JPS60141797A - ゲル状組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルカリ性（ＰＨ＝　９〜１３）において特
定の界面活性剤を特定比率で混合することにより得られ
るとくに住居用洗浄剤として好適なゲル状組成物に関す
るものである。

住居用洗浄剤組成物は、その使用の態様からして垂直な
面又は垂直に近い面へ長時間付着していることが好まし
い。このようなことから、種々のゲル状組成物が住居用
の洗浄剤組成物、たとえば壁クリーナー、洗面所の水盤
クリーナー、カビ取り剤などのベースとして多用されて
きた。

これらアルカリ性におけるゲル状組成物としてはモンモ
リロナイト系結上５鉱物（ベントナイト、ラポナイト、
ビーガムなど）を含む系や、半合成粘質物（セルロース
誘導体など）を含む系、多糖類（ペクチンなど）を含む
系などが知られている。

しかしながら、これらはいずれも高価格であったり、界
面活性剤との相溶性が悪く不透明となり透明で美しいゲ
ルを得ることが出来なかったり、洗浄剤として具備すべ
き性能（洗浄力、泡立ちなど）が低下したり、また、製
造の際に添加順廊や温度条件にとくに留意しなければな
らないなどの工程上の煩雑さが生ずる等の欠点を有して
いた。

本発明者らは、こうした事情にかんがみ、上記のような
欠点のない安定なゲルを得るべく鋭意研究を重ねた結果
、特定のアニオン界面活性剤とベタイン系両性界面活性
剤とを特定割合で水中に加えてさらに系のｐＨを９〜１
３に調整することにより良好な粘度を有するゲル状組成
物が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明
を完成するに至った。

すなわち、本発明は、（ｉ）下記一般式（Ａ）Ｒ，０（
Ｃ１ｌ□Ｃ）１２０　）エ　ＳＯ，Ｍ　・・・・　（Ａ
）（式中、Ｒ１は平均炭素原子数８〜２０のアルキル基
又はアルケニル基、門はアルカリ金属又は、有機アミン
類を表す。ａは０〜３の数を表す）で表されるアニオン
界面活性剤の一種又は二種以上２〜２０重量％と、（ｉ
ｉ　）ベタイン系両性界面活性剤の一種又は二種以上３
〜２５重量％と、（ｉｉｉ　）水とを、（ｉ）　：　（
ｉｉ）のモル比１：１０〜４：１で含有し、系のＰｌ＋
が９〜１３でありかつ粘度が室温で２００〜２．ＯＯＯ
，ＯＯＯｃｐｓの範囲にあることを特徴とするゲル状組
成物である。

以下、本発明の構成について詳述する。

本発明で用いられる下記一般式（Ａ）で表されるアニオ
ン界面活性剤は一般にはサルフェート系アニオン界面活
性剤と呼ばれる。式中、Ｒ１は平均炭素原子数８〜２０
のアルキル又はアルケニル基、Ｈはアルカリ金属又は有
機アミン類を表し、ａは０〜３の整数である。これらの
うちから一種又は二種以上が任意に選ばれて用いられる
。

