JPS6014123B2 - 針布用基布およびその製造方法 - Google Patents

針布用基布およびその製造方法

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JPS6014123B2
JPS6014123B2 JP3493777A JP3493777A JPS6014123B2 JP S6014123 B2 JPS6014123 B2 JP S6014123B2 JP 3493777 A JP3493777 A JP 3493777A JP 3493777 A JP3493777 A JP 3493777A JP S6014123 B2 JPS6014123 B2 JP S6014123B2
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rubber
resin powder
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博已 永井
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  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はゴム、スポンジゴムトフェルト等のシート状物
を少くとも1枚と複数枚の織布から構成される基布の積
層面が溶融転写された熱接着性樹脂粉体の溶融により一
体に貼合されてなる針布用基布及びその製造方法に関す
るものである。
従来針布用基布は綿布、麻布等の織布を複数校用い接着
剤で貼合せ積層して基層となし、更に最上層に表層とし
て0.5〜3.仇廠厚さのゴムシートか又は厚さ3.物
岬以上のフェルトシートを貼合わせて一体としたもので
ある。上記針布用基布の貼合わせに使用する接着剤は塊
状の天然ゴムを切断し素練り機で素練りを行なって柔か
〈したものを適当な大きさに裁断し、ガソリン、ベンゾ
ール等の溶剤と共に蝿洋機に入れ長時間燈群落解して造
られている。
このゴム糊を用いて基布素材としての織布とゴムシート
等の贋層貼合わせに於ては糊引機で織布の片面にゴム糊
を塗布しながら溶剤を回収した織布同志を順次加圧によ
り接着、積層するという方法で行なわれている。従って
かかる製法は入荷ゴム塊の切断、素練り、磯梓溶解、塗
布、貼合等の各工程を必要とし人手を要するだけでなく
溶剤の蒸発による作業環境の悪化、更にはゴム糊塗布時
に於ける静電気による引火等作業環境保全、防災上に根
本的な問題があり、抜本的な改良、対策が強く望まれて
いた。又ゴム糊に用いる天然ゴムは、その産出上の特性
から木片、小石、その他の異物が混入している場合が多
く、そのままゴム糊中に分散されてしまったり、作業工
程中に粘着特性により塵挨、異物が付着したりして基布
を構成した時には、これら異物のため植針された針列が
乱されたり楯針不能となる欠点が見られる。
一方天然ゴム糊を使用した基布の物性面に於ける欠点と
しては、‘1’.天然ゴムを加硫しないときは耐熱性(
50〜60℃で軟化流動する)がよくない為にその様な
雰囲気中では温度の影響を受けて老化し、寿命が短縮さ
れたり層間剥離がし易くなる。‘2}.耐油性が思いた
め基布中に浸透した紡績用油剤に依り老化して層間剥離
を生じるなどである。通常針布用基布に要求される特性
は、 ‘1) 所定の引張り強度ならびに剥離強さを有するこ
と。
‘21 厚みが一定で均一であること。
‘31 所定の張力時の伸びが一定限度内であること。
触 針布線の保持が良好で針列が乱れないこと。■ 針
布線が銭びないこと。‘6} 耐油性があり、反溌弾性
に秀れていること。
などの諸特性が要求される。本発明は上記従来基布製造
上の欠点、物性上の問題点を解決すると共に、基布の上
記諸特性を低下させることなく各種合成樹脂又はこれら
の共重合体樹脂ヱラストマー等による熱接着性樹脂粉体
を基布構成素材として用いる複数枚の織布、やゴム、ス
ポンジ、フェルト等から選ばれるシートに溶融転写せし
め、所要枚数組合わせ積層するに際し単に加熱、加圧に
より一体に落着、積層することによって適度の耐熱性、
