JPS6140291B2 - - Google Patents
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- JPS6140291B2 JPS6140291B2 JP3260083A JP3260083A JPS6140291B2 JP S6140291 B2 JPS6140291 B2 JP S6140291B2 JP 3260083 A JP3260083 A JP 3260083A JP 3260083 A JP3260083 A JP 3260083A JP S6140291 B2 JPS6140291 B2 JP S6140291B2
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Description
この発明は、引張強さ:50Kg/mm2以上の高強
度、並びにすぐれた耐海水腐食性および熱間加工
性、特に熱間鍛造性を有するCu合金に関するも
のである。 従来、例えば汚染海水を高速で輸送するライン
パイプの弁体には、高強度と良好な耐海水腐食性
が要求されることから、JIS・AlBC2(Al:8〜
10.5%、Fe:2.5〜5%、Ni:1〜3%、Mn:
1.5%以下)として規定されている鋳物用Cu合金
が使用されている。 しかし、この従来Cu合金は、引張強さ:50Kg/
mm2以上の高強度を有し、かつ比較的良好な耐海水
腐食性をもつものの、鋳造用であるために生産性
の点で問題があり、さらに最近の著しく汚染の進
んだ海水に対しては十分満足する耐食性を示さな
いのが現状である。 このようなことから、生産性の点で熱間加工
性、特に熱間鍛造性にすぐれ、かつ汚染海水に対
してすぐれた耐食性を示す高強度度材料の開発が
強く望まれていた。 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、耐海水腐食性および熱間加工性にすぐれた高
強度材料を開発すべく研究を行なつた結果、重量
%で、 Mn:7〜22%、 Zn:25〜35%、 Ni:3〜8.5% FeおよびTiのうちの1種または2種:0.1〜2.5
%、 AlおよびSiのうちの1種または2種:0.1〜2
%、 を含有し、さらに必要に応じて、 SnおよびCoのうちの1種または2種:0.1〜
2%と、 PおよびAsのうちの1種または2種:0.01〜
0.1%と、 Pb:0.01〜0.1%と、 からなる群のうちの1種または2種以上を含有
し、残りがCuと不可避不純物からなる組成を有
するCu合金は、引張強さ:50Kg/mm2以上の高強度
を有し、かつ海水、特に汚染海水に対してもすぐ
れた耐食性を示すと共に、熱間加工性、特に熱間
鍛造性にすぐれたものであるという知見を得たの
である。 この発明は、上記知見にもとづいてなされたも
のであつて、以下に成分組成範囲を上記の通りに
限定した理由を説明する。 (a) Mn Mn成分には、合金の強度および熱間加工性を
向上させる作用があるので、その含有量が7%未
満では前記作用に所望の効果が得られず、一方22
%を越えて含有させると、溶解歩留が著しく低下
するようになることから、その含有量を7〜22%
と定めた。 (b) Zn Zn成分には、合金の強度を高めると共に、熱
間加工性、特に熱間鍛造性を著しく改善する作用
があるが、その含有量が25%未満では、特に苛酷
な熱間鍛造に際して欠肉や割れが発生し易くなる
ばかりでなく、鍛造金型の寿命低下の原因ともな
り、一方35%を越えて含有させると、耐海水腐食
性および合金の常温伸びの低下が著しく、靭性不
足をきたすようになることから、その含有量を25
〜35%と定めた。 (c) Ni Ni成分には、耐食性、特に耐海水腐食性を向
上させる作用があるが、その含有量が3%未満で
は所望のすぐれた耐海水腐食性を確保することが
できず、一方8.5%を越えて含有させると、合金
強度が低下し、かつ熱間加工性も劣化して、熱間
押出しや熱間鍛造などが困難になることから、そ
の含有量を3〜8.5%と定めた。 (d) FeおよびTi これらの成分には、結晶粒を微細化し、これに
よつて熱間加工材の靭性を向上させ、さらに耐海
水腐食性を向上させる作用があるが、その含有量
が0.1%未満では前記作用に所望の効果が得られ
ず、一方2.5%を越えて含有させると、鍛造欠陥
が発生し易くなるばかりでなく、熱間加工材の靭
性が低下するようになることから、その含有量を
0.1〜2.5%と定めた。 (e) AlおよびSi これらの成分には、脱酸作用があるほか、合金
の強度を向上させ、かつ合金の溶解および鍛造性
を改善し、さらに熱間加工性を一段と向上させる
作用があるが、その含有量が0.1%未満では前記
作用に所望の効果が得られず、一方2%を越えて
含有させると合金の伸びが低下し、さらに耐海水
腐食性を劣化するようになることから、その含有
