JPS60139907A - 拡張栓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は拡張栓であって、一方の端部に被固定物を固定
するための部材を有しかつ他方の端部に先細部を有する
シャフトから成シ、該シャフトがスリットを設けられた
範囲に係合する拡張体によって拡張可能である形式のも
のに関する。

従来の技術 公知の拡張栓を定着することは、穿設されたドリル穴内
に拡張栓を打込むことによって、ドリル穴底部に載着す
る拡張体が拡張栓のスリット内に押し込まれることによ
って得られる。これによって拡張栓の脚部がくさび留め
されてドリル穴の壁に押しつけられる。この定着形式の
前提条件は、拡張栓に合わされて正確に与えられた深さ
を有するドリル穴である。拡張体は引張多方向で先細に
なる拡張円錐部を有しているので、この定着形式の場合
にはわずかな負荷がかかると拡張栓が拡張体から引き抜
かれ、ひいてはくさび留めが解除されるという危険があ
る。

このような拡張栓は補充拡張もできないので、亀裂の形
成によってドリル穴が拡大されるとやはり定着不能にな
る。

発明が解決しようとする問題点 本発明が解決しようとする問題点は、冒頭に述べた形式
の拡張栓を改良して製作及び組付けが容易であって、ド
リル穴が拡大された場合に補充拡張できるような拡−栓
を提供することである。

問題点を解決するだめの手段 前述の問題点を解決するための本発明の構成は、スリッ
トが半割スリットの形状を有していて、該半割スリット
内に、半割スリットの範囲で拡張栓のシャフトを厚肉に
する塑性変形可能及び（又は）弾性変形可能な挿入体が
挿入されていることである。

第１実施例 る。拡張栓１の拡張範囲は半割スリット３によって形成
されておシ、との半割スリット３内に有利には合成樹脂
から成る挿入体ヰが挿入されている。拡張範囲の外側輪
郭は大体において、両側の端部範囲で先細になっている
半割スリット３の形状と該半割スリット３に合わされた
挿入体手の輪郭とに相応している。その結果、拡張栓１
に設けられた先細部５によって、拡張栓１をドリル穴内
に打込むことを助成する外形が与えられる。挿入体ヰは
長手方向に対して直角にだ円形の横断面を有しているこ
とによって、挿入体ヰの、打込み後に押しのけられる材
料を受容するための空間６が形成される。

第２実施例 第之図に示した拡張栓１ｂは、例えば管や蓋等を懸下す
るための線材を掛けるために孔７を備えた舌部８を有し
ている。挿入体４ｂは保持と組付けとのために側方に配
置されたガイドウェブ９を有していて、このガイドウェ
ブ９は拡張栓１ｂの外面に接触している。

第３実施例 第３図に示した、ねじ山付き接続部１０を有する拡張栓
１ｃにおいては、挿入体４Ｃが波形に曲げられたばね薄
板によって形成されている。

打込んでいくときにばね薄板は延ばされる。高い形弾性
によって与えられる著しく高い押圧力が、拡張栓１ｃの
脚部をドリル穴の壁にくさび゛留めさせる。

第４図に示すように壁板１１を壁１２に固定するために
は、壁板１１を貫通して壁１２内に拡張栓１のシャフト
の直径に相応するドリル穴１３が形成される。栓ヘッド
２をノ・ンマ打撃することによって、栓ヘッド２が壁板
１１に段なしで接続するまで拡張栓１がドリル穴１３内
に打込まれる。挿入体牛の変形とこの変形によって与え
られる位置戻し力とによって、壁板１１を固定するため
に必要な定着が得られる。

鼾−実施例 第５図に示した拡張栓１ｄは半割スリット３の両側の長
辺にＶ字形の縦みぞ３０を有している。これらの７字形
の縦みぞ３ｏは挿入体Φの縦みぞ３０に合わされた横断
面厚肉部３１によって埋められている。一方では挿入体
生の変形特性を高めるために、かつ他方では押圧力を減
少させるために、挿入体生の上側と下側とが半割スリッ
ト３を制限する脚部の面に支持されているリゾ状の隆起
部３２を有している。

