JPH07116538B2 - 高強度および高靭性を有する耐摩耗性Cu合金 - Google Patents
高強度および高靭性を有する耐摩耗性Cu合金Info
- Publication number
- JPH07116538B2 JPH07116538B2 JP21067487A JP21067487A JPH07116538B2 JP H07116538 B2 JPH07116538 B2 JP H07116538B2 JP 21067487 A JP21067487 A JP 21067487A JP 21067487 A JP21067487 A JP 21067487A JP H07116538 B2 JPH07116538 B2 JP H07116538B2
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- Japan
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- alloy
- toughness
- high strength
- ppm
- oxygen
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、高強度と高靭性を有し、さらに耐摩耗性に
すぐれ、さらに摩擦係数で評価される相手部材に対する
同期特性にもすぐれ、したがってこれらの特性が要求さ
れる自動車のトランスミッション構造部材や変速機のシ
ンクロナイザリングなどの製造に用いるのに適したCu合
金に関するものである。
すぐれ、さらに摩擦係数で評価される相手部材に対する
同期特性にもすぐれ、したがってこれらの特性が要求さ
れる自動車のトランスミッション構造部材や変速機のシ
ンクロナイザリングなどの製造に用いるのに適したCu合
金に関するものである。
従来、一般に、上記の自動車のトランスミッション構造
部材や変速機のシンクロナイザリングなどの製造には、
強度および靭性、耐摩耗性、さらに高い摩擦係数が要求
されることから、これらの特性を具備したアルミニウム
青銅や高力黄銅などのCu合金が用いられている。
部材や変速機のシンクロナイザリングなどの製造には、
強度および靭性、耐摩耗性、さらに高い摩擦係数が要求
されることから、これらの特性を具備したアルミニウム
青銅や高力黄銅などのCu合金が用いられている。
しかし、近年、上記各種機器の小型化および軽量化、並
びに高出力化に伴い、これらを構成する部材はより一段
とすぐれた強度、靭性、および耐摩耗性、さらに高い摩
擦係数を具備することが要求されるようになっている
が、上記のアルミニウム青銅や高力黄銅などの従来Cu合
金では、これらの要求を十分満足させることができない
のが現状である。
びに高出力化に伴い、これらを構成する部材はより一段
とすぐれた強度、靭性、および耐摩耗性、さらに高い摩
擦係数を具備することが要求されるようになっている
が、上記のアルミニウム青銅や高力黄銅などの従来Cu合
金では、これらの要求を十分満足させることができない
のが現状である。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、上記各
種機器の小型化および軽量化、さらに高出力化に対応で
きる構造部材用材料を開発すべく研究を行なった結果、
重量%で(以下%は重量%を示す)、 Zn:17〜40%、Al:2〜11%、 酸素:50〜3000ppm、 を含有し、 Ti,Zr,およびVのうちの1種または2種以上:0.1〜3.5
%、 Fe,Ni,およびCoのうちの1種または2種以上:0.02〜3
%、 P,Mg,およびCaのうちの1種または2種以上:0.003〜0.3
%、 を含有し、さらに必要に応じて、 Mn:0.1〜4%、Pb:0.05〜1.5%、 Sn:0.05〜2.5%、Si:0.005〜0.5%、 のうちの1種または2種以上を含有し、残りがCuと不可
避不純物からなる組成、並びに素地中に金属間化合物と
酸化物が均一分散した組織を有するCu合金は、高強度お
よび高靭性、さらにすぐれた耐摩耗性を有し、かつ摩擦
係数も高く、したがってこのCu合金をトランスミッショ
ン構造部材やシンクロナイザリングなどの製造に用いた
場合に、これら部材で構成される各種機器の小型化およ
び軽量化が可能となり、かつ高性能化をはかることがで
きるようになるという知見を得たのである。
種機器の小型化および軽量化、さらに高出力化に対応で
きる構造部材用材料を開発すべく研究を行なった結果、
