JPS60147325A - タイヤプライの折返し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術骨！’Ｆ） 本発明は自動車タイヤの製造に供される生タイヤ成形装
置において、直径の拡縮可能なドラムの両側に位置し、
リンク機構により進退せしめられて、ドラム上に巻きつ
けたタイヤプライの両側部をそれぞれビード回りに折返
す複数のセグメント状フィンガーを有するタイヤプライ
の折返し装置の改良に関するものである。

（従来技術） 生タイヤの成形において、第１図に示すようにドラムｌ
上にタイヤプライ２を巻きつけジヨイントしリング状を
形成するとき、プライ巾２ＰＷばドラム巾２ＤＷより大
きいためドラム１からはみ出たプライ２のはみ出し部分
３にプライ巻きつけ台部分が存在しないと、はみ出し部
分３とはみ出していない部分とではテンシランに差が生
してプライジヨイントが不正確になり易く、又、シワが
発生しやすく、この傾向はドラム中２ＤＷに対してプラ
イ巾２ＰＷが大きい程順著になる。そのため、従来、セ
グメント状フィンガ一式のプライ折返し装置を伴うドラ
ムにあっては、第２図に示すように、プライ２の巻きつ
け径である縮径状態のドラムセグメントのベース部５に
、円周方向に複数個存在するフィンガー６の先端の回転
可能な折返しリング７がドラムセグメント４の端部に接
するように乗り、この各フィンガー６の゛外周面が円筒
状をなしてプライはみ出し部分３の巻きつけ台部を形成
するようにしている。

しかしながら、ドラムｌが第３図イロに示すように、大
小中のドラムセグメントが円周方向に交互に配列され、
小名グメント８の拡縮径ストロークを大セグメント９よ
り大きくし、縮径時（第３図口）は小セグメント８が大
セグメント９の間に沈み込み大セグメント９のみでプラ
イ巻きつけ径である円筒状を形成し、又、拡径時（第３
図イ）は大小セグメント８．９で各セグメント間の隙間
なしの状態を形成する構造である場合には、縮径時、小
セグメント８が大セグメント９より内方に沈み込んでい
るため、フィンガー先端の折返しリング７は大セグメン
ト９の各ベース部１０のみで受け止められ、小セグメン
ト８の各ベース部１１によっては受け止めることができ
ず、加えて折返しリング自体の変形等もあってフィンガ
ー６は正確な円筒状（プライ巻きつけ径）を形成するこ
とは困難であった。

又、従来、リンク機構により進退せしめられるセグメン
ト状フィンガーを備えたタイヤブライ折返し装置におい
ては、リンク機構の固定支点がドラム側部に連結された
構造であるため、成形すべきタイヤプイズに応じてドラ
ム中を変更したとき、それに伴い縮径時のドラムの端縁
部にフィンガー先端部が当接し円筒状を形成するようフ
ィンガーの軸方向位置を調整するさいに、多数枚のフィ
ンガー（約１６〜３２枚）ｌｒ枚１枚の長さＦＬを調整
せねばならず多大の手間を要し能率が悪いという問題が
あった。

（発明の目的） 本発明は上記の問題点を解消し、生タイヤの成形におい
てドラム上にタイヤプライを巻き付けるとき、ドラムの
両側でセグメント状フィンガーの外周面がドラム縮径に
適合した正確な円筒状を形成し、ドラム部分上プライは
み出し部分とで差のない均質なプライ巻き付けが可能で
あり、又ζ　ドラム中変更に伴うフィンガーの軸方向の
位置調整が極めて容易である、タイヤプライの折返し装
置を提供することを目的とする（発明の構成） 本発明のタイヤプライの折返し装置は、直径の拡縮可能
なドラムの両側に位置し、リンク機構により進退せしめ
られてく　ドラム上に巻き付けたタイヤプライの両側部
をそれぞれビード回りに折返す複数のセグメント状フィ
ンガーを有するタイヤプライの折返し装置において、上
記ドラムの両側にドラムの縮径時に上記フィンガーを内
側から受け止めるフィンガー受はリングを配置するとと
もに、上記リンク機構の固定支点をドラムの主軸に摺動
可能に外嵌固定したスリーブに連結し、上記フィンガー
の先端には回転可能な折返しリングを備えていることを
特徴とするものである。

