JPS60152808A

JPS60152808A - 赤外線輻射バ−ナ

Info

Publication number: JPS60152808A
Application number: JP927084A
Authority: JP
Inventors: Shigeki Hirano; 平野　茂樹
Original assignee: Osaka Gas Co Ltd
Current assignee: Osaka Gas Co Ltd
Priority date: 1984-01-20
Filing date: 1984-01-20
Publication date: 1985-08-12
Also published as: JPH0459525B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は赤外線輻射バーナに関するものである。赤外
線は広義のもので遠赤外線を含むものである。

従来例の構成とその問題点従来の赤外線輻射バーナは、燃焼部を形成する板状輻射
面体から赤外線を全方向に拡散する状態で輻射するもの
であり、指向性がなかった。指向性を有するものとして
、レンズや鏡体を設けた例もあるが、バーナ全体が大型
化するうえ、収束効率が低いという欠点があった。

発明の目的この発明の目的は、指向性が高くしかも大型化を招かな
い赤外線輻射バーナを提供することである；発明の構成第１の発明の赤外線輻射バーナは、混合気室と、この混
合気室に連設した燃焼室と、これら両室の。

境界に仕切状に設けたもので燃焼部を形成する通気性の
板状輻射面体と、前記燃焼室の周壁を形成する高放射率
の筒状輻射面体とを備えたものである。

この構成によれば、板状輻射面体からの輻射赤外線のう
ち、筒状輻射面体に当たらないものは筒軸（光軸）にほ
ぼ沿って伝搬する割合の高いものとなり、また筒状輻射
面体に当たったものは拡散が防止され、かつその高放射
率のために大部分が反射的に二次輻射をなし、この二次
輻射の赤外線は前記筒軸（光軸）にほぼ沿って伝搬する
割合の高いものとなる。したがって、全体として高い指
向性を有することになる。

また、高指向性達成のための構成が筒状輻射面体を設け
るだけであるから、バーナの大型化を招かずにすむ。

第２の発明の赤外線輻射バーナは、混合気室と、この混
合気室に連設した燃焼室と、これら両室の境界に仕切状
に設けたもので燃焼部を形成する通気性の板状輻射面体
と、前記燃焼室の周壁を形成する高放射率で通気性の筒
状輻射面体と、前記板状輻射面体に対向する前記燃焼室
の端口部を閉塞する赤外線透過ガラスと、前記混合気室
に至るエア供給路と、前記筒状輻射面体の外部に形成し
た排気路と、これらエア供給路と排気路との隔壁を貫通
して一側部がエア供給路に他側部が排気路に位置するヒ
ートパイプとを備えたものである。

この構成によれば、上記第１の発明の作用に加え、つぎ
の作用がある。すなわち、排ガスの排熱を利用してヒー
トパイプを介して燃焼用のエアを予熱する。エアの予熱
により燃焼効率が高まり、その結果、赤外線輻射量が増
大する。エア予熱のための熱源が排熱であるから熱経済
性の面でも有利である。

実施例の説明この発明の第１の実施例を第１図ないし第３図に基づい
て説明する。図において、１は混合気室で、これはエア
流入口２とベンチュリ部３における燃料ガス流入口４を
有し、エアＡをブロアなどで強制送入すると、エジェク
タ効果により燃料ガスＧが吸引され混合気となる。５は
混合気室１に連設した燃焼室であり、両室１．５の境界
に、燃焼部を形成する通気性の板状輻射面体６が仕切状
に設けられている。７は燃焼室５０周壁を形成する高放
射率の筒状輻射面体であり、これは外部排気路８に連通
ずる通気性のものである。９は板状輻射面体６に対向す
る燃焼室５の端口部を閉塞する赤外線透過ガラスである
。ＩＯは筒状輻射面体７の内端において燃焼室５を前後
に仕切る通気性および赤外線透過性のある第２の板状輻
射面体である。各輻射面体６，７．１０はセラミック（
例えば、アルミナシリカ、コーディエライトなど）で作
られている。１１は排気路８とエア供給路１２との隔壁
である。この隔壁１１を貫通するヒートパイプ１３が混
合気室ｌおよび燃焼室５の周囲に設けられている。ヒー
トパイプ１３は複数の直管を等角度に配したもので、エ
ア供給路１２側において中間断熱部が断熱材１４で被覆
されている。

