JPS60143289A - 管継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、各種配管施工時に発生する管材軸方向の寸法
誤差を吸収することのできる管継手に関する。

［発明の技術的背景と問題点］ 従来、接続すべき管材の軸方向の寸法誤差を吸収するこ
とのできる管継手としては、第１図及び第２図に示され
るようなものが知られている。即ち、接続すべき管材１
ａ、ｌｂを突き合わせるようにしてその端部間に跨がっ
てバッキング２を配置し、更にその上から２分割されて
いるケーシング３ａ、３ｂを被せ、ケーシング３ａ、３
ｂをボルト４及びす・ント５で結合することによって、
バッキング２を管材１ａ、ｌｂに密着させるようにした
管継手である。尚、６は管材１ａ、ｌｂの端部に溶接さ
れた抜は止め用のストッパーである。

上記従来の管継手によれば、ストッパー６の遊びの範囲
内でかつバッキング２が両管材１ａ、ｌｂに密着できれ
ば、管材１ａ、ｌｂの端口部同志がある程度離れていて
も漏れを生ずることなく接続が可能である。従って、管
材１ａ、ｌｂにその軸方向に寸法誤差が生じてもある程
度これを吸収できるものである。

しかしながら、前述の従来の管継手には次のような問題
点がある。

第一に、バッキング２やケーシング３ａ、３ｂを正しく
配置し、更にケーシング３ａ、３ｂをボルト４及びナツ
ト５で結合しなければならないため、狭い天井裏や床下
等の配管においては作業が大変で作業性に劣ることであ
る。

第二に、ケーシング３ａ、３ｂは、バッキング２を管材
１ａ、ｌｂに対して押し付は保持するためのもので直接
管材１ａ、Ｉｂを締付けるものではないので、両管材１
ａ、ｌｂはバッキング２に弾支されることになり、この
管継手部分でたわんでしまったりずれを起しやすいこと
である。即ち、管材１ａ、Ｉｂの固定力に劣るのである
。ケーシング３ａ、３ｂの内径と管材１ａ、ｌｂの外径
を正確に調整すればケーシング３ａ、３ｂで管材１ａ、
ｌｂをしっかり掴持させることもできるが、管材１ａ、
ｌｂの径の寸法精度上の問題もあって実用性が失なわれ
てしまう。

第三に、管材１ａ、ｌｂの軸方向寸法誤差吸収量を大き
くするにはバッキング２の幅を広げざるを得す、このバ
ッキング２の大型化に伴ってシール力の信頼度が低下し
てしまうので、それほど大きな寸法誤差吸収能力を得る
ことはできないことである。

［発明の目的］ 本発明は、作業性並びに管材の固定力に優れ、更に管材
軸方向の大きな寸法誤差吸収能力を発揮できる管継手を
提供することを目的とする。

［発明の概要］ 本発明は、シール部材を有する継手本体への管材の挿入
深さによって軸方向の寸法誤差を吸収することができる
ようにすると共に、継手本体の外周に設けられたリング
部材を回転させるだけでロック部劇の突出によって管材
がしっかり固定されるようにした点に大きな特徴を有す
るものである。

〔実施例］ ます、本発明の一実施例を第３図ないし第７図で説明す
る。

木管継手１１は、継手本体１２、シール部材１３、ロッ
ク部＄Ｊ１４、リング部材１５、ストッパー１６、およ
びリング部材１５の脱落防止リング１７とから構成され
ている。

継手本体１２は、大内径部１８と小内径部１８とからな
り、また、管壁は薄肉部２０と厚肉部２１とに形成され
ている。小内径部１８の厚肉部２１には、その内周面に
例えば０リング等のシール部材１３を嵌め込んだｉｆｌ
’ｊ２２がその全周にわたって形成されている。

小内径部１９の薄肉部２０には、その周方向に沿って周
長をたとえば４等分する位置に、継手本体１２の内外面
を貫通し内部にロック部材１４が挿入された保持孔２３
が形成されている。この保持孔２３は、ロック部材１４
が脱落しないように、継手本体１２の内周面側がやや小
径となるように形成されているものである。