拡張栓をドリル穴に打込むときに挿入体がずれることを
回避するだめには、半割スリット３を制限する脚部に横
みぞ３３が設けられている。

横みぞ３３同士の間隔は、リゾ状の隆起部３２の頂部が
横みぞ３３内に受容されるように、挿入体４のリブ状の
隆起部３２同士の間隔に合わされている。これによって
、挿入体Φが軸線方向にずれることを防ぐ形状接続が得
られる。半割スリット３のＶ字形の縦みぞ３０は栓ヘッ
ド２の方向で先細になる終結部３４によって続けられて
いる。これによって、拡張栓のスリットを設けられてい
ないシャフトから拡張脚部へ横断面が段差をもって減少
することが回避される。

第６図は拡張栓１ｄによって壁板１１を壁１２に固定し
た状態を示している。この場合、栓ヘッド２は壁板２の
外側に段なしで接続するように打込まれている。

発明の効果 拡張栓のシャフトを厚肉する挿入体によって拡張栓は穿
設されたドリル穴よシも大きい寸法を有している。ドリ
ル穴に拡張栓を打込むときには拡張脚部に作用する押圧
力によって挿入体が圧縮されて、拡張栓は強い衝撃力に
よってドリル穴内に打込まれることができる。このとき
に、挿入体が塑性変形可能及び（又は）弾性変形可能で
あることによってドリル穴の製作誤差が補償される。打
ち込んだ後では拡張栓の拡張脚部が挿入体の塑性的なか
つ（又は）弾性的な位置戻し力によってドリル穴の壁に
押しつけられ、ひいては被固定物を固定するために必要
な定着作用が得られる。亀裂の形成によってドリル穴が
拡大された場合にも、この位置戻し力によって緊定か維
持される。ドリル穴底部は拡張のだめには必要とされな
いので、この拡張栓は貫通孔や深さを制限されていない
穴にも適している。

実施態様 本発明の有利な実施態様においては、半割スリットが先
細の端部範囲を有していて、挿入体が半割スリットの形
状に合わされている。この構成によって拡張栓を打込む
ために効果的かつ適合可能な外形が得られる。

又、別の実施態様においては、挿入体が合成樹脂から成
っていて長手方向に対して直角にだ円形の横断面を有し
ている。挿入体をだ円形にすることによっては、拡張栓
の拡張脚部が中央で支持されていると同時に半割スリッ
トの縁範囲には、拡張栓を打込んだときに押しのけられ
る挿入体材料を受容することのできる空間が形成される
。

又、本発明の実施態様によれば、挿入体が挿入体の長さ
の少なくとも１部分にわたって、拡張栓の外面に接触す
るガイドウェブを有している。このガイドウェブは、挿
入体を半割スリット内に組付けて保持するだめに用いら
れる。

さらに別の実施態様においては、挿入体がばね薄板から
成っていて波形に構成されている。

特に、拡張栓の直径が比較的に大きい場合には、波形に
構成された鋼板製の挿入体が極めて高い形弾性を有して
いるので有利である。

又、別の実施態様では、半割スリ有トが両側にそれぞれ
１つのＶ字形の縦みぞを有していて、挿入体が両側の長
辺に縦みぞに合わされた横断面厚肉部を有し、ている。

実施態様の効果 半割スリットがＶ字形の縦みぞを有していることによっ
て半割スリットの横断面が拡大されるので、拡張脚部を
著しく弱化させることなしに定着用の挿入体の全体積を
大きくすることができる。挿入体の縦みぞに合わされた
横断面厚肉部によって、一方では有効押圧面積が全体的
に拡大され、他方では半径方向の押圧力が比較的に効果
的に分散される。挿入体の両側の長辺も同様にドリル穴
の壁に接触するので、拡張栓を打込むときに生ずる挿入
体の変形によってドリル穴内では拡張栓の外周面全体を
くさび留めに関与させることができる。これによって、
打込み抵抗を高めることなしに極めて高い保持力が得ら
れる。

本発明のさらに別の実施態様においては、挿入体が合成
樹脂から成っていて、上側と下側とに、長手方向に対し
て直角にリブ状の隆起部を有している。これらのリゾ状
の隆起部によっては、挿入体を変形させるために□必要
な押圧力、ひいては打込抵抗が低減される・・ので、狭
幅のドリル穴内への拡張栓の打込みも容易に行なうこと
ができる。隆起部によシ挿入体に比較的に高い変形度が
与えられることによって、保持力がわずかにしか分散さ
れていない場合にもドリル穴の製作誤差を良好に補償す
ることができる。

