JPS601398A - インタ−ナルポンプのシ−ル構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は沸騰水型原子炉（ＢＷＲ）において炉心内の冷
却材を再循環させるインターナルポンプのシール措造に
関する。

〔発明の技術的背景〕

第１図はＢＷＩｔの圧力容器１の縦断面図を表わしてお
り、この圧力容器１内には、炉心（図示せず）を内蔵す
る減速材タンク２と、気水混合状態にある沸騰水を水と
蒸気とに分離する猟水分離器３が設誼されている。苔だ
、圧力容器１の下部鏡板１ａにはＢＷＲの出力制御を行
なうための制御棒駆動機構４が垂設されると共に、この
制御棒駆動機構４の周囲にはＭｅのインターナルポンプ
５が垂設されている。

このインターナルポンプ５の圧力容器１への取付は、第
２図に示す如く、ロータ６及びステータ７からなるポン
プモータ８を収納するケーシング９の上端小径部９ａを
圧力容器１の鏡板１轟に設けられた取付部開口１０に嵌
合製着することによりな゛されている。このインターナ
ルポンプ５において、ロータ６の上端に連設されたシャ
フト１１は圧力容器１の鏡板１ａを貫通して圧力容器１
内に臨んでおシ、このシャフト１１の上端には冷却材を
循環させるためのポンプインペラ１２が固着されている
。また、ケーシング９には、ポンプモータ８！冷却する
ため、連通管１．３　、１４を介して熱交換器１５が接
続されている。さらに、ケーシング９には、連通管１３
の接続位餘より上方に、シール水供給ジイン２１を備え
たシール手段１６が設けられている。

第３図及び第４図はこのシール手段１６の縦断面図を示
している。第３図に示すよ５に、ケーシング９の内壁に
形成された環状段部９ｂには内周全体に亘って溝１７の
設けられたりティク１８が嵌着され、この環状溝１７内
には膨縮自在な現状のシール部材１９が配設されている
。このシール部材１９は流体出入口銭を有しており、こ
の流体出入口銭にはリテイナ１８及びケーシング９を貫
通しシールポンプ（図示せず）に連通された前記シール
水供給ライン２１が接続されている。

なお、第２図において符号ｎは温度センサを示している
。

ところで、従来においては前記シール手段１６はポンプ
モータ８の点検時に用いられていた。即ち、ポンプモー
タ８等の点検時に、第４図に示す如く、シールポンプを
作動させシール部材１９内に流体を導入し、このシール
部材１９を膨張させ、シール部材１９０表面をシャフト
１１に密着させることにより、圧力容器ｌからの常温水
（冷却材）を遮断していた。

〔背景技術の間ね点〕

ところが、ポンプモータ８の点検以外の場合にも圧力容
器１かうの冷却材流入を阻止する必要が生じる場合があ
る。

例えば、原子炉運転中インターナルポンプ５において熱
交換器１５に連なる連通管１３　、１４が何らかの原因
で折損した場合には、ケーシング９内の冷却材（熱交換
器１５の働きにより約５０’Ｃ，±１０℃にコントロー
ルされている）は外部に放出されるので、この減少分の
冷却材を填補するため圧力容器１から高温水（冷却材、
約２７５℃）が流入する。

しかしながら、従来のシール部材１９はゴムから形成さ
れており、その設計圧力がａｋｙ／ｆｆｌ、設計温度が
９℃と低い。

したがって、連通管１３　、１４の折損等に基づ（高温
水の流入に対しては対処できず、このため、ステータ７
の絶に破ノテ、がＡム赳されるｂｊすれがあった。

〔発明の目的〕

本発明は、かかる点にニジみなされたもので、圧力容器
からの高温水の流入を効果的に阻止てきると共に多目的
に使用しイｚ７るインターナルポンプのシール構造を提
供することを目的とする。

〔発明の概要〕

前記目的は、圧力容器の鏡板に取り付けられたケーシン
グの内側に現状のリテイナを設けると共に、このリテイ
ナにシャフトと密接して圧力容器からの冷却材流入を阻
止する膨縮自在なシール部材を付設してなるインターナ
ルポンプにおいて、前記リテイナの内周面及びシャフト
の外周面ｋ、相互に対向するようにそれぞれ片状溝を形
成し、この内環状溝によって形成される環状空隙内に金
り性とした前記シール部材を介装することにより達成さ
れる。

