JPS60137369A

JPS60137369A - 医療器具用接続部材

Info

Publication number: JPS60137369A
Application number: JP58252102A
Authority: JP
Inventors: 島中　寛孝
Original assignee: Nippon Medical Supply Corp
Current assignee: Nippon Medical Supply Corp
Priority date: 1983-12-26
Filing date: 1983-12-26
Publication date: 1985-07-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、テーパー嵌合し得る雄部材および雌部材より
構成されてなる接続部材蕎こ関する。さらに詳しくは、
嵌合保持力の優れた接続部材−と関する。

従来より、シリンジと針との接続や輸液器具番とおける
針とタコ管との接続などのように、医療器具の接続には
ルアー・チーｔＸ６−と呼ｉすれるテーノ（−状の嵌合
面を有する雄部材と雌部材より構成される合成樹脂製の
接続部材が使用されてＬ’ｌる。しかし、このような接
続部材の嵌合保持力Ｃよ充分とは言えず、製品輸送時あ
る０は使用時などにしＣ，ｆしば嵌合が外れてしまう。

特に滅菌などにより力ｌ熱処理を受けると、嵌合部材同
志の圧迫力力（緩和されるので摩擦力が低下し、さらに
嵌合力（外れやすくなる。そこで、嵌合が外れるのを防
く゛ため薯と−Ｓの製品にはネジによるロック機構を採
用し１こものもあるが、部材を回転させる必要力（ある
ため面倒である。また、シリンジと針との接続部こお（
１ては、シリンジの目盛と針の刃面の方向を一致させる
必要があり、タコ管と針との接続≦こおＬ）てＧよタコ
管の空気溜めと針の刃面の方向を一致させる必要がある
が、ネジを用いた場合には、このような方向の規制がで
きない欠点がある。さらに、嵌合保持力を高めるため、
実開昭５７−７４０５８号公報においては、雄部材の基
端側に軸方向に平行な突起を設け、雌部材にはこの突起
を係止する溝を設けた接続部材が提案されているが、こ
の場合には従来より使用されている接続部材との互換性
がないため、汎用性に欠けるものである。また、両部材
に高い寸法精度が要求されるため、製造コストが高くな
る欠点がある。

本発明者らは、従来技術の有する問題点を解決すべく種
々検討した結果、本発明に到達した。すなわち本発明の
目的は、嵌合保持力の飛曜的に向上した接続部材を提供
することにある。また他の目的は、従来より使用されて
いるルアー・テーパー嵌合接続部材と互換性を有する接
続部材を提供することにある。さらに他の目的は、方向
を自由に規制することができ、着脱の容意な接続部材を
提供することにある。

本発明の接続部材は、テーパー嵌合し得る雄部材および
雌部材より構成されており、該雄部材および／または雌
部材の嵌合部には、接続部端部側より軸方向に徐々に両
さが高くなる傾斜面と、これに続いて高さが急激に低く
なる面より構成される微細な突条が周方向に設けられて
いる。

以下図面に基づいて本発明を説明する。第１図は従来の
テーパー嵌合接続部材の一例についての断面図であり、
雄部材ｌと雌部材２より構成されているものである。そ
して、雄部材ｌを雌部材２の中に押し込むことにより接
続が達成される。第２図は本発明の接続部材の一実施例
についての断面図である。この実施例においては、雌部
材２の嵌合部には微細な突条８が周方向に連続して１本
設けられている。第３図は第２図の■の部分の拡大図で
あり、図かられかるように、突条８は接続端部側（図で
は右側）より軸方向に徐々に高さが高くなる傾斜面４と
、これに続いて高さが急激に低くなる而５より構成され
ている。而４が嵌合部となす角θ１は、而５が嵌合面と
なす角θ２より小さいことが必要である。　θｌの好ま
しい範囲はｌＯ〜６０°であり、θ２の好ましい範囲は
３０°以上である。また、突条の好ましい高さはｏ、ｏ
ｉ〜０．５鱈であり、好ましい幅は０．Ｏ１〜１．０１
１Ｍである。このような形状の突条を設けたことにより
、雄部材ｌが挿入されて嵌合されたときの嵌合保持力が
向上し、簡単には離脱しなくなる。突条の形状が上述し
たようなものでなく、例えば断面が半円形であったり四
角形である場合には、本発明にくらべて嵌合保持力が小
さく、本発明の効果は達成されない。本発明において嵌
合保持力が大きい理由は明確ではないが、突条８と他方
の部材との接触面積が小さいこと、θｌ〈θ寥なる形状
になっていることおよび合成樹脂の適度の硬度が相剰的
に作用して、嵌合の脱離が阻止されるためではないかと
推定される。