又、別の実施態様では、半割スリットを制限している脚
部に横みぞが配置されている。ドリル穴内で抑圧変形し
たときに挿入体の長辺をも定着に関与させるために、挿
入体の幅はドリル穴に関してわずかに大きい寸法を有し
ている。

しかしながら、この構成形式によっては、拡張栓をドリ
ル穴内に打込む際に挿入体が半割スリットの底部に向か
ってずらされて押しつぶされたシ破損されることがある
。脚部の面に配置された横みぞ内に挿入体の材料又はリ
ブ状の隆起部が押し入れられることによって挿入体は拡
張栓の半割スリット内に固定される。従って、もはや挿
入体のずれは生じない。

本発明の他の実施態様においては、両方のＶ字形の縦み
ぞが半割スリットの端部をこえて拡張栓のヘッドに向か
って終結部によって延長されている。この終結部によっ
ては、拡張栓のシャフトの、半割スリットによって弱化
された部分からシャフトの、スリットを設けられていな
い部分へのなめらかな移行が与えられることになる。移
行範囲が拡大されたことによって、拡張栓を打込むとき
にこの移行範囲で生ずるピーク応力が分散される。この
ピーク応力は取付は条件が悪いときに、場合によっては
拡張栓の脚部の折損につながることがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による挿入体を有する拡張栓を示した図
、第２図は半割スリット内に組付けられた挿入体を有す
る、懸下体としぞ構成された拡張栓を示した図、第３図
はねじ山付き接続部とばね薄板製の挿入体を有する拡張
栓の側面図、第４図は本発明による拡張栓によって被固
定物を固定した状態を示した図、第５図は異なる実施例
による、挿入体を有する拡張栓を示した図、第６図は第
５図に示した拡張栓によって被固定物を固定した状態を
示した図である。 １、ｌｂ、ｌｃ、ｌｄ・・・拡張栓、２・・・栓ヘッド
。 ３・・・半割スリット、４，４ｂ、’４ｃ・・・挿入体
、５・・・先細部、６・・・空間、７・・・孔、８・・
す舌部、９・・・ガイドウェブ、１０・・・ねじ山付き
接続部、１１・・・壁板、１２・・・壁、１３・・・ド
リル穴、３０・・・縦みぞ、３１・・・横断面厚肉部、
３２・・・隆起部、３３・・・横みぞ、３４・・・終結
部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、拡張栓であって、一方の端部に被固定物を固定する
   だめの部材を有しかつ他方の端部に先細部を有するシャ
   フトから成り、該シャフトがスリットを設けられた範囲
   に係合する拡張体によって拡張可能である形式のものに
   おいて、スリットが半割スリットの形状を有していて、
   該半割スリット内に、半割スリットの範囲で拡張栓のシ
   ャフトを厚肉にする塑性変形可能及び（又は）弾性変形
   可能な挿入体が挿入されていることを特徴とする、拡張
   栓。 ２、半割スリットが先細の端部範囲を有していて、挿入
   体が半割スリットの形状に合わされている、特許請求の
   範囲第１項記載の拡張栓。 ３、挿入体が合成樹脂から成っていて、長手方向に対し
   て直角にだ円形の横断面を有している。特許請求の範囲
   第１項記載の拡張栓。 ４、挿入体が挿入体の長さの少なくとも１部分にわたっ
   て、拡張栓の外面に接触するガイドウェブを有している
   、特許請求の範囲第１項記載の拡張栓。 δ、挿入体がばね薄板から成っていて波形に構成されて
   いる、特許請求の範囲第１項記載の拡張栓。 ６、半割スリットが両側にそれぞれ１つのＶ字形の縦み
   ぞを有していて、挿入体が両側の長辺に縦みぞに合わさ
   れた横断面厚肉部を有している、特許請求の範囲第１項
   記載の拡張栓。 ７、挿入体が合成樹脂から成っていて、挿入体の下側と
   上側とに、長手方向に対して直角にリゾ状の隆起部を有
   している、特許請求の範囲第６項記載の拡張栓。 ８、半割スリットを制限する押面に横みぞが配置されて
   いる、特許請求の範囲第６項記載の拡張栓。 ９、両側のＶ字形の縦みぞが、半割スリットの端部をこ
   えて栓ヘッドに向かって終結部によつて延長さ゛れてい
   る、特許請求の範囲第１項記載の拡張栓。