JPS60139899A - 耐候性および強度の勝れた水溶紙の製造法 - Google Patents
耐候性および強度の勝れた水溶紙の製造法Info
- Publication number
- JPS60139899A JPS60139899A JP24508183A JP24508183A JPS60139899A JP S60139899 A JPS60139899 A JP S60139899A JP 24508183 A JP24508183 A JP 24508183A JP 24508183 A JP24508183 A JP 24508183A JP S60139899 A JPS60139899 A JP S60139899A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- acid
- paper
- soluble paper
- soluble
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は繊維状カルボキシメチルセルロースから成りア
ルカリ性を示す水溶紙を中性に調節するに際し、該調節
を特定条件下で行なうことにより耐候性と強度の勝れた
水溶紙を製造する方法に関する。
ルカリ性を示す水溶紙を中性に調節するに際し、該調節
を特定条件下で行なうことにより耐候性と強度の勝れた
水溶紙を製造する方法に関する。
さらに詳しくは従゛来の杢溶紙に一定以上の水中酸指数
を有する酸の溶液を塗布含浸すること、および塗布含浸
にあたって繊維状カルボキシメチルセルロースの塩基飽
和度を一定以上に調節することにより、従来品に比し勝
れた耐候性と強度とを有する水溶紙誉製造する方法に関
する。
を有する酸の溶液を塗布含浸すること、および塗布含浸
にあたって繊維状カルボキシメチルセルロースの塩基飽
和度を一定以上に調節することにより、従来品に比し勝
れた耐候性と強度とを有する水溶紙誉製造する方法に関
する。
従来、水溶紙は機密文書用紙、ラベル等の筆記、印刷用
に、また使用後溶解流去させる竜業用資材として、さち
に婦人、乳幼児の衛材用として用いられそいる□。
に、また使用後溶解流去させる竜業用資材として、さち
に婦人、乳幼児の衛材用として用いられそいる□。
然しなから、従来の水溶紙はその本質と強度が弱く、吸
放湿性が大きいため加工がしにくいこと、該水溶紙中に
は少瞼の炭酸ソーダ、苛性ソーダ等のアルカリが残留す
□るため、用紙の保存中、特に属を腐蝕するため□産業
用資材としての利用分野が狭いこと、婦人、乳幼児の肌
に対しては中性の方が好ましいこと等が釉摘されていた
。
放湿性が大きいため加工がしにくいこと、該水溶紙中に
は少瞼の炭酸ソーダ、苛性ソーダ等のアルカリが残留す
□るため、用紙の保存中、特に属を腐蝕するため□産業
用資材としての利用分野が狭いこと、婦人、乳幼児の肌
に対しては中性の方が好ましいこと等が釉摘されていた
。
従来の水溶紙は特公昭48−27605号に開示されて
いる如く、繊維状セルロースグリコール酸(以下、CM
C−Hという)を抄紙し、ブレスパート以降の湿紙匹に
炭酸ソーダ、苛性ソーダなどのアルカリ液ヲ塗布含浸し
、イオン交換してナトリウム塩(以下、CM C−N
aという)とした後脱水し乾燥して製造される。この際
H”)−Na+とのイオン交換を完成し、かつ成紙の均
一な溶解性を期するためアルカリ液は梢々過剰に加えら
れるので得られた水溶紙のPHは10〜11程度のアル
カリ性となっている。
いる如く、繊維状セルロースグリコール酸(以下、CM
C−Hという)を抄紙し、ブレスパート以降の湿紙匹に
炭酸ソーダ、苛性ソーダなどのアルカリ液ヲ塗布含浸し
、イオン交換してナトリウム塩(以下、CM C−N
aという)とした後脱水し乾燥して製造される。この際
H”)−Na+とのイオン交換を完成し、かつ成紙の均
一な溶解性を期するためアルカリ液は梢々過剰に加えら
れるので得られた水溶紙のPHは10〜11程度のアル
カリ性となっている。
中性の水溶紙を得るために、たとえば塩酸の稀薄溶ti
ケ、そのPHを調節しつ〜水溶紙に塗布する方法も考え
られるが、紙の構造の不均一性や、塗布ロールの精度上
均一な塗布をなしに(いことなどのためCMC−Naの
CMC−Hへの逆反応が著しく生じた部域があられれ、
得られた紙は均一に溶解することはできない。
ケ、そのPHを調節しつ〜水溶紙に塗布する方法も考え
られるが、紙の構造の不均一性や、塗布ロールの精度上
均一な塗布をなしに(いことなどのためCMC−Naの
CMC−Hへの逆反応が著しく生じた部域があられれ、
得られた紙は均一に溶解することはできない。
また強度を改善するために坪酸ケトげたり、化学パルプ
を多階に配合することも考えられるが前者はコスト高と
なり後者は溶解液中に不溶性繊維が多階に混在すること
になるので使用目的によっては好まれない。この理由の
ため、PHを7程度に中性にした水溶紙は得られていな
い。さらにまたPHが7程度であって、かつ耐候性およ
び強度の勝れた水溶紙も得られていない。
を多階に配合することも考えられるが前者はコスト高と
なり後者は溶解液中に不溶性繊維が多階に混在すること
になるので使用目的によっては好まれない。この理由の
ため、PHを7程度に中性にした水溶紙は得られていな
い。さらにまたPHが7程度であって、かつ耐候性およ
び強度の勝れた水溶紙も得られていない。
本発明者等は水溶紙の溶解性を害することな(、かつ前
記特性の勝れた水溶紙を得ることを目的として、水溶紙
中のCMC−Naの耐酸性と塩基飽和度について研究を
重ねた結果、これらと溶解性との間に一定の関係がある
ことを見出し本発明に到達した。こ〜で水溶紙の溶解性
とは、後述の試験法本発明の水溶紙は基材たる水溶紙の
