JPS6015083Y2 - 低温冷凍装置 - Google Patents

低温冷凍装置

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JPS6015083Y2
JPS6015083Y2 JP283080U JP283080U JPS6015083Y2 JP S6015083 Y2 JPS6015083 Y2 JP S6015083Y2 JP 283080 U JP283080 U JP 283080U JP 283080 U JP283080 U JP 283080U JP S6015083 Y2 JPS6015083 Y2 JP S6015083Y2
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JP
Japan
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refrigerant
low
pressure
expansion tank
capillary tube
Prior art date
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Expired
Application number
JP283080U
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English (en)
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JPS56105770U (ja
Inventor
遊二 藤本
Original Assignee
ダイキン工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は起動後のプルダウンの際に、過負荷が生じるの
を防止すると共に、停止直後の不向異常圧力上昇を抑え
るこεが可能な低温冷凍装置の構造に関する。
マイナス数十度の低温を得るための冷凍装置として、フ
ロン冷媒R−INFを低温側冷媒に用いた二元冷凍シス
テム、フロン冷媒R13B2を用いた二段圧縮冷凍シス
テムは、取扱いが簡便であること、冷媒の選択が自由に
行えることなどの利点があるところから多用されている
が、これ等装置は低段側に圧力の高い冷媒を使用する関
係上、運転を停止して冷媒の温度が常温近くに達した際
、低段側冷凍機の冷媒系内が異常に圧力の上昇を来すこ
とがないようにする手段としては、膨張タンクを吸入ラ
インに連絡して設けることが一般に行才)れている。
また、起動後のプルダウン初期に一度に多量の高圧冷媒
が圧縮機に吸入されたのでは、該圧縮機が過負荷となっ
て好ましくないところから、その防止対策として膨張タ
ンクと吸入ラインとを連絡する配管中にキャピラリーチ
ューブを介設することが行われていた。
ところが、かかる手段によったのでは、キャピラリーチ
ューブが固定抵抗特性を有しているために、内部圧力の
大巾な変化に対応した流量調節を行ない難く、極端な場
合には吸入ラインから前記膨張タンクへの冷媒逃しか悪
くなって、その結果、冷媒系統内の圧力が上昇して機器
に損傷を与える如き不都合があった。
このように、上述の従来装置が実用面での諸欠陥を有し
ている事実に対処して、本考案は簡単な構造でコスト増
をもたらすことなく、しかも操作を不必要となして取扱
い上の利便をはかることができ、さらに圧縮機停止直後
の冷凍系内圧力上昇を確実に防いで安全性を高め得る如
き低温冷凍装置を提供しようとして威されたものであっ
て、特に膨張タンクと低段圧縮機の吸入ラインとを連絡
する配管中に設けたキャピラリーチューブに並列にバイ
パス路を接続し、このバイパス路に膨張タンク側へのみ
冷媒の流通を許容する逆止弁を介設した構成を特徴とす
る。
以下さらに本考案を添付図面に示す例の二元冷凍装置に
よって説明する。
勿論、本考案は二元冷凍装置に限定されるものではなく
、二段圧縮冷凍装置の場合にも適用し得ることは言う迄
もない。
第1図に示す冷凍装置は低段冷媒回路1と高段冷媒回路
2とをカスケード凝縮器3によって接続した基本的構成
を有しており、低段冷媒回路1は、低段圧縮機4、油分
離器5、カスケード凝縮器3の低段系路3a、膨張弁6
、蒸発器7ならびにアキュームレータ8を循環回路的に
接続し、この回路内に沸騰点が低くて低温においてすぐ
れた特性を持つフロン冷媒R−13,R−14あるいは
エタン等を所要量充填している。
一方、高段冷媒回路2は高段圧縮機13、油分離器14
、凝縮器15、フィルタ16、膨張弁17、カスケード
凝縮器3の高段系路3bならびにアキュムレータ18を
循環回路的に接鮮続して、この回路内に凝縮圧力の低い
フロン冷媒R−12またはR−22を所要量充填してい
る。
上記装置は両冷媒回路1,2の同時運転を行って、−5
0〜−1208C程度の低温ブラインを蒸発器7で得る
ことが可能である。
しかして低段圧縮機1には、吸入ライン20に対して膨
張タンク9を接続していて、該タンク9は、夏季におけ
る外気の最高温度約40°Cにおいて低段冷媒回路1の
全冷媒量の約80〜90%の冷媒を過熱蒸気として収容
でき、しかも低圧側冷媒系統の最高許容圧力(約14に
9 /artabs )より低い圧力(約12kg/c
rabs )を維持できるような容量に設計されてなる
なお、高圧側冷媒系統の最高許容圧力は約23kg/c
i!absに設計されている。
また、該タンク9と吸入ライン20とを連結する配管の
途中にキャピラリーチューブ10を介設するとともに、
逆止弁11を備えたバイパス路12を並列に接続してい
る。
該キャピラリーチューブ10の管径および管の長さは、
起動後のプルダウン初期において膨張タンク9内の高圧
冷媒が一度に多量圧縮機1に吸入されて圧縮機が過負荷
