JPS60149740A - 耐摩耗性黄銅合金 - Google Patents
耐摩耗性黄銅合金Info
- Publication number
- JPS60149740A JPS60149740A JP524284A JP524284A JPS60149740A JP S60149740 A JPS60149740 A JP S60149740A JP 524284 A JP524284 A JP 524284A JP 524284 A JP524284 A JP 524284A JP S60149740 A JPS60149740 A JP S60149740A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brass
- brass alloy
- alloy
- wear resistance
- wear resistant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、黄銅合金特に耐摩耗性が必要とされる用途
に有用な黄銅合金に関するものである。
に有用な黄銅合金に関するものである。
従来、高速高荷重の下で使用される耐摩耗性黄銅合金と
しては、高力黄銅に81を添加して高硬度のMn5Si
3等の化合物を析出させたものが使用されている。しか
しながら高速化、潤滑油の低粘度化等により使用条件が
一段と苛酷な摺動条件下では耐摩耗性等実用面で充分と
はいえず更に高性能なものが望まれている。
しては、高力黄銅に81を添加して高硬度のMn5Si
3等の化合物を析出させたものが使用されている。しか
しながら高速化、潤滑油の低粘度化等により使用条件が
一段と苛酷な摺動条件下では耐摩耗性等実用面で充分と
はいえず更に高性能なものが望まれている。
本発明は上記の点に普みて提案されたもので、高力黄銅
に比べて優れた耐摩耗性を有する銅合金を提供すること
を目的とし、重量%でCu 55〜70%、All 1
.0−6.0%、Fe O,1−3,0%、Si O,
05−−2,0%、Sn O,1−3,0%、Zr 0
.1−3.0%および残部はZnからなること、および
この合金に]〕bO,L〜3.0%添加したことを特徴
とする。
に比べて優れた耐摩耗性を有する銅合金を提供すること
を目的とし、重量%でCu 55〜70%、All 1
.0−6.0%、Fe O,1−3,0%、Si O,
05−−2,0%、Sn O,1−3,0%、Zr 0
.1−3.0%および残部はZnからなること、および
この合金に]〕bO,L〜3.0%添加したことを特徴
とする。
上記各溝成元累を選定し、また上記割合に限定した理由
は以下の通りである。
は以下の通りである。
即ち、A々はβ相形成促進元素であり、合金の機械的強
度を高めるが、添加量が6.0%以上では鋳造組織の粗
大化傾向があり、また酸化スラグを生成しやすく靭性が
低下する。一方添加量が1.0%以下では強靭効果が認
められない。
度を高めるが、添加量が6.0%以上では鋳造組織の粗
大化傾向があり、また酸化スラグを生成しやすく靭性が
低下する。一方添加量が1.0%以下では強靭効果が認
められない。
Feは金属間化合物を強化し、また鋳造組織を微細化す
る効果かある。たたし、添加S(が3゜0%を上回ると
金属間化合物が粗大化して機械加工性を損ない、また耐
摩耗性でバラツキが大きくなる。
る効果かある。たたし、添加S(が3゜0%を上回ると
金属間化合物が粗大化して機械加工性を損ない、また耐
摩耗性でバラツキが大きくなる。
一方添加量が0.1%を下回ると上記効果は認められな
い。
い。
Zrは本合金特有の金属間化合物を析出させるには必須
の元素で、析出物の均一分布および析出物の硬度向上に
寄与し、これが耐摩耗性に着しり・効果を示し、3.0
%以」二では析出物が粗大化し、偏析が生じ、0.1%
以下では上記効果が認められない。
の元素で、析出物の均一分布および析出物の硬度向上に
寄与し、これが耐摩耗性に着しり・効果を示し、3.0
%以」二では析出物が粗大化し、偏析が生じ、0.1%
以下では上記効果が認められない。
SnはZrと結合してマトリックスを強化し、なおかつ
fr、属間化合物の偏析防止に大きく寄与し、3%以上
では靭性低下、鍛造性を悪くし、0.1%以下ではその
効果は認められない。
fr、属間化合物の偏析防止に大きく寄与し、3%以上
では靭性低下、鍛造性を悪くし、0.1%以下ではその
効果は認められない。
また、SiもZrと同様に金属間化合物を強化し0.0
5〜2%が好適範囲である。2%以上では析出物の偏析
あるいは靭性が低下し0.05%以下ではその効果が少
ない。
5〜2%が好適範囲である。2%以上では析出物の偏析
あるいは靭性が低下し0.05%以下ではその効果が少
ない。
Pllは上記同合金の優れた耐摩耗性を維持しながら、
機械加工性、特に被切削性を向]ニさせることを目的と
し、添加量が3%以上では成分偏析が着しくなり強度低
下が見られ、一方添加量が0.1%以下では被切削性を
向上させる効果は認められない。以下本発明の実施例に
ついて説明する。
機械加工性、特に被切削性を向]ニさせることを目的と
し、添加量が3%以上では成分偏析が着しくなり強度低
下が見られ、一方添加量が0.1%以下では被切削性を
向上させる効果は認められない。以下本発明の実施例に
ついて説明する。
実施例1
この発明合金の各種組成のものと、公知の高力黄銅を溶
解鋳造し熱間鍛造したものの、特性値を比較したところ
第1表の結果が得られた。この結果から本発明合金が従
来の高力黄銅に比較して引張り試験、硬度とも従来品よ
り優れており、靭性に優れているといえる。
解鋳造し熱間鍛造したものの、特性値を比較したところ
第1表の結果が得られた。この結果から本発明合金が従
来の高力黄銅に比較して引張り試験、硬度とも従来品よ
り優れており、靭性に優れているといえる。
実施例2
この発明合!(NO,1,2およびNo、 5 、6
)と市販の高力黄銅No、 1 (従来の高力黄銅では
No、 1のSiM n系のものが耐摩耗性が優れてい
る)およびNo。
)と市販の高力黄銅No、 1 (従来の高力黄銅では
No、 1のSiM n系のものが耐摩耗性が優れてい
る)およびNo。
2とを用いて自動車用変速機のシンクロナイサ′−リン