重量%で(以下%は重量%を示す)、 Zn:17〜40%、Al:2〜11%、 酸素:50〜3000ppm、 を含有し、 Ti,Zr,およびVのうちの1種または2種以上:0.1〜3.5
%、 Fe,Ni,およびCoのうちの1種または2種以上:0.02〜3
%、 P,Mg,およびCaのうちの1種または2種以上:0.003〜0.3
%、 を含有し、さらに必要に応じて、 Mn:0.1〜4%、Pb:0.05〜1.5%、 Sn:0.05〜2.5%、Si:0.005〜0.5%、 のうちの1種または2種以上を含有し、残りがCuと不可
避不純物からなる組成、並びに素地中に金属間化合物と
酸化物が均一分散した組織を有するCu合金は、高強度お
よび高靭性、さらにすぐれた耐摩耗性を有し、かつ摩擦
係数も高く、したがってこのCu合金をトランスミッショ
ン構造部材やシンクロナイザリングなどの製造に用いた
場合に、これら部材で構成される各種機器の小型化およ
び軽量化が可能となり、かつ高性能化をはかることがで
きるようになるという知見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、以下に成分組成を上記の通りに限定した理由を説明
する。
て、以下に成分組成を上記の通りに限定した理由を説明
する。
(a) ZnおよびAl これらの成分には、共存した状態で合金の強度および靭
性を向上させる作用があるが、その含有量がそれぞれZ
n:17%未満およびAl:2%未満では所望の高強度および高
靭性を確保することができず、一方その含有量がZn:40
%およびAl:11%を越えてもより一層の向上効果は現わ
れないことから、その含有量をそれぞれZn:17〜40%お
よびAl:2〜11%と定めた。
性を向上させる作用があるが、その含有量がそれぞれZ
n:17%未満およびAl:2%未満では所望の高強度および高
靭性を確保することができず、一方その含有量がZn:40
%およびAl:11%を越えてもより一層の向上効果は現わ
れないことから、その含有量をそれぞれZn:17〜40%お
よびAl:2〜11%と定めた。
(b) 酸 素 酸素(O2)には、AlやTi,Zr,V,さらにSiと結合して素地
中に均一に分散する酸化物を形成し、もって相手部材に
対する同期特性の評価となる摩擦係数を高めるほか、耐
摩耗性を向上させる作用があるが、その含有量が50ppm
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方その含
有量が3000ppmを越えると、酸化物が凝集し、かつ多量
となって強度および靭性が低下するようになることか
ら、その含有量を50〜3000ppmと定めた。
中に均一に分散する酸化物を形成し、もって相手部材に
対する同期特性の評価となる摩擦係数を高めるほか、耐
摩耗性を向上させる作用があるが、その含有量が50ppm
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方その含
有量が3000ppmを越えると、酸化物が凝集し、かつ多量
となって強度および靭性が低下するようになることか
ら、その含有量を50〜3000ppmと定めた。
(c) Ti,Zr,およびV これらの成分には、CuおよびAl、さらにFe,Ni,Coと結合
して素地中に均一に分散する金属間化合物を形成するほ
か、上記の通り酸素と結合し、AlやSiと共に酸化物を形
成して、相手部材に対する同期特性を改善すると共に、
耐摩耗性を向上させる作用があるが、その含有量が0.1
%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方その
含有量が3.5%を越えると、合金の靭性が低下するよう
になることから、その含有量を0.1〜3.5%と定めた。
して素地中に均一に分散する金属間化合物を形成するほ
か、上記の通り酸素と結合し、AlやSiと共に酸化物を形
成して、相手部材に対する同期特性を改善すると共に、
耐摩耗性を向上させる作用があるが、その含有量が0.1
%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方その
含有量が3.5%を越えると、合金の靭性が低下するよう
になることから、その含有量を0.1〜3.5%と定めた。
(d) Fe,Ni,およびCo これらの成分には、上記の通り、金属間化合物形成成分
として働き、摩擦係数を高め、かつ耐摩耗性を向上させ
る作用があるが、その含有量が0.02%未満では前記作用
に所望の効果が得られず、一方その含有量が3%を越え
ると、靭性が低下するようになることから、その含有量
を0.02〜3%と定めた。