残留アルカリの中和を完全ならしめるため、通常は特定
の酸を稍々過剰に加えるので紙面もしくは溶解液は中性
ないし弱酸性を示す。そして遊離の酸はCMC−Na
と部分的に反応するが、イオン交換により生成したカル
ボキシル基の量が一定以下であれば、換言すればCMC
−Na の塩基飽和度が一定以上であれば本発明の水溶
紙の溶解性を阻害せず、かつ耐候性および強1隻が向と
する効果が得られる。
記特性の勝れた水溶紙を得ることを目的として、水溶紙
中のCMC−Naの耐酸性と塩基飽和度について研究を
重ねた結果、これらと溶解性との間に一定の関係がある
ことを見出し本発明に到達した。こ〜で水溶紙の溶解性
とは、後述の試験法本発明の水溶紙は基材たる水溶紙の
残留アルカリの中和を完全ならしめるため、通常は特定
の酸を稍々過剰に加えるので紙面もしくは溶解液は中性
ないし弱酸性を示す。そして遊離の酸はCMC−Na
と部分的に反応するが、イオン交換により生成したカル
ボキシル基の量が一定以下であれば、換言すればCMC
−Na の塩基飽和度が一定以上であれば本発明の水溶
紙の溶解性を阻害せず、かつ耐候性および強1隻が向と
する効果が得られる。
か(して本発明によれば、繊維状カルボキシメチルセル
ロースから成る水溶紙もしくは繊維状カルボキシメチル
セルロースに製紙用繊維を混合して成る水溶紙を基材と
し、水中酸指数が3以上の酸を有機溶媒と水との混合溶
媒に溶解した溶液を該基利に塗布含浸すること、かつ塗
布含浸に際して、塗布含浸して成る紙匹中の線維状カル
ボキシメチルセルロースの塩基飽和度を35%以上に維
持しつ〜該紙匹の紙面もしくは溶解液を中性ないし弱酸
性に調節することを特徴とする耐候性および強度の勝れ
た水溶紙の製造法が提供される。
ロースから成る水溶紙もしくは繊維状カルボキシメチル
セルロースに製紙用繊維を混合して成る水溶紙を基材と
し、水中酸指数が3以上の酸を有機溶媒と水との混合溶
媒に溶解した溶液を該基利に塗布含浸すること、かつ塗
布含浸に際して、塗布含浸して成る紙匹中の線維状カル
ボキシメチルセルロースの塩基飽和度を35%以上に維
持しつ〜該紙匹の紙面もしくは溶解液を中性ないし弱酸
性に調節することを特徴とする耐候性および強度の勝れ
た水溶紙の製造法が提供される。
以下、本発明の構成を実験例を併用しつ〜詳細に説明す
る。
る。
実験例I
CMC−Naの耐酸性と塩基飽和度との関係を知るため
に以下の実験を行なった。
に以下の実験を行なった。
繊維状CMe −)1 (エーテル化反0.43ニチリ
/化学製)を常法により精製した後、苛性ソーダのメタ
ノール、水混合溶液中に入れ常法により塩基交換を行な
わせ、た後精製し塩基飽オロ度100チのeMc−Na
を調製した。
/化学製)を常法により精製した後、苛性ソーダのメタ
ノール、水混合溶液中に入れ常法により塩基交換を行な
わせ、た後精製し塩基飽オロ度100チのeMc−Na
を調製した。
塩基飽和度100優のCMC−Naを酸溶液!処理する
ために、有機酸の種@をかえてそれぞれ1モルの有機酸
を含むエタノール:水(1:1重、喰部)の混合溶液を
8種類調製した。それぞれの有機酸は水中酸指数(pk
a)の異なるものである。
ために、有機酸の種@をかえてそれぞれ1モルの有機酸
を含むエタノール:水(1:1重、喰部)の混合溶液を
8種類調製した。それぞれの有機酸は水中酸指数(pk
a)の異なるものである。
各々(7)有機m溶液50 ml K CMC−Na絶
乾1,9’に浸し2時間攪拌した後、f別し、残渣を常
法により洗浄して残留する有機酸を除去した後60℃で
減圧乾燥した。− 次に塩基交換客計および塩基飽和度を測定するために精
製した(、:MC−)(および前記の酸処理試料欠それ
ぞれ絶乾0.5g’ll採り、これに0.5.N苛性ソ
ーダ20m1f加え、2時間攪拌後、純水10mJを加
え0.5N塩酸で、電位差滴定し、この滴定値なA m
lとした。ブランク試験は試料を用いずに同様の操作を
行ないこの滴定値y B mlとした。
乾1,9’に浸し2時間攪拌した後、f別し、残渣を常
法により洗浄して残留する有機酸を除去した後60℃で
減圧乾燥した。− 次に塩基交換客計および塩基飽和度を測定するために精
製した(、:MC−)(および前記の酸処理試料欠それ
ぞれ絶乾0.5g’ll採り、これに0.5.N苛性ソ
ーダ20m1f加え、2時間攪拌後、純水10mJを加
え0.5N塩酸で、電位差滴定し、この滴定値なA m
lとした。ブランク試験は試料を用いずに同様の操作を
行ないこの滴定値y B mlとした。
塩基交換容喰および塩基飽和度は次式でめた。
塩基交換容計(meq/I?)=Ω3−A)X四股コ×
壷000 xioo。
壷000 xioo。
f : 0.5 N MCIのファークターW:試料絶
乾重情(yr これらの結果を水中酸指数(pka )とともに第1表
に示した。こ〜で水中酸指数とは電解質の水中における
解離定数の逆数の対数である。本発明では酸の溶解に有
機溶媒と水との混合溶媒を用いることを必須とするので
非水溶媒中でのpka 1g指標とする方が望ましいが
、本発明では便宜北水中酸指数(以下、酸指数という)
を用いる。表示し/遺 た酸のうち2塩基酸以上の酸はpka、”l示した。
乾重情(yr これらの結果を水中酸指数(pka )とともに第1表
に示した。こ〜で水中酸指数とは電解質の水中における
解離定数の逆数の対数である。本発明では酸の溶解に有
機溶媒と水との混合溶媒を用いることを必須とするので
非水溶媒中でのpka 1g指標とする方が望ましいが
、本発明では便宜北水中酸指数(以下、酸指数という)
を用いる。表示し/遺 た酸のうち2塩基酸以上の酸はpka、”l示した。
第 1 表
※塩基交換容着=交換性H+t+交換性塩基量= 2.