（実施例） 本発明を図面に参照しつつ以下に詳細に説明する。

本発明のタイヤプライの折返し装置の右半分の縦断正面
図で上半分はドラムが拡径しプライが折り返された状態
で、下半分はドラムが縮径しプライが巻き付けられた状
態をそれぞれ不す第４図において、図中２０はドラム、
２１はタイヤプライ折返し機構、２２はドラム主軸、２
３はフィンガー受はリングである。

ドラム２０は、第３図に示したように、大小中のドラム
セグメントが交互に配列され小セグメントの拡縮ストロ
ークを大セグメントより大きくし、縮径時は小セグメン
トが大セグメントの間に沈み込み大セグメントのみで円
筒状を形成し、拡縮時は大小セグメントで円筒状を形成
する構造の公知の拡縮径可能なドラムであり、図中２４
は大セグメント、２５は大セグメント取付は用ベース、
２６はスペーセー、ｃ−ｃ線はドラム２０の中心線を示
している。尚、ドラムの両端近傍には、ビード受溝２７
が円周方向に穿設されている。

プライ折返し機構２１において、スリ・−ブ２８がドラ
ム主軸２２に摺動可能に外嵌され、固定用ナツト２９と
複数個のボルト３０によ・す、軸方向の所望位置に固定
されるようになっている。尚、このスリツプ２８゛は図
示していないが回転止めキーを有している。

スリーブ２Ｂにはエヤシリンダー３１が外装されている
。尚、スリーブ２８には棒状のエヤシリンダー回転止め
３２がボルト止めされている。此のエヤシリンダー３１
の前部に軸３３（移動支点）にてリンク３４の端を枢着
し、リンク３４の他端はレバー３５・の中央部に軸３６
にで枢着し、レバー３５の一端はスリーブ２８に固定し
たボス３７に軸３８にて枢着しこの軸３８は固定支点と
なり、又、レバー３５の他端は軸３９にてセグメント状
フィンガー４０の基部に枢着している。尚、ボス３７は
スリーブ２８からの抜は落ち防止のためのナツト４１及
びボルト４２で係止されている。

セグメント状フィンガー４０は先端部に折返しリング４
３が回転可能に空りつけられており、又、ドラム縮径時
にドラム２０の端縁から離れた位置に公知の円環状のフ
ィンガー締め付は用スプリングリング４４が支持されて
いる。折返しリング４３は、第５図（力（ロ）に示すよ
うに、各セグメント状フィンガー４０の先端にコイルス
ブリング支持部４５が隣合うものの間に回転可能な連結
ピン４６を介してコイルスプリング４７を支持しており
、フィンガー４０と同数のこのコイルスプリング４７と
連結ピン４６によって円環状に連結した状態を形成する
。スプリン　ｒグ４７はピン４６との連結部においても
回転可能である。このようにピン４６とスプリング４７
は夫々単独で回転可能な構成であるため、ブライの折返
し動作時及び戻りの動作時の何れにおいても、スプリン
グ４７は円滑な回転を行い、均質なプライ折返しが出来
、又、戻り動作時においてもプライ折返し端に引っ掛か
ることがなく、従ってシワが発生せず、従来提案されて
受けリング２３がドラム主軸２（２にキー４８により固
定されている。フィンガー４０はフィンガー締付用スプ
リング４４により中心方向に引張られているので、ドラ
ム縮径時、フィンガー４０の内面が受けリング２３の外
周面に当接し、フィンガー４０は内側から受け止められ
て安定した円筒状をなし、その外周面はドラム縮径に適
合した正確な外周面（即ちプライ５０の巻き付は台部）
を形成することとなる。このとき、フィンガー外周ｉＤ
、、フィンガー厚みｔ６．フィンガー受はリング外ｆｉ
ｌ　Ｄｉ　ｒ　レバー軸３９の中心とフィンガ一連結部
外表面４９との距離ｔ２．及び、フィンガ〒後退限（第
４図下半分）での軸針するこをがドラム縮径に適合した
正確な円筒状を得るために必要である＝　・ Ｄ＋　−２ｔ＋　＝Ｄ１．　’Ｄｌ　２　ｔよ＝Ｄ。