として働き、摩擦係数を高め、かつ耐摩耗性を向上させ
る作用があるが、その含有量が0.02%未満では前記作用
に所望の効果が得られず、一方その含有量が3%を越え
ると、靭性が低下するようになることから、その含有量
を0.02〜3%と定めた。
(e) P,Mg,およびCa これらの成分には、素地中に分散する上記の金属間化合
物を微細化して、合金の強度および靭性を改善するほ
か、被削性を向上させ、さらに例えばシンクロナイザリ
ングとして適用した場合に、すぐれた同期特性を示すと
共に、焼き付きを防止する作用があるが、その含有量が
0.003%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一
方その含有量が0.3%を越えると、靭性および耐摩耗性
に低下傾向が現われるようになることから、その含有量
を0.003〜0.3%と定めた。
物を微細化して、合金の強度および靭性を改善するほ
か、被削性を向上させ、さらに例えばシンクロナイザリ
ングとして適用した場合に、すぐれた同期特性を示すと
共に、焼き付きを防止する作用があるが、その含有量が
0.003%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一
方その含有量が0.3%を越えると、靭性および耐摩耗性
に低下傾向が現われるようになることから、その含有量
を0.003〜0.3%と定めた。
(f) Mn Mn成分には、合金の強度を一段と向上させ、かつ熱履歴
に対して合金組織を安定化する作用があるので、必要に
応じて含有させるが、その含有量が0.1%未満では前記
作用に所望の向上効果が得られず、一方その含有量が4
%を越えると、溶製時に酸化物スラグの量が増えるよう
になって、鋳塊の健全性が損なわれるようになることか
ら、その含有量を0.1〜4%と定めた。
に対して合金組織を安定化する作用があるので、必要に
応じて含有させるが、その含有量が0.1%未満では前記
作用に所望の向上効果が得られず、一方その含有量が4
%を越えると、溶製時に酸化物スラグの量が増えるよう
になって、鋳塊の健全性が損なわれるようになることか
ら、その含有量を0.1〜4%と定めた。
(g) SnおよびSi これらの成分には、いずれも素地を強化し、もって耐摩
耗性を向上させる作用があるので、必要に応じて含有さ
れるが、この含有量がそれぞれSn:0.05%未満およびSi:
0.005%未満では所望の耐摩耗性向上効果が得られず、
一方その含有量がそれぞれSn:2.5%およびSi:0.5%を越
えると、合金の靭性が低下するようになることから、そ
の含有量を、それぞれSn:0.05〜2.5%、Si:0005〜0.5%
と定めた。
耗性を向上させる作用があるので、必要に応じて含有さ
れるが、この含有量がそれぞれSn:0.05%未満およびSi:
0.005%未満では所望の耐摩耗性向上効果が得られず、
一方その含有量がそれぞれSn:2.5%およびSi:0.5%を越
えると、合金の靭性が低下するようになることから、そ
の含有量を、それぞれSn:0.05〜2.5%、Si:0005〜0.5%
と定めた。
(h) Pb Pb成分には、高負荷摩擦条件下における耐焼付性を向上
させ、かつ被削性を改善する作用があるので、必要に応
じて含有させるが、その含有量が0.05%未満では前記作
用に所望の効果が得られず、一方、その含有量が1.5%
を越えると、強度および靭性が低下するようになること
から、その含有量を0.05〜1.5%と定めた。
させ、かつ被削性を改善する作用があるので、必要に応
じて含有させるが、その含有量が0.05%未満では前記作
用に所望の効果が得られず、一方、その含有量が1.5%
を越えると、強度および靭性が低下するようになること
から、その含有量を0.05〜1.5%と定めた。
つぎに、この発明のCu合金を実施例により具体的に説明
する。
する。
通常の高周波炉を用い、溶解雰囲気をArガスとCOガスの
混合ガス雰囲気とし、かつO2含有量の調整は前記混合ガ
ス雰囲気のうちのCOガスの供給を止めた状態で、所定量
のO2を溶湯に吹き込むことによって行ない、それぞれ第
1表に示される成分組成をもった溶湯を調整し、これら
の溶湯をそれぞれ水冷鋳型に鋳造し、直径:200mm×長
さ:400mmのビレットとし、このビレットに600〜750℃の
範囲内の所定温度で熱間押出し加工を施して、所定径の
丸棒試験片とし、ついでこの丸棒試験片に550〜700℃の
範囲内の所定温度に1時間保持後空冷の熱処理を施すこ
とによって本発明Cu合金1〜65および比較Cu合金1〜10
をそれぞれ製造した。