37meq/g第1表から明らかなように有機酸のエタ
ノール、水混合溶液でCMC−N aを処理するとイオ
ン交換が起り塩基飽和度が低下するが、その割合は酸指
数が高い有機酸はど小さく、即ち塩基飽和度は高(、C
MC−Na として残存している割合が多い傾向が示さ
れている。本発明者等が有機酸の水溶液を用いて前記と
同一条件で酸処理を行った実験では、このような傾向は
見られず、何れの酸を用いても塩基飽和度ははy5チ以
下となった。これらのことから有機溶媒と水との混合溶
媒中では酸の解離が水mVrtはど大きくはな(、イオ
ン交換は抑えられ前記した傾向が得られたものと判断さ
れた。
37meq/g第1表から明らかなように有機酸のエタ
ノール、水混合溶液でCMC−N aを処理するとイオ
ン交換が起り塩基飽和度が低下するが、その割合は酸指
数が高い有機酸はど小さく、即ち塩基飽和度は高(、C
MC−Na として残存している割合が多い傾向が示さ
れている。本発明者等が有機酸の水溶液を用いて前記と
同一条件で酸処理を行った実験では、このような傾向は
見られず、何れの酸を用いても塩基飽和度ははy5チ以
下となった。これらのことから有機溶媒と水との混合溶
媒中では酸の解離が水mVrtはど大きくはな(、イオ
ン交換は抑えられ前記した傾向が得られたものと判断さ
れた。
本発明の水溶紙は塩基飽和度に対する酸指数の上記の関
係%−1因子として利用しつ〜更に他の因子を加えて所
望の塩基飽和度に調節して得られる。
係%−1因子として利用しつ〜更に他の因子を加えて所
望の塩基飽和度に調節して得られる。
実験例2
次に酸を一定とし酢酸(+)k84.756 )の濃度
を変えて基材を処理し、塩基吟和度と酸処理紙の溶解性
との関係を調べて第2表に示した。
を変えて基材を処理し、塩基吟和度と酸処理紙の溶解性
との関係を調べて第2表に示した。
基材としては実験例1に用いたのと同じ繊維状CMC−
1−1100% ’に用いて抄紙し炭酸ソーダ液を添加
して製造した坪i、80g/ゴのものを一定騎採取して
実験例1に準じて酸処理を行ない、塩基交換容喰および
塩基飽和度を測定した。
1−1100% ’に用いて抄紙し炭酸ソーダ液を添加
して製造した坪i、80g/ゴのものを一定騎採取して
実験例1に準じて酸処理を行ない、塩基交換容喰および
塩基飽和度を測定した。
溶解性は約139の試験片Y 300m1の水中に投入
し、マグネチックスターラーで回転させ試験片が溶解す
るまでの秒数を測定した。120秒経過しても繊維の小
塊が残るものを難溶とし、シート形暢が崩れないものを
不溶とした。
し、マグネチックスターラーで回転させ試験片が溶解す
るまでの秒数を測定した。120秒経過しても繊維の小
塊が残るものを難溶とし、シート形暢が崩れないものを
不溶とした。
なお酸処理紙は減圧乾燥後105℃、10分間の熱処理
した後の溶解性も示したが、これは実際゛の製造工程で
は熱風乾燥されることケ考慮した〜めである。
した後の溶解性も示したが、これは実際゛の製造工程で
は熱風乾燥されることケ考慮した〜めである。
第 2 表
※塩基交換容針は2.49 meq/gであり実験例1
と1ま誤差範囲内にあった。□ 第2表によれば塩基飽和度が35.3%以上では溶解性
に著しい変化が認められないことが判った。
と1ま誤差範囲内にあった。□ 第2表によれば塩基飽和度が35.3%以上では溶解性
に著しい変化が認められないことが判った。
なお、前述の如く溶解性は120秒以内を限度としてい
るのでこの条件を満たす塩基飽和度は35チ以上として
よいことが判明した。
るのでこの条件を満たす塩基飽和度は35チ以上として
よいことが判明した。
実験例3
次に実際の型造においては、基材の残留アルカリの中和
作業は、浸漬によらずロールコータ−により塗布含浸す
るものであること、及び塗布含浸時間は数秒であること
から現場の条件に近い条件で各種の酸を塗布含浸して得
た試料につき溶解性、溶解液のPH、白色度等を測定し
た。白色)−切についても105℃、10分間の熱処理
を併せ行なった。経實変化を知るためである。なお、酸
としては固体酸のみについて試験したがこれは固体酸は
その溶液を塗布、乾燥後は固体酸の塩および遊離の固体
酸として存在し、事実上吸湿性、潮解性がない限りイオ
ン交換反応は抑制されるので本発明の目的達成のために
は一層好ましいからである。
作業は、浸漬によらずロールコータ−により塗布含浸す
るものであること、及び塗布含浸時間は数秒であること
から現場の条件に近い条件で各種の酸を塗布含浸して得
た試料につき溶解性、溶解液のPH、白色度等を測定し
た。白色)−切についても105℃、10分間の熱処理
