた誘電体基板の他面に、放電間隙
    を有する一対の電極と、この一対の電極相互間を橋絡す
    る抵抗とが設けられ、かつ前記一対の電極の各々にリー
    ド線が接続されるとともに、その外周面全体に多孔質の
    絶縁樹脂外装材が被覆されてなる放電間隙つきCR複合
    部品。
JP8016976U 1976-06-17 1976-06-17 放電間隙つきcr複合部品 Expired JPS6015317Y2 (ja)

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JPS52169740U JPS52169740U (ja) 1977-12-23
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