混合ガス雰囲気とし、かつO2含有量の調整は前記混合ガ
ス雰囲気のうちのCOガスの供給を止めた状態で、所定量
のO2を溶湯に吹き込むことによって行ない、それぞれ第
1表に示される成分組成をもった溶湯を調整し、これら
の溶湯をそれぞれ水冷鋳型に鋳造し、直径:200mm×長
さ:400mmのビレットとし、このビレットに600〜750℃の
範囲内の所定温度で熱間押出し加工を施して、所定径の
丸棒試験片とし、ついでこの丸棒試験片に550〜700℃の
範囲内の所定温度に1時間保持後空冷の熱処理を施すこ
とによって本発明Cu合金1〜65および比較Cu合金1〜10
をそれぞれ製造した。
なお、比較Cu合金1〜10は、いずれも構成成分のうちの
いずれかの成分含有量(第1表に※印を付したもの)が
この発明の範囲から外れたものである。
いずれかの成分含有量(第1表に※印を付したもの)が
この発明の範囲から外れたものである。
つぎに、この結果得られた本発明Cu合金1〜65および比
較Cu合金1〜10について、強度を評価する目的で引張強
さ、靭性を評価する目的でシャルピー衝撃性と伸びを測
定し、さらに耐摩耗性と、部材に対する同期特性を評価
する目的で、 試料:直径3mmのピン材、 相手材:JIS・SCM 420の浸炭焼入鋼(硬さ:HRC61.5)、 オイル:ギヤオイル80番、 油温:120℃、 摩擦速度:4m/sec、 圧力:120kg/cm2、 滑り距離:1.5km、 の条件でピン摩耗試験を行ない、比摩耗量を測定すると
共に、トルクメータから摩擦係数を算出した。これらの
結果を第2表に示した。
較Cu合金1〜10について、強度を評価する目的で引張強
さ、靭性を評価する目的でシャルピー衝撃性と伸びを測
定し、さらに耐摩耗性と、部材に対する同期特性を評価
する目的で、 試料:直径3mmのピン材、 相手材:JIS・SCM 420の浸炭焼入鋼(硬さ:HRC61.5)、 オイル:ギヤオイル80番、 油温:120℃、 摩擦速度:4m/sec、 圧力:120kg/cm2、 滑り距離:1.5km、 の条件でピン摩耗試験を行ない、比摩耗量を測定すると
共に、トルクメータから摩擦係数を算出した。これらの
結果を第2表に示した。
第1表および第2表に示される結果から、本発明Cu合金
1〜65は、いずれも高強度および高靭性を有し、さらに
すぐれた耐摩耗性と高い摩擦係数を有するのに対して、
比較Cu合金1〜10に見られるように、構成成分のうちの
いずれかの成分含有量がこの発明の範囲から外れると、
上記の特性のうちの少なくともいずれかの特性が劣った
ものになることが明らかである。
1〜65は、いずれも高強度および高靭性を有し、さらに
すぐれた耐摩耗性と高い摩擦係数を有するのに対して、
比較Cu合金1〜10に見られるように、構成成分のうちの
いずれかの成分含有量がこの発明の範囲から外れると、
上記の特性のうちの少なくともいずれかの特性が劣った
ものになることが明らかである。
上述のように、この発明のCu合金は、高強度および高靭
性を有し、さらにすぐれた耐摩耗性と高い摩擦係数を有
するので、特にこれらの特性が要求される自動車のトラ
ンスミッション構造部材や変速機のシンクロナイザリン
グなどの製造に用いた場合に、これら機器の小型化、軽
量化、および高出力化を可能とするなど工業上有用な特
性を有するのである。
性を有し、さらにすぐれた耐摩耗性と高い摩擦係数を有
するので、特にこれらの特性が要求される自動車のトラ
ンスミッション構造部材や変速機のシンクロナイザリン
グなどの製造に用いた場合に、これら機器の小型化、軽
量化、および高出力化を可能とするなど工業上有用な特
性を有するのである。
Claims (8)
- 【請求項1】Zn:17〜40%、Al:2〜11%、 酸素:50〜3000ppm、 を含有し、 Ti,Zr,およびVのうちの1種または2種以上:0.1〜3.5
%、 Fe,Ni,およびCoのうちの1種または2種以上:0.02〜3
%、 P,Mg,およびCaのうちの1種または2種以上:0.003〜0.3
%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以上
重量%)、並びに素地中に金属間化合物と酸化物が均一
分散した組織を有することを特徴とする高強度および高
靭性を有する耐摩耗性Cu合金。 - 【請求項2】Zn:17〜40%、Al:2〜11%、 酸素:50〜3000ppm、 Ti,Zr,およびVのうちの1種または2種以上:0.1〜3.5
%、 Fe,Ni,およびCoのうちの1種または2種以上:0.02〜3