を併せ行なった。経實変化を知るためである。なお、酸
としては固体酸のみについて試験したがこれは固体酸は
その溶液を塗布、乾燥後は固体酸の塩および遊離の固体
酸として存在し、事実上吸湿性、潮解性がない限りイオ
ン交換反応は抑制されるので本発明の目的達成のために
は一層好ましいからである。
実験例2で用いたのと同一のCMC−Hを100%用い
て製造した14os/mの水溶紙を基材とし、酸の溶液
は酸指数の異なる固体酸をエタノール50重t%混合し
た水に溶解して調製した。なお酸溶液の濃度は100以
七を基準としたが酸処理紙の溶解液のPHがはS:5に
なるように各酸ごとに調整した。
て製造した14os/mの水溶紙を基材とし、酸の溶液
は酸指数の異なる固体酸をエタノール50重t%混合し
た水に溶解して調製した。なお酸溶液の濃度は100以
七を基準としたが酸処理紙の溶解液のPHがはS:5に
なるように各酸ごとに調整した。
一定着の水溶紙をそれぞれの酸溶液に2〜3秒間浸漬し
て引−トげ、加圧脱水し80℃で乾燥して供試々料とし
た。測定項目および試験結果は第3表のとおりであった
。
て引−トげ、加圧脱水し80℃で乾燥して供試々料とし
た。測定項目および試験結果は第3表のとおりであった
。
第 3 表
第3表によれば溶解性は酸指数の序列と関係し酸指数が
3.460のリンゴ酸から酸指数の低下につれて溶解時
間が長くなり、酸指数が3.036の酒石酸以下になる
とPHが5付近において熱処理後の酸処理紙は、難溶も
しくは不溶化することが判った。また酸指数が3,12
8のクエン酸の処理紙は熱処理後の溶解時間が梢々長(
なっているが、その塩基飽和度は35%以上とした限界
値内にはあると考えられた。− また酸処理をすれば耐変色性が著しく改善される身とも
対照品との比較において判明した。なお、實処理紙がR
溶もしくは不溶化する酸指数の分岐点は、この表によれ
ば3,036であるが、水溶紙には通常エーテル化度0
.25〜0.65の(、’MC−Hを用いること、この
実験には0.43のCM(,1−1−1を用いたこと、
エーテル化度が大きいほど耐酸性が増すこと等から本発
明に用いうる酸は酸指数が3以との酸であり、さらに3
゜5以七の固体酸が好ましい。
3.460のリンゴ酸から酸指数の低下につれて溶解時
間が長くなり、酸指数が3.036の酒石酸以下になる
とPHが5付近において熱処理後の酸処理紙は、難溶も
しくは不溶化することが判った。また酸指数が3,12
8のクエン酸の処理紙は熱処理後の溶解時間が梢々長(
なっているが、その塩基飽和度は35%以上とした限界
値内にはあると考えられた。− また酸処理をすれば耐変色性が著しく改善される身とも
対照品との比較において判明した。なお、實処理紙がR
溶もしくは不溶化する酸指数の分岐点は、この表によれ
ば3,036であるが、水溶紙には通常エーテル化度0
.25〜0.65の(、’MC−Hを用いること、この
実験には0.43のCM(,1−1−1を用いたこと、
エーテル化度が大きいほど耐酸性が増すこと等から本発
明に用いうる酸は酸指数が3以との酸であり、さらに3
゜5以七の固体酸が好ましい。
第3表に例示した酸のほか、アジピン酸(pka4.4
30)、グルタル酸(pka 4.34−3)等の固体
酸、酪酸(pka4,820)、乳酸(pka 3.8
58 )等の液体酸も好適なものとして例示できる。
30)、グルタル酸(pka 4.34−3)等の固体
酸、酪酸(pka4,820)、乳酸(pka 3.8
58 )等の液体酸も好適なものとして例示できる。
なお、無機酸についても本発明の要件を満たす限り、本
発明の技術的範囲に含まれる。また塗布含浸する酸のナ
トリウム塩など5PH緩衝剤として酸溶液に加えてもよ
い。
発明の技術的範囲に含まれる。また塗布含浸する酸のナ
トリウム塩など5PH緩衝剤として酸溶液に加えてもよ
い。
次に本発明の基材として用いる水溶紙について説明する
。
。
繊維状カルボキシメチルセルロースはセルロースグリコ
ール酸のナトリウム、カリウム等の1価金属塩の短繊維
であり、通常はナトリウム塩が用いられる。CMC−N
a から成る水溶紙は公知の他の繊維原料が配合され
ていてもよ(、公知の方法により製造される。たとえば
特公昭48−27605号開示の発明方法を略記すると
(、’MC−)1100 %又はCMC−)1と40重
[%以下の晒クラフトパルプとの混合紙料を抄紙しプレ
スフェルト上の湿紙匹にアルカリ水溶液を添加してCM
C−Hy中和した後、脱水、乾燥して製造する。CM(
、’−Hの二一チル化度は0.2〜1.0の範囲のもの
を用いうるが、通常は0.25〜0.65のものを用い
抄紙性、成紙の溶解性、強度等の点から0.40〜0.
