JPS60150540A - マグネトロン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明はマグネトロンに関し、特にその陽極構体に係る
。

（ロ）従来技術 一殴にマグネトロンの陽極構体は、実公昭６６−２０４
１９１３公報等に示きれているように、内側及び外側の
２重ストラップリングを有する。第１図ＡおよびＢは、
この種マグネトロンの陰極構体を示し、（１）は陽極筒
体、（２）は該陽極筒体の内壁に放射状に配設された板
状ベイン、＋３）Ｃ４）は該ベインの上下端部に配設さ
れ、各ベイン（２）を交互に電気的に結合する円形の外
側および内側ストラップリング、＋５）ｕベイン（２）
の各々の先端部に近接して立設された陰極構体、（６）
は各ベインｆ２）の先端部と陰極構体１５＋との間に形
成された作用空間、ｆ７ｊは陰極構体（５）から放射さ
れた電子群である。

祈る構成において、作用空間（６）には、陰極構体Ｃ５
）の軸方向と平行に、一様な直流磁界が与えられており
、また陰極構体１．５＋と各ベイン（２）との間には、
直流もしくは低周波数の高電圧が印加されている。

一方、隣り合うベイン１２）は空胴共振器を形成し、所
る空胴Ｐ、振器に生じる高周波電界は各ベイン（２）の
先端部に集中し、その一部は作用空間（６）に漏洩する
。そして、陰極構体１５＋から放射された電子群（７）
が陰極構体（５）を中心に作用空間（６）内を回転し、
これら電子群１７１と高周波電界との間で相互作用が生
じ、その結果、マイクロ波が発振する。

ここで、第６図のａ、ｂは従来例を示し、ａは内側スト
ラップリング＋４）が固定されている（外側ストランプ
リング（３）が固定されていない）ベイン固定端部（２
ａ）の高周波電界強度を示し、ｂは内側ストラップリン
グ（４）が固定されていない（外側ストランプリング（
３）が固定されている）ベイン固定端部（２ｂ）のそれ
を示す。同図から明らかな如く、各ベイン（２）の固定
端部（２ａ）（２ｂ）における高周波電界強度が特にベ
イン先端部（２Ｃ）近傍で異なり電位差が生じる。所る
電位差により、作用空間（６）に漏洩する高周波電界が
増加し、マグネトロンの発振効率の低下および雑音の増
加を招く。

これは、第１図Ａに示すベイン（２）においてこのベイ
ン（２）と逆極性電界を呈する下側の内側ストランプリ
ングζ４）、即ちベインｆ２＋に固定されていない内・
側ストラップリング１４＋がベイン先端部（２Ｃ）に近
接配置されているためである。

（ハ）発明の目的 本発明の目的は、ベインの固定端部における高周波電界
強度の差を小さくすることによって、作用空間に漏洩す
る高周波電界を減少させ、発振効率の向上およ〆雑音の
低下を導くことにある。

に）発明の構成 本発明のマグネトロンは、陽極筒体と、該陽極筒体の内
壁に放射状に配設されたベインと、該ベインを交互に短
絡する大小の径を有する外側ストランプリングおよび内
側ストラップリングとを具備し、上記内側ストラップリ
ングは、上記ベインに固定されていない部分の径が上記
ベインに固定されている部分の径より大であることを特
徴とする。

（ホ）実施例 第２図ＡおよびＢは本発明の一実施例を示し、第１図Ａ
およびＢと同一部分には同一番号を付している。

本実施例の特徴は、内側および外側ストランプリング＋
１０）（１１）の形状にある。即ち、内側ストラップリ
ング１１Ｏ）は、ベイン（２）に固定されていない部分
の径がベイン（２）に固定されている部分の径より大き
く形成されており、また外側ストラップリング（１υは
、ベイン（２）に固定されている部分の径がベインＣ２
）に固定されていない部分の径より大きく形成されてい
る。

即ち、第２図Ａに示すベイン（２）において、このベイ
ン（２）と逆極性電界を呈する下側の内側ストラップリ
ング＋１．０１　、即ちベイン（２）に固定されていな
い内側ストラップリング！ＩＯ）は従来例に比してベイ
ン先端部（２Ｃ〕から遠い位置に配置されている。

ここで、第６図のＡ、Ｂは本実施例を示しＡは内側スト
ラップリング（１０）が固定されている（外側ストラン
プリング（ＩＩ）が固定されていない）ベイン固定端部
（２ａ）の高周波電界強度を示し、Ｂは内側ストラップ
リング１１０１が固定されていない（外側ストラップリ
ング０１）が固定されている）ベイン固定端部（２ｂ）
のそれを示す。同図からも明らかな様に、本実施例では
、ベイン先端部（２Ｃ）における高周波電界はほぼ等し
く電位差は生じない。従って、作用空間に漏洩する高周
波電界は減少し、安定して発振を得ることができる。

（へ）発明の効果 本発明によれば、ベインの上下端部、特にベイン先端部
近傍での高周波電界強度の差を減少することができるの
で、作用空間に漏洩する高周波電界を抑制することが可
能となり、発振効率の向上および雑音の低−トを導くこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ＡおよびＢは従来例を示す断面図および上面図、
第２図ＡおよびＢは本発明の実施例を示す断面図および
上面図−１％６図は高周波電界強度分布の測定結果を示
す特性図である。 Ｃ１）・・・陽極筒体、（２）・・・ベイン、１１０）
・・・内側ストランプリング、（１１〕・・・外側スト
ランプリング。 出願人三洋電機株式会社 代理人弁理士　佐　野　静　夫 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）陽極筒体と、該陽極筒体の内壁に放射状に配設さ
   れたベインと、該ベインを交互に短絡する大小の径を有
   する外側ストランプリングおよび内側ストラップリング
   とを具備し、上記内側ストラップリングは、上記ベイン
   に固定されていない部分の径が上記ベインに固定されて
   いる部分の径より犬であることを特徴とするマグネトロ
   ン。