量を0.1〜2%と定めた。 (f) SnおよびCo これらの成分には、合金の強度をさらに一段と
向上させる作用があるので、特により一層の高強
度が要求される場合に必要に応じて含有される
が、その含有量が0.1%未満では所望の強度向上
効果が得られず、一方2%を越えて含有されると
合金の靭性が低下するようになることから、その
含有量を0.1〜2%と定めた。 (g) PおよびAs これらの成分には、腐食環境下での合金表面よ
りの脱亜鉛を著しく抑制し、もつて耐食性、特に
耐海水腐食性をより一段と向上させる作用がある
ので、高度の耐海水腐食性が要求される場合に必
要に応じて含有されるが、その含有量が0.01%未
満では前記作用に所望の向上効果が得られず、一
方0.1%を越えて含有させると熱間加工性が劣化
するようになることから、その含有量を0.01〜
0.1%と定めた。 (h) Pb Pb成分には、合金の被削性を向上させる作用
があるので、特にすぐれた被削性が要求される場
合に必要に応じて含有されるが、その含有量が
0.01%未満では所望の被削性を確保することがで
きず、一方0.1%を越えて含有させると、熱間鍛
造時に鍛造割れが発生し易くなることから、その
含有量を0.01〜0.1%と定めた。 つぎに、この発明のCu合金を実施例により具
体的に説明する。 実施例 通常の高周波誘導炉を用い、黒鉛るつぼ中に
て、それぞれ第1表に示される成分組成をもつた
本発明Cu合金1〜44、比較Cu合金1〜11、およ
び従来Cu合金(JIS・AlBC2)を溶製し、金型に
鋳造して直径:200mmφ×長さ:400mmの寸
度、並びにすぐれた耐海水腐食性および熱間加工
性、特に熱間鍛造性を有するCu合金に関するも
のである。 従来、例えば汚染海水を高速で輸送するライン
パイプの弁体には、高強度と良好な耐海水腐食性
が要求されることから、JIS・AlBC2(Al:8〜
10.5%、Fe:2.5〜5%、Ni:1〜3%、Mn:
1.5%以下)として規定されている鋳物用Cu合金
が使用されている。 しかし、この従来Cu合金は、引張強さ:50Kg/
mm2以上の高強度を有し、かつ比較的良好な耐海水
腐食性をもつものの、鋳造用であるために生産性
の点で問題があり、さらに最近の著しく汚染の進
んだ海水に対しては十分満足する耐食性を示さな
いのが現状である。 このようなことから、生産性の点で熱間加工
性、特に熱間鍛造性にすぐれ、かつ汚染海水に対
してすぐれた耐食性を示す高強度度材料の開発が
強く望まれていた。 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、耐海水腐食性および熱間加工性にすぐれた高
強度材料を開発すべく研究を行なつた結果、重量
%で、 Mn:7〜22%、 Zn:25〜35%、 Ni:3〜8.5% FeおよびTiのうちの1種または2種:0.1〜2.5
%、 AlおよびSiのうちの1種または2種:0.1〜2
%、 を含有し、さらに必要に応じて、 SnおよびCoのうちの1種または2種:0.1〜
2%と、 PおよびAsのうちの1種または2種:0.01〜
0.1%と、 Pb:0.01〜0.1%と、 からなる群のうちの1種または2種以上を含有
し、残りがCuと不可避不純物からなる組成を有
するCu合金は、引張強さ:50Kg/mm2以上の高強度
を有し、かつ海水、特に汚染海水に対してもすぐ
れた耐食性を示すと共に、熱間加工性、特に熱間
鍛造性にすぐれたものであるという知見を得たの
である。 この発明は、上記知見にもとづいてなされたも
のであつて、以下に成分組成範囲を上記の通りに
限定した理由を説明する。 (a) Mn Mn成分には、合金の強度および熱間加工性を
向上させる作用があるので、その含有量が7%未
満では前記作用に所望の効果が得られず、一方22
%を越えて含有させると、溶解歩留が著しく低下
するようになることから、その含有量を7〜22%
と定めた。 (b) Zn Zn成分には、合金の強度を高めると共に、熱
間加工性、特に熱間鍛造性を著しく改善する作用
があるが、その含有量が25%未満では、特に苛酷
な熱間鍛造に際して欠肉や割れが発生し易くなる
ばかりでなく、鍛造金型の寿命低下の原因ともな
り、一方35%を越えて含有させると、耐海水腐食
性および合金の常温伸びの低下が著しく、靭性不
足をきたすようになることから、その含有量を25
〜35%と定めた。 (c) Ni Ni成分には、耐食性、特に耐海水腐食性を向
上させる作用があるが、その含有量が3%未満で
は所望のすぐれた耐海水腐食性を確保することが
できず、一方8.5%を越えて含有させると、合金
強度が低下し、かつ熱間加工性も劣化して、熱間
押出しや熱間鍛造などが困難になることから、そ
の含有量を3〜8.5%と定めた。 (d) FeおよびTi これらの成分には、結晶粒を微細化し、これに
よつて熱間加工材の靭性を向上させ、さらに耐海
水腐食性を向上させる作用があるが、その含有量