%、 P,Mg,およびCaのうちの1種または2種以上:0.003〜0.3
%、 を含有し、さらに、 Mn:0.1〜4%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以上
重量%)、並びに素地中に金属間化合物と酸化物が均一
分散した組織を有することを特徴とする高強度および高
靭性を有する耐摩耗性Cu合金。 - 【請求項3】Zn:17〜40%、Al:2〜11%、 酸素:50〜3000ppm、 を含有し、 Ti,Zr,およびVのうちの1種または2種以上:0.1〜3.5
%、 Fe,Ni,およびCoのうちの1種または2種以上:0.02〜3
%、 P,Mg,およびCaのうちの1種または2種以上:0.003〜0.3
%、 を含有し、さらに、 Sn:0.05〜2.5%およびSi:0.005〜0.5%のうちの1種ま
たは2種、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以上
重量%)、並びに素地中に金属間化合物と酸化物が均一
分散した組織を有することを特徴とする高強度および高
靭性を有する耐摩耗性Cu合金。 - 【請求項4】Zn:17〜40%、Al:2〜11%、 酸素:50〜3000ppm、 を含有し、 Ti,Zr,およびVのうちの1種または2種以上:0.1〜3.5
%、 Fe,Ni,およびCoのうちの1種または2種以上:0.02〜3
%、 P,Mg,およびCaのうちの1種または2種以上:0.003〜0.3
%、 を含有し、さらに、 Pb:0.05〜1.5%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以上
重量%)、並びに素地中に金属間化合物と酸化物が均一
分散した組織を有することを特徴とする高強度および高
靭性を有する耐摩耗性Cu合金。 - 【請求項5】Zn:17〜40%、Al:2〜11%、 酸素:50〜3000ppm、 を含有し、 Ti,Zr,およびVのうちの1種または2種以上:0.1〜3.5
%、 Fe,Ni,およびCoのうちの1種または2種以上:0.02〜3
%、 P,Mg,およびCaのうちの1種または2種以上:0.003〜0.3
%、 を含有し、さらに、 Mn:0.1〜4%と、 Sn:0.05〜2.5%およびSi:0.005〜0.5%のうちの1種ま
たは2種、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以上
重量%)、並びに素地中に金属間化合物と酸化物が均一
分散した組織を有することを特徴とする高強度および高
靭性を有する耐摩耗性Cu合金。 - 【請求項6】Zn:17〜40%、Al:2〜11%、 酸素:50〜3000ppm、 を含有し、 Ti,Zr,およびVのうちの1種または2種以上:0.1〜3.5
%、 Fe,Ni,およびCoのうちの1種または2種以上:0.02〜3
%、 P,Mg,およびCaのうちの1種または2種以上:0.003〜0.3
%、 を含有し、 Mn:0.1〜4%と、Pb:0.05〜1.5%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以下
重量%)、並びに素地中に金属間化合物と酸化物が均一
分散した組織を有することを特徴とする高強度および高
靭性を有する耐摩耗性Cu合金。 - 【請求項7】Zn:17〜40%、Al:2〜11%、 酸素:50〜3000ppm、 を含有し、 Ti,Zr,およびVのうちの1種または2種以上:0.1〜3.5
%、 Fe,Ni,およびCoのうちの1種または2種以上:0.02〜3
%、 P,Mg,およびCaのうちの1種または2種以上:0.003〜0.3
%、 を含有し、さらに、 Sn:0.05〜2.5%およびSi:0.005〜0.5%のうちの1種ま
たは2種と、 Pb:0.05〜1.5%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以下
重量%)、並びに素地中に金属間化合物と酸化物が均一
分散した組織を有することを特徴とする高強度および高
靭性を有する耐摩耗性Cu合金。 - 【請求項8】Zn:17〜40%、Al:2〜11%、 酸素:50〜3000ppm、 を含有し、 Ti,Zr,およびVのうちの1種または2種以上:0.1〜3.5
%、 Fe,Ni,およびCoのうちの1種または2種以上:0.02〜3
%、 P,Mg,およびCaのうちの1種または2種以上:0.003〜0.3
%、 を含有し、さらに、 Sn:0.05〜2.5%およびSi:0.005〜0.5%のうちの1種ま