60のものが最もよ(用いられる。0.65以上になる
と繊維の膨潤が著しくなり抄造し難くなるが、本発明の
基材としては処理すべき酸の種類によっては耐酸性を増
すため0.65〜1.0のものを用いる。0.25以F
のCMC−Hは抄造し易いが製品の溶解性が劣る。CM
C−H以外の製紙用纜維としては、その種類に特に制限
はな(、一般のセルロースバルブ、レーヨンなどの半合
成繊維、ポリエチレンなどの合成バルブ″、アクリル主
トリルなどの合成繊維等を使用目的により選定すれば良
いが通常は晒クラフトパルプ、晒サルファイドパルプ、
溶解パルプ等の化学バルブ及びレーヨンが用いられる。
ール酸のナトリウム、カリウム等の1価金属塩の短繊維
であり、通常はナトリウム塩が用いられる。CMC−N
a から成る水溶紙は公知の他の繊維原料が配合され
ていてもよ(、公知の方法により製造される。たとえば
特公昭48−27605号開示の発明方法を略記すると
(、’MC−)1100 %又はCMC−)1と40重
[%以下の晒クラフトパルプとの混合紙料を抄紙しプレ
スフェルト上の湿紙匹にアルカリ水溶液を添加してCM
C−Hy中和した後、脱水、乾燥して製造する。CM(
、’−Hの二一チル化度は0.2〜1.0の範囲のもの
を用いうるが、通常は0.25〜0.65のものを用い
抄紙性、成紙の溶解性、強度等の点から0.40〜0.
60のものが最もよ(用いられる。0.65以上になる
と繊維の膨潤が著しくなり抄造し難くなるが、本発明の
基材としては処理すべき酸の種類によっては耐酸性を増
すため0.65〜1.0のものを用いる。0.25以F
のCMC−Hは抄造し易いが製品の溶解性が劣る。CM
C−H以外の製紙用纜維としては、その種類に特に制限
はな(、一般のセルロースバルブ、レーヨンなどの半合
成繊維、ポリエチレンなどの合成バルブ″、アクリル主
トリルなどの合成繊維等を使用目的により選定すれば良
いが通常は晒クラフトパルプ、晒サルファイドパルプ、
溶解パルプ等の化学バルブ及びレーヨンが用いられる。
またその使用割合はCMC−Hの50重量係以下が好ま
しい。50重号係以上になると水中で繊維の結束を生じ
やすいからである。
しい。50重号係以上になると水中で繊維の結束を生じ
やすいからである。
本発明に用いる酸溶液の調製には、核酸が固体酸の場合
には水と相溶性のある有機溶媒と水との混合溶媒に所定
量乞溶解する。水と相溶性のある有機溶媒としてはメチ
ルアルコール、エチルアルコール、ブチルアルコール、
クロビルアルコールの如きアルコール類、アセトン、エ
チルメチルケト/、メチルクロビルケト/の如きケトン
類ヲ用いることができる。
には水と相溶性のある有機溶媒と水との混合溶媒に所定
量乞溶解する。水と相溶性のある有機溶媒としてはメチ
ルアルコール、エチルアルコール、ブチルアルコール、
クロビルアルコールの如きアルコール類、アセトン、エ
チルメチルケト/、メチルクロビルケト/の如きケトン
類ヲ用いることができる。
諌
酸がpka’c7)比較的低い固体酸、または液体酸で
ある場合にはその解離を抑制し所望の塩基飽和度の水溶
紙y5るために有機溶媒の混合比率の高い水溶媒を用い
ることが好ましい。通常は製潰コストの点も加味して各
々50重1%の混合溶媒を用いる。
ある場合にはその解離を抑制し所望の塩基飽和度の水溶
紙y5るために有機溶媒の混合比率の高い水溶媒を用い
ることが好ましい。通常は製潰コストの点も加味して各
々50重1%の混合溶媒を用いる。
有機溶媒の混合比率はCM(、’−Hのエーテル化度、
他の繊維原料の種類と配合割合、酸の種類、水溶紙の秤
擬等を考慮して沢定するが30重i%以上が必要である
。酸の溶解濃度は固体酸、液体酸とも通常は0.3〜1
0重量lの範囲で、酸処理紙の紙面PHもしくは溶解液
のPHおよび溶解性を測定しつへ調節する。本発明水溶
紙中のCMC−Naの塩基飽和度の変動因子はCMC−
N aのエーテル化度、酸の種類、酸指数、溶媒の組成
、溶液中の酸濃度、塗布速度等であるが、一定の材料を
用い塗布速度が同一であれば、酸濃度によシ決足される
。酸溶液の塗布含浸に、抄紙機上で乾燥後の基材にサイ
ズプレスを用いて塗布するか、抄紙後、塗工機のロール
コータ−などで電布し、80〜120℃で乾燥する。乾
燥によp有機溶媒にすべて蒸発する。
他の繊維原料の種類と配合割合、酸の種類、水溶紙の秤
擬等を考慮して沢定するが30重i%以上が必要である
。酸の溶解濃度は固体酸、液体酸とも通常は0.3〜1
0重量lの範囲で、酸処理紙の紙面PHもしくは溶解液
のPHおよび溶解性を測定しつへ調節する。本発明水溶
紙中のCMC−Naの塩基飽和度の変動因子はCMC−
N aのエーテル化度、酸の種類、酸指数、溶媒の組成
、溶液中の酸濃度、塗布速度等であるが、一定の材料を
用い塗布速度が同一であれば、酸濃度によシ決足される
。酸溶液の塗布含浸に、抄紙機上で乾燥後の基材にサイ
ズプレスを用いて塗布するか、抄紙後、塗工機のロール
コータ−などで電布し、80〜120℃で乾燥する。乾
燥によp有機溶媒にすべて蒸発する。
本発明により製造される水溶紙に上記の手段により中性
ないし弱酸性、pH値でに5〜8の範囲内にあり耐変色
性が改善された。のみならず強度が10%以上改善され
ることも判明した。その理由としては、本発明において
は通常、基材に残留するアルカリの中和当量の稍々過剰
量の酸を塗布含浸するのでCMC−Naの一部が水溶性
を害しない程度にCMC−Hとなり、これが乾燥時に水
素結合全形成し、シートの乾燥強度を高めたものと思わ
れる。同様の理由により紙水分(20℃、65%XH)
も減少したので紙強度の増加と併せて加工適性の向上に
寄与できると考えられた。
ないし弱酸性、pH値でに5〜8の範囲内にあり耐変色
性が改善された。のみならず強度が10%以上改善され
ることも判明した。その理由としては、本発明において
は通常、基材に残留するアルカリの中和当量の稍々過剰
量の酸を塗布含浸するのでCMC−Naの一部が水溶性
を害しない程度にCMC−Hとなり、これが乾燥時に水
素結合全形成し、シートの乾燥強度を高めたものと思わ
れる。同様の理由により紙水分(20℃、65%XH)