が0.1%未満では前記作用に所望の効果が得られ
ず、一方2.5%を越えて含有させると、鍛造欠陥
が発生し易くなるばかりでなく、熱間加工材の靭
性が低下するようになることから、その含有量を
0.1〜2.5%と定めた。 (e) AlおよびSi これらの成分には、脱酸作用があるほか、合金
の強度を向上させ、かつ合金の溶解および鍛造性
を改善し、さらに熱間加工性を一段と向上させる
作用があるが、その含有量が0.1%未満では前記
作用に所望の効果が得られず、一方2%を越えて
含有させると合金の伸びが低下し、さらに耐海水
腐食性を劣化するようになることから、その含有
量を0.1〜2%と定めた。 (f) SnおよびCo これらの成分には、合金の強度をさらに一段と
向上させる作用があるので、特により一層の高強
度が要求される場合に必要に応じて含有される
が、その含有量が0.1%未満では所望の強度向上
効果が得られず、一方2%を越えて含有されると
合金の靭性が低下するようになることから、その
含有量を0.1〜2%と定めた。 (g) PおよびAs これらの成分には、腐食環境下での合金表面よ
りの脱亜鉛を著しく抑制し、もつて耐食性、特に
耐海水腐食性をより一段と向上させる作用がある
ので、高度の耐海水腐食性が要求される場合に必
要に応じて含有されるが、その含有量が0.01%未
満では前記作用に所望の向上効果が得られず、一
方0.1%を越えて含有させると熱間加工性が劣化
するようになることから、その含有量を0.01〜
0.1%と定めた。 (h) Pb Pb成分には、合金の被削性を向上させる作用
があるので、特にすぐれた被削性が要求される場
合に必要に応じて含有されるが、その含有量が
0.01%未満では所望の被削性を確保することがで
きず、一方0.1%を越えて含有させると、熱間鍛
造時に鍛造割れが発生し易くなることから、その
含有量を0.01〜0.1%と定めた。 つぎに、この発明のCu合金を実施例により具
体的に説明する。 実施例 通常の高周波誘導炉を用い、黒鉛るつぼ中に
て、それぞれ第1表に示される成分組成をもつた
本発明Cu合金1〜44、比較Cu合金1〜11、およ
び従来Cu合金(JIS・AlBC2)を溶製し、金型に
鋳造して直径:200mmφ×長さ:400mmの寸
【表】
【表】
法をもつたビレツトとした。なお、比較Cu合金
1〜11は、いずれも構成成分のうちのいずれかの
成分含有量(第1表に※印を付したもの)がこの
発明の範囲から外れた組成を有するものである。 ついで、この結果得られた各種のビレツトを、
750℃に加熱した状態で、1500ton押出し機を用い
て直径:40mmφの丸棒に熱間押出し加工を行な
い、この時の押出し圧力および押出し歩留りを測
定することによつて熱間押出し加工法を評価し
た。なお、押出し歩留りは、押出し加工後の丸棒
の両端部不良部分を切除し、この切除後の丸棒の
重量が前記ビレツトの重量に占める割合で示し
た。 また、上記の熱間押出し加工後の丸棒より直
径:40mmφ×長さ:100mmの寸法をもつた試験片
を切出し、この試験片を700℃に加熱した状態
で、150tonクランクプレス機(金型温度:250
℃)にて、直径:110mmφ×厚さ:13.4mmの円板
に熱間鍛造し、熱間鍛造後の円板に発生した欠肉
や割れを観察し、これらの欠陥の全くな
1〜11は、いずれも構成成分のうちのいずれかの
成分含有量(第1表に※印を付したもの)がこの
発明の範囲から外れた組成を有するものである。 ついで、この結果得られた各種のビレツトを、
750℃に加熱した状態で、1500ton押出し機を用い
て直径:40mmφの丸棒に熱間押出し加工を行な
い、この時の押出し圧力および押出し歩留りを測
定することによつて熱間押出し加工法を評価し
た。なお、押出し歩留りは、押出し加工後の丸棒
の両端部不良部分を切除し、この切除後の丸棒の
重量が前記ビレツトの重量に占める割合で示し
た。 また、上記の熱間押出し加工後の丸棒より直
径:40mmφ×長さ:100mmの寸法をもつた試験片
を切出し、この試験片を700℃に加熱した状態
で、150tonクランクプレス機(金型温度:250
℃)にて、直径:110mmφ×厚さ:13.4mmの円板
に熱間鍛造し、熱間鍛造後の円板に発生した欠肉
や割れを観察し、これらの欠陥の全くな
【表】
【表】
【表】
い場合を〇印、わずかでも欠陥の発生があつた場
合を×印で評価した。 さらに、上記の熱間押出し加工後の丸棒より、
幅:25mm×長さ:70mm×厚さ:3mmの寸法をもつ
た試験片を切出し、この試験片を用い、JIS規格
に則して200時間の塩水噴霧試験を行ない、試験
後の腐食減量を測定し、耐海水腐食性を評価し
た。 また、さらに上記の熱間押出し加工後の丸棒よ
り引張試験片を切出し、引張強さを測定した。こ
れらの測定結果を第2表に示した。 第2表に示される結果から、本発明Cu合金1
〜44は、いずれも従来Cu合金に比してすぐれた