グを作成し、それのテーパ面と、鋼44(、+ 1 S
記号gcM4201〜I)により作成したテーパコーン
との佇1動による摩耗試験の結果を示す。
グを作成し、それのテーパ面と、鋼44(、+ 1 S
記号gcM4201〜I)により作成したテーパコーン
との佇1動による摩耗試験の結果を示す。
試験条件は、リング押付荷@ 60hf+ 摺動速度4
.7m/sec、押付回数2000回とし、潤滑油はへ
TFデクスロンとSΔE、l0W−30の2種類とする
。なお摩耗変位量は、テーパコーン軸方向に対する変位
量である。
.7m/sec、押付回数2000回とし、潤滑油はへ
TFデクスロンとSΔE、l0W−30の2種類とする
。なお摩耗変位量は、テーパコーン軸方向に対する変位
量である。
第2表
以上の辿り本発明合金は、従来の高力黄銅合金よりも眠
械的性質および耐摩耗性のすぐれた黄銅合金で、特に高
速、高荷重における耐摩耗性がすぐれており、過酷な使
用条件に充分に耐えうる合金である。
械的性質および耐摩耗性のすぐれた黄銅合金で、特に高
速、高荷重における耐摩耗性がすぐれており、過酷な使
用条件に充分に耐えうる合金である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)重量割合でCu 55−70%、All 1.0−
6.0%、Fe001〜3.0%、Si 0.05〜2
.0%、Sn O01〜3.0%。 Zr O,1〜3.0%および残部はZllからなるこ
とを特徴とする耐摩耗性fA′銅合金。 2)重量割合でCu55−70%、All 1.0−6
.0%、Fe011〜3.0%、Si 0.1〜2.0
%、5110.05〜3.0%。 Zr O,1−3,0%、pbo、1−3.0%および
残部はZnからなることを特徴とする剛jY:耗性黄銀
合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP524284A JPS60149740A (ja) | 1984-01-14 | 1984-01-14 | 耐摩耗性黄銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP524284A JPS60149740A (ja) | 1984-01-14 | 1984-01-14 | 耐摩耗性黄銅合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60149740A true JPS60149740A (ja) | 1985-08-07 |
JPH0350821B2 JPH0350821B2 (ja) | 1991-08-02 |
Family
ID=11605727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP524284A Granted JPS60149740A (ja) | 1984-01-14 | 1984-01-14 | 耐摩耗性黄銅合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60149740A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4874439A (en) * | 1987-02-24 | 1989-10-17 | Mitsubishi Kinzoku Kabushiki Kaisha | Synchronizer ring in speed variator made of wear-resistant copper alloy having high strength and toughness |
US4995924A (en) * | 1987-03-24 | 1991-02-26 | Mitsubishi Metal Corporation | Synchronizer ring in speed variator made of copper-base alloy |
US20150159694A1 (en) * | 2010-05-21 | 2015-06-11 | Oiles Corporation | High-strength brass alloy for sliding member, and sliding member |
-
1984
- 1984-01-14 JP JP524284A patent/JPS60149740A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4874439A (en) * | 1987-02-24 | 1989-10-17 | Mitsubishi Kinzoku Kabushiki Kaisha | Synchronizer ring in speed variator made of wear-resistant copper alloy having high strength and toughness |
US4995924A (en) * | 1987-03-24 | 1991-02-26 | Mitsubishi Metal Corporation | Synchronizer ring in speed variator made of copper-base alloy |
US20150159694A1 (en) * | 2010-05-21 | 2015-06-11 | Oiles Corporation | High-strength brass alloy for sliding member, and sliding member |
US9568047B2 (en) * | 2010-05-21 | 2017-02-14 | Oiles Corporation | High-strength brass alloy for sliding member, and sliding member |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0350821B2 (ja) | 1991-08-02 |
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