JPS6014916B2 - 全密閉形電動圧縮機の吸込消音装置 - Google Patents
全密閉形電動圧縮機の吸込消音装置Info
- Publication number
- JPS6014916B2 JPS6014916B2 JP53067801A JP6780178A JPS6014916B2 JP S6014916 B2 JPS6014916 B2 JP S6014916B2 JP 53067801 A JP53067801 A JP 53067801A JP 6780178 A JP6780178 A JP 6780178A JP S6014916 B2 JPS6014916 B2 JP S6014916B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction pipe
- suction
- cover
- electric compressor
- silencer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕 Z本発
明は、冷蔵庫用圧縮機等として使用される全密閉形電動
圧縮機の消音装置に関するものである。
明は、冷蔵庫用圧縮機等として使用される全密閉形電動
圧縮機の消音装置に関するものである。
.〔従釆分野〕
従来の公知技術は椿公昭斑−607び号公報(袴腹昭5
3−28716号)に示されており、その構造を第1図
〜第5図により説明する。
3−28716号)に示されており、その構造を第1図
〜第5図により説明する。
圧縮機本体はフレーム1を基準に電動機2を下部とし、
上部にピストン3及びシリンダ4等の圧縮機構部が配置
されている。シリンダ4の頂部には弁座5等を介し、弁
座カバー6が接合されて居り、弁座カバー6には吸込、
吐出消音器6a,6bがシリング4を挟合する形態で基
板6cの両側に取付けられている。吸込消音器6aは拡
張形消音器であり、この消音器6aの反基板側には共鳴
形消音器6dが第1図および第2図に示す如く基板6c
に対しコの字形鋼板の端面が垂直に取付けられている。
この共鳴形消音器6dは一端を拡張形消音器6aに接合
されるU字形の吸込パイプ6eとコの字状に成形したカ
バー6fとの2部品で形成される。前記吸込パイプ6e
は適宜位置に共鳴穴を関口しており、池端が最下点にな
るよう配置されている。このカバー6fは、コの字2辺
間の間隔が吸込パイプ6e外径とほぼ同等に成形されて
居り、カバー6fの端都内面と吸込パイプ6e外面間が
接触し、その部分を銅ろう付により固着し、これらで囲
まれた部分が共鳴室となる。一方、ピストン3及びシリ
ンダ4間の潤滑油は第1図矢印の様に回転軸7の上部の
偏0ピン部7aから油を飛散してピストン3上面に振り
掛けるようにしている。この場合、油は消音器6dにも
飛散し、第4図、第5図に示す如く流れ、吸込パイプ6
eの先端吸込口6iに流入する。その結果、吸込パイプ
6eと吸込消音室6aを経た油が吸込弁(図示せず)と
ピストン3面との間に流入することになり液圧縮を生じ
る。このため吸込弁のたたき音が発生したり、吸込弁の
強度以上の圧縮応力が負荷され弁破壊などの致命的欠陥
を有する。〔発明の目的〕 本発明はかかる欠陥を解消するためになされたもので、
潤滑油が吸込弁とピストン面との間に流入しないように
することを目的とするものである。
上部にピストン3及びシリンダ4等の圧縮機構部が配置
されている。シリンダ4の頂部には弁座5等を介し、弁
座カバー6が接合されて居り、弁座カバー6には吸込、
吐出消音器6a,6bがシリング4を挟合する形態で基
板6cの両側に取付けられている。吸込消音器6aは拡
張形消音器であり、この消音器6aの反基板側には共鳴
形消音器6dが第1図および第2図に示す如く基板6c
に対しコの字形鋼板の端面が垂直に取付けられている。
この共鳴形消音器6dは一端を拡張形消音器6aに接合
されるU字形の吸込パイプ6eとコの字状に成形したカ
バー6fとの2部品で形成される。前記吸込パイプ6e
は適宜位置に共鳴穴を関口しており、池端が最下点にな
るよう配置されている。このカバー6fは、コの字2辺
間の間隔が吸込パイプ6e外径とほぼ同等に成形されて
居り、カバー6fの端都内面と吸込パイプ6e外面間が
接触し、その部分を銅ろう付により固着し、これらで囲
まれた部分が共鳴室となる。一方、ピストン3及びシリ
ンダ4間の潤滑油は第1図矢印の様に回転軸7の上部の
偏0ピン部7aから油を飛散してピストン3上面に振り
掛けるようにしている。この場合、油は消音器6dにも
飛散し、第4図、第5図に示す如く流れ、吸込パイプ6
eの先端吸込口6iに流入する。その結果、吸込パイプ
6eと吸込消音室6aを経た油が吸込弁(図示せず)と