熱間加工性および耐海水腐食性を示し、かつ著し
く高い強度をもつことが明らかである。一方、比
較Cu合金1〜11に見られるように、構成成分の
うちのいずれかの成分含有量でもこの発明の範囲
から外れると前記の特性のうち少なくともいずれ
かの特性が劣つたものになるのである。 上述のように、この発明のCu合金は、高強度
を有し、かつ耐海水腐食性および熱間加工性にも
すぐれているので、これらの特性が要求される、
例えば海水輸送用ラインパイプにおける弁体など
の製造に用いた場合、著しく長期に亘つてすぐれ
た性能を発揮するのである。
合を×印で評価した。 さらに、上記の熱間押出し加工後の丸棒より、
幅:25mm×長さ:70mm×厚さ:3mmの寸法をもつ
た試験片を切出し、この試験片を用い、JIS規格
に則して200時間の塩水噴霧試験を行ない、試験
後の腐食減量を測定し、耐海水腐食性を評価し
た。 また、さらに上記の熱間押出し加工後の丸棒よ
り引張試験片を切出し、引張強さを測定した。こ
れらの測定結果を第2表に示した。 第2表に示される結果から、本発明Cu合金1
〜44は、いずれも従来Cu合金に比してすぐれた
熱間加工性および耐海水腐食性を示し、かつ著し
く高い強度をもつことが明らかである。一方、比
較Cu合金1〜11に見られるように、構成成分の
うちのいずれかの成分含有量でもこの発明の範囲
から外れると前記の特性のうち少なくともいずれ
かの特性が劣つたものになるのである。 上述のように、この発明のCu合金は、高強度
を有し、かつ耐海水腐食性および熱間加工性にも
すぐれているので、これらの特性が要求される、
例えば海水輸送用ラインパイプにおける弁体など
の製造に用いた場合、著しく長期に亘つてすぐれ
た性能を発揮するのである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Mn:7〜22%、 Zn:25〜35%、 Ni:3〜8.5% FeおよびTiのうちの1種または2種:0.1〜25
%、 AlおよびSiのうちの1種または2種:0.1〜2
%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有することを特徴とする耐海
水腐食性および熱間加工性にすぐれた高強度Cu
合金。 2 Mn:7〜22%、 Zn:25〜35%、 Ni:3〜8.5%、 FeおよびTiのうちの1種または2種:0.1〜2.5
%、 AlおよびSiのうちの1種または2種:0.1〜2
%、 を含有し、さらに、 SnおよびCoのうちの1種または2種:0.1〜2
%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有することを特徴とする耐海
水腐食性および熱間加工性にすぐれた高強度Cu
合金。 3 Mn:7〜22%、 Zn:25〜35%、 Ni:3〜8.5%、 FeおよびTiのうちの1種または2種:0.1〜2.5
%、 AlおよびSiのうちの1種または2種:0.1〜2
%、 を含有し、さらに、 PおよびAsのうちの1種または2種:0.01〜
0.1%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有することを特徴とする耐海
水腐食性および熱間加工性にすぐれた高強度Cu
合金。 4 Mn:7〜22%、 Zn:25〜35%、 Ni:3〜8.5%、 FeおよびTiのうちの1種または2種:0.1〜2.5
%、 AlおよびSiのうちの1種または2種:0.1〜2
%、 を含有し、さらに、 Pb:0.01〜0.1% を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有することを特徴とする耐海
水腐食性および熱間加工性にすぐれた高強度Cu
合金。 5 Mn:7〜22%、 Zn:25〜35%、 Ni:3〜8.5%、 FeおよびTiのうちの1種または2種:0.1〜2.5
%、 AlおよびSiのうちの1種または2種:0.1〜2
%、 を含有し、さらに、 SnおよびCoのうちの1種または2種:0.1〜
2%と、 PおよびAsのうちの1種または2種:0.01〜
0.1%と、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有することを特徴とする耐海
水腐食性および熱間加工性にすぐれた高強度Cu
合金。 6 Mn:7〜22%、 Zn:25〜35%、 Ni:3〜8.5%、 FeおよびTiのうちの1種または2種:0.1〜2.5
%、 AlおよびSiのうちの1種または2種:0.1〜2
%、 を含有し、さらに、 SnおよびCoのうちの1種または2種:0.1〜
2%と、 Pb:0.01〜0.1%と、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有することを特徴とする耐海
水腐食性および熱間加工性にすぐれた高強度Cu