混合気室１から板状輻射面体６を通過しようとする混合
気はそこで燃焼し、板状輻射面体６を赤熱し、赤外線を
輻射する。その赤外線は第２の板状輻射面体１０および
ガラス９を透過する。燃焼炎は第２の板状輻射面体ｌＯ
も赤熱しそこから輻射された赤外線もガラス９を透過す
る。両板状輻射面体６．ｌＯから輻射された赤外線の一
部は筒状輻射面体７に入射しこれを加熱する。筒状輻射
面体７を通過する排ガスＨもこれを加熱する。そして筒
状輻射面体７から高放射率で赤外線が輻射されガラス９
を透過する。以上により、ガラス９から出る赤外線は指
向性の高いものとなり、例えば光ファイバや先導波管に
入射され、これらを通って利用部へ伝送される。あるい
はそのまま暖房などに供される。

筒状輻射面体７を通過して排気路８を通る排ガスＨはヒ
ートパイプ１３の蒸発部において熱媒体を加熱する。加
熱された熱媒体はエア供給路１２側へ移動し、凝縮部に
おいて放熱してエアを予熱する。この実施例は第２の発
明に係るものであるが、この実施例からヒートパイプ１
３を除去したものが第１の発明の実施例となる。

なお、この実施例の変形として、■第２の板状輻射面体
ｌＯを省略したもの、■エアを押し込みに代えて排気側
から吸引するようにしたもの、■ヒートバイブ１３の数
を１つとしたものなども、この発明の実施例である。

第２の実施例を第４図に基づいて説明する。これは、ブ
ンゼン式としたもので、混合気室ｌに連通ずるガス供給
管１５に、ガス噴射ノズル１６よりも下流においてエア
流入口１７を形成したものであり、その他は第１の実施
例と同様である。

第３の実施例を第５図に基づいて説明する。これは、筒
状輻射面体７を円錐筒台形状に構成したものであり、そ
の他は第１または第２の実施例と同様である。

発明の効果第１の発明によれば、大型化を招くことなく、赤外線輻
射を高指向性のものにできるという効果がある。

第２の発明によれば、第１の発明の効果に加え、輻射量
の増大化と熟経済化が図れるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例の断面図、第２図は第
１図におけるｎ−ｍ線断面図、第３図は同じ＜ｍ−ｍ線
断面図、第４図は第２の実施例の断面図、第５図は第３
の実施例の要部の断面図である。１・・・混合気室、５・・・燃焼室、６・・・板状輻射
面体、７・・・筒状輻射面体、８・・・排気路、９・・
・赤外線透過ガラス、１１・・・隔壁、１２・・・エア
供給路、１３・・・ヒートパイプ第１図ツ＼３第２図　第３図第５図

Claims

【特許請求の範囲】（１１混合気室と、この混合気室に連設した燃焼室と、
これら画室の境界に仕切状に設けたもので燃焼部を形成
する通気性の板状輻射面体と、前記燃焼室の周壁を形成
する高放射率の筒状輻射面体とを備えた赤外線輻射バー
ナ。（２）前記燃焼室が、前記板状輻射面体に対向する端口
部を赤外線透過ガラスで閉塞されたものであり、前記筒
状輻射面体が、外部排気路に連通ずる通気性のものであ
る特許請求の範囲第（１）項記載の赤外線輻射バーナ。（３）　混合気室と、この混合気室に連設した燃焼室と
、これら両室の境界に仕切状に設けたもので燃焼部を形
成する通気性の板状輻射面体と、前記燃焼室の周壁を形
成する高放射率で通気性の筒状輻射面体と、前記板状輻
射面体に対向する前ｉ燃焼室の端口部を閉塞する赤外線
透過ガラスと、前記混合気室に至るエア供給路と、前記
筒状輻射面体の外部に形成した排気路と、これらエア供
給路と排気路との隔壁を貫通して一例部がエア供給路に
他側部が排気路に位置するヒートパイプとを備えた赤外
線輻射バーナ。