JPH0788772B2 - マフラー - Google Patents

マフラー

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JPH0788772B2
JPH0788772B2 JP4022660A JP2266092A JPH0788772B2 JP H0788772 B2 JPH0788772 B2 JP H0788772B2 JP 4022660 A JP4022660 A JP 4022660A JP 2266092 A JP2266092 A JP 2266092A JP H0788772 B2 JPH0788772 B2 JP H0788772B2
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JP
Japan
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sound absorbing
absorbing material
shell
pipe
glass wool
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Application number
JP4022660A
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JPH05222912A (ja
Inventor
一彦 居田
Original Assignee
一彦 居田
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車エンジンの排気管
に取り付けられて排気音を消すマフラーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジン用のマフラーとして、図
4に示すように、両端が閉じた筒状に形成されているシ
ェル1と、シェル1内を貫通しているとともに多数の孔
が周面に形成されているパイプ2と、パイプ2外面とシ
ェル1内面との間の空間に充填されたグラスウールのよ
うな吸音材3とからなるものとして形成されたものがあ
る。このものでは排気ガスをパイプ2に流す時、パイプ
2に形成されている孔を通じてシェル1内に広がる衝撃
波を吸音材3で吸収することで消音を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、吸音材3の
充填密度が消音性能に及ぼす影響が大きく、たとえば密
度が低すぎると十分な消音性能を得ることができず、密
度が高すぎると衝撃波が吸音材を透過せずに反射してし
まうためにやはり十分な消音性能を得ることができない
ものであり、また密度が高すぎる場合には、パイプ2外
面と接するところに排気ガス中に含まれるミストやカー
ボンが付着して目詰まりを起こし、これが原因となって
吸音効果が大きく低下することがある。
【0004】しかし、グラスウールである吸音材3をシ
ェル1内に詰め込むだけでは、吸音材の充填密度を好ま
しい一定値に保つことは難しい。このために、図5に示
すように、吸音材3としてグラスウールマットを使用
し、このマット状の吸音材3をパイプ2外周に巻いた状
態でシェル1内に収めるとともに、シェル1内の残る空
間に折り畳んだ状態のマット状吸音材3を差し込むこと
が考えられる。このようにすれば、使用するグラスウー
ルマットの密度と大きさ及び使用枚数等で、吸音材3の
充填密度を管理しやすくなるが、マット状の吸音材3
は、衝撃波の透過性が低く、この点で十分な消音性を得
ることができない。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは充填密度の管理が簡単
であるとともに良好な消音性能を確実に得ることができ
るマフラーを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、シェ
ルとこのシェル内に配されて排気ガスが流される孔明き
のパイプとを備えるとともに、パイプ外面とシェル内面
との間の空間に充填された吸音材を備えたマフラーにお
いて、吸音材はニードルパンチで孔明けされたグラスウ
ールマットで形成されていることに特徴を有している。
【0007】本発明によれば、パイプ外周に配したグラ
スウールマットで吸音材を形成しているために、吸音材
の充填密度の管理が容易なものであり、しかもグラスウ
ールマットに孔が明けられたものを使用するために、衝
撃波の透過性が良く、加えるにグラスウールマットの孔
明けをニードルパンチで行っているために、グラスウー
ルの繊維が切れていない上に孔縁の繊維密度が大となっ
ており、耐久性に富むものである。
【0008】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、本発明においては吸音材3として、多数の孔30
が明けられたグラスウールマットを使用し、これを外周
に金属ネット4を巻いた孔明きのパイプ2の外周に巻い
てシェル1内に配置するとともに、シェル1内の残る空
間に、折り畳んだ上記吸音材3を差し込む。尚、孔明き
のグラスウールマットからなる吸音材3の最外周には、
孔の開いていないグラスウールマットである吸音材31
を積層する。上記金属ネット4は、高温となるパイプ2
に吸音材3が直接接触することを防いで、高温による吸
音材3の飛散を防止するものである。
【0009】吸音材3である孔明きのグラスウールマッ
トは、パンチ抜きやトムソンバー等によるカット抜きで
はなく、図3に示すように、ニードルパンチ5によって
孔30を明けたものを使用する。カット抜きの場合、孔
の部分で吸音材3の繊維が切れてしまい、マフラー内に
生じる負圧等で少しずつ吸い出されることで経年変化を
促進してしまうが、ニードルパンチ5による孔明けであ
れば、繊維を切ることがない上に、孔縁の繊維密度が大
となって耐力のあるものを得ることができる。尚、吸音
材3に設けた孔30の径は、シェル1の内容積や排気
圧、孔30のピッチ等にもよるが、たとえば3〜12m
mである。
【0010】そして、このような吸音材3を備えたマフ
ラーにおいては、パイプ2に巻かれることで積層された
吸音材3における孔30が、パイプ2からの衝撃波の通
路となるために、衝撃波の透過性が良く、しかも孔30
は積層方向においてアトランダムに並ぶために、衝撃波
は吸音材3にあたって順次減衰していくものであって、
高い消音性能を得られるものである。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明においては、グラス
ウールマットを充填していることから、吸音材の充填密
度の管理が容易なものであり、しかもグラスウールマッ
トに孔が明けられたものを使用するために、衝撃波の透
過性がよく、良好な消音性能を得ることができるもので
あり、加えるに、孔明きのグラスウールマットとして、
ニードルパンチによって孔明けされたものを用いるため
に、孔の部分で繊維が切れたりすることがない上に孔縁
の繊維密度が大となっていることから耐性のあるものと
なっており、長期にわたって良好な消音性能を有するも
のを簡便に且つ確実に得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の縦断面図である。
【図2】同上のパイプと吸音材の斜視図である。
【図3】(a)(b)は吸音材に孔明けするためのニードルパ
ンチを示す断面図である。
【図4】従来例を示すもので、(a) は縦断面図、(b) は
横断面図である。
【図5】他の従来例を示すもので、(a) 〜(d) はいずれ
も斜視図である。
【符号の説明】
1 シェル 2 パイプ 3 吸音材 30 孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェルとこのシェル内に配されて排気ガ
    スが流される孔明きのパイプとを備えるとともに、パイ
    プ外面とシェル内面との間の空間に充填された吸音材を
    備えたマフラーにおいて、吸音材はニードルパンチで孔
    明けされたグラスウールマットで形成されていることを
    特徴とするマフラー。
JP4022660A 1992-02-07 1992-02-07 マフラー Expired - Lifetime JPH0788772B2 (ja)

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JP4022660A JPH0788772B2 (ja) 1992-02-07 1992-02-07 マフラー

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JP4022660A JPH0788772B2 (ja) 1992-02-07 1992-02-07 マフラー

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JPH05222912A JPH05222912A (ja) 1993-08-31
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