ピストン3面との間に流入することになり液圧縮を生じ
る。このため吸込弁のたたき音が発生したり、吸込弁の
強度以上の圧縮応力が負荷され弁破壊などの致命的欠陥
を有する。〔発明の目的〕 本発明はかかる欠陥を解消するためになされたもので、
潤滑油が吸込弁とピストン面との間に流入しないように
することを目的とするものである。
即ち、吸込パイプ6eがU字状に形成され、この吸込パ
イプ6eに断面略コ字状のカバー6fが接合されて、こ
の吸込パイプ6eとカバー6fとで囲まれた空間を消音
室とする消音器6dが形成され、この消音器6dの吸込
パイプ6eの一端が圧縮機構部の吸込側に取付けられ、
この吸込パイプ6eの他端6iが最下端に位置するよう
煩斜して取付けるようにした全密閉形電動圧縮機の吸込
消音装置において、前記カバーの下部を張り出させ、こ
の張り出し部で油滴下案内部を形成し、更に前記吸込パ
イプを覆ったことを特徴とする全密閉形電動圧縮機の吸
込消音装置である。
イプ6eに断面略コ字状のカバー6fが接合されて、こ
の吸込パイプ6eとカバー6fとで囲まれた空間を消音
室とする消音器6dが形成され、この消音器6dの吸込
パイプ6eの一端が圧縮機構部の吸込側に取付けられ、
この吸込パイプ6eの他端6iが最下端に位置するよう
煩斜して取付けるようにした全密閉形電動圧縮機の吸込
消音装置において、前記カバーの下部を張り出させ、こ
の張り出し部で油滴下案内部を形成し、更に前記吸込パ
イプを覆ったことを特徴とする全密閉形電動圧縮機の吸
込消音装置である。
以下、本発明を第6図、第7図に示す一実施例に基いて
説明する。
説明する。
6fはコの字状カバーで鋼板を折り曲げて形成されたも
のである。
のである。
6jは油滴下案内部で、カバー6fの一部を張り出させ
て形成されている。
て形成されている。
このカバー6fは第7図に示す如く、U字状に形成され
た吸込パイプ6eを挟みこむように取付けて一体形を消
音器6dを形成するものである。このようにして形成さ
れた消音器6dの吸込パイプ6e一端側はカバー6fの
油滴下3案内部が最下端に位置するように吸込消音器6
aに対し傾斜して取付けられている。しかして、消音器
6d上に飛散した油は消音器6d表面上を流下するが、
最終的には全ての油が油滴下案内部6jに集中し、1箇
所に油を滴下さ3せることができるので、不必要な部分
への油飛散を確実に防止できるものである。
た吸込パイプ6eを挟みこむように取付けて一体形を消
音器6dを形成するものである。このようにして形成さ
れた消音器6dの吸込パイプ6e一端側はカバー6fの
油滴下3案内部が最下端に位置するように吸込消音器6
aに対し傾斜して取付けられている。しかして、消音器
6d上に飛散した油は消音器6d表面上を流下するが、
最終的には全ての油が油滴下案内部6jに集中し、1箇
所に油を滴下さ3せることができるので、不必要な部分
への油飛散を確実に防止できるものである。
本発明は以上説明したように、極めて簡単な構造で、油
の吸込パイプ6e流入を防止し、吸込弁のたたき音を確
実に防止することができる。
の吸込パイプ6e流入を防止し、吸込弁のたたき音を確
実に防止することができる。
また吸込弁強度以上の圧縮応力が負荷されることもない
。更に、カバーの張り出し部が吸込パイプを覆うように
したので、吸込パイプとカバーとの固定力が強くなるも
のである。
。更に、カバーの張り出し部が吸込パイプを覆うように
したので、吸込パイプとカバーとの固定力が強くなるも
のである。
第1図は従来のスコッチヨーク方式圧縮機構を採用した
全密閉形電動圧縮機の一例を示す斜視図第2図は第1図
圧縮機本体に取付けられる消音器付き弁座カバーの形状
の一例を示す斜視図、第3図は第2図に示す弁座カバー
の共鳴形消音器の構成部材を分解した状態を示す斜視図
、第4図は第1図、第2図に示す弁座カバーの共鳴形消
音器の吸込パイプとコの字鋼板の端面との関係を示す正
面図、第5図は第4図共鳴形消音器の下部を伝い吸込パ
イプ先端に油が流入する状態を説明する側面図、第6図
は本発明に係わる共鳴形消音器を構成するコの字形鋼板
の一例を示す斜視図、第7図は第6図に示すコの字成形
鋼板を使用し構成した共鳴形消音器の形態を示す斜視図
である。 1・・・・・・フレーム、2・・・・・・電動機、3・
・・・・・ピストン、4・・・・・・シリンダ、5・・
・・・・弁座、6・・・・・・弁座カバー、6a……吸
込消音器、6b…・・・吐出消音器、6c・・・…基板
、6d・・・・・・共鳴形消音器、6e…・・・吸込パ
イプ、6f・・・・・・カバー、6g・・・・・・カバ
ー6fの下側端面、6h・…・・吸込パイプ敬付状態で
の最下点、6i・・・…吸込パイプ先端、6i・・・・
・・油滴下案内部、7・…・・回転軸、7a・・・・・