尚、フィンガー４０のｔ１厚み部の長さｌμよドラム２
０の巾変更範囲をすべてカバニするように設定　・、す
るごとにより、ドラム巾の変更に伴い、フィンガー位置
を変更してもり、　−２ｔ、　＝Ｄ、の関係は変わらな
いので常に正確な円筒状が得”られる。

尚又ミプライ折り返し動作時はドラム２ｏが拡張しそれ
によりフィンガー４０の先端が持ち上げられ受けリング
２３か・ら引き離されるので受けリング２３の存在は折
り返し動作に全く支障がない。

′ドラム巾の、変更に際しては、先づ連結ボルト３０を
外し、固定用ナシ−ト２９を進退させてス道床のフィン
ガー４０の先端が当接し、フィンガー外周面がドラム縮
径と適合する状態）にスライドした後、固定用ナツト２
９を螺着し、連結ボルト３０を螺着して、スリーブの軸
方向位置を固定する。

以上のように構成したタイヤプライ折り返しインガー４
０の外周面にわたってプライ５０が巻き付けられ、次い
でビード５１がビード受は溝２７上にセットされると、
ドラム２０が拡径し、ビード５１がビード受は溝２７に
嵌入する。続いて、前部エヤシリンダー室Ａにエヤが供
給され、エヤシリンダー３１が往動作し、リンク３４が
起き、レバー３５も起き上がり、フィンガー４０の基部
がフィンガー締め付は用スプリング４４に抗して持ち上
げられつつフィンガー４０の先端の折返しリング４３が
プライ５０の両側部を押し出し、ビード５１０回りに折
り返し圧着し、第４図の上半分に示す状態となる。

プライの折り返し完了後、エヤシリンダー室Ｂにエヤー
が入り、エヤシリンダー３１が復動作し、フィンガー先
端の折り返しリング４３はプライ折り返し部分を圧着し
つつ後退して、フィンガー４０は第４図上半分において
２点鎖線で示す状態になり、次いで成形終了後生カバー
取外し時にドラム２０が縮径して第４図下半分に示す状
態にもどる。

（発明の作用効果） 本発明は上記の通り、ドラムの両側にドラムの縮径時に
フィンガーを内側から受け止めるフィンガー受はリング
を配置したので、フィンガー外周面がドラム縮径に正確
に適合したプライ巻き付は台部を形成するので適正なプ
ライジ日インドが得られ、シワも寄らずプライ命中にね
たって均質な巻き付けができ、タイヤ品質の向上に寄与
する。

更に、リンク機構の固定支点をドラム側でな　７く、軸
方向摺動可能なスリーブ側に連結したので、ドラム中変
更に伴うフィンガー先端の位置調整がスリーブの移動の
みによって可能となったので作業能率が大巾に改善され
た。

更に又、折り返しリングを複数個の分割スプリングを回
転可能なピンで連結し、それぞれを回転自在にしたので
、均質なプライ折り返しとスムースな戻りが可能となり
不都合なシワ等の発生がない。