柔軟性を有し、剥離強度、耐油性なちびに耐老化性にす
ぐれた針布用基布及び前記針布用基布を簡単に経済的に
製造する方法を提供するものである。
以下本発明の実施例を図面に従って説明する。実施例第
1図は本発明の針布用基布の構成を示し、1はゴムシー
ト、スポンジシート、フェルト等から選ばれる表層であ
り、2は綿布、麻布、ポリエステル布の織布3を一体に
接着している接着剤層である。
表層に天然ゴムシートが用いられる場合は、これと同材
質の配合組成を有するゴム糊を友糊として織布3の片面
に塗布し、その上から天然ゴムをカレンダーに依りトッ
ピングし巻取後加縦して一体化した積層品11を使用す
る。基層17に用いるポリエステル布や綿布や麻布等か
ら選ばれる1〜2種類の織布は複数枚が順次積層されて
おり、織布4と5、織布6と7、織布8と3はその積層
面がそれぞれ接着剤として適用した溶融転写された熱接
着性樹脂粉体10の溶融により一体に客着積層され、こ
の様にして形成した砧合わせ積層品11,12,13,
14の各積層面は同様にして溶融転写された熱接着性樹
脂粉体15で一体に溶着積層されて針布用基布16を構
成している。かかる基布の積層面に使用する熱接着性樹
脂粉体としては、【1,ポリエチレン ■ エチレン酷ビ共重合体(酷ど含有量5〜30%)■
アクリル樹脂 t4) 反応性ポリエステル 厭 エチレン酢酸ビニールコポリマーの完全又は部分加
水分解又は加水分解の完全又は部分グラフト重合物粉体
‘61 ウレタン樹脂‘71 ウレタン樹脂インシャネ
ートブロック体‘8’ ナイロン6.66.12共重合
体‘91 ナイロン6.66.610.1Z扶翼合体0
0 メチルメタアクリレ−トアクリル酸ブチル共重合体
(11)エチレン.アクリル酸共重合体 (12)アクリル.ポリ塩化ビニール共重合体(1劫
熱可塑性ェラストマー(天然ゴム、ィソプレソ、ブチル
ゴム、SBR共重合物、SBS.SIS等のブロック共
重合物或はこれらにテルベン樹脂、ロジンェステル樹脂
、クマロン、ィソデン樹脂、石油分留により得られるC
4.C5系石油樹脂「C5.C法共重合石油樹脂を添加
したもの。
)(IQ上記各樹脂又はェラストマ−を2種以上混合し
たもの等である。
この中もっとも好ましいのは、ナィ。
ン6.66.12共重合体、ナイロン6.66.610
.12共重合体、熱可塑性ェラストマーであり、前記熱
可塑性ェラストマーは室温で元の長さの少くとも2倍に
くり返し延しても元の長さに戻る材料をいう。
上記各樹脂及びェラストマーの粉体粒度は、{ィ} 3
0メッシュ以下(ロー30〜80メツシユ 内 60〜100メッシュ 9 100〜200メツシユ 的 200メッシュ以上 でありMP8000〜13び0の範囲のものが使用され
る。
上記熱接着性樹脂粉体の内共重合ナイロンは接着力が優
れており、耐油性で柔軟性がある等数々の優れた特徴を
もっている。
又表層として用いるゴム、スポンジ、フェルト等のシー
ト状物は天然ゴム、合成天然ゴム、塩化ビ.ニル、EV
Aボリアミド等を織布上にカレンダーによりトツビング
したシートやウレタン樹脂、塩化ピニル、SBR.NB
R等の樹脂又はゴムの発泡体を一体に織布上に形成した
シ−ト及び天然又は化学繊維のフェルト状シートが用い
られる。次に本発明の製法について説明する。
第2図は針布用基布素材として用いるゴム、スポンジ等
のシート及び織布に熱接着性樹脂を転写する工程図を示
し、ホッパ−18に装填された適当な程度の熱接着性樹
脂粉体19は底部に設置された彫刻ロール20の回転に
依って粉体は下方に落下し、下方に設けた振動筋21に
よって均一化され離型性コンベヤー22上に散布される
散布量の調節は彫刻ロールの回転数を変えることに依っ
て行なわれ、次に加熱炉23を通過し乍ら溶融され加熱
炉23を出たとき溶融された熱接着剤樹脂粉末が冷却し
ない間に冷却ロール24,25の上部から図の如くロー
ル24の表面に沿わせて順次操出される表層1として用
いるゴム、スポンジ、フェルト等から選ばれたシート状
物や基層17として用いる所用枚数の織布上に加圧によ
り転写される。冷却後巻取り表面に熱接着性樹脂を転写
