JPS601403Y2 - 差圧伝送器の検出部構造 - Google Patents

差圧伝送器の検出部構造

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JPS601403Y2
JPS601403Y2 JP3150080U JP3150080U JPS601403Y2 JP S601403 Y2 JPS601403 Y2 JP S601403Y2 JP 3150080 U JP3150080 U JP 3150080U JP 3150080 U JP3150080 U JP 3150080U JP S601403 Y2 JPS601403 Y2 JP S601403Y2
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capacitance
fixed
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fixed electrode
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佐一郎 森田
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株式会社北辰電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、圧力差を検出することにより流量や液位、圧
力、密度等の計測を行なう装置に用いる差圧伝送器の検
出部構造に関するものである。
従来の差圧伝送器の検出部構造としては本体の両側面に
受圧ダイヤフラムを設け、本体の内部には一対の対向す
る固定電極とこの固定電極間の中間に配置される移動電
極とを設け、受圧ダイヤフラムの変位にもとづいて移動
電極を一方の固定電極に接近すると同時に他方の固定電
極から離反させ、移動電極と各固定電極との間に形成さ
れる静電容量が一方では増大する反面他方は減少するこ
とにより、この差動的な静電容量の変化によって両受圧
ダイヤフラム間の差圧力を検出する構造のものが広く知
られている。
しかも、このような構造においては、製作時に移動電極
と各固定電極との間の静電容量が差圧力のない状態で等
しくなるように調整をする必要がある上、各固定電極を
別々に製作して組合せなければならず、組立作業が非常
に面倒になり、また部品点数の増加によって構造が複雑
になるために工数が増大し、製造コストが高価になると
いう欠点があった。
本考案はこのような従来の欠点を解消するためになせれ
たもので、その目的とするところは、簡単な構造で製作
が容易になりコストの低減がはかれるような差圧伝送器
の検出部構造を提供することにある。
差圧によって変化する可変容量とこれに並列接続された
付加固定静電容量から成る可変容量部及び前記受圧素子
の変位に応動しない比較用静電容量とを持った検出部に
、発振器より交流信号を印加し、前記可変容量部と比較
用静電容量の夫々の容量値に対応した電気信号を検出部
これら電気信号の差が基準電圧と等しくなるように前記
発振器の振幅を制御するものにあっては、差圧に正比例
した出力信号を得ることが出来る。
本考案は、このような差圧伝送器に好適な検出部の構造
であって、固定電極を支持体の両面に形成し、一方を移
動電極に対向させ、他方は移動電極と接続された他の固
定電極に対向させ、この他方の面の固定電極を2分割し
てその一方を移動電極に接続するように構成したもので
ある。
以下、本考案を図面にもをづいて詳細に説明する。
第1図は本考案に係る差圧伝送器の検出部構造の一実施
例の断面図である。
金属製のリング本体1の中には、中心孔を有し、一方の
面が凹曲面に他方の面が平担面にそれぞれ形成されたセ
ラミック等からなる固定電極支持体2がろう付は等によ
って固定されており、この固定電極支持体2の凹曲面に
は蒸着または塗装等の方法で固定電極3が形成され、平
担面には中央部に中心孔を経て固定電極3と接続した円
形の固定電極3aおよびこの固定電極3aの外周にリン
グ形の固定電極4が同様にそれぞれ形成されている。
また、リング本体1の一方の側面は、移動電極としての
測定タイヤフラム5の周辺部を挾んで中心孔を有する円
柱形の金属材からなるブ爾ツク6と接合し、その接合外
周面で密封状に溶接されている。
これによって、測定ダイヤフラム5は一方の面がブロッ
ク6の内側面と所定間隔で対向し、他方の面が固定電極
3と対向するように配置される。
一方、リング本体1の他方の側面は、中心孔を有する円
柱形の金属材からなるブロック7と接合し、その接合外
周面で密封状に溶接されている。
これによって、固定電極3aおよび4は所定の間隔をも
ってブロック7の内側面と対向するようになる。
そして、リング本体1、ブロック6゜7の外周には本体
8がはめ込まれ、接合側面において溶接されている。
このような構成によって、固定電極3と測定ダイヤフラ
