JPS6319579B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6319579B2
JPS6319579B2 JP23850984A JP23850984A JPS6319579B2 JP S6319579 B2 JPS6319579 B2 JP S6319579B2 JP 23850984 A JP23850984 A JP 23850984A JP 23850984 A JP23850984 A JP 23850984A JP S6319579 B2 JPS6319579 B2 JP S6319579B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wear resistance
gears
alloy
less
surface pressure
Prior art date
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Expired
Application number
JP23850984A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61117241A (ja
Inventor
Takuro Iwamura
Kunio Kishida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Metal Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Mitsubishi Metal Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Mitsubishi Metal Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP23850984A priority Critical patent/JPS61117241A/ja
Publication of JPS61117241A publication Critical patent/JPS61117241A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、すぐれた耐摩耗性を有し、特に高
速高面圧条件下で使用される歯車の製造に用いる
のに適したCu合金に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、自動車やロボツトなどの各種の駆動装
置には多数の歯車が使用され、この歯車の製造に
はアルミニウム青銅や高力黄銅などが多用されて
いることはよく知られるところである。 一方、近年、これらの駆動装置の高性能化に伴
い、これに用いられている歯車の使用条件も一段
と厳しさを増す傾向にあり、特に高速高面圧条件
下での使用を予儀なくされつつあるのが現状であ
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記のアルミニウム青銅や高力黄銅な
どで製造された歯車を高速高面圧の条件下で使用
すると、摩耗が著しく、比較的短時間で使用寿命
に到るものであつた。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、高速高面圧条件下での使用に際して、すぐれ
た耐摩耗性を示す歯車を開発すべく、特にCu合
金に着目し研究を行なつた結果、重量%で(以下
%は重量%を示す)、 Zn:15〜25%未満、 Al:3〜6%、 Ni:0.2〜5%、 Ti:0.1〜3%、 を含有し、さらに必要に応じて、 FeおよびCoのうちの1種または2種:0.1〜4.8
%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成を有するCu合金は、これを各種の歯車として
用いた場合、特に高速高面圧条件での使用に際し
て、すぐれた耐摩耗性(耐ころがり摩耗性および
耐すべり摩耗性)を示すという知見を得たのであ
る。 この発明は、上記知見にもとずいてなされたも
のであつて、以下に成分組成を上記の通りに限定
した理由を説明する。 (a) ZnおよびAl これらの成分には、共存した状態で、合金の強
度および籾性を向上させる作用があるが、その含
有量が、それぞれZn:15%未満およびAl:3%
未満では前記作用に所望の効果が得られず、一
方、その含有量が、Znについては25%以上とな
つても、またAlについては6%を越えても前記
作用により一層の向上効果が現われず、経済性を
考慮して、その含有量を、Zn:15〜25%未満、
Al:3〜6%と定めた。 (b) NiおよびTi これらの成分は、CuおよびAlと結合して、素
地中に均一に分散する球状(粒状)の金属間化合
物を形成し、もつて高速高面圧条件下での実用に
際して、すぐれた耐摩耗性を発揮せしめる作用を
もつが、その含有量が、それぞれNi:0.2%未満、
およびTi:0.1%未満では前記球状金属間化合物
の形成が少なすぎて所望のすぐれた耐摩耗性を確
保することができず、一方、その含有量が、それ
ぞれNi:5%、Ti:3%を越えても耐摩耗性に
さらに一段の向上効果が現われないばかりでりな
く、合金の靭性が低下するようになることから、
その含有量を、それぞれNi:0.2〜5%および