となるのを防止できる程度に設計されている。
一方、逆止弁11は順流側ポートが蒸発器7とアキュム
レータ8とを連絡する低圧吸入ライン20に、阻止側ポ
ートが膨張タンク9に夫々直接接続する如き配置と!よ
して、キャピラリーチューブ10に並列接続しており、
従って、前記バイパス路12は冷媒を膨張タンク9側に
向けてのみ流通し得るよう構成している。
次に上記冷凍装置の運転態様について説明する。
起動時、圧縮機4,5の駆動に伴って、膨張タンク内に
溜っている冷媒ガスはキャピラリーチューブ10を経て
圧縮機4に戻される。
その際、膨張タンク9は常温下に存しているので内部圧
力が高く、吸入ラインとの圧力差とキャピラリーチュー
ブ10の抵抗とによって決定される流量で圧縮機4側に
流れ込み、一度に多量の冷媒が圧縮機4に吸入されない
ようになって、圧縮機モーターの過負荷は防止される。
そして膨張タンク9内の圧力が下ってきて吸入圧力が殆
ど上昇しなくなった時点で該タンク9から圧縮機4への
冷媒戻りが完了する。
しかる後膨張弁6の制御作用により定常運転に達する。
定常運転は設計された条件、例えば低段冷媒回路1用の
冷媒としてフロン13を用い、蒸発器7における蒸発温
度が約−63’Cで凝縮器3における凝縮温度が一20
’Cとすると、冷媒圧力はそれぞれ蒸発器7で約2.5
kg/cfflabs、凝縮器3で約12kg/ada
bsとなり、いずれも最高許容圧力である低圧側14k
g/cnabs、高圧側22kg/C11absより低
いので問題はない。
運転停止時、低段冷媒回路1の冷媒系統中の冷媒圧力は
周囲温度により上昇するが、冷媒は逆止弁11を介した
バイパス路12を経て膨張タンク9に速やかに流入し、
該タンク9の大きさは前記の如く夏季における外気の最
高温度においても、許容圧力内で全冷媒量の80〜90
%を過熱蒸気として収容できる如(設けられているので
、冷媒系統中の冷媒圧力が異常に上昇することはない。
なお、上記冷凍装置において、設置される地域により外
気温度が異るのに対応してキャピラリーチューブ10の
容量選定を行う必要があるが、このための対策としてキ
ャピラリーチューブ10に直列あるいは並列させて弁開
度調節し得る制御弁を設けることは好ましい態様である
本考案装置は以上詳記したところから明らかな如く、低
温冷凍装置において、膨張タンク9と吸入ライン20と
を連絡する配管中にキャピラリーチューブ10を介設す
ると共に、該キャピラリーチューブ10に並列にバイパ
ス路12を接続し、このバイパス路10に前記膨張タン
ク9へのみ冷媒の流通を許容する逆止弁を介設したから
、起動後のプルダウン時には膨張タンク9内の冷媒ガス
がキャピラリーチューブ10を介して、過負荷が生じな
い程度に吸入ラインに引かれるので、安定した状態を保
って定常運転に到達する。
一方、運転停止時には、冷凍系内圧力が上昇してきても
、逆止弁11を備えたバイパス路12によって、十分な
量の冷媒が膨張タンク9に逃がされるので、系統内圧力
が異常上昇するごとき不都合は解消され安全性が確保さ
れる利点がある。
以上のように本考案は種々の実用面でのすぐれた機能を
発揮し得る低温冷凍装置である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案装置の1実施例に係る二元冷凍装置の冷凍回
路図である。 4・・・・・・低段圧縮機、13・・・・・・高段圧縮
器、9・・・・・・膨張タンク10・・・・・・キャピ
ラリーチューブ、11・・・・・・逆止弁、12・・・
・・・バイパス路、20・・・・・・吸入ライン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 低段圧縮機4と高段圧縮機13を有し、低段圧縮機4の
    吸入ライン20に膨張タンク9を接続して設けた低温冷
    凍装置において、膨張タンク9と前記吸入ラインとを連
    結する配管中にキャピラリーチューブ10を介設すると
    共に、該キャピラリーチューブ10に並列にバイパス路
    12を接続し、このバイパス路12に前記膨張タンク9
    側へのみ冷媒の流通を許容する逆止弁11を介設したこ
    とを特徴とする低温冷凍装置。
JP283080U 1980-01-14 1980-01-14 低温冷凍装置 Expired JPS6015083Y2 (ja)

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JP283080U JPS6015083Y2 (ja) 1980-01-14 1980-01-14 低温冷凍装置

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JP283080U JPS6015083Y2 (ja) 1980-01-14 1980-01-14 低温冷凍装置

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Publication Number Publication Date
JPS56105770U JPS56105770U (ja) 1981-08-18
JPS6015083Y2 true JPS6015083Y2 (ja) 1985-05-13

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ID=29599635

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WO2014184931A1 (ja) 2013-05-16 2014-11-20 三菱電機株式会社 冷凍装置

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