ロック部材１４は、その直径が薄肉部２０の厚さより大
径の球体で、継手本体１２の外周側と内周側の双方に一
部が突出自在な状態で保持孔２３内に挿入されている。

このリング部材１４は、通常、ステン〜 レス鋼等の鋼材やセラミック材等の硬質材によって形成
されるものである。

小内径部１８の端部外周面には、脱落防止リング１７を
嵌め付けた溝２４が形成されている。この脱消防止リン
グ１７は、リング部旧１５の端面に当接して、リング部
材１５が継手本体１２から抜は落ちないようにするため
に設けられているものである。

厚肉部２１の薄肉部２０側端面２５には、ストッパ１６
を装着する装着孔２６が形成されている。ストッパ１６
は、フランジ部２７を有する棒部材２８にコイルスプリ
ンタ２８を挿設したもので、コイルスプリング２８の一
端はフランジ部２７に他端は装着孔２６内の段部にそれ
ぞわ係止されている。そして、装着孔２６は、棒部材２
８とコイルスプリング２８とを共に収納する大径部３０
と、さらにその深部に形成されて杯部旧２８の軸方向の
往復動を許容する小径部３１とから形成されており、上
述の段部は大径部３０と小径Ｂ１＋　３１との境界部分
に形成されている。このストッパ１６は、後述するよう
にリング部材１５を回転させてロック部材１４を継手本
体１２の内周側へ抑圧突出させたときに、リンク部材１
５の係合孔３４にはまり込んでリング部材１５の回転を
阻止固定するものである。またストッパ１６は、図示さ
れるもののようにリング部材１５の正逆両回転を阻止す
るものでなくとも、少なくともロック部材１４の抑圧を
解除してしまう逆回転を阻止できれば足る。

継手本体１２の大内径部１８には、被接続側管Ｐ１が挿
入されて、その外周面が継手本体１２に対して溶接等に
よって固着されている。被接続側ｙｐｔは、その管端部
から所定の長さにわたって拡径されており、その内径は
継手本体１２の小内径部１９の内径に等しく、小内径部
１８に挿入することによって接続する接続側管Ｐ２の挿
入深さを調整することができるように、その拡径部分の
長さにわたりて接続側ｔｌ・Ｐ　２の挿抜を自在に許容
している。

リング部材１５は、継手本体１２の薄肉部２０の外周に
、保持孔２３の位置に対応してその族ノブ向に沿って回
転可能に設けられている。また、第６図および第７図、
あるいは第８図および第９図に示すように、その内周面
には、周方向にたとえは４等分されてカムプロフィール
３２が形成されている。このカムプロフィール３２は、
リング部材１５が第７図および第９図において反時計回
転方向へ回転することによって、これに当接するロック
部材１４を継手本体１２の径方向内方へ押入するように
形成されている。第７図において３３は工具係合穴であ
り、リング部材１５の周側面にほぼ等間隔にたとえは４
箇所設けられている。この工具係合穴３３に、これに相
当する工具（図示せず）を係合させることによって、リ
ング部材１５を容易に回転させることができる。また、
第９図に示すように、リング部材１５の外周形状をたと
えば６角ナツト形状に形成すれば、既製のレンチあるい
はスパナ等で容易に回転させることができる。第６図お
よび第８図における３４は、ストッパ１６の棒部材２８
が係合する係合孔であり、その位置は、リング部材１５
が回転することによってロック部材１４が継手本体１２
の径方向最内側に押入された状態におけるリング部ｔｊ
Ａ１５の姿勢で、ストッパ１６に対向する位置に形成さ
れている。

接続側管Ｐ２は、継手本体１２内の小内径部１９に挿入
され、実寸法に応じて被接続側管ＰＬの拡径部内にも挿
入できるもので、誤差を含めた実寸法に合わせて挿入深
さを調節てきる。適切な深さに挿入した状態においてリ
ング部材１５を回転させて、ロック部材１４を継手本体
１２の内周側へ抑圧突出させることによって、ロック部
材１４が接続側管Ｐ２の外周面にくい込むように噛み合
って接続側管Ｐ２と継手本体１２とは互いに固着される
ことになる。