本発明においては、突条８における面４が嵌合面となす
角度０重は９０°よりも小さくなければならないが、面
５が嵌合面となす角度θ！は第４図に示すように９０’
でもよく、場合によっては９０°より大きくてもよい。

また、θｌおよびθ２は面全体を通じて同一である必要
はなく、第５図に示すように２５一段になっていても、あるいは連続的に変化していてもよ
い。

さらに本発明における突条は、周方向に設けられている
が、全周にわたって設けられていても部分的に設けられ
ていてもよい。第６図は全周に突条８の設けられた雌部
材を接続部端部側から見た図である。また第７図は突条
を部分的に設けた例であり、４つの突条が対称的に設け
られている。

突条を全周に設けない場合には、対称的に設けるのが好
ましく、嵌合部の気密性の点からは全周に設ける方が好
ましい。

上述した例においては、突条は連続または不連続のもの
が１列だけ設けられているが、突条の数は１本に限定さ
れるものではなく、２本以上を並行して設けてもよい。

さらに突条は雄部材に設けてもよく、雌部材と雄部材の
両方に設けてもよい。

第８図は、突条を雄部材に設けた実施例についての断面
図である。

以上述べたように、本発明の接続部材は、雄部材または
雌部材の一方に特定形状の突条を設ける６− だけできわめて高い嵌合保持力が得られる。しかも、突
条を設けない方の部材は、従来より使用されているルア
ー・テーパ一部材をそのまま使用することができるので
、従来のものとの間に互換性もある。さらに、嵌合保持
力が高いにもがかわらず、雌雄部材同志をねじってやれ
ばきわめて簡単に嵌合を外すことができる。その理由は
、嵌合部にテーパーが付いているので常に雄部材を押し
出す方向に圧迫力が働いており、ねじった際に雄部材が
押し出されて嵌合が外れるためではないがと思われる。

このように、本発明の接続部材は、雄部材を雌部材に押
し込むだけできわめて大きな嵌合保持力が得られ、しか
も部材同志をねじってやれば容易に嵌合を外すことがで
きる利点を有しており、針とシリンジとの接続、針とタ
コ管との接続などに有用である。

以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はかかる実施例により何ら限定されるものでは
ない。

実施例第２図および第３図に示すように、雌部材に突条（高さ
Ｑ、１ｍＭ、幅０．２１ｇ）を全周にわたって　１本設
けた接続部材を作成した。また比較のために断面が半円
形の突条を設けたものも作成し、５　ｋｇ、４ｍの力で
嵌合したときの引き抜き抵抗を測定した。

その結果、本発明のものの引き抜き抵抗は４．３ｋｇで
あったが、比較例のものは２．５　ｋｇであった。

また従来より使用されているルアー・テーパ一部材の引
き抜き抵抗は１．７ｋｇであった。このように本発明の
接続部材はきわめて高い嵌合保持力が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のルアー・テーパー接続部材の断面図であ
る。第２図は本発明の接続部材の一実施例についての断
面図であり、第３図は第２図の川の部分についての拡大
図である。また、第４図および第５図は本発明の他の実
施例についての突条の部分拡大断面図である。第６図お
よび第７図は本発明の接続部材の雌部材を接続部端部側
より見た正面図である。さらに第８図は、本発明の他の
実施例についての断面図である。１、・・・・・・・雄部材２・・・・−・・雌部材３・・・・・・・突　条特許出願人株式会社日本メディカル・サプライ９− 第４図第６図第８第５図第７図図

Claims

【特許請求の範囲】（１１テーパー嵌合し得る雄部材および雌部材より構成
されてなる接続部材において、該雄部材および／または
雌部材の嵌合面に、接続部端部側より軸方向に徐々に高
さが高くなる傾斜面と、これに続いて高さが急激に低く
なる面より構成される微細な突条が周方向に設けられて
いることを特徴とする医療器具用接続部材。（２）突条が、高さ０．旧〜Ｑ、５ｇｉ、幅０．０１−
１．０Ｉｍの範囲にある特許請求の範囲第１項記載の接
続部材。（８）　突条が全周にわたって設けられている特許請求
の範囲第１項または第２項記載の接続部材。（４）　突条が１本である特許請求の範囲第３項記載の
接続部材。（５）突条が複数本である特許請求の範囲第８項記載の
接続部材。