たは2種と、 Mn:0.1〜4%と、Pb:0.05〜1.5%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組成(以下
重量%)、並びに素地中に金属間化合物と酸化物が均一
分散した組織を有することを特徴とする高強度および高
靭性を有する耐摩耗性Cu合金。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21067487A JPH07116538B2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | 高強度および高靭性を有する耐摩耗性Cu合金 |
KR1019880000715A KR910001011B1 (ko) | 1987-02-24 | 1988-01-28 | 고강도 및 고인성을 가지는 내마모성 Cu 합금 |
US07/157,634 US4874439A (en) | 1987-02-24 | 1988-02-18 | Synchronizer ring in speed variator made of wear-resistant copper alloy having high strength and toughness |
DE3805794A DE3805794C2 (de) | 1987-02-24 | 1988-02-24 | Verschleißfeste Kupferlegierung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21067487A JPH07116538B2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | 高強度および高靭性を有する耐摩耗性Cu合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6455347A JPS6455347A (en) | 1989-03-02 |
JPH07116538B2 true JPH07116538B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=16593232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21067487A Expired - Lifetime JPH07116538B2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-08-25 | 高強度および高靭性を有する耐摩耗性Cu合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07116538B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097134A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-04-13 | Sulzer Metco Ag | スプレー粉 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR910003882B1 (ko) * | 1988-12-21 | 1991-06-15 | 풍산금속공업주식회사 | 전기 및 전자부품용 동합금과 그 제조방법 |
JPH03291342A (ja) * | 1990-04-06 | 1991-12-20 | Chuetsu Gokin Chuko Kk | 耐摩耗性銅合金 |
JP3279109B2 (ja) * | 1994-10-27 | 2002-04-30 | 三菱マテリアル株式会社 | 耐摩耗性に優れた銅合金製シンクロナイザリング |
-
1987
- 1987-08-25 JP JP21067487A patent/JPH07116538B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006097134A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-04-13 | Sulzer Metco Ag | スプレー粉 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6455347A (en) | 1989-03-02 |
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