も減少したので紙強度の増加と併せて加工適性の向上に
寄与できると考えられた。
以ト、説明した如く、本発明方法によれば、従来の水溶
紙が単に中性ないし弱酸性に調節されるだけでなく、紙
強度の増加、変色の防止、紙水分の低下等の効果を奏す
るものであり、か(して水溶紙に関する問題点を解決し
産業界に寄与しうるものである。
紙が単に中性ないし弱酸性に調節されるだけでなく、紙
強度の増加、変色の防止、紙水分の低下等の効果を奏す
るものであり、か(して水溶紙に関する問題点を解決し
産業界に寄与しうるものである。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが実施例
1では、溶解残渣が残らないことが要望される機密文書
用水溶紙を目的とした〜めCMC−Na100%から成
る水溶紙を基材とした。また実施例2,3ではそれぞれ
産渠用資材、衛材用を目的としたので、それらの加工適
性、商品特性等を満足させるために木材パルプを配合し
た紙料から成る水溶紙を基材とした。従って実施例2,
30本発明水溶紙の溶解性は溶解分散性として表わl−
だ。なお、本発明はこれらの実栴例に限定されるもので
はない。
1では、溶解残渣が残らないことが要望される機密文書
用水溶紙を目的とした〜めCMC−Na100%から成
る水溶紙を基材とした。また実施例2,3ではそれぞれ
産渠用資材、衛材用を目的としたので、それらの加工適
性、商品特性等を満足させるために木材パルプを配合し
た紙料から成る水溶紙を基材とした。従って実施例2,
30本発明水溶紙の溶解性は溶解分散性として表わl−
だ。なお、本発明はこれらの実栴例に限定されるもので
はない。
実楕例1
エーテル化1f 0.43の繊維状CMC−Hにチリ/
化学製)100部から成る紙料を抄紙し、抄紙機との湿
紙匹にlO係濃度の炭酸ソーダ水溶液を塗布、含浸し乾
燥して約120g/m”の水溶紙を製造した。この水溶
紙の紙面PHは1O16、溶解液のPHは10.2であ
った。酸溶液はコハク酸および緩衝剤としてコハク酸ナ
トリウムをエタノール、水混合液(i:iz緻部ンに溶
解して調製した。コハク酸濃度1,5チ、コハク酸ナト
リウム濃1蜆1.2%であった。
化学製)100部から成る紙料を抄紙し、抄紙機との湿
紙匹にlO係濃度の炭酸ソーダ水溶液を塗布、含浸し乾
燥して約120g/m”の水溶紙を製造した。この水溶
紙の紙面PHは1O16、溶解液のPHは10.2であ
った。酸溶液はコハク酸および緩衝剤としてコハク酸ナ
トリウムをエタノール、水混合液(i:iz緻部ンに溶
解して調製した。コハク酸濃度1,5チ、コハク酸ナト
リウム濃1蜆1.2%であった。
ロールコータ−を用いて基材に酸溶液を塗布含浸し80
℃で熱風乾燥し本発明の水溶紙を製造した。この紙面に
ブロムクレゾールバーグルPH指示薬を塗布したところ
全面むらな(PH6,0前後の呈色を示した。従って未
反応の炭酸ソーダは存在せず、完全に中和された。基材
の塩基置換容量は2.49 meq/、F であった。
℃で熱風乾燥し本発明の水溶紙を製造した。この紙面に
ブロムクレゾールバーグルPH指示薬を塗布したところ
全面むらな(PH6,0前後の呈色を示した。従って未
反応の炭酸ソーダは存在せず、完全に中和された。基材
の塩基置換容量は2.49 meq/、F であった。
また本発明水溶紙からコハク酸およびコハク酸ナトリウ
ムを除いて塩基飽和度を測定したところ75.5%であ
った。従来の水溶紙と本発明の水溶紙につき特に白色度
、紙力の点に注目して試験を行ない結果を第4表に示し
た。なお、加熱処理試験は製品の長期在庫、高温期の輸
送等ケ考慮しかなり厳しい条件で行なった。
ムを除いて塩基飽和度を測定したところ75.5%であ
った。従来の水溶紙と本発明の水溶紙につき特に白色度
、紙力の点に注目して試験を行ない結果を第4表に示し
た。なお、加熱処理試験は製品の長期在庫、高温期の輸
送等ケ考慮しかなり厳しい条件で行なった。
第 4 表
第4表によれば製品シートの各強度は少なくとも10係
は向上している。特に経日変化を見るために行なった加
熱試験の結果によると従来の水溶紙に存在した折#7曲
げ(耐折強さ]の脆さが著しく改善された。白色度の低
下は完全には防ぎ得ないが数値の示す如(従来の水浴紙
は加熱処理により褐色となり商品価値を失なったが本発
明によれば十分に白さを保有している。この水溶紙はf
lWt後残渣を残さないから機密文書用の筆記、印刷用
紙として好適であった。なお、従来の水溶紙において本
発明程度の耐折強さを保有させるには晒クラフトパルプ
をlO〜20チ配合する必要があるので、きれいな溶解
液は得られない。また、水分(20℃、65チ漱H)も
16.3チから13.4%に減少したから湿潤期、乾燥
期における吸放湿の幅が小さくなることが期待されこの
点も加工適性の向とに寄与すると考えられる。
は向上している。特に経日変化を見るために行なった加
熱試験の結果によると従来の水溶紙に存在した折#7曲
げ(耐折強さ]の脆さが著しく改善された。白色度の低
下は完全には防ぎ得ないが数値の示す如(従来の水浴紙
は加熱処理により褐色となり商品価値を失なったが本発
明によれば十分に白さを保有している。この水溶紙はf
lWt後残渣を残さないから機密文書用の筆記、印刷用
紙として好適であった。なお、従来の水溶紙において本
発明程度の耐折強さを保有させるには晒クラフトパルプ
をlO〜20チ配合する必要があるので、きれいな溶解
液は得られない。また、水分(20℃、65チ漱H)も
16.3チから13.4%に減少したから湿潤期、乾燥
期における吸放湿の幅が小さくなることが期待されこの
点も加工適性の向とに寄与すると考えられる。
実施例2
アルミニウムを腐食しない中性の水溶紙の製造乞目的と
した。エーテル化!!j 0.54の繊維状CM(,1
−Hにチリン化学製)80部と晒クラフトパルプ20部
とから成る湿紙に抄紙機上で10%#度の炭酸ソーダ水
浴e、乞塗布して坪駄12og/rr?の水溶紙を製造
した。酸としては酢酸とクエン飯を2:3のit比で混
合し、メタノール、水混合溶媒(1:1trt部)に溶