Ｒ，Ｏ（Ｃ１１２ＣＩ＋２０）ユ　ＳＯ３Ｍ　・　・　
・　・　（Ａ）本発明で用いられるベタイン系両性界面
活性剤としては、下記一般式（Ｂ） （ＣＨ，Ｌ　）ン　ＣＨ で表されるアミドベタイン型両性界面活性剤［市販品と
してはレポン２０００　（三洋化成）、アミンＢＤＦ（
日本油脂）などがある］、あるいは下記一般式（Ｃ） （ＣＩｌ、Ｌ）メ　Ｃ４！３ で表されるアミドスルフオペタイン型両性界面活性剤［
市販品としてはロンザインーＣ５（ロンザ）、ミラタイ
ンＣＢＳ　（ミラノール）などがある］、あるいは下記
一般式（Ｄ） で表されるベタイン型両性界面活性剤［市販品としては
アミンＢＬ（日本油脂）、デバイトンＡＢ−３０（ヘン
ケル）などがある］、あるいは下記一般式（） で表されるスルフオペタイン型両性界面活性剤［市販品
としてロンザイン１２Ｃ３（ロンザ）などがある］、あ
るいは下記一般式（Ｆ） で表されるイミダゾリニウム型両性界面活性剤［市販品
としてはオペゾリン６６２−Ｎ　（東邦化学）、アミン
ＧＬＭ　（日本油脂）などがある］（（Ｂ）〜（Ｆ）の
式中、Ｉ？２は平均炭素原子数９〜１７のアルキル基又
はアルケニル基、Ｒ３は平均炭素原子数１０〜１８のア
ルキル基又はアルケニル基である。　には２〜４の整数
であり、　ｙは０〜３の整数であり、　２は１〜２の整
数である）で表される界面活性剤をあげることができ、
これらのうちから一種又は二種以上を任意に用いること
ができる。

配合量は、（ｉ）アニオン界面活性剤が組成物全量中の
２〜２０重量％、（ｉｉ）ベタイン系両性界面活性剤が
組成物全量中の３〜２５重量％で、かつ（ｉ）　：　（
ｉｉ）のモル比が１：１０〜４：１の範囲である。モル
比が上記範囲を逸脱するときは充分な粘度が得られない
。また、（ｉ）が２重量％未満あるいは（１１）が３重
量％未満のときは同様に充分な粘度が得られず、逆に（
ｉ）が２０重量％を越えるかあるいは（ｉｉ　）が２５
重量％を越えた場合はペースト状の不均一物となってし
まう。

本発明のゲル状組成物は、そのままでもアルカリ性住居
用洗浄剤などとして用いることができるが、用途によっ
ては上記の必須成分に加えて必要に応じて、研摩剤、殺
菌剤、香料、着色料、発泡促進剤、軟化剤などの他の助
剤を加えることができる。もちろんこれらは、本発明の
目的を損わない質的、量的条件下で使用されなければな
らない。

本発明のゲル状組成物にあっては、従来のように高価格
の増粘剤を用いる必要がない。したがって、従来の増粘
剤が有する前述の種々の欠点に影響されずに、安定な品
質のゲル状組成物を得ることが出来る。又、本発明のゲ
ル状組成物は、使用性、温度安定性などゲル状洗浄剤と
して要求される性質を兼備するものである。

次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。本
発明はこれにより限定されるものではない。配合量は重
量％である。

（以下余白） 実施例１〜５ （１１）ラウリルジメチルベタイン （ｉ）ポリオキシエチレン（２）ラウリル硫酸ナトリウ
ム （表−１） （以下余白） Φ〜■を添加し、６０℃とし攪拌混合する。さらに、５
０℃〜６０°Ｃに調整した■を加え、Ｎ　ａ　ＯＩ＋に
てＰＩ（＝１２に調整し、ゲル状組成物を得た。得られ
たゲル状組成物の粘度を（表−Ｉ）に示す。粘度は、単
−筒型回転粘度針（精機工業研究所層）を用いて３０℃
にて測定した（以下同じ）。

なお、本発明のゲル状組成物を製造する際の各成分の配
合順序は任意であり、上記の製造方法に限定されない。

実施例６、比較例１〜４ 実施例１と同一の界面活性剤を用いてゲル状組成物を製
造した。

結果を（表−■）に示す。

（以下余白） ０ （表−■） （以下余白） １ Ｏ・・・良好なゲル状 △・・・ペースト状 ×・・・ペースト状でかつ不均一 比較例１．２は界面活性剤の濃度が低い例で、ｐＨをア
ルカリ性へコントロールしても充分な粘度をもったゲル
状組成物が得られない。又、比較例３．４はペースト状
でかつ不均一な組成物となってしまった。

