JPS60150504A - 耐熱性絶縁電線 - Google Patents

耐熱性絶縁電線

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JPS60150504A
JPS60150504A JP59006778A JP677884A JPS60150504A JP S60150504 A JPS60150504 A JP S60150504A JP 59006778 A JP59006778 A JP 59006778A JP 677884 A JP677884 A JP 677884A JP S60150504 A JPS60150504 A JP S60150504A
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JP
Japan
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insulating layer
insulated wire
paint
heat
resistant insulated
Prior art date
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Pending
Application number
JP59006778A
Other languages
English (en)
Inventor
伸 小林
地大 英毅
鈴木 益夫
堂下 日出夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS60150504A publication Critical patent/JPS60150504A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables

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  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐熱性に優れた絶縁電線に関する。
近年、電機機器の大容量化および高効率化に伴ってこれ
に使用する絶縁電線に高い耐熱性が要求されており、例
えば従来汎用の耐熱性B種(AS−TM、D−2307
による耐熱性寿命が130°Cで2×104時間以上)
に属するポリエステル絶縁電線では耐熱性が充分ではな
く、特に耐熱衝撃性に問題がある。そこで、耐熱性F種
(同上、155’Cで2×104時間以上)のポリエス
テルイミド絶縁電線、あるいは導体上に耐熱性B種のポ
リエステル塗料もしくは耐熱性F種以上のポリエステル
イミド塗料を塗布焼付けした絶縁層上に更にポリアミド
イミド系塗料を塗着した二重被覆の絶縁電線が主として
使用されている。
しかしながら、これら従来の耐熱性絶縁電線は、絶縁層
形成のために、塗料を通常では5回以上塗布する必要が
あることから製造コストが高(なり、またポリアミドイ
ミド系塗料を使用するものでは該塗料自体が高価であり
、更に第2図で示すように平角型の導体11上に絶縁1
it12を形成した所謂平角線ではコーナ一部11a・
・・まで一様に塗料を塗布焼付けすることが困難であり
、この部分での絶縁層厚みの不足により絶縁破壊電圧値
が低いという欠点がある。
本発明は上述の状況に鑑みて鋭意検討を重ねて見い出さ
れたもので、絶縁層を2回の塗料塗布のみで形成でき、
従来の耐熱性絶縁電線に比較して塗布回数が1/3〜1
/4になることおよび塗料価格面から製造コストが低く
、しかも優れた耐熱性を備え、また平角線に適用した場
合に絶縁破壊電圧値が高(なる耐熱性絶縁電線を提供す
るものである。
第1図は本発明を適用した平角形の絶縁電線を示し、1
は銅、アルミ、これらの合金、又は超電導体等の材料か
らなる平角形の導体、2はアクリル系絶縁層、3はポリ
イミド系絶縁層である。
アクリル系絶縁層2に使用される塗料としては、上層の
ポリイミド層と適合性が良くかつ相互作用により耐熱特
性を向上させるものが好ましく、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリルなどのニトリル化合物とグリシジルメ
タクリレート、アクリルグリシジルエーテルなどのグリ
シジル化合物を必須成分とし、これらと二重結合を有す
る他の化合物(例えばスチレン、α−メチルスチレン、
メチルメククリレート、プロピルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、メタクリル酸、
アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミドなど)
との共重合体を採用する。しかして、ニトリル化合物の
量としては50〜80moβ%、好ましくは55〜75
mo E%、グリシジル化合物の量としては、2〜10
moβ%好ましくは3〜8 mo j2%を含有する共
重合体が適当である。即ちニトリル化合物の量が5On
+oβ%以下であれば熱的特性が向上せず、80moβ
%以上であれば電線の一般特性が低下する。またグリシ
ジル化合物の量が21Tloβ%以下であれば耐熱性が
向上せず、10moρ%以上であれば電線の機械特性が
低下する。一方、ポリイミド系絶縁層3としては、市販
されている一般的なポリイミド系塗料をいずれも使用で
きる。
しかして、絶縁N2の形成には、電着塗装法によるのが
好適である。電着塗装を行うことによって、従来におい
て多数回の塗布焼付けを行っていたものが一回の塗装で
行え、しかもピンホールの生成が少なく、厚さが均一な
ものとなる。したがって、特に第1図の本実施例に示す
ような平角線においては、エツジ部分も均一な絶縁層が
得られるから耐電圧特性が大幅に向上し、それだけ絶縁
層を薄くすることが可能となって巻線密度を増加させる