ム5との間で可変静電容量が形成され、固定電極3a、
4とブロック7の内側面との間で固定静電容量が形成さ
れる。
ここで、ブロック7の内側面は対向固定電極として作用
することになる。
固定電極3からは端子9が引出され、固定電極4からは
端子10が引出されており、また、測定ダイヤフラム3
はリング本体1、ブロック6.7と一体に共通接続され
でいる。
一方、本体8のブロック6側の側面には、受圧素子とし
てのダイヤフラlA1mがシールリング12に挾持され
て密封状に溶接され、本体8のブ0ツク7側の側面には
、受圧素子としてのダイヤフラム13がシールリング1
4に挾持されて密封状に溶接されている。
ダイヤフラム11、本体8、ブロック6および測定ダイ
ヤフラム5によって囲まれた空間、およびダイヤフラム
13、本体8、ブロック7、固定電極支持体2および測
定ダイヤフラム5によって囲まれた空間にはそれぞれ非
圧縮性のシリコン油が封入されている。
これらの空間は測定ダイヤフラム5を境にして左右2室
に仕切られて形成されている。
15.16はダイヤフラム11,13を保護する機能も
兼ねてシールリング12.14を介して本体8に取付け
られたフランジである。
このような構成において、ダイヤフラム11゜13に圧
力P1.P2がそれぞれ加わると、シリコン油を介して
差圧P□−P2が測定ダイヤフラム5に加わり、これに
よって、測定ダイヤフラム5は変位して固定電極3と測
定ダイヤフラム5とにより形成される静電容量は変化す
る。
このとき、固定電極3aとブロック7とによって形成さ
れる静電容量、および固定電極4とブロック7とによっ
て形成される静電容量は差圧に関係なく一定である。
このような各静電容量を検出して演算すると差圧に比例
した電気出力が得られる。
第2図は他の実施例の断面図である。
図において、第1図と同一または相当部分には同一符号
を付してあり、その説明は省略する。
ダイヤフラムti、iaの中心部にはディスク18.1
9が取付けられており、このディスク18と19とは測
定ダイヤフラム5に固定された連結軸20で連結されて
いる。
また、測定ダイヤフラム5によって仕切られた2室は、
ブ陥ツク6に形成された小孔6a、ブロック7に形成さ
れた小孔?a、本体8に形成された小孔8a等によって
連通されている。
したがって、ダイヤフラム11.13に圧力P1.P2
がそれぞれ加わると、差圧P1−P2が連結軸20を介
して測定ダイヤフラム5に直接加わってこれを移動させ
、固定電極3と測定ダイヤプラム5とにより形成される
静電容量は変化する。
このとき、固定電極3a、4とブロック7とによってそ
れぞれ形成される静電容量は差圧に関係なく一定である
なお、測定ダイヤフラム5の移動はシリコン油によって
ダンピングされる。
第3図は別の実施例の断面図である。
図において、第2図と同一または相当部分は同一符号を
付しである。
測定タイヤフラム5と別個に固定電極3に対向する移動
電極5aが測定ダイヤフラム5に溶接やねじ止めで取付
けられている。
なお、固定電極3は平担に形成されている。
また、測定ダイヤフラム5はリング22に溶接等で取付
けられており、端子9,10は気密端子体23を経て引
出されている。
この実施例は、前記実施例のように測定ダイヤフラム5
および固定電極支持体2を取付けたング本体を溶接で一
体化するのでなく、ブロック本体24にこれらを重ねて
組立てる構造になっている。
このような検出部構造においては、移動電極と固定電極
とにより形成される可変静電容量中に差圧によって変化
しない固定静電容量分を付加し、さらに可変静電容量と
別個に並列に比較用の固定静電容量を設けたものである
が、この付加固定静電容量と比較用固定静電容量とを可
変静電容量が設けられる部分の裏側に設けたものである
したかって、従来は同一面側に設けであるため、固定静
電容量に十分な面積すなわち静電容量値がとれなかった
ものが、本考案においては固定電極支持体の裏面に両固
定静電容量を設けるため面積が広くとれ十分な静電容量
値が得られる。
次に、このような検出部の静電容量変化を電気信号に変
換する回路動作について説明する。
第4図は変換回路の回路図である。
図において、CXは第1図の測定ダイヤフラム5と固定
電極3とによって形成される可変静電容量、coは固定
電極3aとブロック7とによって形成される付加静電容
量、C2は固定電極4とブロック7とによって形成され
る比較用静電容量である。
発振器OSCの出力を差圧検出■pSの各容量Co、C
X、C2へ印加すると共に、各容量C2およびC。
とCxに流れる交流電流の正の半サイクル電流をダイオ
ードD1.D2、抵抗器R1,R2およびコンデンサC
3,C1による整流平滑回路によって直流に交換し、各
容量C2および(Co十Cx)に流れる電流にそれぞれ
比例した直流電圧e1.e2を得る。
そしてこのe□? C2を入力抵抗器R4,R6を介し
て差動増幅器A1の非反転入力および反転入力へそれぞ