解し1.25重縦チ濃度の溶液ヲ調製した。ロールコー
タ−を用いて基材に塗布含浸し80℃で熱風乾燥し中性
の水溶紙を製造した。酸の付着量は1.9g/rrlで
あり、紙面P[−15,8、溶解分散液のPI−1は7
.2 、溶解分散時間は基材の6秒に対し13秒であっ
た。基材の塩基置換容量は2.79 meq/g(計算
値)、本発明水溶紙の塩基飽和度は65.1チであった
。
した。エーテル化!!j 0.54の繊維状CM(,1
−Hにチリン化学製)80部と晒クラフトパルプ20部
とから成る湿紙に抄紙機上で10%#度の炭酸ソーダ水
浴e、乞塗布して坪駄12og/rr?の水溶紙を製造
した。酸としては酢酸とクエン飯を2:3のit比で混
合し、メタノール、水混合溶媒(1:1trt部)に溶
解し1.25重縦チ濃度の溶液ヲ調製した。ロールコー
タ−を用いて基材に塗布含浸し80℃で熱風乾燥し中性
の水溶紙を製造した。酸の付着量は1.9g/rrlで
あり、紙面P[−15,8、溶解分散液のPI−1は7
.2 、溶解分散時間は基材の6秒に対し13秒であっ
た。基材の塩基置換容量は2.79 meq/g(計算
値)、本発明水溶紙の塩基飽和度は65.1チであった
。
アルミニウムの腐蝕テストは従来の水溶紙、本発明水溶
紙、参考として試薬1級CMCについて行った。いずれ
も1電歇%濃度の溶解分散液(溶解液)中にアルミニウ
ム線を浸漬し、7日後に表面状輻ヲ肉眼で判定した。そ
の結果、従来の水溶紙の溶解分散液に浸漬したアルミニ
ウム線はかなり黒(変色したが、本発明水溶紙、試薬1
級CMCの場合には何れも変色は殆んど認められなかっ
た。
紙、参考として試薬1級CMCについて行った。いずれ
も1電歇%濃度の溶解分散液(溶解液)中にアルミニウ
ム線を浸漬し、7日後に表面状輻ヲ肉眼で判定した。そ
の結果、従来の水溶紙の溶解分散液に浸漬したアルミニ
ウム線はかなり黒(変色したが、本発明水溶紙、試薬1
級CMCの場合には何れも変色は殆んど認められなかっ
た。
従って本発明水溶紙をテープ状にしてアルミニウム#i
!を巻いて用いた後溶解流去させる用途に好適である。
!を巻いて用いた後溶解流去させる用途に好適である。
実施例3
衛材用の中性の水溶紙を製造することを目的とした。エ
ーテル化1i0.65の繊維状CMC−Hにチリン化学
製)80部、溶解用パルプ20部とから成る紙料を実施
例2と同様にして坪量40g/m’の水溶紙を製造しこ
れを基材とした。
ーテル化1i0.65の繊維状CMC−Hにチリン化学
製)80部、溶解用パルプ20部とから成る紙料を実施
例2と同様にして坪量40g/m’の水溶紙を製造しこ
れを基材とした。
酸としては乳酸をエタノール、水混合溶媒(2:1重唱
゛部)に溶解し濃度15重喰係の浴液を調製した。ロー
ルコータ−を用いて塗布含浸し、80℃で熱風乾燥し、
はy中性の水溶紙?製造した。
゛部)に溶解し濃度15重喰係の浴液を調製した。ロー
ルコータ−を用いて塗布含浸し、80℃で熱風乾燥し、
はy中性の水溶紙?製造した。
乳酸の塗布喰は0.7fl/ぜ、紙面PH6,3,溶解
分散液のPI(7,4であり溶解分散性は規格内にあり
良好であった。
分散液のPI(7,4であり溶解分散性は規格内にあり
良好であった。
基材の塩基置換容量は3.25 meq/、F(計算値
)、本発明水溶紙の塩基飽和度は74.6’lであった
。
)、本発明水溶紙の塩基飽和度は74.6’lであった
。
この中性の水溶紙はしっとりとした柔かい風合い乞もち
、乳酸により中性化されているので婦人、乳幼児の肌に
刺戟を与えることな(衛材用として好適であった。
、乳酸により中性化されているので婦人、乳幼児の肌に
刺戟を与えることな(衛材用として好適であった。
特許出願人 三島製紙株式会社
Claims (1)
- 繊維状カルボキシメチルセルロースから成る水溶紙もし
くは繊維状カルボキシメチルセルロースに製紙用繊維を
混合して成る水溶紙を基材とし、水中酸相″数が3以上
の酸を有機溶媒と水との混合溶媒に溶解した溶液を該基
材に塗布含浸すること、かつ該塗布含浸工程において塗
布含浸して成る紙匹中の繊維状カルボキシ゛メチルセル
ロースの塩基飽和度を35チ以上に維持しつ〜、該紙匹
の紙面もしくは溶解液を中性ないし弱酸性に調節するこ
とを特徴とする耐候性および強度の勝れた水溶紙の製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24508183A JPS60139899A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 耐候性および強度の勝れた水溶紙の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24508183A JPS60139899A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 耐候性および強度の勝れた水溶紙の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60139899A true JPS60139899A (ja) | 1985-07-24 |
JPH0223638B2 JPH0223638B2 (ja) | 1990-05-24 |
Family
ID=17128313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24508183A Granted JPS60139899A (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 耐候性および強度の勝れた水溶紙の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60139899A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63153954U (ja) * | 1987-03-30 | 1988-10-11 | ||