ことができる。このことは、平角線を巻線用に用いた場
合に、スペースファクターの一層の向」二という顕著な
効果となって現れる。また、絶縁層3の形成には、&漬
塗―法によるのが好適である。そして、絶縁層2,3の
合計層厚は20〜6゜μm程度がよ(、特に40μm前
後が望ましく、また絶縁層3の層厚は2〜10μm程度
がよく、特に5μm前後が望ましい。しかし、これらの
塗装法のみに限られることなく、電線の形状、寸法、用
途、又は設備等の状況に応じて他の塗装法を採用し得る
。尚、本発明は第1図示の平角線のみでなく通常の円形
断面の電線にも適用できる。
本発明によるアクリル系絶縁層を下層にしてポリイミド
系絶縁層を上層にした電線は、アクリル系絶縁層中の二
1ヘリル化合物が空気遮断下で加熱することにより環化
構造を形成し、またアクリル系絶縁層中のグリシジル化
合物が上層のポリイミド前駆体と反応することにより、
優れた耐熱性を有するものとなる。
以下、本発明の実施例によって具体的に説明する。
下記の表1は、導体に形成される前記二重層のうち、そ
の下層たるアクリル系絶縁塗料の含有成分を示す。
表 1 単位(mo l比) 上記表1に示した成分割合で、界面活性剤としてラウリ
ル酸エステルソーダ、重合開始剤として過硫酸カリウム
−亜硫酸水素すI−リウムのレドックス触媒を使用し、
窒素気流中で60〜70℃で4時間乳化重合させ、不揮
発分20重量%の水分散型アクリル系絶縁塗料を調整し
た。この絶縁塗料を径1.4 X 6.01の平角銅線
表面に線速3m/minで常法にて電着塗装し、この塗
装後の電線をN、N”−ジメチルホルムアミドの蒸気中
に導いた後、250°Cで乾燥し、次にこの表面にポリ
イミド塗料(E。
■デュポン社製、商品名バイヤーML、 RC−505
7)を−回浸漬塗布し、330℃の温度で焼付けを行う
ことにより、絶縁層lが40μm厚で絶縁層3が5μm
厚である本発明の第一および第二の実施例の絶縁電線■
および■を得た。このうち第一の実施例たる絶縁電線[
ば表1中のIの組成のアクリル系塗料を用いたもので、
第二の実施例たる絶縁電線■は表1中のHの組成のアク
リル系塗料を用いたものである。一方、比較のために、
表1中のIの水分散型アクリル系絶縁塗料のみを用いて
同様にして45μm厚の絶縁層を形成した絶縁電線■、
市販のポリエステル系塗料のみを常法により塗布焼付け
して45μm厚の絶縁層とした絶縁電線■、および市販
のポリエステルイミド系塗料のみを常法により塗布焼付
けして45μm厚の絶縁層とした絶縁電線■をそれぞれ
製造した。
上記絶縁電線I〜■について、それぞれ各種特性を測定
した結果を下記の表2に示す。尚、表中の曲げ性および
耐熱衝撃性におけるFはフラントワイズ即ち広幅面側の
積層3倍径、同Eはエツジワイズ即ち狭幅面側の積層4
倍径における評価であり、良をO1不良を×にて示した
。また各電線■〜Vの外観と密着性は何れも良好であっ
た。
表2 上記表2から明らかなように、本発明に係る耐熱性絶縁
電線は、単独層では耐熱性ががなり劣るアクリル系絶縁
層2を厚くしてポリイミド系絶縁層3を薄くした場合で
も、耐熱性が高いとされてた従来のポリエステルイミド
系絶縁塗料層を有る電線に比較して、耐軟化性と耐熱衝
撃性のいれにおいても優れている。また本発明に係る絶
電線は、下層のアクリル系絶縁層2が電着塗装により一
回の塗布操作で形成できることから、下層を含めた絶縁
層形成に要する塗布回数が僅2回で済み、従来の絶縁電
線のように多数回の布が不必要となり製造コストが大幅
に低減され。しかも、絶縁層2を安価な水性溶媒型の塗
料で形成でき、有機溶媒の使用による高コスト化回避さ
れ、また塗料成分自体もポリエステル系塗料の如く高価
でないため、低価格で調達可である。更に平角線に適用
した場合、絶縁層が−す一部分にまで均一な厚みとなる
ので、従来平角線に比較して絶縁破壊電圧値が高くなる
なお本発明にいう平角形の導体には、上述の実施例で用
いたような比較的寸法の大きいものの他にリボン状導体
、例えば0.03X i、o=程度の導体も含まれる。
さらに本発明は、もちろんのことであるが実施例のみに
限定されるものではなく、本発明の趣旨に沿って適宜変
形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る耐熱性絶縁電線の平角線の断面図
、第2図は従来の耐熱性絶縁電線の平角線の断面図であ
る。 1・・・導体、2・・・アクリル系絶縁層、3・・・ポ
リイミド系絶縁層。 出願人 第−電工株式会社 同 三菱電機株式会社 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 /、導体上にアクリル系絶縁層を設け、該絶縁層上にポ
    リイミド系絶縁層を設けてなる耐熱性絶縁電線。 2、上記アクリル系絶縁層は、電着塗装により設けてな
    る特許請求の範囲第1項記載の耐熱性絶縁電線。 3、上記アクリル系絶縁層は、水分散塗料を用いて形成
    されてなる特許請求の範囲第7項又は第2項記載の耐熱
    性絶縁電線。 ダ、上記ポリイミド系絶縁層は、浸漬塗装により設けら
    れてなる特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに
    記載の耐熱性絶縁電線。 5、上記ポリイミド系絶縁層は、水溶性ポリイミドを用
    いて形成されてなる特許請求の範囲第1項乃至第3項の
    いずれかに記載の耐熱性絶縁電線。 ろ、」1記導体は、丸形である特許請求の範囲第1項乃
    至第5項のいずれかに記載の耐熱性絶縁電線。 7、」1記導体は、平角形である特許請求の範囲第1項
    乃至第、5項のいずれかに記載の耐熱性絶縁電線。
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