このように構成することによって、接続側上Ｐ２は、管
継手１１に対してその配管長さをその軸方向に沿って自
在に選ぶことができ、少々の寸法誤差は、これを許容吸
収して配管接続を行なうことが可能となる。

尚、未実施例においては、被接続側管Ｐ１の？目端を拡
径して継手本体１２の大内径部１８に固着させるものと
なっているが、接続側管Ｐ２の挿入Ｑｌ＜’さ調節に必
要な範囲で継手本体１２の被接続側管Ｐ１側を延長して
おき、大内径部１８を設けたり被接続側管Ｐ　、１の管
端を拡径させることなく被接続側管Ｐ１をそのまま継手
本体１２に固着できるようにすることもできる。更には
、継手本体１２の両端にシール部材１３、ロック部材１
４、リング部４Ａ１５、ストッパ１６及び脱落防止リン
グ１７を設けるようにすることもてきる。

第１Ｏ図ないし第１２図は各々本発明の他の実施例を示
すものて、第１０図は、Ｔバ１２管Ｐ３の各？ｉＧ・端
に前述の管継手１１を設けてチーズ型管継手としたもの
を示す。第１１図は、エルボ管Ｐ４の両端に省継手１１
を設けてエルボ型管継手としたものを示す。

第１２図は、レデューサ又はソケット管の両端に管継手
１１を設けてレデューサ又はソケット型管継手としたも
のを示すものである。

［発明の効果］ 本発明によれば、接続すべき管材を継手本体に挿入して
リング部材を回転させるだけで接続できるので、接続作
業が極めて容易で作業性に優れる。従って、狭い天井裏
や床下等における配管作業も行いやすくなり、作業効率
を向上させることができる。また、接続すべき管材は、
ロック部材のくい込みによってしっかり掴持されること
になるので、その固定が強固で、接続後にずれたりゆが
みを生ずる心配がない。更には、接続すべき管材の継手
本体への挿入深さの調節によって、その軸方向の寸法誤
差を容易に吸収することかできるばかりか、この寸法誤
差吸収能力の大小に拘らず０リング等のごく一般的なシ
ール部材でシールを図ることができ、シール力に対する
信頼度も高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の管継手の一例を示す正面図、第２図はそ
れによる管材接続状態を示す半縦断面図、第３図は本発
明にかかる管継手の一実施例を示す半断面正面図、第４
図は第３図に示す継手本体を示す半断面正面図、第５図
は第４図の側面図、゛第６図は第３図に示すリング部材
の側断面図、第７図は第６図のＶ−Ｖ線矢視断面図、第
８図はリング部材の他の実施例を示す半断面側面図、第
９図は第８図の■−■線矢視断面図、第１０図ないし第
１２図はそれぞれ本発明にかかる管継手を用いた他の管
継手の実施例を示す正面図である。 なお図中１１は木管継手、１２は継手本体、１３はシー
ル部材、１４はロック部材、１５はリング部材、１６は
ストッパ、２３は保持孔、２２はカムプロフィールであ
る。 出願人　松　木　祐　次　部 代理人　豊　１）　善　雄 −」 ■ 第１２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）接続されるべき管端を挿入して、その挿入深さを
   可変し得る管継手であって、 前記管端の外周に密着されるシール部材を内周面に有し
   、周方向に沿って配列された複数個の内外面を貫通する
   保持孔を有する継手本体と、前記保持孔内に挿入され、
   前記継手本体の外周側および内周側の双方に一部が突出
   自在なロック部材と、 前記継手本体の」−記保持孔が形成される位置の外周に
   、その周方向に沿って回転可能に位置し、当該回転に応
   じて前記ロック部材を前記継手本体の内周側へ抑圧突出
   させるカムプロフィールが内周面に形成されたリング部
   材と、 前記継手本体に設けられ、前記リング部材が回転されて
   前記ロック部材を内周側に抑圧突出させたときに前記リ
   ング部材の少なくとも逆回転を阻止するストッパとを設
   けたことを特徴とする管継手。