JPS6014166B2 - 消音器 - Google Patents
消音器Info
- Publication number
- JPS6014166B2 JPS6014166B2 JP14268276A JP14268276A JPS6014166B2 JP S6014166 B2 JPS6014166 B2 JP S6014166B2 JP 14268276 A JP14268276 A JP 14268276A JP 14268276 A JP14268276 A JP 14268276A JP S6014166 B2 JPS6014166 B2 JP S6014166B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust pipe
- float
- exhaust
- engine
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明はエンジンの排気管の途中に設けられ、エンジ
ンから脈動的に排出される排気を整圧して騒音を減衰さ
せるための消音器に関する。
ンから脈動的に排出される排気を整圧して騒音を減衰さ
せるための消音器に関する。
排気中の騒音成分を減衰させるための消音器としては従
来から種々の型式のものが作られているが、従来の消音
器はエンジンが低速で回転するときも高速で回転すると
きも構造が不変であるためエンジンの回転速度が変化し
て排気量、排気圧等が変ると消音効果も変ってしまった
。すなわち、エンジンが低速回転する場合に生ずる騒音
の低周波成分を除こうとするとエンジンが高速回転した
場合に発生する高周波成分の消音が充分行なわれず、又
逆に高周波成分を除こうとすると低綴波成分の消音が不
充分となってしまう、と言う不都合がある。本発明によ
る消音器はＧ次上のような不都合を解消してエンジンの
回転速度に拘らず低周波成分から高周波成分まで、常に
最良の消音効果のある消音器を得させることを目的とし
て発明されたものである。
来から種々の型式のものが作られているが、従来の消音
器はエンジンが低速で回転するときも高速で回転すると
きも構造が不変であるためエンジンの回転速度が変化し
て排気量、排気圧等が変ると消音効果も変ってしまった
。すなわち、エンジンが低速回転する場合に生ずる騒音
の低周波成分を除こうとするとエンジンが高速回転した
場合に発生する高周波成分の消音が充分行なわれず、又
逆に高周波成分を除こうとすると低綴波成分の消音が不
充分となってしまう、と言う不都合がある。本発明によ
る消音器はＧ次上のような不都合を解消してエンジンの
回転速度に拘らず低周波成分から高周波成分まで、常に
最良の消音効果のある消音器を得させることを目的とし
て発明されたものである。
以下実施例を示す図面について本発明を説明する。
第１図は本発明の消音器の基本的な礎成を示しており、
ケーシング１内を貫通した排気管２は該ケーシング１内
でエンジン側（図面左側）が低く池側が高くなるように
鏡斜し、該管２の内部に球状のフロート３が挿入されて
いる。
ケーシング１内を貫通した排気管２は該ケーシング１内
でエンジン側（図面左側）が低く池側が高くなるように
鏡斜し、該管２の内部に球状のフロート３が挿入されて
いる。
４，５は該フロート３の最上位鷹と最下位層とを規制す
るために排気管２の内面に少しく間隔を開けて突鼓され
たストッパである。
るために排気管２の内面に少しく間隔を開けて突鼓され
たストッパである。
排気管２の周囲の、ストッパ４とストッパ５との間には
多数の小孔６，６が穿穀され、ストツパ５より先端側（
第１図右側）には多数の小孔６ａ，６ａが穿談されてい
る。またフロート３の直径は該フロート３が排気管２内
で摩擦抵抗を殆ど受けることなく移動できるように該管
２の内蓬よりも少しく形成されている。このように礎成
される消費器においては、エンジンの回転速度が小さく
排気管２に送られて来る排気の量が少なく排気圧が小さ
い場合にはフロート３は自重により排気管２内を内降し
、第１図実線で示すように下のストッパ４に当接してい
る。この状態では排気はフロート３と排気管２との小間
隙を通って流出し、フロート３は排気流に対して抵抗と
して働いて排気中の低周波成分を減衰させる。次にエン
ジンの回転速度が次第に大きくなり、排気管２に送れて
来る排気の量が次第に多くなり排気圧も高くなるに従っ
て排気管２内のフロート３は排気の流れに押されて該管
２内を次第に上昇する。これに伴なつて排気管２の周囲
に穿設された４・孔６，６がフロート３の左側に蕗出す
るので、排気は該孔６，６からケーシング１内に流入し