合金。 7 Mn:7〜22%、 Zn:25〜35%、 Ni:3〜8.5%、 FeおよびTiのうちの1種または2種:0.1〜2.5
%、 AlおよびSiのうちの1種または2種:0.1〜2
%、 を含有し、さらに、 PおよびAsのうちの1種または2種:0.01
〜0.1%と、 Pb:0.01〜0.1%と、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有することを特徴とする耐海
水腐食性および熱間加工性にすぐれた高強度Cu
合金。 8 Mn:7〜22%、 Zn:25〜35%、 Ni:3〜8.5% FeおよびTiのうちの1種または2種:0.1〜2.5
%、 AlおよびSiのうちの1種または2種:0.1〜2
%、 を含有し、さらに、 SnおよびCoのうちの1種または2種:0.1〜
2%と、 PおよびAsのうちの1種または2種:0.01〜
0.1%と、 Pb:0.01〜0.1%と、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有することを特徴とする耐海
水腐食性および熱間加工性にすぐれた高強度Cu
合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3260083A JPS59159957A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 耐海水腐食性および熱間加工性にすぐれた高強度Cu合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3260083A JPS59159957A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 耐海水腐食性および熱間加工性にすぐれた高強度Cu合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59159957A JPS59159957A (ja) | 1984-09-10 |
JPS6140291B2 true JPS6140291B2 (ja) | 1986-09-08 |
Family
ID=12363352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3260083A Granted JPS59159957A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 耐海水腐食性および熱間加工性にすぐれた高強度Cu合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59159957A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0353997A (ja) * | 1989-07-14 | 1991-03-07 | Calcomp Technol & Procurement Inc | プロッタ |
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JPH01177327A (ja) * | 1988-01-06 | 1989-07-13 | Sanpo Shindo Kogyo Kk | 銀白色を呈する快削性銅基合金 |
JP5564357B2 (ja) * | 2010-08-12 | 2014-07-30 | 三菱マテリアル株式会社 | 銅合金及び鋳造品 |
KR101260912B1 (ko) * | 2011-02-01 | 2013-05-06 | 주식회사 풍산 | 해수용 동합금재 및 이의 제조 방법 |
CN105316521A (zh) * | 2015-12-02 | 2016-02-10 | 苏州龙腾万里化工科技有限公司 | 一种便于铸造加工用黄铜合金 |
-
1983
- 1983-02-28 JP JP3260083A patent/JPS59159957A/ja active Granted
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0353997A (ja) * | 1989-07-14 | 1991-03-07 | Calcomp Technol & Procurement Inc | プロッタ |
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Publication number | Publication date |
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JPS59159957A (ja) | 1984-09-10 |
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