（以下余白） ２ 実施７〜９、比較例５〜６ （ｉｉ）ココアミドベタイン （ｉ）ポリオキシエチレン（１，５）ラウリル硫酸トリ
エタノールアミン塩 （表−■） ３ 実施例１０〜１３、比較例７〜８ （１１）ラウリルスルホベタイン （ｉ）ラウリル硫酸ナトリウム塩 ４ 比較例７．８から明らかな通り、（ｉ＞と（ｉｉ　）の
モル比が１＝１０〜４：１の範囲を逸脱した組成物は充
分良好な粘度を得ることは出来ないことがわかる。

比較例９〜】２ 実施例１０〜１３と同様の組成でＰＩ＋＝　８とした場
合、いずれも粘度は２００ｃｐｓ未満であり、所望した
良好なゲル状組成物を得ることは出来なかった。

（以下余白） ５ 実施例１４〜１６、比較例１３〜１４ （ｉｉ）ココアミドベタイン （ｉ）ポリオキシエチレン（３）ラウリル硫酸ナトリウ
ム塩 （表−■） （以下余白） ６ （表−■）より、ｐＨ＝　９〜１３にて充分な粘度を有
するゲル状組成物が生成することがわかる。比較例１４
はｐｕ＝　１３．５に調整されているのでゲル状組成物
は生成せず、白濁分離した溶液となってしまう。実施例
１６は低温、高温各安定性において、きわめて優れてい
た。

実施例１７（洗面水盤用クリーナー） （重量％） ■ラウリル硫酸ナトリウム　６．０ ■ココアミドベタイン　４．０ ■ラウリルベタイン　５．０ ■無水ケイ酸　４５．０ ■色素　適量 ■香料　適量 ■ＮａＯＨｔｏ　ｐＨ１２ ■水　ｔｏ　１００ ■〜■、■、■を■の中に溶解し、■を加えて均一に攪
拌する。ついで、■を加えて粘度（ａｔ３０”Ｃ）　３
４０００　ｃｐｓのゲル状組成物を得た。本組成物は、
洗面水盤以外の硬い表面を洗浄するのに用い７ ることも出来る。

実施例１８（壁用力と取りクリーナー）殺菌剤は、一般
的には界面活性剤濃度が高い時はミセル中への可溶化量
が増えてしまい、それだ°　け有効濃度は減少する。し
たがって、出来るだけ低い界面活性剤濃度で高粘度を得
る方が好ましい。

（重量％） ■ラウリル硫酸ナトリウム　３．０ ■ミリスチルプロピルスルホベタイン　５．０■０−フ
ェニルフェノール　３．０ ■０−ベンジル−Ｐ−クロロフェノール　５．０■色素
　適量 ■香料　適量 ■Ｎａ０ＩＩ　ｔｏ　ｐＨ１１，５ ■水　ｔｏ　１００ ■〜■を■中に溶解し、■を加えて粘度（ａｔ３０℃）
　１２０００ｃｐｓのゲル状組成物を得た。

特許出願人　株式会社　資　生　堂 ８

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （ｉ）　下記一般式（Ａ） Ｒ，Ｏ（ＣＨ２ＣＨ２０）。、Ｓｏ、Ｍ　・・・・　（
   Ａ）（式中、Ｒ１は平均炭素原子数８〜２０のアルキル
   基又はアルケニル基、■はアルカリ金属又は有機アミン
   類を表す。ａはＯ〜３の数を表す。）で表されるアニオ
   ン界面活性剤の一種又は二種以上２〜２０重量％と、（
   ｉｉ　）ベタイン系両性界面活性剤の一種又は二種以上
   ３〜２５重量％と、（ｉｉｉ　）水とを、（ｉ）　：　
   （ｉｉ）のモル比１：１０〜４：１で含有し、系のＰ　
   Ｈが９〜１３でありかつ粘度が室温で２００〜２，００
   ０．０００　ｃｐｓの範囲にあることを特徴とするゲル
   状組成物。