、次いでフロート右側の小孔６，６ａより再び排気管２
内に流入して排出される。この間排気は拡張、収縮、干
渉等による消音作用を受ける。エンジンの回転速度が最
も大きくなり排気の量、排気圧が最大になった場合には
、フロート３は第１図鎖線で示すようにストツパ５に当
綾するまで排気管２内に押し上げられ、小孔６，６は全
て談フロート３の左側に露出するが、該小孔６，６の面
積の総和、及び小孔６ａ，６ａの面積の総和はそれぞれ
排気管２の内断面積の１．５〜２倍程度穿設されている
ので、この場合も消音器の排気抵抗が大きくなることは
ない。次にフロート３の質量の決め方について述べると
、いま第２図に示す様に、排気の密度をｐ、流速をｖ、
勤圧をＰ、フロート３の質量をｍ、排気管２の煩斜角度
を８（ｏｏ＜ＯＳ９０ｏ）、排気管２の内断面積をＳ、
重力加速度をｇとすると、Ｐ＝季ｐＶ２＝ｍ響ひとなる
。
多数の小孔６，６が穿穀され、ストツパ５より先端側（
第１図右側）には多数の小孔６ａ，６ａが穿談されてい
る。またフロート３の直径は該フロート３が排気管２内
で摩擦抵抗を殆ど受けることなく移動できるように該管
２の内蓬よりも少しく形成されている。このように礎成
される消費器においては、エンジンの回転速度が小さく
排気管２に送られて来る排気の量が少なく排気圧が小さ
い場合にはフロート３は自重により排気管２内を内降し
、第１図実線で示すように下のストッパ４に当接してい
る。この状態では排気はフロート３と排気管２との小間
隙を通って流出し、フロート３は排気流に対して抵抗と
して働いて排気中の低周波成分を減衰させる。次にエン
ジンの回転速度が次第に大きくなり、排気管２に送れて
来る排気の量が次第に多くなり排気圧も高くなるに従っ
て排気管２内のフロート３は排気の流れに押されて該管
２内を次第に上昇する。これに伴なつて排気管２の周囲
に穿設された４・孔６，６がフロート３の左側に蕗出す
るので、排気は該孔６，６からケーシング１内に流入し
、次いでフロート右側の小孔６，６ａより再び排気管２
内に流入して排出される。この間排気は拡張、収縮、干
渉等による消音作用を受ける。エンジンの回転速度が最
も大きくなり排気の量、排気圧が最大になった場合には
、フロート３は第１図鎖線で示すようにストツパ５に当
綾するまで排気管２内に押し上げられ、小孔６，６は全
て談フロート３の左側に露出するが、該小孔６，６の面
積の総和、及び小孔６ａ，６ａの面積の総和はそれぞれ
排気管２の内断面積の１．５〜２倍程度穿設されている
ので、この場合も消音器の排気抵抗が大きくなることは
ない。次にフロート３の質量の決め方について述べると
、いま第２図に示す様に、排気の密度をｐ、流速をｖ、
勤圧をＰ、フロート３の質量をｍ、排気管２の煩斜角度
を８（ｏｏ＜ＯＳ９０ｏ）、排気管２の内断面積をＳ、
重力加速度をｇとすると、Ｐ＝季ｐＶ２＝ｍ響ひとなる
。
いま排気量が２０００ｃｃのエンジンを３／４負荷の状
態で２００仇ｐｍで回転させると、排気流量は約１４０
０夕／ｍｉｎとなる。排気管２の内径を４２．７肋、ひ
＝３００とし、フロート３の質量ｍ＝４５夕とすれば、
フロート３は下方のストッパ４を離れて、フロート３を
転落させようとする重力の分力と、これを押上げようと
する排気圧とが平衡する位置まで排気管２内を押上げら
れる。この場合該フロ−ト３の直径は４０．７〜４１．
２側程度である必要があり、このようなフロート３はア
ルミニウム等で充実球として製作することよりこのよう
な条件を満たすことができる。孔６，６の明け方は、第
３図に示すように排気管２内のフロート３が最も下降し
た場合に該フロート３が排気管２内面と接するａ線上か
ら最も上昇した場合に接するｂ線上まで一様に穿設する
ものとし、孔の形状は図示の円形の他、長円形或はスリ
ット状としても良い。
態で２００仇ｐｍで回転させると、排気流量は約１４０
０夕／ｍｉｎとなる。排気管２の内径を４２．７肋、ひ
＝３００とし、フロート３の質量ｍ＝４５夕とすれば、
フロート３は下方のストッパ４を離れて、フロート３を
転落させようとする重力の分力と、これを押上げようと
する排気圧とが平衡する位置まで排気管２内を押上げら
れる。この場合該フロ−ト３の直径は４０．７〜４１．
２側程度である必要があり、このようなフロート３はア
ルミニウム等で充実球として製作することよりこのよう
な条件を満たすことができる。孔６，６の明け方は、第
３図に示すように排気管２内のフロート３が最も下降し
た場合に該フロート３が排気管２内面と接するａ線上か
ら最も上昇した場合に接するｂ線上まで一様に穿設する
ものとし、孔の形状は図示の円形の他、長円形或はスリ
ット状としても良い。
また本発明の消音器は第１図に示す基本的構成の他、第