れ与え、電圧e工とC2との差を求めたうえ、この差が
基準電圧Esと等しくなるように、差動増幅器A1の出
力により発振器O3Cの出力電圧を制御している。
ここでR6=R7=R12=R4とする。なお、ダイオ
ードD3. D4、抵抗器R3およびコンンサC3は、
発振器OSCの交流出力が負極性となったとき、各容量
C2? CO,CXの充電々荷を放電させるためのもの
である。
可変容量Cxの変化に応じた直流電圧e2は、入力抵抗
器R8を介して差動増幅器A2の反転入力側端子へ与え
られる。
このC2は差動増幅器A2により増幅されたのち、トラ
ンジスタQを通じて負荷RLおよび電源E Bからなる
負荷回路へ供給され、負荷回路に可変容量Cxに応じて
変化する出力電流■。
が流れる。このほか、VRは、変換器のスパンを設定す
るためのポテンショメータである。
出力電流しに比例する抵抗器R14の端子電圧から一定
電圧Evをさし引いた電圧をポテンショメータVRによ
り分圧のうえ、抵抗R1□を介して差動増幅器A2の非
反転入力へ印加する。
ここで、C2が差圧検出器DSに与えられた圧力に比例
して変化する理由について説明する。
抵抗器R1,R2に発生する電圧e1.e2は、容量C
2と容量(Co十Cx)の容量リアクタンスが抵抗器R
1,R2に対して充分大きいときには、発振器O3Cの
出力電圧E1角周波数ω、容量C2、(co+Cx)と
の積に比例し、R1−R2とした場合以下の関係が戒り
立つ。
C1= (1) EC2R,・・・(1)C2= ωE
(Co + Cx ) R+ ・・・
(2)ここで、C2= Coとなるに設定すると(3)
式は次のようになる。
C2−elは基準電圧Esに等しいために(4)式は次
のようになる。
ここで、第1図の測定ダイヤフラム5と固定電極3との
対向面積をSl、差圧力が零のときの間隙をdl、シリ
コン油の誘電率をE1固定電極3aとブ冶ツク7との対
向面積(固定電極4とブロック7との対向面積と同じに
設定しである)をSO1間隙をdoとし、また差圧力を
ΔP1構造できまる定数をkとすると、容量CxvCo
は次のような式になる。
この(6)。
(7)式を(5)式に代入すると次ようになる。
(8)式から明らかなように、e2はE、ω、発振器O
3Cの振幅等の影響を受けず、△Pに比例した関係が得
られる。
以上説明したように、本考案に係る差圧伝送器の検出部
構造によると、絶縁材からなる固定電極支持体の両面に
固定電極を形成腰一方の面を可変静電容量用として用い
、他方の面の固定電極を二つに分割し、前記二つの固定
容量用として使用するようにしている為、充分大きな固
定容量が確保出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る差圧伝送器の検出部構造の一実施
例の断面図、第2図、第3図はそれぞれ他の実施例の断
面図、第4図は変換回路の回路図である。 1・・・・・・リング本体、2・・・・・・固定電極支
持体、L 3at 4・・・・・・固定電極、5・
・・・・・測定ダイヤフラム、6,7・・・・・・ブロ
ック、8・・・・・・本体、11゜13・・・・・・ダ
イヤフラム、12,14・・・・・・シールリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体両側面に設けられた受圧素子の変位に基いて変化す
    る可変容量とこれに並列接続された付加固定静電容量か
    ら成る可変容量部及び前記受圧素子の変位に応動しない
    比較用静電容量とを持った検出部に、発振器より交流信
    号を印加し、前記可変容量部と比較用静電容量の夫々の
    葉量値に対応した電気信号を検出し、これら電気信号の
    差が基準電圧と等しくなるように前記発振器の振幅を制
    御し、差圧に正比例した出力信号を得るようにした差圧
    伝送器において、絶縁材からなる固定電極支持体の両面
    に固定電極を形成し、一方の面の固定電極を前記受圧素
    子の変位に応動し変位する移動電極に対向させて前記可
    変静電容量として使用し、他方の面の固定電極を二つの
    電極部分に分割して対向する本体部分との間に二つの固
    定静電容量を形成すると共に、一つの前記移動電極に対
    向する固定電極に接続して前記付加固定静電容量として
    用い、他を前記比較用静電容量として使用するようにし
    たことを特徴とする差圧伝送器の検出部構造。
JP3150080U 1980-03-11 1980-03-11 差圧伝送器の検出部構造 Expired JPS601403Y2 (ja)

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JPS56133538U JPS56133538U (ja) 1981-10-09
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