・回転軸7の偏心ピン部。 第3図 第6図 第1図 第2図 第4図 第5図 第7図
全密閉形電動圧縮機の一例を示す斜視図第2図は第1図
圧縮機本体に取付けられる消音器付き弁座カバーの形状
の一例を示す斜視図、第3図は第2図に示す弁座カバー
の共鳴形消音器の構成部材を分解した状態を示す斜視図
、第4図は第1図、第2図に示す弁座カバーの共鳴形消
音器の吸込パイプとコの字鋼板の端面との関係を示す正
面図、第5図は第4図共鳴形消音器の下部を伝い吸込パ
イプ先端に油が流入する状態を説明する側面図、第6図
は本発明に係わる共鳴形消音器を構成するコの字形鋼板
の一例を示す斜視図、第7図は第6図に示すコの字成形
鋼板を使用し構成した共鳴形消音器の形態を示す斜視図
である。 1・・・・・・フレーム、2・・・・・・電動機、3・
・・・・・ピストン、4・・・・・・シリンダ、5・・
・・・・弁座、6・・・・・・弁座カバー、6a……吸
込消音器、6b…・・・吐出消音器、6c・・・…基板
、6d・・・・・・共鳴形消音器、6e…・・・吸込パ
イプ、6f・・・・・・カバー、6g・・・・・・カバ
ー6fの下側端面、6h・…・・吸込パイプ敬付状態で
の最下点、6i・・・…吸込パイプ先端、6i・・・・
・・油滴下案内部、7・…・・回転軸、7a・・・・・
・回転軸7の偏心ピン部。 第3図 第6図 第1図 第2図 第4図 第5図 第7図
Claims (1)
- 1 吸込パイプ6eがU字状に形成され、この吸込パイ
プ6eに断面略コ字状のカバー6fが接合されて、この
吸込パイプ6eとカバー6fとで囲まれた空間を消音室
とする消音器6dが形成され、この消音器6dの吸込パ
イプ6eの一端が圧縮機構部の吸込側に取付けられ、こ
の吸込パイプ6eの他端6iが最下端に位置するよう傾
斜して取付けるようにした全密閉形電動圧縮機の吸込消
音装置において、前記カバー6fの下部を張り出させ、
この張り出し部で油滴下案内部6jを形成し、更に前記
吸込パイプ6eを覆ったことを特徴とする全密閉形電動
圧縮機の吸込消音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53067801A JPS6014916B2 (ja) | 1978-06-07 | 1978-06-07 | 全密閉形電動圧縮機の吸込消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53067801A JPS6014916B2 (ja) | 1978-06-07 | 1978-06-07 | 全密閉形電動圧縮機の吸込消音装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54159709A JPS54159709A (en) | 1979-12-17 |
JPS6014916B2 true JPS6014916B2 (ja) | 1985-04-16 |
Family
ID=13355405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53067801A Expired JPS6014916B2 (ja) | 1978-06-07 | 1978-06-07 | 全密閉形電動圧縮機の吸込消音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014916B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100445484B1 (ko) * | 2002-06-28 | 2004-08-21 | 엘지전자 주식회사 | 밀폐형 압축기의 흡입머플러 |
KR100775113B1 (ko) | 2006-08-25 | 2007-11-08 | 엘지전자 주식회사 | 밀폐형 압축기의 흡입머플러 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS519703U (ja) * | 1974-07-09 | 1976-01-24 |
-
1978
- 1978-06-07 JP JP53067801A patent/JPS6014916B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS519703U (ja) * | 1974-07-09 | 1976-01-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54159709A (en) | 1979-12-17 |
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