４〜５図に示すように従来の消音器中に組込めば一層良
い効果を上げることができる。
４〜５図に示すように従来の消音器中に組込めば一層良
い効果を上げることができる。
これらの例において、煩斜した排気管２内にフロート３
を挿入した以外は公知の構成であるから説明を省略する
。なお第４〜５図の例に見るように排気管２の端部を絞
ってストッパ５を形成し、その右側に穿議された第１図
の小孔６ａは省略してもよい。本発明の消音器は以上の
ように構成されるので、エンジンが低速で回転する状態
から高速で回転する状態まで排気の通過面積が連続的に
変化して常に最良の消音作用を行なうことができて極め
て有効である。
を挿入した以外は公知の構成であるから説明を省略する
。なお第４〜５図の例に見るように排気管２の端部を絞
ってストッパ５を形成し、その右側に穿議された第１図
の小孔６ａは省略してもよい。本発明の消音器は以上の
ように構成されるので、エンジンが低速で回転する状態
から高速で回転する状態まで排気の通過面積が連続的に
変化して常に最良の消音作用を行なうことができて極め
て有効である。
図面は本発明の実施例を示し、第１図は基本的構成を示
す消音器の略縦断側面図、第２図はフロートを挿入した
排気管２の縦断面図、第３図は排気管２の穿孔状態を説
明する図、第４〜５図はそれぞれの本発明の実施例を示
す略縦断側面図である。 １：ケーシング、２：排気管、３：フロート、４，５：
ストツパ、６，６ａ：小孔。 第１図 第４図 第２図 第３図 第５図
す消音器の略縦断側面図、第２図はフロートを挿入した
排気管２の縦断面図、第３図は排気管２の穿孔状態を説
明する図、第４〜５図はそれぞれの本発明の実施例を示
す略縦断側面図である。 １：ケーシング、２：排気管、３：フロート、４，５：
ストツパ、６，６ａ：小孔。 第１図 第４図 第２図 第３図 第５図
Claims (1)
- １ エンジン側を低く他側を高く傾斜させてケーシング
１内に取付けられた排気管２の内面に二つのストツパ４
，５を形成し、両ストツパ４，５の間を移動できる大き
さの球状のフロート３を該ストツパ４，５の間において
排気管２に挿入し、該管２のストツパ４，５の間に小孔
６，６を一様に分布させて穿設して成る消音器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14268276A JPS6014166B2 (ja) | 1976-11-26 | 1976-11-26 | 消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14268276A JPS6014166B2 (ja) | 1976-11-26 | 1976-11-26 | 消音器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5367038A JPS5367038A (en) | 1978-06-15 |
| JPS6014166B2 true JPS6014166B2 (ja) | 1985-04-11 |
Family
ID=15321062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14268276A Expired JPS6014166B2 (ja) | 1976-11-26 | 1976-11-26 | 消音器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6014166B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62192734U (ja) * | 1986-05-28 | 1987-12-08 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5539382U (ja) * | 1978-09-06 | 1980-03-13 |
-
1976
- 1976-11-26 JP JP14268276A patent/JPS6014166B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62192734U (ja) * | 1986-05-28 | 1987-12-08 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5367038A (en) | 1978-06-15 |
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