〔発明の実施例〕

以下本発明を実施例に基づいて説明する。なお、従来と
同一のものについては同一の符号を付しその説明＆１′
省略する。

第５図は本発明に係るインターナルポンプのシール桁端
の実施例を示している。この実施例においては、ケーシ
ング９の内壁に形成された環状段部９ｂに、内局全体に
亘る現状ｉｉ’＆、１７の設けられたりティク１８が嵌
着されてい゛る。一方、シャフト１１には、リテイナ１
８の環状溝１７に対向する部位に、外周全体に亘る環状
６°：；　２２が設けられている。また、との両溝１７
．ｎによって形成される空隙には膨縮自在な現状のシー
ル部材ムが配設されている。このシール部材幻はアルミ
ニウム、ステンレス専の金属から形成されており、この
流体出入日別にはりティク１８及びケーシング９を貝通
しシールポンプ（図示せず）に連通されたシール水供給
ライン２１が接続されている。

続いて、との実施例のシール猪造を適用したインターナ
ルポンプ５０作用について説明する。

インターナルポンプ５が通常に遊転されているときには
、第゛５図に示すように、シール部材乙は萎んでおり、
かつリテイナ１８の溝１７内に収納された状態にある。

したがって、インターナルポンプ５におけるシャフト１
１の回転等に何ら影響を及はさない。

一方、第２図に示す熱交換器１５に連なる連通管１３　
、１４が何らかの原因で折損し、ケーシング９内の冷却
材が外部に流出した場合には、これを填補するため圧力
容器１内の高温水（冷却材）がケーシング９内に流入さ
れるが、このとき、温度センサｎにてケーシング９内の
冷却材温度を検出しており、その値が酒定値以上になっ
たとぎにはインターナルポンプ５が停止される。また、
同時にシールポンプが起動され、シール部材るを膨張さ
せ、このシール部材おをシャフト１１へ密着させる（第
６図）。

而して、高温水のケーシング９内への流入は阻止される
。

このように実施例によれば、シール部材るを金ハ性とし
ているので、圧力容器１からの高温水も確実に阻止でき
る。また、リテイナ１８の内周面及びシャツ）１１の外
周面に、相互に対向するようにそれぞれｙ２状溝１７　
、２２を形成し、この両環状清１７．２２によって形成
される涼状空隙内に金ＢＳ性としたシール部材るを介装
させているので、圧力容器１からの高温水による圧力を
受けた場合にあっても確実に高泥水の流入を阻止できる
。

〔発明の効果〕

以上説明した通り本発明は、圧力容器の鏡板に取り付け
られたケーシングの内側に環状のリテイナを設けると共
に、このリテイナにシャフトと密接して圧力容器からの
冷却材流入を阻止する膨縮自在なシール部材を付設して
なるインターナルポンプにおいて、前記リテイナの内周
面及びシャフトの外周面に、相互に対向するようにそれ
ぞれ環状溝を形成し、この内環状溝によって形成される
環状空隙内に金ＩＮ性とした前記シール部材を介装した
ので、ポンプモータ等の点検時における圧力容器からの
常温水（冷却材）流入を阻止できるばかりか、原子炉の
通常運転時における万一の故障の場合にも、圧力容器か
らの高温水（冷却材）流入を砧実に阻止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ＢＷＲの圧力容器の縦断面図、第２図は第１
図の圧力容器に設けられたインターナルポンプ近傍の概
略縦断面図、第３図及び第４図は従来のインク−ナルポ
ンプのシールｆ１ケ造を示ｔ　ｌ：ｉｔ略部分縦断面図
、第５図及び第６図は本発明に係るインターナルポンプ
のシール椙造を示す概略縦断面図である。 １・・・圧力容器、５・・・インターナルポンプ、１１
・・・シャ７）、１８・・・リテイナ、１９．Ｚ３・・
・シール部材。 第１図 第２図 第３図 １ ｂ 第４図 １

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）圧力容器の鏡板に取り付けられたケーシングの内
   側に環状のリテイナン設けると共に、こ、のりクイナに
   シャフトと密接して圧力容器からの冷却材流入を阻止す
   る膨縮自在なシール部材を付設してなるインターナルポ
   ンプにおいて、前記リテイナの内周面及びシャフトの外
   周面に、相互に対向するようにそれぞれ環状溝を形成し
   、この両環状清によって形成される環状空隙内に金属性
   とした前記シール部材を介装したことを特徴とするイン
   ターナルポンプのシール措造。
2. （２）前記シール部材はアルミニウムから成ることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のインターナルポン
   プのシール措造。
3. （３）前記シール部材はステンレスから成ることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のインターナルボ”レ
   プのシール第３造。