せしめた針布用基布素材26を得る。上記転写の目的は
織布中へ樹脂が鯵透して織布を硬化させないためであり
、長所としてはより少し、量で接着力を上げることがで
き、更には織布の両面に加工出来ることである。このよ
うにして巻取られた針布用基布素材26は必要なとき加
熱して貼合せることが出来ゴム糊系の接着剤のように接
着剤適用後貼合までの時間の制限を解消することができ
る。
この様にして得られた樹脂転写織布を積層するには第3
図に示す装置に依る則ち接着剤転写面同志が貼合わせ可
能な様に熱接着性樹脂粉体転写織布27a,27bを図
の如く装架し、ガイドロール28,29を経て貼合わせ
ロール31,32に移送され貼合わせを行うのであるが
、織布を貼合せる前に転写熱接着性樹脂粉体をもう一度
加熱溶融させるために貼合直前にヒーター30で加熱す
る。
加熱された織布は貼合わせロール31,32のニップ圧
で容易に接着され、接着後冷却ロール33で内部から冷
却されて固着し、貼合わせ積層品34を形成する。上記
操作を所要回数繰返して行ない、最後に基布の表層とし
て使用する。天然ゴム、フェルト等のシート状物と貼合
わせ積層布を同機にして一体に溶着積層する工程により
針布用基布を製造するものである。本発明は上記針布用
基布の構成となすことによって基布に耐油性、耐老化性
、柔軟性を与え接着、剥離強度が秀れているだけでなく
、異物の混入がなくなるため針列を乱さない効果を有し
、又接着剤の付与工程が簡単で、溶剤を使用しない為作
業環境、防災面が改善され基布素材の積層、貼合わせが
時間的な制限を受けずに任意に行うことができ、また、
離型性コンベヤ上で溶融せしめた樹脂粉体は冷却ロール
により織布上に冷却と同時に加圧転写されるから溶融樹
脂は流れて織布の布目に浸透せず平板状に加圧付着する
従って少ない樹脂の散布量で大きな密着強度が得られ、
織布を硬化させることもないなど種々の製造上の効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す針布用基布の構成を示
す断面図、第2図及び第3図は同製造方法を示す工程概
略図である。 1……表層、2……接着剤層、3,4,5,6,7,8
,9・・・・・・織布、10,15,19・…・・熱接
着性樹脂粉体、11,12,13,14,34・・・・
・・貼合わせ積層品、16・・・・・・針布用基布、1
7・・・・・・基層、18・・・・・・ホツパー、20
・・・・・・彫刻ロール、21・・・・・・振動節、2
2・・・・・・コンベヤー、23・・・・・・加熱炉、
24,25・・・・・・冷却ロール、26…・・・針布
用基布素材、27a,27b・・・・・・熱接着性樹脂
粉体転写織布、28,29・・・・・・ガイドロール、
30・・・・・・ヒーター、31,32・・・・・・貼
合わせロール、33・・・・・・冷却ロール。 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数枚の織布を一体に積層してなる織布層の少なく
    とも一層をゴム、ゴム又は樹脂製スポンジ、フエルト等
    のシート状物で構成し、上記各織布及びシート状物の積
    層面を転写された熱接着性樹脂粉体の溶融により一体に
    貼り合わせてなることを特徴とする針布用基布。 2 熱接着性樹脂粉体を粉末散布装置により無端の離型
    性コンベヤー上に均一に散布した後、加熱炉に導入して
    上記熱接着性樹脂粉体を溶融し、他方上記コンベヤー端
    末にコンベヤーを挾持して設置された一対の冷却ローラ
    のロール間隙にゴム、スポンジ、フエルト等のシート状
    物および複数枚の織布を各々繰出して溶融した熱接着性
    樹脂粉体をそれぞれ上記シート状物および織布の片面又
    は両面に転写せしめ、熱接着性の基布素材を形成した後
    、上記複数枚の織布を転写した熱接着性樹脂粉体を介し
    て順次一体に溶着し基布を形成することを特徴とする針
    布用基布の製造方法。
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