Ti:0.1〜3%と定めた。 (c) FeおよびCo これらの成分は、上記の金属間化合物形成成分
と結合して、素地中に均一に分散する球状(粒
状)の複化合物を形成し、合金の耐摩耗性を一段
と向上させる作用をもつので、特に高い耐摩耗性
が要求される場合に必要に応じて含有されるが、
その含有量が0.1%未満では耐摩耗性に所望の向
上効果が得られず、一方4.8%を越えて含有させ
てもより一層の向上効果が現われないばかりでな
く、合金の靭性に劣化が見られるようになること
から、その含有量を0.1〜4.8%と定めた。 〔実施例〕 つぎに、この発明の歯車用Cu合金を実施例に
より具体的に説明する。 通常の高周波炉を用い、黒鉛るつぼ中にて、そ
れぞれ第1表に示される成分組成をもつた本発明
Cu合金1〜9および比較Cu合金1〜4の溶湯を
調製し、金型に鋳造して肩部直径:70mmφ×底部
直径:60mmφ×高さ:200mmの寸法をもつたイン
ゴツトとした後、表面を厚さ:0.5mmに亘つて面
削し、ついでこのインゴツトに温度:750℃に加
熱した状態で熱間鍛造を施して直径:40mmφの丸
棒とし、引続いて、この丸棒の一部より外径:30
mmφ×内径:16mmφ×厚さ:8mmの寸法をもつ
た、ころがり摩耗試験片を機械加工により切出
し、また前記丸棒の残りには温度:780℃に加熱
した状態で熱間圧延を施して板厚:10mmの熱延板
とし、これに温度:600℃に1時間保持の焼鈍を
施した状態で、引張試験片(平行部直径:6mm
φ)と衝撃試験片(JlS4号)を切出した。
【表】
【表】 ついで、これらの試験片を用いて、摩耗試験、
引張試験、およびシヤルピー衝撃試験を行なつ
た。なお、摩耗試験としては、歯車の耐摩耗性を
評価するのに用いられている、ころがり摩耗試験
を、西原式摩耗試験機を用い、 相手材:JIS・SCM21の浸炭焼入材(硬さ:
HRC64)、 接触圧力:80Kg/mm2、 回転数:800rpm、 相対すべり度:30%、 試験時間:107回転、 潤滑剤:SAE#90ギヤオイル、 の条件で行ない、試験後の重量減を測定した。こ
れらの結果を第1表に合せて示した。 〔発明の効果〕 第1表に示される結果から、本発明Cu合金1
〜9は、いずれも上記のような高速高面圧の条件
下で、従来アルミニウム青銅として知られている
比較Cu合金1,2および同じく高力黄銅として
知られている比較Cu合金3,4に比してすぐれ
た耐摩耗性を示し、かつ高強度および高靭性を具
備することが明らかである。 上記のように本発明Cu合金は、高強度および
高靭性を有し、かつすぐれた耐摩耗性を有し、特
に高速高面圧条件下での耐摩耗性にすぐれている
ので、これらの特性が要求される各種の高性能駆
動装置の歯車として用いた場合に、すぐれた性能
を発揮し、使用寿命の著しい延命化を可能とする
などの工業上有用な特性を有するのである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Zn:15〜25%未満、 Al:3〜6%、 Ni:0.2〜5%、 Ti:0.1〜3%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
    成(以上重量%)を有することを特徴とする耐摩
    耗性のすぐれた歯車用Cu合金。 2 Zn:15〜25%未満、 Al:3〜6%、 Ni:0.2〜5%、 Ti:0.1〜3%、 を含有し、さらに、 FeおよびCoのうちの1種または2種:0.1〜4.8
    %、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
    成(以上重量%)を有することを特徴とする耐摩
    耗性のすぐれた歯車用Cu合金。
JP23850984A 1984-11-14 1984-11-14 耐摩耗性のすぐれた歯車用Cu合金 Granted JPS61117241A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23850984A JPS61117241A (ja) 1984-11-14 1984-11-14 耐摩耗性のすぐれた歯車用Cu合金

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JP23850984A JPS61117241A (ja) 1984-11-14 1984-11-14 耐摩耗性のすぐれた歯車用Cu合金

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JPS61117241A JPS61117241A (ja) 1986-06-04
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DE19548124C2 (de) * 1995-12-21 2002-08-29 Euroflamm Gmbh Reibkörper und Verfahren zum Herstellen eines solchen

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JPS61117241A (ja) 1986-06-04

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