WO1991002249A1 (en) * | 1989-08-10 | 1991-02-21 | Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha | Water-disintegrable material and testing member for bodily fluid prepared therefrom |
JPH04343796A (ja) * | 1991-05-14 | 1992-11-30 | Ishizuka Glass Co Ltd | 抗菌抗かび性を持つ水溶性紙 |
EP2280099A1 (de) | 2009-07-31 | 2011-02-02 | Kelheim Fibres GmbH | Regenerierte Cellulosestapelfaser |
-
1983
- 1983-12-28 JP JP24508183A patent/JPS60139899A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63153954U (ja) * | 1987-03-30 | 1988-10-11 | ||
WO1991002249A1 (en) * | 1989-08-10 | 1991-02-21 | Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha | Water-disintegrable material and testing member for bodily fluid prepared therefrom |
JPH04343796A (ja) * | 1991-05-14 | 1992-11-30 | Ishizuka Glass Co Ltd | 抗菌抗かび性を持つ水溶性紙 |
EP2280099A1 (de) | 2009-07-31 | 2011-02-02 | Kelheim Fibres GmbH | Regenerierte Cellulosestapelfaser |
WO2011012423A1 (de) | 2009-07-31 | 2011-02-03 | Kelheim Fibres Gmbh | Regenerierte cellulosestapelfaser |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0223638B2 (ja) | 1990-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6361651B1 (en) | Chemically modified pulp fiber | |
JP4112797B2 (ja) | 減成された疎水性粒子状澱粉および紙のサイジングにおけるそれらの使用 | |
US5112445A (en) | Gellan gum sizing | |
CN102561060B (zh) | 一种用于纺织品印花的印花糊料 | |
Baker | Methylcellulose and sodium carboxymethylcellulose: An evaluation for use in paper conservation through accelerated aging | |
DE2544401A1 (de) | Zubereitung zum leimen von papier | |
DE2020134A1 (de) | Verfahren zur Herstellung einer Klebstoffzubereitung | |
DE1446672A1 (de) | Modifiziertes Staerkeprodukt zum Auftragen auf Bahnen auf Cellulosegrundlage | |
US3313641A (en) | Dispersions and process therefor | |
JPS60139899A (ja) | 耐候性および強度の勝れた水溶紙の製造法 | |
DE3716755A1 (de) | Textilschlichte | |
JP2501534B2 (ja) | 水解紙 | |
BR112016017925B1 (pt) | Formulação de colagem estabilizada | |
US3236721A (en) | Reaction product of a dialdehyde polysaccharide with a metal salt and preparing paper containing same | |
DE1918415A1 (de) | Verfahren zum Leimen von Papier und dadurch geleimtes Papier | |
US3112214A (en) | Process for sizing cellulose sheets with a starch derivative bearing vicinalglycol groups | |
JP2516751B2 (ja) | 紙用塗工組成物 | |
US2184312A (en) | Manufacture of paper | |
EP0356531B1 (de) | Wasserfester fotografischer Papierträger | |
US3313803A (en) | Hydroxyalkyl starch ether products | |
US4161423A (en) | Use of a dissolved cellulose as a dry strength agent and drainage aid for paper | |
DE2201067C3 (ja) | ||
JPH0311831B2 (ja) | ||
US3348904A (en) | Paper parchmentized with ortho-phosphoric acid | |
JP2847532B2 (ja) | 体液検査体用の支持体 |