【図面の簡単な説明】

第１〜２図はドラムの左半分の一部縦断正面。 図で、第１図はフィンガーが存在しない状態、第２図は
フィンガーが存在している状態をしめず説明図、第３図
（へ）は拡縮可使ドラムの拡径待状態、第３図に）は縮
径待状態をそれぞれ示す一部断面図、第４図は本発明の
プライ折り返し装置の右半分の縦断正面図、第５図■は
本発明の折り返しリングの一部平面図１．第５図■は同
折り返しリングの正面図である。 ２０・・・ドラム、２１・・・折り返し機構。 ｚ２・・・ドラム主軸、２３・・・フィンガー受はリン
グ、２８・・・スリーブ、２９・・・スリーブ固定用ナ
ツト、３１・・・エヤシリンダー、３４・・・リンク、
３５・・・レバー、３８・・・固定支点、４０・・・セ
グメント状フィンガー、４３・・・折り返しリング、。 ５０・・・プライ。 特許出願人　住友ゴム工業株式会社 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 ２発明の名称 タイヤプライの折返し装置ｄ ６補正をする者 ４補正命令の日付 （自　発） 明細書のＪ４４頁第１５の記載「タイヤサイズ」とある
を「タイヤサイズ」酪こ訂正します。 明細書の第９頁第９行の記載「＋ｉマ円筒状の」とある
を「はソ円板状（但し、これ番よ１実施例にすぎない）
の１に訂正します。 明細書の！Ｊ７Ｓ１０頁第２行〜３行の記載ｒ　Ｑｌ＋
　３９の直径り、Ｊとあるを「軸３９の１１＋１，１径
り、ｊ　ｌこ訂正します。 以上 手続補正書（自発） 昭和５９年５月２２日 １、事件の表示 昭和５９年特許願第４１７１、 発明の名称 タイヤプライの折返し９４ ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 （自発） 願書の特許願、願書の特許請求の範囲に記載された発明
の数の欄及び明細書の特許請求の範囲の欄。 及び発明の詳細な説明の掴 （１）願書の特許願の肩に「（特許法第３８条ただし書
の規定による特許出願）」を１加します。 ■願書の特許請求の範囲に記載された発明の数「１」と
あるを「２」に訂正します。 （３）特許請求の範囲の補正は別紙の通り。 （４）明細書の第５頁第９行目「あり、又、ドラム中」
とあるを「あり・、、史に又、ドラムｌＩＪに訂正しま
す。　・　・ （５）・明細書の第５頁第１４行目「本発明のもとある
を「本発明の第１発明の」に訂正をします。 （６）明細書の第６頁第２行目［を配置するとともに、
上記リンク機構の固定支点をドラムの主軸に摺゛　動可
能に外嵌固定したスリーブに連結し、上記ヤインガーの
先端には回転可能な折返しリングを備えているこメを特
徴とするものである。・」とある、ｉ「を配置すること
を特徴とし、又、第２発明は前記第１発明の構成に加え
て、上記リンク機構の固定支点をドラムの主軸に摺動可
能に外嵌固定したスリーブに連結１てＬζることを特徴
とするものである。」に訂正します。 以上 特許請求の範囲 巻きつけたタイヤプライの両側部をそれぞれビード回り
に折返す複数のセグメント状フィンガーを有するタイヤ
プライの折返し装置［４こお（１てリング、を　ること
を　とするタイヤブラタイヤプライの折返し装置。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）直径の拡縮可能なドラムの両側に位置し、リンク
   機構により進退せしめられて、ドラム上に巻きつけたタ
   イヤプライの両側部をそれぞれビード回りに折返す複数
   のセグメント状フィンガーを有するタイヤプライの折返
   し装置において、上記ドラムの両側にドラムの縮径時に
   上記フィンガーを内側から受け止めるフィンガー受はリ
   ングを配置するとともに、上記リンク機構の固定支点を
   ドラムの主軸に摺動可能に外嵌固定したスリーブに連結
   し、上記フィンガーの先端には回転可能な折返しリング
   を備えていることを特徴とするタイヤプライの折返し装
   置。
2. （２）折返しリングが複数個のコイ゛ルスプリングを回
   転可能に支持した連結ビンで互いに連結してなる特許請
   求の範囲第１項記載のタイヤプライの折返し装置。